ポリフェノール/フラボノイド組成物および口腔衛生製品を調合する方法

 

口腔内の炎症性疾患を処置するための、口腔衛生製品中で比較的不溶性のアグリコンであるポリフェノールのマイクロエマルジョンおよび可溶性アルカリ金属塩が開示される。本調合物は、殺菌剤または静菌薬として作用する可能性がある。本方法は、高温のポリフェノール/界面活性剤濃縮物の形成、界面活性剤の存在下におけるナノ粒子の沈殿プロセス、およびアルカリ性の口腔用組成物中での可溶性アルカリ金属塩の形成による比較的不溶性のアグリコンであるポリフェノール/フラボノイドの可溶化に関連するプロセスを包含する。

 

 

本出願は、2013年3月15日付けで出願された米国特許出願第61/791,384号に基づいており、その優先権の利益を主張するものであり、その全内容物は、参照により本明細書に明示的に組み入れられる。
発明の分野
本発明は、歯肉炎および歯根膜炎などの様々な口腔の炎症状態を処置するための口腔用組成物を提供する。
口腔的に許容できる組成物は、歯磨き剤、ペースト、ゲル、粉末、マウスリンス、口内洗浄剤、歯質強化剤(tooth hardener)、医薬品、歯石予防組成物、フィルム、スラリー、注射用液剤、およびロゼンジなどの多種多様の形態で存在し得る。
より特定には、アグリコンであるポリフェノールの水溶性を改善するための組成物および方法が開示される。このような組成物および方法は、安定なポリフェノールの濃縮物、マイクロエマルジョン、およびアルカリ性ポリフェノール塩を利用する。また、細菌増殖を阻害する、および/または停止させる方法も包含される。
個々のフラボノイドは、ウイルスおよび細菌などの微生物に対する毒性と有効性両方の観点で、それらの生物活性が大きく変動する(または不活性になる)可能性がある。ポリフェノール化合物を含む組成物は、抗酸化、抗炎症、抗菌および抗ウイルス活性などの多様な生物活性を有することが報告されている。
ポリフェノール、特定にはフラボンおよびフラボノールフラボノイドの比較的不溶性のアグリコン型は、抗齲蝕特性を有する。数々のインビトロおよびインビボでの研究で、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)などの細菌性微生物および炎症性感染に対するこれらのフラボノイドの作用が調査されてきた。
全てのフラボノイドは、ポリフェノール化合物の亜集団であるが、同じ基礎的な化学構造、すなわちヒドロキシル(OH)基が結合した3環の分子を有する。フラボノイドは、後述されるような以下の一般的な分子構造を有する。

フラボノイドは、およそ5,000種の天然に存在する化合物を含む。多数の他の置換が起こる可能性があることから、フラボン(例えば、アピゲニン、ルテオリンなど)、フラボノール(例えば、ケルセチン、ミリセチンなど)、フラボノン(例えば、ナリンゲニン(narigenin)、ヘスペリジンなど)、フラボノール(またはカテキン)(例えば、エピカテキン、ガロカテキンなど)、アントシアニジン(例えば、シアニジン(cyaniding)、ペラルゴニジンなど)、およびイソフラボン類(例えば、ゲニステイン(gunistein)、ダイゼイン(daidezin)など)などの多くのタイプのフラボノイドが生じる。フラボンは、抗酸化特性、抗突然変異性特性、抗発癌特性、抗炎症特性、増殖抑制特性、および進行抑制特性を有することが研究から実証されている。(Patel, Dら、Apigenin and cancer chemoprevention:Progress, potential, and promise、Intl. J. Oncology、2007年1月; 30(1):233〜45)。
ロチェスター大学医療センター(University of Rochester Medical Center)での研究者による以前の研究では、アグリコンであるフラボノイド、具体的に言えば樹脂状のミツバチ生成物であるプロポリス中のフラボンおよびフラボノールの成分が、口腔微生物の成長およびそれに関連する酵素のグルコシルトランスフェラーゼ(GTF)の活性の阻害に関与することが指摘された。この天然産物中に、数種の化合物、主としてポリフェノールが確認されている。プロポリス中に見出されるフラボノイド、ケイ皮酸誘導体、およびテルペノイドなどの30種の化合物を、ストレプトコッカス・ミュータンス由来GTFのB、C、およびD、ならびにS.サングイス(S. sanguinis)由来GTF(GTF S)を阻害する能力に関して試験した。
研究者は、フラボンおよびフラボノールは、溶液中のGTF活性の有力な阻害剤であることを指摘した。アピゲニン、すなわち4’,5,7−トリヒドロキシフラボンは、溶液中(135μg/mlの濃度で90.5〜95%の阻害)およびsHAビーズの表面上(135μg/mlで30〜60%)の両方において、最も有効なGTF阻害剤であり、新規で最も有力な天然のGTF活性阻害剤としても引き合いに出されてきた。(Kooら、Effects of Compounds Found in Propolis on Streptococcus Mutans Growth and on Glucosyltransferase Activity, Antimicrob Agents Chemother、2002年5月;46(5):1302〜9)。
米国特許出願第2004/0057908号は、虫歯、歯垢形成、歯肉炎、カンジダ症、歯科的な口内炎、アフタ性潰瘍形成、または真菌感染を予防もしくは処置するのに効果的な、基剤中に分散された感覚刺激的に好適な基剤と所定量のテルペノイドおよびフラボノイドとを包含する口腔用組成物を教示している。当該発明はまた、テルペノイド、フラボノイド、またはその両方を含有する口腔用組成物の様々な使用にも関し、このような使用としては、表面に付着したグルコシルトランスフェラーゼ(glusosyltransferase)の活性を阻害すること;虫歯、歯肉炎、カンジダ症、および義歯性口内炎を処置または阻害すること;口腔表面上における微生物の蓄積を阻害すること;ならびに/または口腔表面上におけるアフタ性潰瘍形成を処置もしくは阻害することが挙げられる。
がんに関するほぼ全てのアピゲニンの研究および他の調査研究、例えば引用されたKooらの研究などでは、アピゲニンは水に難溶であり(0.003ミリグラム/ミリリットル(mg/ml))、同様に他の口腔用組成物に好適な水性および有機溶媒にも難溶であるため、最適な溶媒としてジメチルスルホキシド(DMSO)および100%エチルアルコールが利用されてきた。(Liら、Evaluation of Apigenin and [G-3H], Apigenin and analytical method development, J. of Pharmaceutical Sciences. 86巻、6号、1997年6月)。しかしながら、DMSOおよび/または100%エチルアルコールを含有するアピゲニン用媒体の使用は、ヒト口腔用製剤にとって好適ではない。
アピゲニンは、義歯性口内炎の処置にとってそれを有効にする抗真菌作用があることが示されてきた(Herreraら、The Antifungal effect of 6 commercial extracts of Chilean propolis on Candida spp. Cien. Inv. Agr. 37(1):75〜84 2010)。またアピゲニンは、歯周疾患に関しても調査されてきたことから、抗炎症薬としても作用する可能性がある(Anti-inflammatory effects of apigenin on nicotine and lipopolysaccharide stimulated human periodontal ligament cells via heme oygenase. 2009年11月、1374〜1380、9巻12号、Int Immunology)。アピゲニンは強い抗酸化剤であり、ハムスターにおいて口腔発癌現象を阻害することが示された。(S. Sylvan、Chemotherapeutic potential of apigenin in 7,12, dimethyl anthracene induced experimental oral carcinogenesis、Eur J pharmacol、2011年11月、670 23)。
アピゲニンは、ヒトの歯根膜(hPDL)細胞において抗炎症活性を有し、ヘムオキシゲナーゼ−1(HO−1)1の作用を含む新規のメカニズムを介して作用する。したがって、アピゲニンは、喫煙および歯垢に関連する歯周疾患の予防および処置における宿主の調節剤として利益を有する。(Gil-Saeng Jeongら;Anti-inflammatory effects of apigenin on nicotine- and lipopolysaccharide-stimulated human periodontal ligament cells via heme oxygenase-1、International Immunopharmacology、9巻、2009年11月)。
米国特許出願第2012/0213842号は、フラボノイドを製造および使用する方法を教示している。
米国特許第8,637,569号は、難溶性化合物の溶解性を増加させる方法、ならびにこのような化合物の調合物を製造および使用する方法に関する。米国特許出願第61/886977号は、ポリフェノールを含有する飲料およびそれらの製造方法を教示している。
背景として、過酸化水素は、重炭酸ナトリウムと組み合わされると、共同して急速に分解する可能性がある。典型的には、過酸化水素などの過酸化物は、アルカリ、熱、光および/または金属イオンの存在下で以下のように分解する可能性がある:
2H→2HO+O(気体)。
加えて、炭酸ナトリウム過酸化物(sodium carbonate peroxide)は、以下のように炭酸ナトリウムと過酸化水素とに分解する:
2NaCO・3H(炭酸ナトリウム過酸化物)→2NaCO+3H
過酸化水素は、有力な酸化剤として、且つ抗菌剤として作用する。さらに、炭酸ナトリウム(pHは約10.5)の高いアルカリ度が、過酸化水素の酸化作用を押し上げる。
同様に、重炭酸ナトリウムは、以下のように、過酸化水素、熱および/または水の存在下で分解する可能性がある:
2NaHCO→NaCO+HO+CO(気体)。
いくつかの臨床試験から、重炭酸ナトリウムの歯磨き剤は、重炭酸ナトリウム非含有歯磨き剤製品よりいっそう大幅に歯のブラッシングによるプラーク除去の有効性を強化したことが実証されている。(Putt, M..Sら、Enhancement of Plaque Removal Efficacy by Tooth Brushing with Baking Soda Dentifrices:Results of Five Clinical Studies、J. Clin Dent、2008、19(4);11〜9)。(Mankodi, S.ら、Evaluation of the Effects of Brushing on the Removal of Dental Plaque、J. Clin Dent、1998;9(3)57〜60)。(Drake, D.R.、Enhanced Bactericidal Activity of Arm and Hammer Dental Care、Am J Dent、1995年12月;8(6):308〜312)。さらに過酸化水素と重炭酸ナトリウムとの組合せの局所適用は、相乗的な酸化性の抗菌活性を示した。(Miyasaki, K.T.ら、Antimicrobial Properties of Hydrogen Peroxide and Sodium Bicarbonate individually and in Combination Against Selected Oral, Gran-negative, Facultative Bacteria、J Dent Res、1986年9月85日(9)、1142〜1148)。
溶液中に存在する場合の過酸化物と重炭酸ナトリウムとの相互作用に起因する急速な分解が回避されるように過酸化物と重曹とを組み合わせることが難しいために、有意な濃度の重炭酸ナトリウムおよび過酸化物を含有するいくつかの歯磨き剤の組成物は、注目に値するとみなされている。いくつかの市販の(例えばアームアンドハンマー(Arm & Hammer)のペルオキシケア(PeroxiCare)(登録商標))製品は、水の濃度が1%よりわずかに多いだけの過酸化物と重炭酸ナトリウムとの組合せを使用している。市販の調合物は、過酸化物および重炭酸ナトリウム成分を安定化するためにPEG−8とPEG/PPG116/66コポリマーとの組合せを利用している。
したがって、口腔内の炎症性疾患を処置するための、および哺乳動物における細菌増殖を阻害するための、安定なアグリコンであるフラボノイドの濃縮物、マイクロエマルジョンおよびアルカリ性のアグリコンであるフラボノイドの塩を含有する口腔用調合物および方法を作り出す必要性がある。
歯のブラッシングによる機械的なプラーク除去は不十分であるために、プラーク形成の化学的な阻害が大きな関心を集めている。
米国特許出願第2004/0057908号 米国特許出願第2012/0213842号 米国特許第8,637,569号 米国特許出願第61/886977号
Patel, Dら、Apigenin and cancer chemoprevention:Progress, potential, and promise、Intl. J. Oncology、2007年1月; 30(1):233〜45
Kooら、Effects of Compounds Found in Propolis on Streptococcus Mutans Growth and on Glucosyltransferase Activity, Antimicrob Agents Chemother、2002年5月;46(5):1302〜9
Liら、Evaluation of Apigenin and [G-3H], Apigenin and analytical method development, J. of Pharmaceutical Sciences. 86巻、6号、1997年6月
Herreraら、The Antifungal effect of 6 commercial extracts of Chilean propolis on Candida spp. Cien. Inv. Agr. 37(1):75〜84 2010
Anti-inflammatory effects of apigenin on nicotine and lipopolysaccharide stimulated human periodontal ligament cells via heme oygenase. 2009年11月、1374〜1380、9巻12号、Int Immunology
S. Sylvan、Chemotherapeutic potential of apigenin in 7,12, dimethyl anthracene induced experimental oral carcinogenesis、Eur J pharmacol、2011年11月、670 23
Gil-Saeng Jeongら;Anti-inflammatory effects of apigenin on nicotine- and lipopolysaccharide-stimulated human periodontal ligament cells via heme oxygenase-1、International Immunopharmacology、9巻、2009年11月
Putt, M..Sら、Enhancement of Plaque Removal Efficacy by Tooth Brushing with Baking Soda Dentifrices:Results of Five Clinical Studies、J. Clin Dent、2008、19(4);11〜9
Mankodi, S.ら、Evaluation of the Effects of Brushing on the Removal of Dental Plaque、J. Clin Dent、1998;9(3)57〜60
Drake, D.R.、Enhanced Bactericidal Activity of Arm and Hammer Dental Care、Am J Dent、1995年12月;8(6):308〜312
Miyasaki, K.T.ら、Antimicrobial Properties of Hydrogen Peroxide and Sodium Bicarbonate individually and in Combination Against Selected Oral, Gran-negative, Facultative Bacteria、J Dent Res、1986年9月85日(9)、1142〜1148)。

本発明の目的は、アグリコンであるフラボン、フラボノール、およびフラバノールなどのポリフェノールを含有する改善された口腔用組成物を提供することである。このような組成物は、練り歯磨き、口内洗浄剤、マウスリンス、ガム、キャンデーであり、加えて歯痛、咽頭痛、および単純疱疹用医薬品の形態である。
別の目的は、アグリコンであるフラボン、アグリコンであるフラボノール、アグリコンであるフラバノールおよび他の比較的不溶性のポリフェノール成分の組合せを含有する、改善された口腔用組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、酸化性の重炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウム過酸化物との組み合わせを含む、ポリフェノールの可溶性アルカリ金属塩、例えばフラボン塩を含有する安定な調合物を提供することである。
他の目的は、明細書をさらに読むことによって当業者には明らかになると予想される。
本発明は、練り歯磨き、口内洗浄剤またはマウスリンス、ガム、およびキャンデーなどの口腔用組成物の調製に使用するためのポリフェノールを含有する組成物に関する。特定には、本発明は、抗菌、抗酸化、抗炎症性ポリフェノール/フラボノイド調合物を含む口腔用組成物、それらの調製および使用に関する。本発明は、口腔内の炎症性疾患を処置するため、ならびに細菌を阻害および/または殺滅するための、好適な口腔用媒体または基剤(「口腔的に許容できる」、すなわち口内で使用される場合患者にとって有害ではない)中に、抗プラーク性および抗炎症剤として治療有効濃度のアグリコンであるフラボノイド化合物を含有する口腔用製品を開示する。使用されるポリフェノール量は、「治療上有効」な量であり、すなわち、ヒトなどの哺乳動物において、例えば歯肉炎、歯根膜炎の症状を低減すること、グルコシルトランスフェラーゼの活性を阻害することなどの望ましい結果を得るのに、組成物の一部として必要な量である。
本発明は、様々な実施態様において、様々な口腔の炎症状態、例えば歯肉炎、歯根膜炎などを処置および/または阻害するための口腔用組成物を提供する。口腔用組成物は、様々な異なる形態で存在していてもよい。例えば、口腔用組成物は、歯磨き剤、ペースト、ゲル、粉末、マウスリンス、口内洗浄剤、歯質強化剤、口腔用フィルム、歯石予防組成物、フィルム、スラリー、注射用液剤、およびロゼンジの少なくとも1種であってもよい。
比較的不溶性のアグリコンであるポリフェノールのマイクロエマルジョンは、これらの口腔衛生製品中での水溶性を改善することが開示される。生産方法は、高温の界面活性剤/ポリフェノールの濃縮物の両方の形成と、十分な界面活性剤濃度の存在下におけるナノ粒子の沈殿プロセスとの両方を包含する。
重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム過酸化物および過酸化物の安定剤を含有するアルカリ性の口腔用組成物中での可溶性フラボン塩の調合物は、口腔内の炎症性疾患の処置、および細菌増殖の阻害にとって有効であるということが実験により決定された。
本発明のアルカリ性の可溶性ポリフェノール塩を含有する練り歯磨き組成物は、口内の唾液と接触したときに、または水分が添加されたときに新生の酸素が活性化されて放出されるように、組成物を用いて歯をブラッシングすると新生の酸素を放出させると予想される固体の無機過酸化物を包含していてもよい。さらに、過酸化物成分は、水溶性または水で乳化が可能なコーティングによって封入される。
本発明は、酸化性の重炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウム過酸化物との組み合わせと共に、可溶性アルカリ金属のフラボン塩を含有する安定な調合物を提供する。
本発明は、
i)ポリフェノール、および
ii)口腔的に許容できる基剤
を含む、それらからなる、またはそれらから本質的になる組成物であって、前記ポリフェノールが、アルカリ金属塩または濃縮物の形態である、上記組成物に関する。
典型的なポリフェノールとしては、ラボノイドおよびスチルベンが挙げられる。
典型的な基剤は、水(例えば脱イオン)、グリセリン、エタノール、ソルビトール、およびプロピレングリコールである。添加剤は、例えば練り歯磨き、口内洗浄、および粘膜付着性媒体などの組成物の形態に応じて包含される。
本組成物は、口腔に投与されると、表面に付着したグルコシルトランスフェラーゼの活性を阻害したり、微生物(特にグルコシルトランスフェラーゼを生産する微生物)を阻害または破壊したりする。
有利な実施態様において、本組成物はDMSOを包含せず、および/または本組成物は、40%より多くのエタノールを包含しない。典型的には、ポリフェノールは、組成物の0.01〜5重量パーセントより多い。本組成物は、一般的に、液体、ゲル、ペースト、スプレー、粉末、ガム、ロゼンジまたは錠剤の形態である。有利な実施態様において、本組成物、例えば練り歯磨きは、フラボノイド、重炭酸ナトリウム、および過酸化物、例えば炭酸ナトリウム過酸化物を含み、場合により重炭酸ナトリウムおよび/または過酸化物を安定化するためのポリマーを含んでいてもよい。
本発明はまた、治療有効量の本発明の組成物を口腔に投与することを含む、表面に付着したグルコシルトランスフェラーゼの活性を阻害する方法、および虫歯に関与する、可溶性で表面に付着した微生物の活性を阻害する方法にも関する。
別の実施態様において、本発明は、治療上有効なレベルのポリフェノールを口腔中に提供する方法であって、本発明の組成物を口腔に投与することを含む、上記方法に関する。
さらに他の実施態様において、本発明は、典型的には少なくとも週1回、または有利には1日1回、哺乳動物の口腔に本発明の組成物をバッカル投与することを含む、ポリフェノールを哺乳動物の全身に送達する方法に関する。
別の実施態様において、本発明は、哺乳動物における口腔の疾患または状態を処置するための方法であって、前記哺乳動物の口腔に、持続的な治療有効量の本発明の組成物を投与することを含む、上記方法に関する。口腔に投与することは、歯、粘膜表面、舌の表面、総義歯または部分義歯上の表面の1種またはそれより多く、またはそれらの組み合わせに投与することを含む。本組成物は、少なくとも1日1回投与される。その代わりに、リンスの形態の組成物は、約30〜60秒の期間で口腔に投与される。本組成物は、ペーストまたはゲルの形態で、少なくとも1分間の期間で口腔に投与される。本発明の別の実施態様は、本発明の組成物でコーティングされたデンタルフロスである。
さらなる実施態様において、本発明は、ポリフェノールを含有する練り歯磨きまたは口腔用リンス組成物を作製する方法であって、
a)熱安定性のポリフェノール化合物を、熱安定性の非イオン界面活性剤[(例えば、PS80およびポリオキシル−40−硬化ヒマシ油(クレモフォール(Cremophor)RH40)]と混合し、混合物を形成すること、
b)工程a)の結果得られた前記混合物を、前記熱安定性のポリフェノール化合物が可溶化して濃縮物を形成するような温度に加熱すること、
c)工程b)の結果得られた前記濃縮物を冷却すること、
d)工程c)の可溶化したポリフェノールの濃縮物を、練り歯磨きまたは口腔用リンスに添加し、前記ポリフェノールを含有する練り歯磨きまたは口腔用リンス組成物を形成すること
を含む、上記方法に関する。
別の実施態様において、本発明は、ポリフェノールを含有する練り歯磨きまたは口腔用リンス組成物を作製する方法であって、
a)ポリフェノールを練り歯磨きまたは口腔用リンス調合物と混合して組成物を形成すること、
b)工程a)の組成物に、約10のpHレベルまでアルカリ金属水酸化物を添加して、前記練り歯磨きまたは口腔用リンス調合物中でポリフェノールのアルカリ金属塩を形成すること、および
c)工程(b)の生成物を酸性物質で酸性化して、前記ポリフェノールを含有する練り歯磨きまたは口腔用リンス組成物を形成すること
を含む、上記方法に関する。
アルカリ金属水酸化物は、典型的には、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム、またはそれらの混合物であり、酸性化物質は、クエン酸、酢酸、アスコルビン酸、塩酸またはそれらの混合物である。
本発明は、抗菌、抗酸化、抗炎症性ポリフェノール/フラボノイド組成物を含む組成物、それらの調製および使用に関する。適切な口腔衛生の維持に役立つ口腔用調合物の一部として、フラボン、特にアピゲニン、ルテオリン、ケルセチン(quercitin)などを取り入れることが望ましい。ポリフェノール/フラボノイドを含有する組成物の調製に関連する方法は、練り歯磨き、口内洗浄剤またはマウスリンス、ガム、ドリンクおよびキャンデーなどの口腔用組成物の調製において有用である。
口腔用組成物は、様々な口腔の炎症状態、例えば歯肉炎、歯根膜炎などを処置および/または阻害するのに有用である。本組成物は、歯肉炎、虫歯および歯垢の構造の拡張を助長する微生物の蓄積を阻害するのによく適している。プラークは、口腔微生物の避難所であり、石灰化してカルカス(また、歯石としても知られている)を形成し、加えてプラーク関連の歯肉疾患を引き起こし得るまで口腔中で蓄積し続ける。バイオフィルムを形成する微生物は、主として連鎖球菌属の突然変異体および嫌気性菌であり、その組成は患者の年齢および口内での位置によって様々である。
練り歯磨きおよび口腔用リンスは、口腔衛生に不可欠なものであり、歯肉疾患の予防を助ける。歯肉疾患、または歯肉炎は、歯の周りに大量の細菌とその後生じるプラークが存在するときに起こる。処置しないと最終的に歯を失うことになり得るため、歯肉疾患の処置および予防のための練り歯磨きなどの毎日の予防措置を行うことが重要である。
歯肉炎(歯肉の炎症)は通常、歯根膜炎(歯肉疾患)の前に起こる。しかしながら、全ての歯肉炎が歯根膜炎に進行するというわけではない。歯根膜炎は、未処置のままにすると、成人において歯を失う主な原因であり得る歯周炎に進行する可能性がある。
比較的不溶性のアグリコンであるポリフェノールのマイクロエマルジョンが、口腔衛生組成物中のそれらの水溶性を向上させることが開示される。
本組成物を作製する方法は、i)高温のポリフェノール/界面活性剤濃縮物の形成、ii)界面活性剤の存在下におけるナノ粒子の沈殿プロセス、およびiii)アルカリ性の口腔用組成物中での比較的不溶性のアグリコンであるポリフェノール/フラボノイドの可溶化、ならびにiv)それらの組合せを包含する。
本発明は、調合物中に例えばポリソルベート、ポリオキシル硬化ヒマシ油などの界面活性剤を用いて、難溶性のアグリコンであるフラボノイド化合物の溶解性を増加させる方法を包含する。先述したように多くのアグリコンであるフラボノイド、具体的にはアピゲニンは水溶液中で難溶性であるため、口腔内の医薬および栄養補助的な用途に関してそれらの生物学的利用率を著しく制限している。
本発明の組成物
本発明のポリフェノール組成物は、様々な形態で存在し得る。例えば、本組成物は、歯磨き剤(練り歯磨き)、ペースト、ゲル、粉末、液体、口内洗浄剤、マウスリンス、クリーム、ローション、歯質強化剤、口腔用フィルム、歯石予防組成物、フィルム、スラリー、注射用液剤、ガム、ロゼンジ、錠剤、キャンデー、食物または飲料の形態であってもよい。本組成物は、液剤(例えば、口内洗浄剤)、懸濁液、またはエマルジョンの形態をとっていてもよい。これらの組成物は、アグリコンであるフラボノイド/ポリフェノール成分にとって好適な基剤を包含する。
本発明の組成物は、ポリフェノールの組成物である。ポリフェノールは、フラボノイド、スチルベン、クルクミン、およびリグナンを包含する。「不十分な可溶性」または「比較的水不溶性」は、本明細書で使用される場合、ポリフェノールまたはフラボノイドの水への溶解度が1mg/ml未満、特に0.1mg/ml未満であることである。
水性アグリコンであるフラボノイドのマイクロエマルジョンの改善された溶解性および安定性は、pHを5.5〜11.0の範囲内に維持するためにpH調整剤、緩衝液を添加してpHを調整することによって大幅に改善できることが発見された。
フラボノイド
本発明のフラボノイドは、フラボン、フラボノール、フラバノール、プロアントシアニジン、ジヒドロフラボノール、フラボン、およびそれらの誘導体を包含する。典型的にはアグリコンであるフラボノイドであり、その例としては、これらに限定されないが、アピゲニン、ルテオリン、クリシン、ケルセチン、ヘスペリチン、ナリンギン、ゲニステイン、ダイゼイン、没食子酸エピガロカテキン、カテキンおよびそれらの組み合わせが挙げられる。
表Iに、いくつかの一般的に存在する植物フラボノイドの化学構造を列挙する。

アピゲニンは、フラボンの構造的なクラスの一員であり、化学的には4’,5,7,−トリヒドロキシフラボンとして知られている。アピゲニンは、以下の構造式を有する:

ルテオリンは、フラボンの構造的なクラスの一員でもあり、化学的には3’,4’,5,7−テトラヒドロキシフラボンとして知られている。ルテオリンは、以下の構造式を有する:

没食子酸エピガロカテキン(EGCG)は、茶中に最も豊富なカテキンのタイプであり、多くの障害の処置において治療用途を有する可能性がある有力な抗酸化剤である。EGCGは、シェーグレン症候群の処置において有効であることが見出されている。EGCGは、以下の構造式を有する:

アグリコンであるフラボノイドは、虫歯、歯垢形成、歯肉炎、歯根膜炎、カンジダ症、歯科的な口内炎、および真菌感染が予防または処置されるように、可溶性の、または表面に付着した細菌性微生物の活性を阻害する量で本発明の調合物中に存在する。
本発明の口腔用組成物中に存在するアグリコンであるフラボノイドの有効量は、0.01wt.%より多く、0.1wt.%より多いかまたは0.1wt.%である。アグリコンであるフラボノイドは、典型的には0.1から約5wt.%の間の量で存在するか、または約0.3〜約2.0wt.%、または0.5wt.%〜約3wt.%の量で存在する。
基剤および添加剤
基剤の具体的な選択は、少なくとも部分的に、口腔用組成物の望ましい形態:例えば練り歯磨きまたはゲル、粉末、液剤(例えば、口内洗浄剤またはマウスリンス)、懸濁液、エマルジョン、ロゼンジ、粘膜付着性媒体、飲料、錠剤、カプセルまたはガムによって決まると予想される。上記で列挙した基剤を形成するのに使用できる従来の成分は当業者に周知である。あらゆる好適な口腔的に許容できる媒体を使用することができ、このような媒体としては、例えば、参照によりその全体が組み入れられる米国特許第4,894,220号で説明されているものなどが挙げられる。
好ましくは、このような基剤材料は、活性成分(複数可)、例えばアグリコンであるフラボノイド(複数可)、および任意選択の口腔用組成物用に選択された1種またはそれより多くの口腔ケア用活性物質化合物を包含する調合物の全ての構成物質との適合性および安定性に応じて選択される。さらに、上述したように、基剤成分は、有効性を強化する物質または活性成分のための可溶化剤のいずれかとして生物学的利用率を強化する物質として役立つ場合がある。
当業者に認識されているように、口腔用組成物は、これまでに述べられたような成分に加えて他の材料を場合により包含していてもよく、このような他の材料としては、例えば、これらに限定されないが、抗齲蝕剤、湿潤剤、研磨剤、ゲル化剤、矯味矯臭剤、知覚鈍麻剤、歯石予防剤、ホワイトニング剤、界面活性剤、結合剤、保存剤、緩衝剤、不透明化剤、着色剤、およびそれらの組み合わせが挙げられる。上記した材料カテゴリーそれぞれの一般属性は異なる可能性があるが、一部共通の属性がある場合があり、いずれか所定の材料が、このような材料カテゴリーの2つまたはそれより多くの範囲内で複数の目的のために役立つ可能性があることが理解される。
口腔用組成物の要素の一つは、典型的には、水である。商業的に好適な練り歯磨きの調製で採用される水は、好ましくは、脱イオン化されており、有機性不純物非含有であると予想される。水の量は、他の材料と共に導入される水に加えて添加される自由水を包含する。所定の実施態様において、口腔用組成物は無水であり、例えば、フッ化スズおよびリンケイ酸カルシウムナトリウム(calcium sodium phosphosilicate)調合物である。別の実施態様において、水の量は、5wt.%未満である(例えば、ペルオキシケア(登録商標)タイプの調合物)。
口腔用組成物は、口内洗浄剤またはマウスリンスなどの液体であってもよく、このような液体は、典型的には、有利には水と共に、重量に基づき約2〜30wt.%の非毒性アルコール、例えばエタノール、n−プロパノール、またはイソプロパノールを含む水性の非毒性低級脂肪族アルコールと、多くの場合約5〜35パーセントの湿潤剤とを含有する。
口腔用組成物の各形態に、抗齲蝕剤(フラボノイド以外の抗齲蝕剤)を供給することができる。練り歯磨き中の、空洞を防ぐための最も一般的な活性成分は、様々な形態のフッ化物である。練り歯磨き中の追加のフッ化物が、歯のエナメル質および骨の形成に有益な作用を有する。好適な抗齲蝕剤としては、フッ化ナトリウム、フッ化スズ、フッ化アミン、モノフルオロリン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム、トリクロサン、カゼイン、またはそれらの組み合わせが挙げられる。必要に応じて、抗齲蝕剤は、約0.01〜約2重量パーセント、より典型的には約0.02〜約1重量パーセントの量で存在していてもよい。
潤滑剤は、口腔用組成物、特に練り歯磨きおよびゲルならびに口腔用リンス中で採用される場合もある。これらの物質は、練り歯磨きに質感を付与し、水分を保持することにより水分が抜けきることを防ぎ、空気に晒されたときの練り歯磨きの硬化を防ぐために使用される。好適な潤滑剤としては、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、ラクチトール、または同種のものが挙げられる。また湿潤剤は増量のための基剤としても使用でき、そのような場合、湿潤剤は、約5〜約90重量パーセント、より典型的には約10〜約60重量パーセントの量で存在していてもよい。
研磨剤は、典型的には、歯磨き剤組成物で採用される。研磨剤は、典型的な練り歯磨きの少なくとも50wt.%を構成する。これらの不溶性の粒子は、歯からのプラークの除去を助ける。プラークおよびカルカスの除去は、空洞および歯周疾患の最小化を助ける。好適な研磨剤としては、シリカゲル、ジルコノシリケート(zirconosilicate)、無水ケイ酸、アルミノケイ酸塩、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、リン酸水素カルシウム二水和物または無水物、ケイ酸アルミニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、およびそれらの組み合わせが挙げられる。重炭酸ナトリウムは、低刺激の歯のホワイトニング作用も提供する、特に有効な研磨剤である。重炭酸ナトリウムは酸性の唾液を中和することから、ブラッシングから数時間たった後でも口中のアルカリ性の環境を維持する。アルカリ性の環境は、歯垢の形成にとって好都合ではなく、それを妨げる。重炭酸ナトリウムは、天然の歯のホワイトナーであることから、着色を除去するのに有効である。重炭酸ナトリウムは有効な歯の洗浄剤であり、その研磨作用によって、茶色や黄色の着色を取り除くことができる。ブラッシングの間に、重曹が歯のエナメル質に浸潤して、歯表面上における着色の出現を少なくすることを助ける。研磨剤は、一般的には約20〜約90重量パーセント、より典型的には約20〜約60重量パーセントの有効量で採用することができる。
ゲル化剤または増粘剤は、様々な組成物に使用することができる。好適なゲル化剤としては、カラギーナン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸のアルカリ金属塩、例えばアルギン酸ナトリウム、ゴム、ポリビニルアルコール、およびビーガム(vee gum)または同種のものが挙げられる。典型的には、ゲル化剤は、約0.3〜約5重量パーセントの量で採用される。
練り歯磨き中の香味物質は、製品の使用を助長することを意図した様々な色およびフレーバーを付けるのに入れられる。3種の最も一般的な香味物質は、ペパーミント、スペアミント、およびウィンターグリーンである。それぞれの油、例えばペパーミント油は、それらのフレーバーを供与する。より新種のフレーバーとしては、アニス、アンズ、バブルガム、桂皮、ウイキョウ、ラベンダー、ショウガ、バニラ、レモン、オレンジ、およびマツが挙げられる。フレーバーなしの練り歯磨きも存在する。
歯が熱衝撃、化学物質などに過敏な個体の感受性を緩和するために、いくつかの口腔用組成物に知覚鈍麻剤を導入してもよい。好適な知覚鈍麻剤としては、硝酸カリウム、クエン酸カリウム、塩化カリウム、酒石酸カリウム、炭酸水素カリウム、シュウ酸カリウム、およびストロンチウム塩が挙げられる。知覚鈍麻剤は、個々にまたは集合的にのいずれかで、約0.1〜約5重量パーセント、より典型的には約0.1〜約3重量パーセントの量で存在していてもよい。
歯石形成を処置するために、口腔用組成物に歯石予防剤を導入することができる。好適な歯石予防剤としては、ピロリン酸のアルカリ金属塩、次亜リン酸塩を含有するポリマー、有機ホスホン酸塩、ホスホクエン酸塩、亜鉛塩およびそれらの組み合わせが挙げられる。歯石予防剤は、個々にまたは集合的にのいずれかで、約0.1〜約5重量パーセント、より典型的には約0.1〜約3重量パーセントの量で存在していてもよい、。
ホワイトニング剤は、口腔用組成物の一部の形態で採用することができる。これらの練り歯磨きの一部は、過酸化物を含有するが、これは、歯を漂白するゲルで見出されるのと同じ成分である。好適なホワイトニング剤としては、炭酸ナトリウム過酸化物、過酸化カルシウム、トリポリリン酸ナトリウムおよび過酸化水素が挙げられる。ホワイトニング剤は、約0.5〜約5重量パーセントの量で採用することができる。
界面活性剤も様々な口腔用組成物で採用することができる。これらの物質の目的は、表面張力を低くすることにより口内中に練り歯磨きが行き渡るようにして、プラークや他の死細胞片を歯の表面から解離させることを助けることである。また界面活性剤は、練り歯磨きの発泡作用にも寄与する。フッ化物は、洗浄剤と組み合わせるとより優れて作用し、歯のエナメル質の再石灰化プロセスを助ける。様々なタイプの界面活性剤のどれでも利用することができ、このような界面活性剤としては、アニオン性、非イオン性、カチオン性および両性イオン性もしくは両性界面活性剤、またはそれらの組み合わせが挙げられる。典型的なアニオン性界面活性剤としては、これらに限定されないが、ラウリル硫酸ナトリウム、サルコシン酸ラウリルナトリウム、a−オレフィンスルフェート、タブレート(tabulate)、ラウリルモノグリセリドスルフェート、ラウリルモノグリセリドスルホネート、およびそれらの組み合わせが挙げられる。典型的な非イオン界面活性剤としては、これらに限定されないが、トゥイーン(TWEEN)、ラウロイルジエタノールアミド、ステアリルモノグリセリド、スクロース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、およびそれらの組み合わせが挙げられる。典型的な両性界面活性剤としては、これらに限定されないが、ベタインおよびアミノ酸タイプの界面活性剤が挙げられる。界面活性剤は、約0.5〜約15重量パーセント、より典型的には約0.5〜約10重量パーセントの量で存在していてもよい。
結合剤は、練り歯磨き、錠剤またはロゼンジの粘稠度を維持する。結合剤は、調合物中の全ての成分を一緒に結合させる。ハイドロコロイド、例えばアルギネートまたはキサンタンは、結合剤として使用されることが多い。他の結合剤としては、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、アラビアガム、加えてポリアクリレートおよびカルボキシビニルポリマーなどの合成ポリマーが挙げられる。結合剤は、口腔用組成物の形態に応じて約0.5〜約50重量パーセントの量で存在していてもよい。
保存剤は、微生物を含まない口腔用組成物を維持することにおいて重要な役割を果たす。安息香酸ナトリウムは、口腔用製品における微生物の蓄積を予防する一般的に使用される保存物質であり、さらにある程度の抗齲蝕活性を提供するようにも機能する。口腔用組成物において一般的に使用される他の保存剤としては、メチルパラベン、およびエチルパラベンが挙げられる。
本発明の組成物において有用な緩衝剤は、望ましいpHを維持することによってその安定性および望ましい特性を促進することができる緩衝剤である。口腔用組成物のpHは、一般的に、約4.5〜約11、または約6.5〜約9.0の範囲である。pHは、クエン酸もしくは安息香酸などの酸性成分または水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムなどのアルカリ性成分の添加により調整することができ、さらに、例えばクエン酸ナトリウム、安息香酸塩、炭酸塩、または炭酸水素塩、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウムなどの塩によりpHを維持するために緩衝化することができる。
不透明化剤も、様々な本発明の口腔用組成物に添加することができる。二酸化チタンは、本組成物に不透明さを付与する白色の粉末である。二酸化チタンは、約0.25〜約5重量パーセントの量で存在していてもよい。
着色剤は、練り歯磨きに見た目の良い色を提供する。赤色、緑色、および青色の練り歯磨きを作製するために、人工色素が使用される。着色剤は、約0.01〜約5重量パーセントの量で存在していてもよい。
口臭およびプラーク形成の制御をより有効にするために、例えば鉱物、ビタミン、ハーブ、CoQ10、プロポリス、エキナセアなどの他の成分が、練り歯磨きの調合物中に添加されることが多い。ビタミンとしては、ビタミンC(L−アスコルビン酸)およびD、チアミン、リボフラビン、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、葉酸、ニコチンアミド、ピリドキシン、シアノコバラミン、パラアミノ安息香酸、バイオフラボノイド、およびそれらの混合物が挙げられる。
ポリフェノール/界面活性剤濃縮物の調合物
ポリフェノール/界面活性剤「濃縮物」(その全体が参照により組み入れられる、共同所有された米国特許第8,637,569号を参照)は、練り歯磨きまたはゲル、粉末、液剤(例えば、口内洗浄剤またはマウスリンス)、懸濁液、エマルジョン、ロゼンジ、錠剤またはガムなどの様々な口腔用組成物に利用することができる。
ポリフェノールマイクロエマルジョンの調合物
ポリフェノール/界面活性剤マイクロエマルジョン(その全体が参照により組み入れられる、共同所有された米国特許出願第2012/0213842号を参照)は、練り歯磨きまたはゲル、粉末、液剤(例えば、口内洗浄剤またはマウスリンス)、懸濁液、エマルジョン、ロゼンジ、錠剤またはガムなどの様々な口腔用組成物に利用することができる。
ポリフェノール塩の調合物
本発明の有利な実施態様は、水性の可溶性アルカリ金属ポリフェノール、例えばフラボン塩を含有する安定な調合物である。本組成物、例えば歯磨き剤組成物中の、可溶性アルカリフラボン成分、有利にはアピゲニンのナトリウム塩は、0.01〜5wt.%、0.1wt.%〜5wt.%、または0.3wt.%〜3wt.%を構成する。
フラボンなどのポリフェノールのアルカリ金属塩を包含する本発明の歯磨き剤組成物は、典型的には、限られた水の濃度しか含有せず、すなわち水の濃度は1wt.%〜5wt.%およびそれより多くであり、有利には2wt.%〜3wt.%である。
本発明の特に有利な実施態様は、酸化性の重炭酸ナトリウムと、過酸化物、例えば炭酸ナトリウム過酸化物との組み合わせを有する、ポリフェノールの可溶性アルカリ金属塩、例えばフラボン塩を含有する安定な調合物である。
本組成物において好適な過酸化物としては、封入された固体の無機過酸化物が挙げられ、有利には、本組成物を用いて歯をブラッシングしたときに新生の酸素を放出させると予想される炭酸ナトリウム過酸化物などのアルカリ金属炭酸塩の過酸化物が挙げられる。調合物が口内の唾液と接触するかまたは水が添加されたときに、新生の酸素が生成されて放出される。炭酸ナトリウム過酸化物の濃度は、約2wt.%〜約10wt.%、有利には1wt.%〜約10wt.%を含む。
歯磨き剤組成物の炭酸水素塩成分、有利には重炭酸ナトリウムは、組成物の約10wt.%〜約60wt.%、有利には約20wt.%〜約50wt.%を構成する。
安定化材料は、密閉された容器で貯蔵される間の組成物中の過酸化物、可溶性アグリコンであるフラボノイドの塩および/または重炭酸ナトリウムの分解が阻害されるような有効量で、ただし歯をブラッシングする間に組成物が唾液と接触したときに過酸化物から新生の酸素が放出される程度に十分な濃度で本発明の組成物中に包含される。好適な安定化成分としては、PEGおよびPEG/PPGコポリマーを包含するポリマー組成物が挙げられる。アグリコンであるフラボノイドのアルカリ金属塩を安定化させるために、アスコルビン酸が調合物に添加されてもよい。安定化成分は、本組成物中に、1wt.%〜約20wt.%、有利には約2wt.%〜約10wt.%の量で包含される。
本発明の調合物の調製方法
(a)ポリフェノール/界面活性剤濃縮物の調合物の形成
熱安定性の非イオン界面活性剤と共に、比較的水性の不溶性ポリフェノール化合物をそれらの融点に近い温度に加熱して、高温(典型的には>100℃)に、ただし活性物質(例えばポリフェノール)または熱安定性の可溶化剤(例えば界面活性剤)のいずれかの沸点または分解点を超えない温度にし、次いで前記混合物を冷却して、「濃縮物」にする。米国特許第8,637,569号を参照されたい。
このプロセスは、溶解を強化して、界面活性剤を含む溶液中のポリフェノール化合物をより有意に高い濃度にすることができる。さらに、結果得られた溶液の「濃縮物」は、前記ポリフェノール/界面活性剤濃縮物がその後望ましい調合物を調製するのに使用できるように過飽和させない。活性物質(ポリフェノール)と可溶化剤(界面活性剤)とのモル比は、活性物質/界面活性剤の組み合わせに応じて、典型的には1:2〜1:5であり、場合によりそれよりかなり大きくてもよく、例えば1:2〜1:20である。室温に冷却すると、化合物の濃度が周囲条件、すなわち室温(分子間の自己会合力を克服するのに必要な温度より低い温度)においてそれらの飽和濃度より高いとしても、濃縮物は過飽和溶液ではない。濃縮物は安定であり、化合物(または活性物質)は、周囲温度で、濃縮物から調合物を作製するのに十分な程度の期間(数週間、数か月、有利には1または2年間)にわたり溶液中に保持される。
アピゲニン/ポリソルベート80(PS80)調合物は以下のように作製することができる:
・アピゲニン粉末およびPS80を、約5〜10wt.%のアピゲニンから95〜90wt.%のPS80の比率で混合する。この混合物を徹底的に攪拌して、ペースト様のブレンドを形成する。
・次いで混合物をゆっくり比較的高温に加熱して、300℃に近い温度にする。
・PS80混合物中で全ての固体のアピゲニンが可溶化するように、暗褐色の透明な液体が得られる。
・周囲温度に冷却すると、透明な粘性の茶色の液体が得られる。
・PS80溶媒中の5.0wt.%濃度のアピゲニンに基づき、50mg/mlを含有する安定なアピゲニン濃縮物を形成する。
・予想外なことに、アピゲニンおよび他の比較的水不溶性のアグリコンであるフラボノイドの高い溶解レベルをもたらすには高い温度レベルが必要であった。
本発明は、フラボンであるアピゲニンおよびルテオリン、フラボノールであるケルセチン、フラバノンであるヘスペリチン、ならびにポリフェノールであるレスベラトロールなどの他のアグリコンであるフラボノイドの可溶性を高めた濃縮物を達成するために、ポリソルベートおよびポリオキシル−40−硬化ヒマシ油(クレモフォールRH40)界面活性剤などの熱安定性の界面活性剤を使用することを包含する(実施例1を参照)。
ポリフェノール/界面活性剤濃縮物は、練り歯磨きまたはゲル、粉末、液剤(例えば、口内洗浄剤またはマウスリンス)、懸濁液、エマルジョン、ロゼンジ、錠剤またはガムを形成するために、様々な基剤および添加剤に添加することができる。
(b)フラボノイド/ポリフェノールマイクロエマルジョンの調合物の形成
本発明のマイクロエマルジョンを調製するために、共同所有された米国特許出願第2012/0213842号の教示が、参照によりその全体が開示に組み入れられる。
この発明の方法の教示は、水への溶解度が1mg/ml未満、特に0.1mg/ml未満の難溶性のフラボノイド/ポリフェノールのマイクロエマルジョンを調製するために適用することができる。
「ナノ粒子」は、マウスリンスおよび口内洗浄剤などの水性口腔用組成物に、比較的水性の不溶性フラボノイド/ポリフェノールを添加することによく適している。
一実施態様において、フラボノイド/ポリフェノールマイクロエマルジョンは、以下のように作製することができる:
・フラボノイド/ポリフェノールをアルカリ金属成分(例えば、アルカリ金属水酸化物(複数可)および/またはアルカリ金属塩(複数可))と混合して、水溶液中でフラボノイド/ポリフェノールのアルカリ金属塩を形成する。
・約5〜20wt.%のフラボノイド/ポリフェノールから95〜80wt.%の界面活性剤の比率で、界面活性剤を添加する。好ましくは非イオン界面活性剤である。
・この混合物を徹底的に攪拌して、均一な透明な溶液を形成する。
・フラボノイド/ポリフェノールのアルカリ金属塩を、物質(例えば、酢酸および/または塩酸などの酸性物質)で透明で安定なマイクロエマルジョンを形成するのに必要なpHレベルに調整する(例えば、酸性化する)。
8.0〜8.5のpHレベルを維持するという条件下で、アピゲニンおよび非イオン界面活性剤、ポリソルベート80およびクレモフォールRH40を含む安定なマイクロエマルジョンを得た。ルテオリンの場合、安定な水性マイクロエマルジョンを維持するにはpH7が必要であり、レスベラトロールの場合、4.5より大きく7.5までのpHが必要であると決定された。
可溶化剤(複数可)(界面活性剤(複数可))は、口腔用組成物中に様々な量で存在していてもよく、例えば、フラボノイド/ポリフェノールの混合物を溶解させたり、唾液で希釈されたときにそれらの沈殿を予防したりするのに十分な量で存在していてもよい。可溶化剤(複数可)はまた、抗菌剤やフラボノイド/ポリフェノールの混合物の歯の組織による取り込みを増加させるのに有効な量で存在していてもよい。可溶化剤(複数可)は、有利には約0.01wt.%〜10%wt.%、最も有利には0.05wt.%〜2wt.%で存在する。
一般的に練り歯磨きは、5.5〜11の範囲のpHを有すると言われている。例えばフッ化物は、フッ素酸(fluoric acid)を形成してpHを低下させると予想され、一方で重曹またはその類似物はpHを高めると予想される。しかしながら、多くの練り歯磨き調合物は、中程度にアルカリ性であり、pHは、その添加剤に応じて7〜10の範囲である。練り歯磨きのアルカリ性のpHは、虫歯の原因となるプラークの酸の中和を助ける。
水性アグリコンであるフラボノイド(例えばフラボンおよびフラボノール)のマイクロエマルジョンの改善された溶解性および安定性は、pH調整剤の添加によりpHを約5.5〜11、または6.5〜9.0に調整することによって大幅に改善できることが発見された。
口腔中では、細菌の代謝により歯のエナメル質を攻撃する有機酸が放出される。アルカリ性練り歯磨きを用いた歯のブラッシングは、有機酸を中和することに加えて、クレンジング剤としても役立つと予想される。したがって、歯はより汚れにくくなり、練り歯磨きによるさらなるダメージを回避する。一般的に、調合物のpHレベルがわずかに塩基性(およそpH8(例えば、pH7〜9)から中度に酸性(およそpH4(例えば、pH3.5〜5))に低下するにつれて、媒体中における溶解したアルカリ塩の形態に対する、懸濁され分散されたアピゲニンのマイクロ粒子の形態の比率は増加する。
酸性度およびアルカリ度の程度(pH)は、選択されたアグリコンであるフラボノイドの色に劇的な影響を与える可能性があり、さらに、アグリコンであるフラボノイドの存在を決定するための定性的な比色法をもたらす可能性がある。例えば、多くのアグリコンであるフラボノイドのわずかに酸性の溶液に水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物を添加すると、有色のアグリコンであるフラボノイドの塩の形成が起こる。アルカリ金属塩の形成による色の変化の例としては、黄色のフラボン、および深紅色/オレンジ色のカテキン塩が挙げられる。
(c)可溶性ポリフェノール塩の調合物の形成
以下の実施例で示されるように、本発明のフラボン塩調合物は、元から高いpHを有する組成物にフラボンを添加するか、またはその代わりにより低いpHを有する組成物にフラボンを混合して、次いで組成物に水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物を添加することによって組成物のpHを7.5〜11に高めることによって形成することができる。
安定化ポリマー調合物と共に、重炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウム過酸化物の両方を含有する練り歯磨き調合物は約10〜10.5のpHを有していたことが実験により決定された。アグリコンであるフラボン(すなわち、アピゲニンおよびルテオリン)の粉末を、重炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム過酸化物および過酸化物の安定剤を包含する歯磨き剤に添加した場合、これらの高度に酸化性の過酸化物組成物中で安定な可溶性フラボンのナトリウム塩が形成されたことも決定された。エマルジョン調合物中で高度な抗酸化性と抗炎症特性を有する安定なフラボンの可溶性アルカリ金属塩が存在することは、アグリコンであるフラボンは酸化分解しやすいためにまったく予想外であった。
本発明の組成物の使用
本発明は、歯垢、虫歯、歯周疾患、口腔がん、口腔の化学療法の後遺症、歯肉炎、ヘルペス性病変、単純疱疹、アフタ性潰瘍(apthous ulcer)、歯痛、創傷、歯の過敏症、義歯性口内炎、真菌性、ウイルスまたは細菌感染、および様々な口腔の炎症状態などの歯の疾患または状態を処置または予防するための口腔用組成物を提供する。
本発明の口腔用組成物は、虫歯、歯肉炎、カンジダ症、義歯性口内炎、または歯垢の形成を促進する微生物の蓄積を阻害するのにもよく適している。本発明の口腔用組成物を使用することによって哺乳動物を処置することは、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococci mutans)などの微生物の蓄積を遅くしたり、または止めたりする。
このような口腔用調合物は、典型的には、ブラッシングを介して天然もしくは人工の歯と歯茎を歯磨き剤もしくは練り歯磨きと接触させることによって、または歯と歯茎を接触させることによって、約15〜90秒口腔を濯ぐことによって、またはロゼンジ、キャンデーもしくはチューインガムが使用される場合には、口腔中で舐めたりもしくは噛んだりすることによって、またはマウススプレーの場合には、口腔表面に少なくとも週1回、もしくは有利には毎日噴霧することによって適用される。
以下の実施例11は、練り歯磨き、ガム、およびロゼンジ(ならびに恐らく口内洗浄剤などの他の製品)などの口腔内の健康状態のための製品に調合されたアピゲニンは、唾液中のアピゲニン濃度を急速に増加させることができ、1時間後、場合によってはそれよりかなり長い期間後でもそれを保持していること(アピゲニンを含むペルオキシケア(登録商標)の長期使用者で観察された通り)が観察されたことを示す。最終的にこの実施例は、実施例10で実証された臨床的な発見の裏付けとなる。
フラボノイドの抗炎症、抗菌および抗酸化特性は、歯肉炎および歯周疾患の不快な状態をうまく処置する能力をもたらす。実際に、本発明の調合物は、現在実施されている方法では達成不可能な濃度でのアグリコンであるフラボノイド成分などの可溶化ポリフェノールの送達を可能にする。他の望ましい練り歯磨き調合物の成分と共に、アピゲニンなどのポリフェノール、および場合により治療用フッ化物は、プラーク、歯肉炎、空洞および歯の過敏症を防ぐ。それらは一緒になって、独自の総合的な保護を歯にもたらす。
以下の実施例は例示的なものであり、本発明の組成物および方法を限定しない。当業者に明白な通常遭遇する様々な条件およびパラメーターの他の好適な改変および適応は、本発明の本質および範囲内である。
実施例1−アピゲニン/ポリソルベート80(PS80)濃縮物の調製
必要な成分を以下に挙げる:
・9.25グラムの高度に精製されたPS80
・0.75グラムのアピゲニン粉末。
手法:
(1)50ccの「パイレックス」ビーカーに9.25グラムの高度に精製されたPS80を添加する。
(2)PS80に0.75グラムのアピゲニン粉末を添加する。
(3)PS80/アピゲニン混合物を、約275℃をわずかに超過する温度に加熱する。
約200℃で、混合物が淡褐色/赤褐色を呈し、アピゲニンが約275℃で完全に可溶化するとその色が暗くなることが観察される。
(4)アピゲニン/PS80溶液をそのまま置き、<100℃に冷却させる。
実施例2−アピゲニンを含有する練り歯磨き(TOOTPASTE)調合物
アームアンドハンマーのデンタルケア・アドバンス・ホワイトブレス・フレッシュニング・ベーキングソーダ練り歯磨き(Dental Care Advance White Breath Freshening Baking Soda Toothpaste)、フロステッドミント
活性成分:フッ化ナトリウム(0.24%)(虫歯予防練り歯磨き)
不活性成分:水、重曹(重炭酸ナトリウム)、ソルビトール、ケイ酸、グリセリン、ピロリン酸四ナトリウム、フレーバー、サッカリンナトリウム、セルロースガム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、二酸化チタン。

100グラムのアームアンドハンマーのアピゲニンを含有する調合物を、以下のようにして調製した:
(1)92.0グラムのアームアンドハンマーの白色の練り歯磨きを、300mlのパイレックスガラスビーカーに添加した。最初にpH試験紙によって、練り歯磨きのpHが、およそ9.5より高く、ただしわずかに10より低く、明らかにアルカリ性であることを決定した。
(2)工程1に、3.2グラムのPS80に溶解させた0.2グラムのアピゲニンを含有する3.4グラムの事前に調製したポリソルベート/アピゲニン濃縮物を添加した。合わせた混合物を、均一な淡黄色のブレンドが観察されるまで徹底的に攪拌した。
(3)3.4グラムの蒸留水を工程2からの混合物に添加し、結果得られた混合物を徹底的に攪拌して、均一なブレンドを得た。
(4)1.2グラムのアピゲニン粉末を工程3からの混合物に添加し、均一なブレンド(bled)が得られるまで攪拌した。結果得られた混合物は独特の黄色を呈し、これは、アピゲニンがナトリウム塩として可溶化したことの指標である。
実施例3−ルテオリンを含有する練り歯磨き調合物
コルゲート(Colgate)のホワイトニング・ターター・コントロール・プラスAホワイトニング・フッ素含有練り歯磨き(Whitening Tartar Control plus A Whitening Fluoride Toothpaste)、クリスプミント
活性成分:フッ化ナトリウム(0.24%)(0.15%w/vフッ化物イオン)
不活性成分:ソルビトール、水、ケイ酸、グリセリン、PEG12、三リン酸五ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、フレーバー、水酸化ナトリウム、サッカリンナトリウム、セルロースガム、カラギーナン(紅藻(Red Seaweed))、二酸化チタン。

100グラムのホワイトニング用のルテオリンを含有する調合物を、以下のようにして調製した:
(1)92.0グラムのコルゲートのホワイトニング練り歯磨きを、300mlのパイレックスガラスビーカーに添加した。最初にpH試験紙によって、練り歯磨きのpHが、およそ>9.5、ただしわずかに<10で明らかにアルカリ性であることを決定した。
(2)工程1に、3.2グラムのPS80に溶解させた0.2グラムのルテオリンを含有する3.4グラムの事前に調製したポリソルベート80/ルテオリン濃縮物を添加した。合わせた混合物を、均一な淡黄色のブレンドが観察されるまで徹底的に攪拌した。
(3)3.4グラムの蒸留物を工程2からの混合物に添加し、結果得られた混合物を徹底的に攪拌して、均一なブレンドを得た。
(4)1.2グラムのルテオリン粉末を工程3からの混合物に添加し、均一なブレンドが得られるまで攪拌した。結果得られた混合物は独特の黄色を呈し、これは、ルテオリンがナトリウム塩として可溶化したことの指標である。
実施例4−レスベラトロールを含有するホワイトニング練り歯磨き調合物
クレスト(Crest)のコンプリート・マルチ−ベネフィット練り歯磨き(Complete Multi-Benefit Toothpaste)、ホワイトニング・プラス・スコープ(Whitening Plus Scope)、ミンティーフレッシュ・ストライプ練り歯磨き(Minty Fresh Stripe Toothpaste)調合物
活性成分:フッ化ナトリウム(0.243%)(0.15%w/vフッ化物イオン)(虫歯予防練り歯磨き)
不活性成分:ソルビトール、水、ケイ酸、ピロリン酸二ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、フレーバー、水酸化ナトリウム、アルコール(0.7%)、キサンタンガム、サッカリンナトリウム、グリセリン、カルボマー(Carbomer)956、セルロースガム、ポリソルベート80、安息香酸ナトリウム、塩化セチルピリジニウム、安息香酸、二酸化チタン、青色1号レーキ(CI42090)、黄色5号レーキ。

100グラムの調合物を、以下のようにして調製した:
(1)98.6グラムの練り歯磨きを、300mlのパイレックスガラスビーカーに添加した。最初にpH試験紙によって、クレストの練り歯磨きのpHが、およそ8.5で明らかにアルカリ性であることを決定した。
(2)約0.1グラムの微細なNaOH結晶を練り歯磨きに添加し、徹底的に練り歯磨きに混合した。均一に薄緑色のブレンドのpHは約10と測定された。ブレンドされた混合物のアルカリ度の上昇によって、レスベラトロールがそのナトリウム塩として可溶化した。
(3)工程2からの混合物のpHを、約0.1グラムのクエン酸結晶の添加によりpH8.5に調整した。
実施例5−レスベラトロール(REVERATROL)を含有する口内洗浄剤調合物
活性成分
チモール(0.064%)、オイカリプトール(0.092%)、サリチル酸メチル(0.060%)、メントール(0.042%)
不活性成分
水、アルコール(26.9%)、安息香酸、ポロキサマー407、安息香酸ナトリウム、カラメル。
殺菌性の口内洗浄剤調合物リステリン(LISTERINE)(登録商標)は、バイオフィルムに急速に透過して、プラークと歯肉炎を起こす微生物を殺す。

100グラムのリステリン(登録商標)レスベラトロール含有マウスリンス調合物を、以下のようにして調製した:
(1)98.4グラムのカラメル色のマウスリンスであるリステリン(登録商標)を、300mlのパイレックスガラスビーカーに添加した。最初にpH試験紙によって、カラメル色のマウスリンスであるリステリン(登録商標)のpHが、およそ4.5で明らかに酸性であることを決定した。
(2)1.2グラムのレスベラトロール粉末を工程1の溶液に添加した。
(3)約0.2グラムの微細なNaOH結晶を工程2からの混合物に添加し、徹底的に混合した。均一にカラメル色になったブレンドのpHは約10と測定された。ブレンドされた混合物のアルカリ度の上昇によって、レスベラトロールがそのナトリウム塩として可溶化した。
(4)工程3からの混合物のpHを、約0.2グラムのクエン酸結晶の添加によりpH6.5に調整した。透明な溶液は、1.2mg/mlのレスベラトロール濃度を有していた。
実施例6−ルテオリンを含有する口内洗浄剤調合物
活性成分
0.064%のチモール、0.092%のオイカリプトール、0.060%のサリチル酸メチル、0.042%のメントール
不活性成分
水、アルコール(26.9%)、安息香酸、ポロキサマー407、安息香酸ナトリウム、カラメル。
殺菌性マウスリンスであるリステリン(登録商標)は、バイオフィルムに急速に透過して、プラークと歯肉炎を起こす微生物を殺す。

(1)98.6グラムのカラメル色のマウスリンスであるリステリン(登録商標)を、300mlのパイレックスガラスビーカーに添加した。最初にpH試験紙によって、カラメル色のマウスリンスであるリステリン(登録商標)のpHが、およそ4.5で明らかに酸性であることを決定した。
(2)1.2グラムのルテオリン粉末を工程1の溶液に添加した。
(3)約0.2グラムの微細なNaOH結晶を工程2からの混合物に添加し、徹底的に混合した。均一にカラメル色になったブレンドのpHは約10と測定された。ブレンドされた混合物のアルカリ度の上昇によって、ルテオリンがそのナトリウム塩として可溶化した。
(4)工程2からの混合物のpHを、約0.2グラムのクエン酸結晶の添加によりpH8に調整した。透明な溶液は、1.5mg/mlのルテオリン濃度を有していた。
実施例7−アピゲニンを含有するチューインガム調合物
成分:ソルビトール、ガムベース(Gun Base)、グリセロール、天然および人工のフレーバー;2%未満の:加水分解水添デンプン、S、レシチン、アスパルテーム−アセスルファム、マンニトール、クエン酸、アスパルテーム、リンゴ酸、スクラロース、アセスルファムカリウム、色素(黄色5号レーキ、青色1号レーキ)、BHT(鮮度を維持するため)。

6.18グラムのアピゲニンを含有するエキストラ・スペアミント(Extra Spearmint)調合物を、以下のようにして調製した:
(1)0.2375グラムのPS80に溶解させた0.0125グラムのアピゲニンを含有する、0.25グラムの事前に調製したポリソルベート80/アピゲニン液体濃縮物(実施例1を参照)を、2本のエキストラ・スペアミントチューインガムに添加して秤量したところ、5.93グラムであった。
(2)ポリソルベート80/アピゲニン液体濃縮物を直ちに且つ短時間で混練してガムを得た。ガムの物理的構造および咀嚼の品質はそれほど変化しなかった。意義深いことに、PS80/アピゲニン濃縮物を添加しても、調合物の元の薄緑色/黄色は目に見えて変化しなかった。
溶解したアピゲニンの総量は、ガム2本で約12mgと算出されるが、これは、微生物のグルカン形成活性を妨害するために表面に付着したグルコシルトランスフェラーゼの活性を阻害するのに必要なアピゲニンの文献に記載の量よりもはるかに高い。加えて、可溶化アピゲニンは、その抗炎症性および抗酸化剤特性により歯の健康状態に寄与する。微生物の蓄積を阻害および/または停止するアピゲニンの役割は、歯垢、虫歯、歯肉炎および他の口腔問題の予防に寄与する。その上、非イオン性PS80界面活性剤はさらに、プラークの表面構造とのアピゲニンの接触を助けるように作用する可能性がある。
本発明のガムの組成物は、歯垢、虫歯、歯肉炎および他の歯科的な問題の予防または処置に寄与する可能性がある他の成分、例えば他のアグリコンであるフラボノイドの有効量と組み合わせてもよい。
実施例8−重炭酸ナトリウム、過酸化物および過酸化物の安定剤で構成されるアルカリ性練り歯磨き中での、可溶性フラボン塩調合物の形成
アームアンドハンマー・ペルオキシケア(登録商標)練り歯磨き調合物
活性成分:フッ化ナトリウム(0.24%)
不活性成分:重炭酸ナトリウム(重曹)、PEG−8、PEG/PEG−116/66コポリマー、ピロリン酸四ナトリウム、炭酸ナトリウム過酸化物、シリカ、サッカリンナトリウム、フレーバー、水、ラウリル硫酸ナトリウム、サルコシン酸ラウリルナトリウム。

主成分:100ccのペルオキシケア(登録商標)練り歯磨き
(1)エチルアルコールで濯いで洗った清潔な200mlのパイレックスガラスビーカーに、100ccのペルオキシケア(登録商標)練り歯磨きを分配する。
(2)工程1からの100ccのペルオキシケア(登録商標)練り歯磨きの重量が150グラムであることを確認する。そうでない場合、ペルオキシケア(登録商標)を添加または除去して、重量を150グラムにする。
(3)工程2からのペルオキシケア(登録商標)のpHが≧10であることを確認する。約0.1グラム未満のペルオキシケア(登録商標)練り歯磨き調合物を取り、それを30mlのパイレックスガラスビーカー中に入れた約20ccの蒸留水と共に徹底的に混合することによって、pHを決定する。次いでこの液体混合物の1滴をpH試験紙に添加して、pHを決定する。pH試験紙と少なくとも1分間そのまま接触させた後、色の変化を比較してpHを決定する。pHが<10になるという予想外の事態になった場合、約10のpHレベルを達成するために、練り歯磨き調合物に水酸化ナトリウム結晶を添加してもよい。
(4)工程2からの混合物に600mgのアピゲニン粉末を添加し、スパーテルで徹底的に5分間混合して、均一な黄色の混合物を得る。
(5)次いでペルオキシケア(登録商標)混合物中の6mg/mlのアピゲニンのナトリウム塩を含有する工程4からの混合物を好適な無気分配チューブに注入した。
実施例9−重炭酸ナトリウム、過酸化物および過酸化物の安定剤で構成されるアルカリ性練り歯磨き中に可溶性のアピゲニンのナトリウム塩調合物を適用することによって達成される口腔内の炎症性および微生物性の障害の処置
10人の患者は、プロービング時の出血および歯肉炎指数によって診断された歯肉炎を有していた。これらの患者は、1週間フロッシング、リンスまたは専門的なケアを行うことなく、実施例8の練り歯磨きを使用した。どの患者も、プロービング時の出血がほとんどなくなり、歯肉炎指数がより健康的になったことから有意な改善が実証された。この患者集団に関して、当該製品は歯肉炎をうまく処置した。
実施例10−歯肉炎の処置に関してアルカリ性歯磨き剤の有効性をアピゲニン歯磨き剤と比較する二重盲検ランダム化試験
主要な目的:この研究の主要な目的は、歯肉炎の局所処置に関して実施例8で説明したものに類似したアルカリ性のアピゲニン練り歯磨きの有効性を評価することであった。
全体的な研究の設計:この研究は、歯肉炎の処置に関して、アピゲニンを含むアルカリ性練り歯磨きを臨床的に比較する二重盲検ランダム化試験であった。初期の歯周炎ではなくとも様々な重症度の歯肉炎を有する20人の対象を登録した。各対象は、LoeおよびSilnessによって説明されているように、2の指数、すなわち中程度の炎症、発赤、浮腫および出血を有する少なくとも4本の歯の周りに歯肉を有していた。記録された臨床パラメーターは、以下に挙げる通りである:(1)歯肉炎指数;(2)出血指数(存在する歯の数に対する表面出血および重症の数);(3)歯周ポケット深さ、および(4)プラーク指数。
スクリーニングおよび試験のための来院は、選択された対象の口内の写真を撮った研究センターで行われた。2週間にわたり、濯ぎまたはフロッシングを行わず、10人の対象がアルカリ性のペルオキシケア(登録商標)練り歯磨きを使用し、10人の対象がアピゲニンを含むアルカリ性練り歯磨きのみを使用した。選択された対象に、1日2回(朝と就寝前)2分間にわたり提供された試験材料のみを使用するように指導し、歯肉溝のブラッシング技術を教示し、2分のタイマーを使用するように指示した。また各対象に、適切な量の試験材料を彼等に与えられた新しいブラシ上に置くことも示した。口内を4分円に分けた領域それぞれを30秒ずつブラッシングして合計2分間のブラッシングサイクルになるように、各対象に指導した。試験材料を用いた自身の経験をさらに記録するために、毎日継続して日記をつけるようにも対象に指導した
1日目と15日目に、歯肉炎指数、出血指数、歯周ポケットの深さおよびプラーク指数の臨床パラメーターを記録した。両方の日に関連する歯の口内の写真を撮り、全ての必要な情報を収集するために日記を見直した。
練り歯磨き調製物:この研究で使用した練り歯磨きは、実施例8で説明した手法によって調製された。研究員も患者も自分が受け取ったのがどちらの調合物かわからないように、2種の調合物が同じ色になるような食品グレードの色素を利用した。2種の調合物をBおよびCと標識した。BおよびCの製品を調製した配合者が、表IXに記載されたような調合物の組成を知る唯一の人間であった。

研究の評価
歯肉炎指数(0〜3ポイントのスケール):
LoeおよびSilnessによって説明されている通りである:
スコア0−正常;
スコア1−軽度の炎症、わずかな色の変化、出血なし;
スコア2−中程度の炎症、浮腫、発赤、プロービング時の出血;
スコア3−強度の炎症、発赤、浮腫、出血しやすい。
最終的な歯肉炎指数のスコアは、1面あたりのスコアの合計/面の総数(歯1本あたり4)に等しい。次いで研究に関与した4本の歯に関するこれらのスコアを加算した。
出血指数:(0〜5ポイントのスケール):
歯肉炎の初期の徴候はプロービング時の出血であり、1971年に、MuhlemannおよびSonは歯肉溝出血指数(SBI)を説明している。スコア付けの基準は以下の通りである:
スコア0−健康に見える乳頭および辺縁歯肉、プロービング時の出血なし;
スコア1−健康に見える歯肉、プロービング時の出血;
スコア2−プロービング時の出血、色の変化、浮腫なし;
スコア3−プロービング時の出血、色の変化、わずかな浮腫;
スコア4−プロービング時の出血、色の変化、明らかな浮腫;
スコア5−自然出血、色の変化、著しい浮腫。
10人の患者は、プロービング時の出血および歯肉炎指数によって診断された歯肉炎を有していた。これらの患者は、1週間フロッシング、リンスまたは専門的なケアを行うことなく、実施例8の練り歯磨きを使用した。どの患者も、プロービング時の出血がほとんどなくなり、歯肉炎指数がより健康的になったことから有意な改善を実証した。この患者集団に関して、当該製品は1週間にわたり歯肉炎をうまく処置した。
歯周ポケットの深さ:
mm単位での深さの測定を、各歯周辺の6ポイントで歯根膜のプローブを用いて行った。研究に選ばれた4本の歯に関するこれらのスコアを加算した。
結果
表Xで記載されたように、アルカリ性練り歯磨きとアピゲニン調合物を含むアルカリ性練り歯磨きは両方とも、全ての測定されたスコアに関して2週間の研究期間の間に実質的な改善をもたらした。意義深いことに、アピゲニンを含むアルカリ性練り歯磨きは、ポケットの深さ、出血および歯肉炎指数それぞれにおいて、アピゲニン非含有のアルカリ性練り歯磨き調合物と比較して3.1%、34.2%および30.6%の改善をもたらした。
アピゲニンの抗炎症および抗菌特性は、この研究で述べられた口腔内の健康状態の改善に寄与した。
一部の対象は、アルカリ性練り歯磨きへのアピゲニンの添加により、調合物の味およびフレーバーが改善されたと述べた。

実施例11−調合された製品のアピゲニン含量ならびに製品使用後の唾液および歯肉溝中のアピゲニン含量
主要な目的:この研究の主要な目的は、本発明の練り歯磨きを使用した場合の唾液および歯肉溝液中のアピゲニンの保持を評価することであった。
全体的な研究の設計:6人の対象は、5種の異なるアピゲニンを含有する練り歯磨きを用いて、(1)ブラッシングの前、(2)濯ぎを行わないブラッシングの後、(3)濯いだ直後、および(4)濯いでから1時間後に、唾液サンプルを提供した。各対象は、約1.8gの練り歯磨きを新しい歯ブラシ上に載せ、歯肉溝のブラッシング技術を使用して自身の歯を2分間ブラッシングした。1人の対象(長期使用者)は、研究開始前の60日より長い間、朝と夜の1日2回、2分間にわたり日常的なブラッシングを行った。
吸収紙の先端を使用して、4つの異なる歯肉溝位置を測定した。ブラッシングの後と濯いでから1時間後に、浸潤した紙の先端を収集した。全ての唾液および歯肉溝液中のアピゲニンの決定は、処置の割り当てがわからない方式で行われた。
サンプルの調製:練り歯磨きサンプルは、「本発明の調合物を調製する方法の章」ならびに実施例1、3および8で説明した手法によって調製された。
表XIに、この研究で利用された5種の練り歯磨きサンプルの詳細を示す。

表XIIに、それぞれの練り歯磨き調合物中に含有される成分を列挙する。

実験方法:練り歯磨き製品中のアピゲニンを、液体−液体プロトコールを使用して抽出した。簡単に言えば、0.5グラムの練り歯磨きを5mlのHOと混合した。2分間徹底的にボルテックスで混合した後、結果得られた混合物中のアピゲニンを15mlの酢酸エチルで抽出した。2分間徹底的にボルテックスで混合し、15分間遠心分離した後、酢酸エチル画分および水画分のアリコートをNガス下で乾燥させ、HPLC−ECDを使用したアピゲニン分析のために再溶解させた。練り歯磨き製品中のアピゲニン濃度は、水画分と酢酸エチル画分両方のアピゲニン含量の合計である。
各タイムポイントで50mlのファルコンチューブ中に唾液を収集し、即座に冷凍庫に移した。収集後、歯肉溝液を染み込ませた紙の先端も50ml中に入れ、冷凍庫で保存した。収集から8時間以内に、分析のために全てのサンプルをタフツ大学(Tufts University)に送った。
電気化学的検出(ECD)を用いた高速液体クロマトグラフ(HPLC)を使用して、唾液および歯肉溝中のアピゲニンを定量した。1mlの唾液または歯肉溝液を含有する4つの紙の先端中のアピゲニンを、3mlのアセトニトリルを使用して抽出した。2分間徹底的にボルテックスで混合した後、混合物を、2,000rpm、4℃で15分間遠心した。上清をNガス下で乾燥させ、移動相Aで再溶解させ、HPLC−ECDを用いてアピゲニンに関して分析した。このアッセイの定量限界(LOQ)は、唾液1mlあたり15ngである。
認証されたアピゲニンを用いて構築された標準曲線を使用して、唾液、紙の先端、および練り歯磨き製品中のアピゲニン濃度を計算した。標準曲線は、0.9973のR値で直線状であった。
結果
表XIIIに、練り歯磨き、ガムおよびロゼンジの試験サンプル中の分析により得られたアピゲニン濃度を列挙する。

表XIVに、分析により測定された、練り歯磨きを用いた対象の唾液および歯肉溝液中の時間の関数としてのアピゲニン含量を列挙する。

各練り歯磨き製品中のアピゲニンを決定したところ、0.23μg/g(プロポリスを含有する練り歯磨き)から7964μg/g(アピゲニン塩を含む改変された酸性調合物)までの範囲であった。各練り歯磨きの試験において、適用された量は約1.8gであった。長期のアルカリ性調合物使用者を除いて、ベースライン時に検出可能な唾液のアピゲニン濃度を有する練り歯磨きを用いた対象はいなかった。ブラッシングの直後に収集された歯肉溝液のアピゲニンは、一貫して1時間経過後よりも高く、ここで重要なことは、この第二のタイムポイントでもなおアピゲニンが存在するという点である。ブラッシングの直後、濯がない状態で、アピゲニンは、29.10〜679.76μg/mlの濃度範囲で著しく増加した。
長期的にアピゲニンを含むアルカリ性調合物を使用した対象は、製品の最後の使用の12時間後に(すなわち、ベースライン時に)検出可能な量のアピゲニン(0.72μg/ml)を有していた。
酸性調合物はpH6を有し、アルカリ性調合物はpH10を有する。唾液のアピゲニンはブラッシング後と改変されたアルカリ性のアピゲニン塩で濯いでから1時間後に最大であったが、アルカリ性練り歯磨き調合物で濯いだ直後のほうがより高かった。試験された様々な調合物から、様々な可溶化技術によって、短中期的な期間から長期的な期間の両方で、口腔中において生物学的に利用可能なアグリコンであるフラボノイドの治療有効濃度を達成できることが実証される。様々な調合物および濃度を使用して、望ましい濃度レベルを達成することができる。
実施例12−アピゲニン塩を含有するガムまたはロゼンジを使用した後の唾液中のアピゲニン含量
主要な目的:この研究の主要な目的は、本発明のガムまたはロゼンジを使用した場合における唾液中のアピゲニンの保持を評価することであった。
全体的な研究の設計:ガム(n=1)およびロゼンジ(n=1)を試験する対象は、製品の使用前、および使用の5分後に唾液サンプルを提供したが、歯肉溝液は収集しなかった。全ての唾液中のアピゲニンの決定は、処置の割り当てがわからない方式で行われた。
サンプルの調製:約60℃に溶融したガム混合物を形成してスペアミントを無糖ガムに注入し、少量のNaOH結晶を添加して約10.0のpHを達成することにより、ガムサンプルを調製した。次いでアピゲニン粉末を添加して、可溶性のアピゲニンのナトリウム塩(約0.5wt.%)を形成した。加えて混合物に、キシリトール(約0.5wt.%)を添加した。次いで溶融混合物を注ぎ込み、球状にした。冷却する際に、改変されたガムをキシリトール結晶の薄膜でコーティングした。
アピゲニンのナトリウム塩が注入されたグミベアー用のロゼンジを調製し、キシリトール結晶でコーティングした。約65℃で溶融混合物が形成されるように、グミベアーを高周波レンジで加熱した。濃縮したNaOH水性濃縮物を溶融したグミベアーに添加して、約10.0のアルカリ性pHを達成した。次いでこの混合物にアピゲニン粉末を添加して、1wt.%の可溶性のアピゲニンのナトリウム塩を形成した。溶融混合物を注ぎ込み、直径約1/2インチのボール状にした。冷却する際に、結果得られた改変されたグミベアー形状をキシリトールの薄層でコーティングした。
実験方法:ガムおよびロゼンジサンプルを液体窒素中で粉砕した。0.5グラムの結果得られた粉末中のアピゲニンを、実施例11で説明したのと同じプロトコールによって決定した。
結果
表XVに、ガムおよびロゼンジ試験サンプル中の分析によるアピゲニン濃度を列挙する。

表XVIに、ガムおよびロゼンジを使用して、ガムおよびロゼンジの唾液中における分析により測定された、時間の関数としてのアピゲニン含量を列挙する。

ガムおよびロゼンジの投与形態の使用は、5分後における唾液中のアピゲニン増加と関連していた。ガムおよびロゼンジ(それぞれ0.09および0.18μg/ml)を試験した対象において、唾液中のアピゲニンの低いベースラインレベルが記録された。
実施例13−製品使用後の唾液中における没食子酸エピガロカテキン(EGCG)
主要な目的:この研究の主要な目的は、EGCGを含有するアルカリ性練り歯磨きを用いてブラッシングした後の唾液中における没食子酸エピガロカテキン(EGCG)の保持を評価することであった。
全体的な研究の設計:EGCGを含有するアルカリ性練り歯磨きを用いた唾液サンプルを、(1)ブラッシングの前および(2)濯いだ直後に1分間ブラッシングした後に得た。対象は、歯ブラシに約1.8グラムの練り歯磨きを用いて、歯肉溝のブラッシング技術を使用して2分間ブラッシングした。
サンプルの調製:「本発明の調合物を調製する方法の章」および実施例1、3および8で説明されている手法によって、練り歯磨きサンプルを調製した。以下の表XVIIに、練り歯磨きサンプルの詳細を示す。

実験方法:ブラッシングの10分前に、5mlの唾液サンプルを収集した。ブラシに適用した1.8グラムの練り歯磨きを用いて歯のブラッシングを2分間行った。1分間ブラッシングした後、口腔を50mlの水で濯いだ。濯いだ後、約8mlの唾液を収集した。唾液のpHを測定した。加えて、NaOH結晶の添加により唾液サンプルをさらにアルカリ性にし、結果得られたサンプルの色を記録した。
結果:中性の唾液サンプル(pH約7.0)を水酸化ナトリウム結晶でpH約10.5にアルカリ化したところ、唾液サンプルが赤色/茶色になったことから、EGCGが保持されたことを示す。
実施例14−PS80界面活性溶媒中での様々なアグリコンであるフラボノイドのクラスの溶解性
酸性調合物中での数種のアグリコンであるフラボノイドの溶解濃度は、著しく限定される。例えば、歯肉炎、プラーク、カリエスなどを低下させるフッ化スズ調合物は全て、明らかに酸性である。その結果として、米国特許第8,637,569号で説明されている熱加工方法を使用して、表XVIIIで述べたようなPS80/アグリコンであるフラボノイドの濃縮物を調製した。全ての溶解性試験は、80mlのパイレックスガラスビーカー中に入れた20mlのPS80を用いて行われた。125℃を超える温度レベルでPS80/アグリコンであるフラボノイドの完全な可溶化が達成された。様々なクラスのフラボノイドを代表するPS80/アグリコンであるフラボノイドの濃縮物は、アグリコンであるフラボノイドの溶解性が強化されるように好ましくは3〜11の範囲のpHから様々な口腔用調合物に添加することができる。

上述した実施態様に対して多様な変更および改変をなし得ることが理解されるものとする。従って、前述の説明は、本発明を限定するのではなく例示のためであり、本発明を規定するのは、全ての等価体を包含する以下の特許請求の範囲であることが意図される。
本明細書で引用された全ての参考文献は、参照によりそれらそれぞれの全体が本明細書に組み入れられる。
典型的な実施態様を参照しながら本発明を説明したが、当業者であれば、様々な変化をなすことができ、それらの要素を本発明の範囲から逸脱することなく等価体で置換することもできることが理解できるものと予想される。加えて、特定の状況または材料を、それらの必須の範囲から逸脱することなく本発明の教示に適合させるために、多くの改変をなすことができる。それゆえに、本発明を実行するために考慮される最良の形態として、開示された特定の実施態様に本発明を限定せず、本発明は、出願された特許請求の範囲内に含まれる全ての実施態様を包含することが意図される。



  1. i)ポリフェノール、および
    ii)口腔的に許容できる基剤
    を含む組成物であって、前記ポリフェノールが、アルカリ金属塩または濃縮物の形態である、上記組成物。

  2. 前記組成物が、口腔に投与されると微生物の蓄積を阻害する、請求項1に記載の組成物。

  3. 前記組成物が、DMSOを包含しない、請求項1に記載の組成物。

  4. 前記組成物が、40%より多くのエタノールを包含しない、請求項1に記載の組成物。

  5. 前記ポリフェノールが、フラボノイドである、請求項1に記載の組成物。

  6. 前記フラボノイドが、アピゲニン、ルテオリン、ケンペロール、ケルセチン、ミリセチン、ダイゼイン、ゲニステイン、カテキン、ガロカテキン、ナリンギン、ルチン、ヘスペリチン、およびそれらの2種またはそれより多くの組み合わせからなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。

  7. 前記ポリフェノールが、アピゲニンである、請求項1に記載の組成物。

  8. 前記ポリフェノールが、レスベラトロールである、請求項1に記載の組成物。

  9. 前記ポリフェノールが、組成物の0.01重量パーセントより多い、請求項1に記載の組成物。

  10. 前記ポリフェノールが、組成物の0.1〜5重量パーセントである、請求項1に記載の組成物。

  11. 前記組成物が、5.5〜8のpHを有し、前記ポリフェノールが、濃縮物の形態である、請求項1に記載の組成物。

  12. 前記組成物が、8より大きいpHを有し、前記ポリフェノールが、アルカリ金属塩の形態である、請求項1に記載の組成物。

  13. 前記組成物が、10.5より大きいpHを有し、前記ポリフェノールが、アルカリ金属塩の形態である、請求項1に記載の組成物。

  14. 前記組成物が、10より大きいpHを有し、前記ポリフェノールが、アルカリ金属塩の形態である、請求項1に記載の組成物。

  15. 前記組成物が、液体、ゲル、ペースト、スプレー、粉末、ガム、ロゼンジまたは錠剤の形態である、請求項1に記載の組成物。

  16. フッ化物化合物、抗齲蝕剤、抗菌剤、抗歯石剤、抗炎症剤、およびそれらの2種またはそれより多くの組み合わせからなる群より選択される添加剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物。

  17. 湿潤剤、研磨剤、ゲル化剤、脱臭剤、ホワイトニング剤、界面活性剤、結合剤、保存剤、着色剤、緩衝剤、ステインリムーバー、鉱物、ビタミン、ハーブ、CoQ10、キシリトール、およびそれらの2種またはそれより多くの組み合わせからなる群より選択される化合物をさらに含む、請求項1に記載の組成物。

  18. アスコルビン酸をさらに含む、請求項1に記載の組成物。

  19. 前記組成物が、ペーストまたはゲルの形態であり、前記ポリフェノールが、組成物の0.1〜5重量パーセントである、請求項1に記載の組成物。

  20. 前記組成物が、リンスまたはスプレーの形態であり、前記ポリフェノールが、組成物の0.1〜5重量%である、請求項1に記載の組成物。

  21. 前記組成物が、ガム1本あたり少なくとも0.2mgのポリフェノール薬量を含む、ガムの形態である、請求項1に記載の組成物。

  22. i)ポリフェノールのアルカリ金属塩、
    ii)重炭酸ナトリウム、および
    iii)過酸化物
    を含む組成物であって、前記組成物は、練り歯磨きまたはゲルの形態である、請求項1に記載の組成物。

  23. 前記過酸化物が、炭酸ナトリウム過酸化物である、請求項22に記載の組成物。

  24. 重炭酸ナトリウムおよび/または過酸化物を安定化するためのポリマーをさらに含む、請求項23に記載の組成物。

  25. 治療有効量の請求項1に記載の組成物を哺乳動物の口腔に投与することを含む、虫歯に関与する可溶性の表面に付着した微生物の活性を阻害する方法。

  26. 治療上有効な持続的なレベルのポリフェノールを哺乳動物の口腔中に提供する方法であって、請求項1に記載の組成物を前記口腔に投与することを含む、上記方法。

  27. ポリフェノールを哺乳動物の全身に送達する方法であって、
    前記哺乳動物の口腔に、請求項1に記載の組成物をバッカル投与すること
    を含む、上記方法。

  28. 哺乳動物における口腔の疾患または状態を処置するための方法であって、
    前記哺乳動物の口腔に、治療有効量の請求項1に記載の組成物を投与すること
    を含む、上記方法。

  29. 前記口腔の疾患または状態が、歯垢、虫歯、歯周疾患、口腔がん、口腔の化学療法の後遺症、歯肉炎、ヘルペス性病変、単純疱疹、アフタ性潰瘍、歯痛、創傷、歯の過敏症、義歯性口内炎、真菌性、ウイルスまたは細菌感染からなる群より選択される、請求項28に記載の方法。

  30. 前記口腔に投与することが、歯、粘膜表面、舌の表面、総義歯または部分義歯上の表面の1種またはそれより多く、およびそれらの2種もしくはそれより多くの組み合わせに投与することを含む、請求項28に記載の方法。

  31. 前記組成物が、少なくとも1日1回投与される、請求項28に記載の方法。

  32. 前記組成物が、約30〜60秒の期間で口腔に投与され、前記組成物が、リンスの形態である、請求項28に記載の方法。

  33. 前記組成物が、少なくとも1分間の期間で口腔に投与され、前記組成物は、ペーストまたはゲルの形態である、請求項28に記載の方法。

  34. ポリフェノールを含有する練り歯磨きまたは口腔用リンス組成物を作製する方法であって、
    a)熱安定性のポリフェノール化合物を、熱安定性の非イオン界面活性剤と混合し、混合物を形成すること、
    b)工程a)の結果得られた前記混合物を、前記熱安定性のポリフェノール化合物が可溶化して濃縮物を形成するような温度に加熱すること、
    c)工程b)の結果得られた前記濃縮物を冷却すること、
    d)工程c)の可溶化したポリフェノールの濃縮物を、練り歯磨きまたは口腔用リンスに添加し、前記ポリフェノールを含有する練り歯磨きまたは口腔用リンス組成物を形成すること
    を含む、上記方法。

  35. 前記組成物が、練り歯磨きの形態である、請求項34に記載の方法。

  36. 前記ポリフェノールが、フラボノイドである、請求項34に記載の方法。

  37. 前記非イオン界面活性剤が、ポリソルベートである、請求項34に記載の方法。

  38. 前記混合物が、100℃より高く加熱される、請求項34に記載の方法。

  39. 可溶化する前記熱安定性の化合物が、ポリソルベートであり、前記フラボノイドが、アピゲニンまたはルテオリンである、請求項34に記載の方法。

  40. ポリフェノールを含有する練り歯磨きまたは口腔用リンス組成物を作製する方法であって、
    a)ポリフェノールを練り歯磨きまたは口腔用リンス調合物と混合して組成物を形成すること、
    b)工程a)の組成物に、約10のpHレベルまでアルカリ金属水酸化物を添加して、前記練り歯磨きまたは口腔用リンス調合物中でポリフェノールのアルカリ金属塩を形成すること、および
    c)工程(b)の生成物を酸性物質で酸性化して、前記ポリフェノールを含有する練り歯磨きまたは口腔用リンス組成物を形成すること
    を含む、上記方法。

  41. 前記ポリフェノールが、フラボノイドである、請求項40に記載の方法。

  42. 前記熱安定性の可溶化化合物が、ポリソルベートであり、前記フラボノイドが、アピゲニンまたはルテオリンである、請求項40に記載の方法。

  43. 前記フラボノイドが、ケンペロール、ケルセチン、ミリセチン、ダイゼイン、ゲニステイン、カテキン、ガロカテキン、ナリンギン、ルチン、ヘスペリチン、およびそれらの2種またはそれより多くのの組合せからなる群より選択される、請求項40に記載の方法。

  44. 前記アルカリ金属水酸化物が、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム、またはそれらの混合物である、請求項40に記載の方法。

  45. 前記酸性化物質が、クエン酸、酢酸、アスコルビン酸、塩酸またはそれらの混合物である、請求項40に記載の方法。

 

 

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