原油二次回収に使用するための排気の処理

 

炭化水素産出のために蒸気を発生させる方法を提供する。本方法は、ガスタービンシステムからの排気ストリームからの熱を使用して蒸気を生成する段階を含む。水ストリームは、排気ストリーム内の燃焼生成物から凝縮され、かつ水ストリームは、蒸気の生成のために補給水として使用される。
【選択図】図3

 

 

〔関連出願への相互参照〕
本出願は、その全体が引用により本明細書に組み込まれる「原油二次回収に使用するための排気の処理」という名称の2013年3月8日出願の米国特許出願第61/775,167号の優先権利益を主張するものである。
本発明の技術の例示的な実施形態は、コンバインドサイクルプラントから排気熱を回収して回収排気熱を原油二次回収のために使用するための技術に関する。
本節は、本発明の技術の例示的な実施形態に関連付けることができる当業技術の様々な態様を導入することを意図している。この検討は、本発明の技術の特定の態様のより良い理解を容易にするフレームワークを与える上で役立つと考えられる。従って、この観点から本節を読むべきであり、必ずしも従来技術を受け入れるものとしてではないことを理解すべきである。
ガスタービンとして通常知られているブレイトンサイクルエンジンを、排気ガス再循環によって近化学量論的条件で燃料を燃焼するように適応させることができる。このようなエンジンは、エンジンによって生じる排出物が、主に汚染物質含有量の低い不活性ガスであるので、超低排出技術(ULET)と呼ばれる。一部のULETエンジンは、追加のシャフト動力を生成するように凝縮蒸気タービンに使用される複数の圧力レベルの過熱蒸気を生成するためにガスタービンの排気熱を使用する。PCT出願公開番号WO2012003079明細書において、このような装置は、コンバインドサイクル発電(CCPG)と説明されてそのように呼ばれている。CCPGを実施する発電プラントは、コンバインドサイクル発電プラント又は単にコンバインドサイクルプラントと呼ばれる。ガスタービンコンバインドサイクルプラントは、かなり効率的であり、かつ石炭及び原子力のような他の技術に比べると比較的低費用で運用することができる。
コンバインドサイクルプラント内の蒸気タービンは、高品質、すなわち、乾燥した蒸気によって最も効率的に稼働する。乾燥蒸気の生成は、ミネラル、塩、及びシリカのような汚染物質を実質的に含まない給水を必要とする。水は、ULETエンジン内の燃焼工程の副産物として生成されるが、この水は、低品質のものであり、従って、蒸気タービンのボイラーによって容易に使用可能ではない。水を浄化する費用は、多くの場合に法外に高価であり、従って、水は、多くの場合に単に廃棄される。更に、コンバインドサイクルプラント内の蒸気タービンは、ブローダウン水を生成するが、この水も低品質のものであり、従って多くの事例において廃棄される。
これに加えて、ガスタービンの排気熱は、それを単に通気するのではなく追加のシャフト動力を生成するように使用することでコンバインドサイクルプラントの全体効率を改善するが、排気熱に対してより経済的な使用があると考えられる。しかし、現在のコンバインドサイクルプラントは、いずれの代替の目的に対しても排気熱又は排気熱で生成される蒸気を使用するようには装備されていない。
例えば、Earnestに付与された米国特許第4,271,664号明細書は、排気ガス再循環を有するタービンエンジンを開示している。エンジンは、開ループブレイトンサイクルに対して作動する主出力タービンを有する。主出力タービンへの給気は、ブレイトンタービンの排気から熱エネルギを導出する閉ループランキンサイクルのタービンによって独立に駆動される圧縮機によって与えられる。排気ガスの一部分は、部分負荷作動中に圧縮機入口の中に再循環される。しかし、排気熱又は排気熱によって生成される蒸気に対する追加の使用法は、開示されていない。
WO2012003079明細書 米国特許第4,271,664号明細書
本明細書に開示する実施形態は、コンバインドサイクル発電プラントを使用して炭化水素産出のための蒸気を発生させる方法を提供する。本方法は、ガスタービンシステムからの排気ストリームからの熱を使用して蒸気を生成する段階と、排気ストリーム内の燃焼生成物から水ストリームを凝縮させる段階と、蒸気の生成のための補給水として水ストリームを使用する段階とを含む。
別の実施形態は、炭化水素産出にコンバインドサイクルプラントからの排気を使用する方法を提供する。本方法は、コンバインドサイクルプラント内のガスタービンシステムからの排気ストリームからの排気熱を使用して蒸気を生成する段階と、排気ストリームから水ストリームを凝縮させる段階とを含む。水ストリームは、蒸気生成のための補給ストリームとして使用される。蒸気タービンは、蒸気の少なくとも一部分を用いて駆動され、蒸気の少なくとも別の部分は、熱回収工程のための炭化水素リザーバの中に注入される。
別の実施形態は、発電し、かつリザーバから炭化水素を熱的に回収するためのシステムを提供する。システムは、燃焼の副産物として高温排気ストリームを生成するように構成されたガスタービンシステムを含む。システムはまた、高温排気ストリームを使用して蒸気ストリームを生成するように構成された熱回収蒸気発生器(HRSG)を含み、HRSGは、高温排気ストリーム内の燃焼生成物から凝縮ストリームを生成する。給送システムは、HRSGに提供される補給水の少なくとも一部として凝縮ストリームを使用して蒸気ストリームを発生させるように構成される。
本発明の技術の利点は、以下の詳細説明及び添付図面を参照することによってより良く理解される。
蒸気生成熱電併給設備を備えた熱回収システムの使用を示す開発の概略図である。 開発の熱電併給設備の詳細図を示す別の開発の簡易ブロック図である。 開発の熱電併給設備の詳細図を示す別の開発の簡易ブロック図である。 第1の実施形態による開発のHRSGの詳細図を示す図3の開発の一部分の簡易ブロック図である。 第2の実施形態による開発のHRSGの詳細図を示す図3の開発の一部分の簡易ブロック図である。 コンバインドサイクルプラント内の排気熱を使用する方法の処理流れ図である。 コンバインドサイクルプラント内の排気熱を使用する別の方法の処理流れ図である。
以下の詳細説明の節において、本発明の技術の特定の実施形態を説明する。しかし、以下の説明が本発明の技術の特定の実施形態又は特定の使用に特定である範囲において、これは、例示的な目的のみに対するものであるように意図しており、単に例示的な実施形態の説明を提供するものである。従って、この技術は、以下に説明する特定の実施形態に限定されず、むしろ添付の特許請求の真の精神及び範囲に含まれる全ての代替物、修正物、及び均等例を含む。
最初に、参照を簡単にするために、この出願に使用されるある一定の用語及びこの関連に使用される時のそれらの意味を列挙する。本明細書に使用する用語が以下に定義されない限り、それには、当業者が少なくとも1つの刊行物又は交付済み特許に反映されているとしてその用語に与えた最も広い定義が与えられるべきである。更に、同じか又は類似の目的に役立つ全ての均等物、同義語、新しい開発、及び用語又は技術は、本発明の特許請求の範囲内であるものとして考えられるので、本発明の技術は、以下に示す用語の使用によって制限されない。
「瀝青」は、自然発生的な重油材料である。瀝青は、多くの場合に油砂において見出される炭化水素成分である。瀝青は、より揮発性の成分の損失程度に応じて組成物中で変化する可能性がある。瀝青は、非常に粘性のタール状の半固体材料から固体形態に変化することができる。瀝青において見出される炭化水素タイプは、脂肪族化合物、芳香族化合物、樹脂、及びアスファルテンを含むことができる。典型的な瀝青は、以下で構成することができると考えられる。
5wt.%〜30wt.%又はこれより高い範囲とすることができる19重量パーセント(wt.%)脂肪族化合物、
5wt.%〜30wt.%又はこれより高い範囲とすることができる19wt.%アスファルテン、
15wt.%〜50wt.%又はこれより高い範囲とすることができる30wt.%芳香族化合物、
15wt.%〜50wt.%又はこれより高い範囲とすることができる32wt.%樹脂、及び
7wt.%を超える範囲とすることができる若干量の硫黄。
これに加えて、瀝青は、0.4wt.%未満〜0.7wt.%を超える範囲とする少しの水及び窒素化合物を含有することができる。少ないながらも金属内容物を取り出して、生成物合成原油(SCO)の汚染物質を回避することができる。ニッケルは、75ppm(百万分率)未満〜200ppmよりも多くまで変化する可能性がある。バナジウムは、200ppm未満〜500ppmよりも多くまでの範囲とすることができる。瀝青において見出される炭化水素タイプのパーセンテージは、変化する可能性がある。
「クラーク高温水抽出工程」又は「CHWE」は、Dr.K.A.Clarkの業績に基づき、かつCorti他による論文「アサバスカの採掘可能な油砂:瀝青脱離のRTR/湾抽出工程の理論的モデル」、重質原油及びタールサンドに関する第4回UNITAR/UNDP国際会議紀要、vol.5、Edmonton、AB、Aug.7−12,1988、pp.41−44,71において検討されたように油砂から瀝青を放出するために本来は開発された。米国特許第4,946,597号明細書においても説明している工程は、水及び苛性アルカリを有する油砂の激しい機械的攪拌を使用して粒体を破壊してスラリを形成し、その後、スラリは、瀝青の浮遊選鉱のために分離タンクに通過させ、そこから瀝青をすくい取る。この工程は、周囲温度で作業することができ、調節剤がスラリに加えられる。激しい機械的攪拌と一緒に85℃以上の温度を使用する従来の方法は、非常にエネルギ効率が悪い。化学的アジュバント、特にアルカリを利用してこれらの工程を支援していた。
「コンバインドサイクル発電プラント」又は「CCPP」(本明細書では「コンバインドサイクルプラント」とも呼ばれる)は、ガスタービン、蒸気タービン、発電機、及び熱回収蒸気発生器(HRSG)を含み、両蒸気及びガスタービンを使用して発電する。ガスタービンは、開放又は半閉鎖ブレイトンサイクルで作動し、蒸気タービンは、ランキンサイクルで作動する。コンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービン排気ガスからの熱を利用してHRSGにおいて水を煮沸し、蒸気を発生させる。発生した蒸気を利用して、蒸気タービンに動力を供給する。蒸気タービンに動力を供給した後、蒸気は、凝縮され、得られる水をHRSGに戻すことができる。ガスタービン及び蒸気タービンを利用して、個別に独立発電機に動力を供給することができ、又はこれに代えて蒸気タービンは、ガスタービンと組み合わせて、共通駆動シャフトを介して単一発電機を一緒に駆動することができる。これらのコンバインドサイクルガス/蒸気発電プラントは、一般的に、ランキンサイクル又は蒸気のみの発電プラントよりも高いエネルギ変換効率を有する。現在、単純サイクルプラント効率は、44%を超える可能性があるが、コンバインドサイクルプラント効率は、60%を超える可能性がある。より高いコンバインドサイクル効率は、蒸気タービンとガスタービンの組み合わせの相乗的利用から生じる。
「圧縮機」は、仕事(すなわち、圧縮)の印加によってガスの圧力を増加させる機械である。従って、低圧ガス(例えば、約35kPaでの)は、パイプラインを通る伝達、ウェルへの注入、又は他の目的のために高圧ガス(例えば、約6.895kPaでの)に圧縮することができる。
本明細書に使用される時に、「凝縮物」は、蒸気の凝縮によって形成される液状の水を含む。蒸気はまた、水滴の形態の液状の水を同伴することができる。この同伴水はまた、それが蒸気の凝縮から生じると凝縮物と呼ぶ場合があるが、同伴水滴はまた、ボイラーにおいて液状の水の蒸気への不完全変換から生じる場合がある。
「CSS」の「循環蒸気刺激」(「ハフ−アンド−パフ」工程としても公知)は、ウェルが、水蒸気圧入、ヒートソーク、及び圧送油産出のサイクルを通される高温原位置マイニング工程を意味する。具体的には、CSSは、長期間にわたる(例えば、数週〜数ヶ月)水平ウェルを通したリザーバの中への高温(例えば、約300℃〜400℃)蒸気のサイクル導入を伴う。これは、蒸気が石灰化地層を加熱し、油を液体にすることを可能にすることができる。次いで、油は、地表において回収することができる。従って、油の産出及び回収は、より高深度にある別の水平ウェルを通って行うことができる。
「脱水デバイス」は、ガス混合気から気体又は液体の形態で水を取り出すためのデバイスである。「脱水された」は、広くはあらゆる水含有量の減少を説明する。典型的には、脱水された炭化水素含有物質は、実質的に取り出された大部分の水含有量、例えば、体積水で約5%未満又は特定の材料及び始動水含有量に応じて約1%未満有することができる。
「開発」は、統合地表設備及び長期計画を使用して炭化水素を回収するためのプロジェクトである。開発、単一炭化水素リザーバに向けることができるが、複数の近接リザーバを含むことができる。
工程から引き戻されたいずれのストリームにも適用される「リッチ」は、引き戻されたストリームが、その工程に対する給送ストリーム内のその成分の濃度よりも高いある濃度の特定の成分を含有することを意味する。
本明細書に使用される時に、「例示的」は、「実施例、事例、又は例証として役立つ」を意味する。「例示的」として本明細書に説明するあらゆる実施形態は、他の実施形態に勝って好ましい又は有利であると解釈すべきではない。
「設備」は、炭化水素流体がリザーバから生成されるか又はリザーバの中に注入されるどちらかの物理的機器の有形の部分の表現である。その最も広範な意味では、用語「設備」は、リザーバとその送出出口との間の流路に沿って存在することができるあらゆる機器に適用され、これらは、炭化水素流体がリザーバに入り(注入流体)又はリザーバを離れる(生成流体)いずれかの場所である。設備は、産出ウェル、注入ウェル、ウェル管体、水源機器、集積管路、マニホルド、ポンプ、圧縮機、分離器、地表流管路、及び送出出口を含むことができる。本明細書に使用される時に、設備はまた、酸性ガス分離ユニット、極低温分離システム、又は脱水ユニットのようなガス処置ユニットを含むことができる。場合によっては、用語「地表設備」を使用して、ウェル以外のこれらの設備と区別する。「設備ネットワーク」は、システムに存在する設備の完全集合であり、これは、水源と送出出口との間の全てのウェル及び地表設備を含むと考えられる。
用語「ガス」は、「蒸気」と同義に使用され、液体又は固体状態と区別して気体状態の物質又は物質の混合気を意味する。同様に、用語「液体」は、気体又は固体状態と区別するように液体状態の物質又は物質の混合物を意味する。
「熱回収蒸気発生器」又は「HRSG」は、高温ガスストリームから熱を回収する熱交換器又はボイラーである。HRSGは、工程に使用されるか又は蒸気タービンを駆動するのに使用することができる蒸気を生成する。HRSGに対する共通の用途は、コンバインドサイクル発電プラントにあり、ここでガスタービンからの高温排気ガスは、HRSGに給送され、次いで、蒸気タービンを駆動する蒸気を発生させる。本明細書に説明するように、HRSGを使用して、CSS又はSAGDのような原油二次回収工程に蒸気を提供することができる。
「重油」は、「米国石油協会(API)」によって重油又は超重油として分類された油を含む。一般的に、重油は、22.3°(920kg/m3又は0.920g/cm3の密度)〜10.0°(1,000kg/m3又は1g/cm3の密度)のAPI重力を有する。一般的に、超重油は、10.0°未満のAPI重力(1,000kg/m3よりも大きい又は1g/cm3よりも大きい密度)を有する。例えば、重油の供給源は、油砂又は瀝青砂を含み、これは、粘土、砂、水、及び瀝青の組み合わせである。重油の熱回収は、温度又は溶媒濃度の増加に伴う流体の粘度減少に基づいている。粘度が低下すると、蒸気、高温水攻法、又は重力による流体の可動化が可能である。粘度の低下は、排水をより迅速にし、従って直接に回収率に寄与する。
「炭化水素」は、主に元素の水素及び炭素を含む有機化合物であるが、窒素、硫黄、酸素、金属、又はいくつかの他の元素が少量存在してもよい。本明細書に使用される時に、炭化水素は、一般的に、リザーバと呼ばれる地下岩層を含有する炭化水素から採取された有機物質を意味する。例えば、天然ガス、油、及び石炭は炭化水素である。
「炭化水素産出」又は「産出」は、ウェル又は他の開口部からの炭化水素の抽出に関連するあらゆる活動を意味する。炭化水素産出は、通常ウェルを完成した後でウェル内又は上で行なわれるあらゆる活動を意味する。従って、炭化水素産出又は抽出は、一次炭化水素抽出だけでなく、駆動圧を増加させ、炭化水素を動員し又は例えば坑井の化学又は油圧破壊によって処置するための気体又は液体の注入のような二次及び三次産出技術も含み、流量増加、ウェルサービング、ウェルロギング、及び他のウェル並びに坑井処置を容易にする。
用語「天然ガス」は、原油井から(関連ガス)、地下気体軸受地層から(非関連ガス)、又は石炭層から得られるガスを意味する。典型的な天然ガスストリームは、有意成分としてメタン(CH4)を含有する。生天然ガスはまた、エタン(C26)、高分子量炭化水素、酸性ガス(二酸化炭素、硫化水素、硫化カルボニル、二硫化炭素、及びメルカプタンなど)、及び水、窒素、硫化鉄、ワックス、及び原油のような汚染物質を含有する場合がある。
「圧力」は、容積の壁に対してガスによって単位面積当たりに作用する力である。圧力は、キロパスカル(kPa)として示すことができる。
本明細書に使用される時に、「ランキンサイクル発電プラント」は、蒸気発生器、タービン、凝縮器、及び再循環ポンプを含む。例えば、蒸発気が蒸気であると、「ランキンサイクル」発電プラントは、蒸気発生器、蒸気タービン、蒸気凝縮器、及びボイラー給水ポンプを含む。蒸気を使用して、蒸気タービンから発生器を駆動することによって電気を発生させる。次いで、減圧蒸気は、蒸気凝縮器において凝縮される。得られる水は、蒸気発生器に再循環されてループを終了する。
「リザーバ地層」又は「リザーバ」は、典型的には、砂岩、石灰岩、チョーク、石炭、及び一部のタイプの頁岩を含むペイゾーンである。ペイゾーンは、1フット(0.3048メートル)未満〜数百フィート(数百メートル)の厚みで変化する可能性がある。リザーバ地層の透過性は、産出の可能性を与える。
「隔離」は、流体を大気又は開放環境に排出するのではなくて工程の副産物であるガス又は流体の貯蔵を意味する。例えば、本明細書で説明するように、炭化水素の燃焼又は蒸気改質から形成された二酸化炭素ガスは、石炭層のような地下地層において隔離することができる。
「蒸気支援重力排水」又は「SAGD」は、第1のウェルの中に蒸気を注入する熱回収工程であり、重油の粘度を低下させ、流体は、第2のウェルから回収される。両ウェルは、地層内で通常は水平であり、第1のウェルは、第2のウェルの上にある。従って、粘度が低下した重油は、重力の力を受けて第2のウェルに至るまで流れるが、圧力差は、様々な用途において何らかの駆動力を提供することができる。
用語「水蒸気攻法」は、用語「水蒸気圧入」と同義語である。両用語は、蒸気を地下地層の中に注入して粘性の炭化水素の流量増加を引き起こす技術を説明する。
本明細書に使用される時に、「蒸気発生器」は、直接又は別の工程の一部としてのどちらかで工程設備のための蒸気を発生させるのに使用するいくつかのデバイスを含むことができる。蒸気発生器は、例えば、熱回収蒸気発生器(HRSG)及びとりわけ貫流蒸気発生器(OTSG)を含むことができる。蒸気は、いくつかの品質レベルで発生させることができる。蒸気の品質は、水蒸気に変換される冷い水蒸気の質量分率によって測定される。例えば、80%の品質蒸気は、水蒸気に変換された給水の約80wt.%を有する。蒸気は、両蒸気及び関連する凝縮物(又は水)を含有する湿潤蒸気として発生する。湿潤蒸気は、分離器を通過して、乾燥蒸気、すなわち、凝縮物の同伴なしに発生することができる。分離の結果として、分離器はまた、液体凝縮ストリームを発生させる。
本明細書に使用される時に、「蒸気システム」は、共通給水源から平行に延び、共通出口に蒸気を給送する1又はそれ以上の蒸気発生器を含む。蒸気システムは、平行にどのような数又はタイプの蒸気発生器も含むことができる。多くの場合に、蒸気システムの平行蒸気発生器は、類似の品質レベルで蒸気を発生させる。
材料の品質又は量、又はその具体的な特性に関して使用するときの「実質的」は、材料又は特性を提供することを意図した効果を提供するのに十分な量を意味する。許容偏差の正確度は、場合によっては具体的な状況により決まる場合がある。
本明細書に使用される時に、「熱回収工程」は、熱源を使用して例えば炭化水素の粘度を低下させることによって回収を高めるあらゆるタイプの炭化水素回収工程を含む。これらの工程は、単独又はあらゆる組み合わせで加熱水、湿潤蒸気、又は乾燥蒸気に基づく場合がある。更に、これらの成分のいずれも、溶媒と組み合わせて回収を高めることができる。このような工程は、とりわけ、循環蒸気刺激(CSS)、水蒸気攻法、及びSAGDのような地下工程と、地下マイニング及び露天掘りのような回収のための地表処理を使用する工程とを含むことができる。
「ウェル」又は「坑井」は、導管を地下の中に掘削するか又は挿入することによって作られた地下内の孔を意味する。これらの用語は、地層中の開口部を意味するときは同義的である。ウェルは、実質的に円形の断面又は他の断面形状を有することができる。ウェルはケースに入れられるか、ケースに入れられかつセメントで固められるか、又は開放孔ウェルとすることができ、以下に限定されるものではないが、産出ウェル、注入ウェル、又は実験的ウェル及び試掘ウェルなどを含むあらゆるタイプとすることができる。ウェルは、垂直、水平、又は垂直と水平の間のあらゆる角度(偏位ウェル)とすることができ、例えば、垂直ウェルは、非垂直構成要素を含むことができる。
概観
本明細書で説明する実施形態は、コンバインドサイクルプラント技術を広げて、コンバインドサイクルプラント内でガスタービンシステムのシャフトに追加のシャフト動力を発生させる以外の目的のために蒸気を生成する。例えば、様々な実施形態において、コンバインドサイクルプラントのHRSGは、CSS工程又はSAGD工程のような炭化水素熱回収工程に使用するために湿潤蒸気、すなわち、1に等しいか又は1未満の品質の蒸気を生成する。このような工程によって回収される炭化水素は、典型的には、重油、タール、又は瀝青を含む粘性の炭化水素である。HRSGはまた、炭化水素回収工程の異なる段階の湿潤蒸気及び電力需要に応じて追加のシャフト動力の発生のために乾燥蒸気を生成することができる。例えば、HRSGは、利用可能な排気熱の50%を変換して蒸気を乾燥させ、近くの重油向上、圧送、又は圧力設備に対して追加の電力生成を提供し、残りの排気熱を変換して熱回収工程のために湿潤蒸気を生成するように設計することができる。更に、HRSG設計は、例えば、乾燥及び湿潤蒸気システムの間の熱伝達平衡に影響を及ぼすために蒸気ドラム及び/又は蒸気コイルの圧力を制御することによって乾燥蒸気システムからの蒸気流量を制御するのに柔軟である場合がある。例えば、ドラム及び蒸気コイル内の乾燥蒸気圧力を上昇させることによって、あまり乾燥していない蒸気は、HRSGにおけるより高い沸点従ってより多くの排気熱により煮沸して取り除かれ、追加の湿潤蒸気を生成する。
HRSGは、コンバインドサイクル発電プラント内でガスタービンエンジンからの排気ストリームを冷却し、これは燃焼中に形成された水を凝縮させる。例えば、排気ガス再循環システムにおけるストリームの更なる冷却により、より多くの水を排気ガスから取り出すことができる。凝縮水又は凝縮物は、浄化して蒸気生成の水源として使用することができる。多くの炭化水素産出工程が、水源が限られた区域に位置付けられると、これは、工程に対して追加の水源を提供することができる。
熱回収工程を使用して地下地層から重油を産出するために、いくつかの技術が開発されている。熱回収工程は、世界中に使用されており、液体炭化水素を砂岩及び炭酸塩リザーバの両方から回収する。これらの工程は、CSS、水蒸気攻法、及びSAGDのような従来の1組の蒸気ベースの原位置熱回収技術、並びに露天掘り及びこれらの関連する熱ベースの地表抽出技術を含む。
SAGD技術は、重油の粘度を下げるための第1のウェルを通る蒸気の連続注入と、低位の第2のウェルからの重油の連続産出とに基づいている。SAGDにおいて、2つの水平ウェルは、リザーバの中に完成する。2つのウェルは、最初にリザーバ内で異なる深さに垂直に掘削される。その後、方向掘削技術を使用して、2つのウェルは、2つの水平ウェルをもたらす水平方向に延長され、互いに垂直に離間するが、そうでなければ垂直に互いに位置合わせされる。理想的には、産出ウェルは、リザーバの基部の上であるがリザーバの下のできるだけ近くに位置し、注入ウェルは、産出のために使用する水平ウェルの上に10〜30フィート(3〜10メートル)垂直に位置する。
上側水平ウェルは、注入ウェルとして利用され、地表から蒸気を供給される。蒸気は、注入ウェルから上昇し、リザーバを透過してリザーバの上部に向かって時間と共に成長するベーパチャンバを形成し、それによりリザーバ内の温度を上昇させる。蒸気及びその凝縮物は、リザーバの温度を上昇させ、その結果リザーバ中の重油の粘度を低下させる。次いで、重油及び凝縮蒸気は、重力の作用を受けてリザーバを通って下向きに排出することになり、下側産出ウェルの中に流れ込むことができ、それによってこれらの液体は、地表に圧送することができる。ウェルの地表において、凝縮蒸気及び重油が分離され、重油は、パイプラインによって輸送するために適切な軽質炭化水素で希釈することができる。
SAGDにおける独特な坑井構成の結果として、蒸気と共にリザーバの中に注入されたあらゆる凝縮物は、重力の影響により下にある産出ウェルへと直接に下がることになり、それによって炭化水素の回収に寄与しない。この理由のために、アルバータのアサバスカ領域におけるこれらの工程のようなSAGDプロジェクトにおいて、現在の慣例は、凝縮物を分離すること、及び回収工程に使用される注入ウェルの中に蒸気相をただ注入することである。凝縮物が取り出された後の蒸気相は、通常乾燥蒸気と呼ばれる。
様々な実施形態において、コンバインドサイクルプラントのHRSGは、2つの蒸気発生システムを含み、各々は、異なる品質の水を給送し、対応する異なる品質の蒸気を生成する。例えば、低品質の蒸気の第1のストリームは、炭化水素回収工程において使用するために生成することができるが、高品質蒸気の第2のストリームは、ガスタービンシステムにおいて追加のシャフト動力の発生に使用するために生成することができる。蒸気の第1及び第2のストリームは、同時に生成することができ、又は場合によっては、ただ1つのストリームを生成することができる。各ストリームにおいて生成される蒸気の量は、炭化水素回収及び/又は発電の需要レベルによって決まる可能性がある。これに加えて、コンバインドサイクルプラント内の燃焼の副産物として生成される凝縮水及び/又はコンバインドサイクルプラントの蒸気タービンによって生成されるブローダウン水は、単に廃棄されるのではなく、低品質蒸気を生成するために給水として使用することができる。
原油二次回収のためのコンバインドサイクルプラントからの排気熱の使用
図1は、蒸気生成熱電併給設備を備えた熱回収システムの使用を示す開発100の概略図である。図示されている熱回収システムは、露天掘り102及び抽出回収工程の両方、及び循環蒸気刺激(CSS)又は蒸気支援重力排水(SAGD)のような地下熱回収工程104を含む。地下熱回収工程104は、露天掘りにとっては深すぎるリザーバ106から炭化水素の回収を可能にする。本明細書で説明する技術は、この組み合わせに限定されず、又はいくつかの技術又は技術の組み合わせとしてのこれらの具体的な技術を本明細書で説明する実施形態において使用することができることは明らかであろう。例えば、SAGD104回収工程は、代わりに、循環蒸気刺激(CSS)回収工程又は他の熱回収工程とすることができる。
露天掘り102を使用して、地表に近いリザーバ106の一部分に達することができるが、地下104回収を使用して、より大きな深さにあるリザーバ106の一部分の炭化水素にアクセスすることができる。しかし、露天掘りによって容易にアクセス可能な部分がリザーバにない場合、露天掘り102回収は省略することができる。
開発100において、熱電併給設備108を使用して、動力及び蒸気110を発生させ、これらは、地表分離設備112及び注入設備114に提供することができる。蒸気110は、例えば、蒸気発生設備108から異なるパイプで担持された湿潤蒸気のみ又は湿潤蒸気と乾燥蒸気の両方を含むことができる。
露天掘り102は、重機116を使用してリザーバ106から油砂のような炭化水素含有物質118を取り出す。炭化水素含有物質は、分離設備112において取り外され、ここでとりわけ「クラーク」高温水抽出(CHWE)工程のような熱工程を使用して炭化水素ストリーム120を尾鉱ストリーム122から分離することができる。尾鉱ストリーム122は、尾鉱沈殿池124に送ることができ、又は廃棄するために地下地層の中に注入することができる。水ストリーム126は、蒸気発生設備108に再利用することができる。抽出工程は、熱電併給設備108からの湿潤蒸気を利用することができる。
地下熱回収工程104は、注入ウェル128を通ってリザーバの中に蒸気110を注入して炭化水素を産出する。注入は、リザーバ106の一部分130の温度を上昇させ、炭化水素131の粘度を低下させ、炭化水素131が収集ウェル132に流れることを可能にする。明確にするために、注入ウェル128及び収集ウェル132は、図1において異なる場所から生じると示されているが、これらのウェル128及び132は、同じ地表パッドから掘削されてウェル128及び132の間で容易に追跡できるようにすることができる。更に、地下熱回収工程104がCSSである場合、単一ウェルは、炭化水素及び蒸気凝縮物の水蒸気圧入及び収集の両方に対して使用することができる。リザーバ106から得られるストリーム134は、蒸気110からの炭化水素131及び凝縮物を含む場合がある。蒸気134は、地表設備136で処理されて水の少なくとも一部を取り出すことができる。CSS工程は、例えば、約70%よりも多いより低品質な蒸気を使用することができるが、SAGD工程は、例えば、約90%よりも多いより高品質な蒸気、又は熱電併給設備108において蒸気発生器からの乾燥蒸気を利用することができる。
地下熱回収工程104からの炭化水素ストリーム138及び水ストリーム140は、運送設備142に送ることができ、運送設備142は、市場向けの炭化水素106を更なる処理設備に送る前に、流入ストリーム120、138、及び140を更に分離及び浄化することができる。得られる処理水144は、再利用するために熱電併給設備108において蒸気発生器に戻ることができる。
図1の概略図は、開発100が図1に示す全ての構成要素を含むことになることを示すように意図するものではない。更に、開発100は、特定の実施の詳細に応じて図1に示していないいずれの数の追加の構成要素も含むことができる。
図2は、開発200の熱電併給設備202の詳細図を示す別の開発200の簡易ブロック図である。熱電併給設備202は、図1の熱電併給設備108に対応することができる。熱電併給設備202は、ガスタービンシステム204を含み、ガスタービンシステム204は、発電半閉鎖ブレイトンサイクルとして特徴付けることができる。様々な実施形態において、ガスタービンシステム204は、圧縮酸化剤208と混合された燃料206を燃焼するための燃焼チャンバ(図示せず)を含む。燃料206は、天然ガス、メタン、エタン、ナフサ、ブタン、プロパン、シンガス、ジーゼル、灯油、航空燃料、石炭由来の燃料、バイオ燃料、含酸素炭化水素原料、又はあらゆるこれらの組み合わせのようなあらゆる適切な炭化水素気体又は液体を含むことができる。酸化剤208は、空気、酸素リッチ空気、酸素欠乏空気、純酸素、又はあらゆるこれらの組み合わせのようなあらゆる適切なガス含有酸素を含むことができる。
燃焼チャンバに加えて、ガスタービンシステム204は、主圧縮機及び膨張器(図示せず)を含む。ガスタービンエンジン204の燃焼チャンバは、排気ガス210を生成し、排気ガス210は、排気ガス再循環(EGR)システムにおけるあらゆる様々な装置及び/又は設備に送られてガスタービンシステム204に戻ることができる。排気ガス210がガスタービンシステム204の膨張器を通って膨張すると、排気ガス210は、機械的動力を発生させて、例えば、シャフト214によりガスタービンシステム204及び発電機212の主圧縮機を駆動する。他のシステムはまた、ポンプ、圧縮機、及び/又は他の設備のような機械的動力によって駆動することができる。
一部の実施において(図2には示さず)、EGRシステムは、圧縮機を含むことができる。従来のファン又は送風システムとは対照的に、圧縮機は、排気ガスの総合密度を圧縮して増加させ、それによって、加圧又は圧縮再利用排気ガス216をガスタービンシステム204の主圧縮機の中に向けることができる。圧縮再利用排気ガス216を使用して、燃焼生成物の温度を加減することによって酸化剤208及び燃料206の化学量論的又は実質的に化学量論的燃焼を容易にするのに役立つことができる。
熱電併給設備202のEGRシステムは、熱回収蒸気発生器(HRSG)218又は類似のデバイスを含む。HRSG218は、蒸気220の第1のストリームを蒸気タービン222に送出する。様々な実施形態において、HRSG218及び蒸気タービン222の組み合わせは、発電閉鎖ランキンサイクルの一部である。ガス排気ストリーム210は、HRSG218に導入され、蒸気220の第1のストリーム及び再利用排気ガス216を発生するのに使用される。HRSG218は、触媒システムを任意に含み、残留酸素、一酸化炭素、水素、未燃炭化水素、又は排気ガス210における不完全燃焼の他の生成物を低減することができる。
一部の実施形態において、蒸気220の第1のストリームは、図示のように蒸気タービン222に送られて追加の機械的動力を発生させる。追加の機械的動力を使用して、別個の発生器に動力を供給することができる。これに代えて、蒸気タービン222は、例えば、ギアボックスを通ってガスタービンシステム204のシャフト214に結合され、ガスタービンシステム204によって発生する機械的エネルギを補足することができる。一部の実施形態において、蒸気220の第1のストリームは、乾燥蒸気(すなわち、高品質蒸気)であり、乾燥蒸気は、湿潤蒸気に対して、蒸気タービン222の内側に対する剥離及び関連損傷の可能性を低減する。
HRSG218はまた、蒸気224の第2のストリームを熱回収システム226に送出し、リザーバから又はリザーバから取り出された物質からの粘性の炭化水素の回収を容易にする。熱回収システム226は、SAGD工程、水蒸気攻法工程、CSS工程、又はCHWE工程などを実施することができる。一部の実施形態において、蒸気224の第2のストリームは、図示のように湿潤蒸気(すなわち、低品質蒸気)である。しかし、図4を参照して以下により詳細に説明するように、蒸気の第2のストリームは、代わりに乾燥蒸気とすることができる。熱電併給設備202は、蒸気224の第2のストリームを熱回収システム226に送出することに限定されない。これに加えて又はこれに代えて、熱電併給設備202は、蒸気224の第2のストリーム又は蒸気の第3のストリームを設備加熱工程、処理加熱工程、及び/又は蒸気揮散工程内で蒸気のストリームを使用するシステムに送出することができる。
図2のブロック図は、開発200が図2に示す全ての構成要素を含むことになることを示すように意図するものではない。更に、開発200は、特定の実施の詳細に応じて、図2に示していないいずれの数の追加の構成要素も含むことができる。例えば、開発200は、いくつかの追加のバルブ、ギアボックス、センサ、制御システム、又は凝縮器などを含むことができる。
図3は、開発300の熱電併給設備302の詳細図を示す別の開発300の簡易ブロック図である。図3のある一定の要素は、図2の対応する要素と同じ機能を有し、従って、図2と同じ参照番号で参照される。例えば、開発300の熱電併給設備302は、ガスタービンシステム204を含む。ガスタービンシステム204は、圧縮酸化剤208と混合する燃料206を燃焼させるための燃焼チャンバを含むことができる。ガスタービンシステム204の燃焼チャンバは、排気ガス210を生成し、排気ガス210は、排気ガス再循環(EGR)システム304におけるあらゆる様々な装置及び/又は設備に送られてガスタービンシステム204に戻ることができる。排気ガス210がガスタービンシステム204の膨張器を通って膨張すると、排気ガス210は、機械的動力を発生させてシャフト214によりガスタービンシステム204及び発電機212の主圧縮機を駆動する。
EGRシステム304は、HRSG218に流体的に結合され、ガスタービンシステム204に戻る部分的に冷却されたガスタービン排気ガス216を輸送して処理する。EGRシステム304は、様々な構成要素(図示せず)、直接接触冷却器又はシェルのような排気ガス冷却器、及び排気ガスの温度を摂氏約4〜66度(℃)まで低下させる管体熱交換器又はエアフィン熱交換器、排気ガスから塵埃又はデブリを取り出す水スプレー、及び/又は管路中の冷却した再利用排気ガス216から水滴及びミストを取り出す慣性力分離器を含むことができる。EGRシステム304はまた、ブロア、ファン、又は圧縮機を含み、約1〜21kPaだけ再利用排気ガスの圧力を増加させることができる。ブロア、ファン、又は圧縮機は、再利用排気ガスの総合密度を圧縮して増加させ、それによって管路中の加圧又は圧縮再利用排気ガス216をガスタービンシステム204の主圧縮機の中に向けることができる。加圧再利用排気を使用して燃焼生成物の温度を加減することにより、酸化剤208及び燃料206の化学量論的又は実質的に化学量論的燃焼を容易にするのに役立てることができる。
熱電併給設備302のHRSG218は、蒸気220の第1のストリームを発生させ、蒸気タービン222に送出して追加の機械的動力を発生させる。追加の機械的動力を使用して、別個の発電機に動力を供給することができる。これに代えて、蒸気タービン222は、例えば、ギアボックスにより、ガスタービンシステム204のシャフト214に結合されて、ガスタービンシステム204によって発生する機械的エネルギを補足することができる。他のシステムは、ポンプ、圧縮機、及び/又は他の設備のような機械的動力によって駆動することができる。
HRSG222はまた、管路224上に蒸気の第2のストリームを発生させ、熱回収システム226に送出してリザーバから粘性の炭化水素の回収を容易にする。熱回収システム226は、SAGD工程、水蒸気攻法工程、CSS工程、又はCHWE工程などを実施することができる。
一部の実施形態において、蒸気220の第1のストリームは高品質蒸気であり、蒸気224の第2のストリームは低品質蒸気である。これに加えて又はこれに代えて、熱電併給設備302は、蒸気224の第2のストリーム又は蒸気の第3のストリームを設備加熱工程、処理加熱工程、及び/又は蒸気揮散工程において蒸気のストリームを使用するシステムに送出することができる。
水回帰システム306は、HRSG218において使用される給水の少なくとも一部分308を提供する。水回帰システム306は、熱回収システム226から生成される水310を受け取る。熱回収システム226によって生成される水310は、水回帰システム306に送られる前に、最初に他のウェル流体から分離することができる。水回帰システム306は、それがHRSG218への給水として使用するのに適しているように、受け取った水を濾過、揮散、pH制御、及び/又は他の手段によって処理することができる。
水回帰システム306への別の水源は、ガスタービンシステム204内で燃料及び酸化剤の組み合わせによって生成される水である。再利用排気ガス216中の少なくとも少しの水は、再利用排気ガスを冷却すると凝縮される。この凝縮水312は、処理するために水回帰システム306に輸送され、蒸気224の流量と産出水310との間の不均衡を補うように使用することができる。場合によっては、凝縮水312は、補うために使用される量を超える場合があり、少しの水は、矢印314によって示すように移出又は貯蔵することができる。他の場合には、凝縮水312は不十分な場合があり、ストレージ又は外部供給装置からの追加の水は、矢印314によって示すように、蒸気のストリームを熱回収システム226に補うように受け取ることができる。
水回帰システム306はまた、HRSG218への補給水として使用される水の部分308を調製するための水浄化システムを含むことができる。水浄化システムは、当業技術で公知のいくつかのシステムを使用して水を濾過し、水のpHを調節し、溶解ガスを取り出し、溶解酸素を取り出し、又は溶解固体を取り出すことができる。このような技術は、これらの沈殿物を押し付けることによって汚染物質の濃度を下げることができる例えば高温石灰軟化を含むことができる。いくつかの他の技術はまた、単独で、又は濾過、蒸気揮散、蒸発浄化(蒸留)、膜浄化、化学的浄化、及びイオン交換などを含む様々な組み合わせで使用することができる。例えば、排気ガス再循環システム304及びHRSG218からの凝縮水312は、一般的に、排気ガス中の溶解CO2の結果として低いpH、例えば、約4pH単位にある。低いpHは、蒸気が形成されるとHRSG218に損傷を引き起こす場合がある。この問題を低減するために、蒸気揮散器を使用して溶解CO2を取り出し、pHをより高いレベルにシフトさせることができる。蒸気揮散はまた、単独で又は脱酸素剤と組み合わせて使用し、HRSG218において使用される給水の部分308から酸素を取り出し、熱回収工程226によって注入される酸素の量を下げることができる。更に、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、又は他のもののような化学物質を加えて、pHを約7〜約9pH単位に上昇させることができる。
熱回収工程226から生成される水310は、地層からの懸濁又は溶解固体又は両方を有することができる。懸濁固体は、例えば、とりわけ繊維又はセラミックフィルタカートリッジを含む濾過システムに水310を通すことによって取り出すことができる。溶解固体は、他の公知の技術の中で逆浸透によって取り出すことができる。実施形態において、溶解固体は取り出されないが、低品質蒸気発生器を通過できる。低品質蒸気、例えば、70%〜90%蒸気の発生は、溶解固体から蒸気発生器の汚染を引き起こす可能性は低い。
一般的に、湿潤CSS蒸気は過熱されず、一般的に70〜100%の範囲内の蒸気品質を有するので、CSS給水品質の要件は、蒸気タービン発生システムに戻るか又はこれへの補給として使用される給水のためのものほど厳しくない。
HRSG218は、2つの蒸気発生システム、すなわち、蒸気タービン222に対する蒸気220のストリームの第1のもの及び熱回収システム226に対する蒸気224のストリームの第2のものを含むことができる。第1の蒸気発生システムは、高品質ボイラー給水を使用して、蒸気タービン222に対して高圧の非常に過熱された蒸気を生成することができるが、一部の実施形態において、熱回収システム226は、湿潤蒸気を提供し、従って、蒸気タービン222に必要と考えられるよりも高価でない水処理によって炭化水素リザーバから生成される水の再利用と矛盾しない低品質ボイラー給水を必要とする。従って、水回帰システム306は、HRSG218の第1の蒸気発生システムのための給水としての第1の品質の水と、HRSG218の第2の蒸気発生システムのための給水としての第2の品質の水とを処理して生成することができる。
これに加えて、蒸気タービン222は、一般的に、蒸気ブローダウンをあまり必要とせず、従って、水補給をあまり必要としないが、CSSシステムのようなある一定の熱回収システムは、実質的に大きな連続ブローダウンを有し(すなわち、湿潤蒸気が一般的に生成される)、炭化水素リザーバから回収されない水を置き換えるのにより多くの水補給を必要とする。従って、HRSG218は、蒸気タービン222から蒸気ブローダウン316を受け取り、熱回収システム226に対して補給給水として蒸気ブローダウン316を使用することができる。補給給水として蒸気ブローダウン316を使用することは、従来の廃棄の実施のより良い代替手段であり、廃棄は無駄であり、環境に有害な影響を及ぼす可能性がある。
ガスタービンシステム204は、再利用排気ガス216からパージストリーム318を抽出するように適応させることができる。更に、EGRシステム304は、再利用排気ガス216を送出してガスタービンシステム204に戻る前に、製品ガス又は代替パージストリーム320として再利用排気ガス222の一部を抽出するように適応させることができる。ガスタービンシステム204からのパージストリーム318及び/又はEGRシステム304からの代替パージストリーム320は、ガス分離システム322に流体的に結合される。ガス分離システム322は、HRSG218において説明したシステムに対する目的と類似の触媒システムを任意に含み、パージストリーム318及び/又は代替パージストリーム320の中に残っている不完全燃焼の生成物を更に取り出すことができる。
ガス分離システム322は、パージストリーム318及び/又は代替パージストリーム320を受け取ることができ、あらゆる適切なガス分離技術を使用して抽出ストリーム318及び320からCO2を分離することができる。適切なガス分離技術は、以下に限定されるものではないが、アミンを使用する溶媒抽出、高温炭酸カリウム、又は他の溶媒、分子篩分離、及び固体吸着剤分離を含む。ガス分離システム322の生成物は、CO2リッチストリーム324及びCO2リーンストリーム326である。一部の実施形態において、CO2リーンストリーム326は、主に窒素のような不活性ガスから成る。これらの分離ストリームは、別個に互いに関連して又は他の産出ウェル流体(例えば、天然ガス)に関連して使用され、リザーバ106又は別の近接炭化水素リザーバにおいて実施される炭化水素熱回収工程を高めることができる。近接リザーバは、粘性の炭化水素リザーバ106固有のもの、又はパイプライン又は他の輸送法によって経済的輸送距離内のものとすることができる。
例えば、CO2リッチストリーム324は、リザーバの中に蒸気、例えば、管路224中の蒸気のストリームと複合注入するためにリザーバ混和性フラッド工程328に給送することができる。蒸気刺激によるCO2の注入は、蒸気刺激単独に対して粘性の炭化水素の回収を増加させることができる。これに代えて、CO2リッチストリーム324は、販売するために使用し、CO2を必要とする別の工程において使用し、及び/又は隔離又は別の目的のために地上リザーバの中に更に圧縮して注入することができる。CO2リーンストリーム326は、リザーバ106又は別の近接炭化水素リザーバにおいて圧力レベルを維持するためにリザーバ圧力維持システム330に給送することができる。
ガス分離システム322は、パージ抽出又は代替パージ抽出ストリームからCO2のゼロ〜100%の範囲に分離することができる。分離パーセンテージは、使用される分離技術によって又は具体的な用途において必要なCO2又は不活性ガスの量によって確立することができる。一部の用途において、不活性ガスのみが必要な場合があり、CO2分離技術は、ガス分離システム322内で使用することができる。更に、ガス分離システム322は、代替パージストリーム320の圧力と類似の低圧で作動することができ、CO2リッチストリーム324及び/又はCO2リーンストリーム326の圧力を増加させるように圧縮機を含むことができる。これに代えて、ガス分離システム322は、パージストリーム318の圧力と類似の高圧で作動してCO2分離機器のサイズを縮小し、産出ストリームに対して必要に応じて追加の圧縮を含むことができる。ガス分離システム322はまた、パージストリーム318又は320を圧縮することによってどちらかのパージストリーム318又は320よりも高い圧力で作動してCO2分離機器のサイズを縮小し、産出ストリーム324及び326の追加の圧縮の必要性を低減又は排除することができる。高温炭酸カリウム(Hot Pot)のような一部のCO2分離工程は、より高圧で経済的であるだけであり、従って、圧縮しない低圧抽出は、これらの工程にとって実行可能ではないと考えられる。これに加えて、パージストリーム318又は320のどちらかは、ガス分離システム322によってCO2リッチとCO2リーンストリームに分離することなく炭化水素増進回収、圧力維持、炭素隔離、又は類似の方法のためにあらゆる必要な圧縮及び処置後に地下リザーバの中に注入することができる。ストリーム318、320、324、又は326は、濾過、触媒的変換、又は類似の工程による汚染物質の脱水又は除去のようなリザーバの中に注入する前の更なる処理を必要とする場合がある。
一部の実施形態において、熱電併給設備302は、流量を制御するようになった1つ又は複数の制御システム(図示せず)を含み、そこで燃料206及び酸化剤208は、所望のシャフト動力、温度、圧力、流れ又は同様の目的も達成しながらガスタービンシステム204の燃焼チャンバに給送され、燃焼の当量比が0.8〜1.2、0.9〜1.1、0.95〜1.05、又は好ましくは0.99〜1.02の範囲に維持されるように燃料及び酸化剤の近化学量論比を生じる。1つ又は複数の制御システムはまた、パージストリーム318及び/又は320の流量を制御し、ガスタービンシステム204、熱回収蒸気発生器218、及びEGRシステム304内の流れ又は圧力又は類似のものの均衡を維持することができる。
図3のブロック図は、開発300が図3に示す全ての構成要素を含むことになることを示すように意図するものではない。更に、開発300は、特定の実施の詳細に応じて、図3に示していないいずれの数の追加の構成要素も含むことができる。例えば、開発300は、いくつかの追加のバルブ、ギアボックス、センサ、制御システム、又は凝縮器などを含むことができる。
図4は、例示的なHRSG218を示す開発300の一部分400の簡易ブロック図である。同様に番号付けされた品目は、前の図に関して説明した通りである。図示の部分400において、HRSG218は、蒸気タービン222によって使用するために管路220内の高品質蒸気のストリームと、熱回収システム226によって使用するための管路224内の低品質蒸気のストリームとを生成する。それに対応して、水回帰システム306は、水を処理して給水の2つのストリームを生成する。第1の給水ストリーム402は、第2の給水ストリーム404に対して低品質のものである。HRSG218における2つの蒸気発生器406及び408は、それぞれの給水ストリームを受け取り、それぞれ管路224及び220中の蒸気の2つのストリームを発生させる。蒸気発生器406はまた、給水の別の供給源としての蒸気タービン228から蒸気ブローダウン316を受け取る。
コントローラ(図示せず)は、各蒸気発生器406及び408によって発生する蒸気の量を制御する。例えば、電力需要が炭化水素回収の需要よりも大きい場合、コントローラは、適切なバルブを開閉して、大部分の熱を管路中の排気ガス216から蒸気発生器408に向け、蒸気発生器408は、蒸気タービン222のために蒸気を発生させる。反対に、排気熱が炭化水素を回収する上でより大きな経済的な使用のものである場合、大部分の熱は、熱回収システム226に対して蒸気を発生させる蒸気発生器406に向けられる。これに代えて、蒸気ストリーム220に対する蒸気ドラム圧力(好ましい)又は単一HRSGにおける蒸気ストリーム224に対する蒸気ドラム圧力を制御することによって、HRSGの中で排気流を制御する必要なく同様の成果を達成することができる。蒸気ドラム内の圧力を増加させることによって、蒸気が煮沸する温度は上昇し、熱は、関連する蒸気コイル内であまり伝達されず、蒸気は、そのコイル内であまり生成されない。その結果、より多くの熱が排気流中に残り、他の蒸気コイル内でより多くの蒸気を生成する。こうして蒸気ドラムからの蒸気流量を制御し、各ストリームドラム内の圧力に影響を及ぼすことにより、乾燥対湿潤蒸気システムにおいて生成される蒸気の量を制御することができる。
図5は、HRSG218の別の例示的な構成を示す開発300の一部分500の簡易ブロック図である。同様に番号付けされた品目は、前の図に関して説明した通りである。図4に示す部分400におけるように、図5に示す部分500において、HRSG218は、蒸気タービン222によって使用するための高品質蒸気220のストリームと、熱回収システム226によって使用するための低品質蒸気224のストリームとを生成する。しかし、この実施例において、水回帰システム306は、水を処理して高品質給水308の単一ストリームを生成する。HRSG218における2つの蒸気発生器406及び408は、給水ストリーム308を受け取り、それぞれ蒸気224及び220の2つのストリームを発生させる。管路220中の蒸気のストリームの品質を改善するために、HRSG218における分離器502は、高品質蒸気発生器408から蒸気を受け取り、蒸気相又は乾燥蒸気を液相又は凝縮物から分離する。乾燥蒸気は、蒸気タービン222によって使用するために管路220を介して分離器502を離れる。
分離器502からの凝縮物の少なくとも一部分は、低品質蒸気発生器406の入口まで再利用することができる。典型的には、凝縮物中のあらゆる溶解塩は時間と共に濃縮されることになり、かつ蒸気発生器406においてボイラー管を汚染させる可能性があるので、凝縮物の100%未満は再利用されることになる。従って、凝縮物を再利用するときに、少なくとも一部分は、廃棄に連続的にパージされ(図示せず)、水回帰システム306からの清浄ボイラーの給水に置き換えられる。
コントローラ(図示せず)は、1組のバルブ504を含むHRSG224の様々な要素を制御することができる。バルブ504を使用して蒸気の流れを制御し、分離器502へ及びそこから凝縮させ、管路220及び224の各々を通って流れる蒸気の量及び低品質蒸気発生器406への給水として流れる凝縮物の量を変化させることができる。
図4及び5に示すHRSG218の実施形態は、2つの蒸気発生器を実施するが、他の数の蒸気発生器を使用することができ、蒸気の追加のストリームを生成することができる。例えば、単一蒸気発生器は、単一分離器と共に使用して高品質蒸気の単一ストリームを発生させることができる。このような構成において低品質蒸気が望ましい場合、バルブを選択的に開き又は閉じて分離器をバイパスすることができる。更に、2つよりも多くの蒸気発生器をHRSG218において使用することができる。複数の蒸気発生器を有するHRSG218の例示的実施形態は、例えば、2012年12月13日に公開され、その全体が引用により本明細書に組み込まれる「蒸気を提供する方法及びシステム」という名称の国際特許出願番号WO/2012−170114明細書に説明されている。更に、HRSG218のコントローラは、例えば、特定の炭化水素熱回収工程が高品質蒸気の使用を求める場合、HRSG218を制御して両蒸気ストリーム220及び224において高品質蒸気を生成することができる。
原油二次回収のためにコンバインドサイクルプラントからの排気熱を使用する方法
図6は、コンバインドサイクルプラント内の排気熱を使用する方法600の処理流れ図である。本方法は、ブロック602で始まり、そこでコンバインドサイクルプラント内でガスタービンシステムからの排気熱を使用して蒸気を生成する。ブロック604において、生成された蒸気の少なくとも第1の部分は、炭化水素熱回収工程に使用される。ブロック606において、生成された蒸気の少なくとも第2の部分を使用して、コンバインドサイクルプラント内で蒸気タービンを駆動する。
ブロック608において、蒸気の少なくとも第3の部分は、設備加熱工程、処理加熱工程、及び/又は蒸気揮散工程のような別の工程に使用される。ガスタービンシステムにおいてガス燃焼の副産物として生成される水は、ブロック610において蒸気の少なくとも第1の部分の生成のために補給給水として使用される。更に、蒸気タービンからのブローダウンは、ブロック612において蒸気の少なくとも第1の部分の生成のために補給給水として使用される。
図6の処理流れ図は、図6に示す方法600の全てのブロックをどの場合にも含むことになることを示すように意図するものではない。更に、図6に示していないいずれの数の追加のブロックも、特定の実施の詳細に応じて方法600に含めることができる。
図7は、コンバインドサイクルプラント内の排気熱を使用する別の方法700の処理流れ図である。ブロック702において、高品質蒸気は、コンバインドサイクルプラント内でガスタービンシステムからの排気熱を使用して生成される。ブロック704において、低品質蒸気はまた、排気熱を使用して生成される。生成された低品質蒸気の量に対して生成された高品質蒸気の量は、ブロック706において調節される。
ブロック708において、蒸気タービンは、高品質蒸気を使用して駆動され、ブロック710において、低品質蒸気は、熱回収システムにおいて(例えば、低品質蒸気をリザーバの中に注入してリザーバ中の粘性の炭化水素を熱的に回収することにより)、同じくクラーク高温水抽出システム、設備加熱システム、処理加熱システム、及び/又は蒸気揮散システムにおいて使用される。ブロック712において、蒸気タービンからのブローダウンは、低品質蒸気の生成のために補給給水として使用される。ガスタービンシステムにおいてガス燃焼の副産物として生成される水は、ブロック714において低品質蒸気の生成のために補給給水として使用される。
図7の処理流れ図は、図7に示す方法700の全てのブロックをどの場合にも含むことになることを示すように意図するものではない。更に、図7に示していないいずれの数の追加のブロックも、特定の実施の詳細に応じて方法700に含めることができる。



  1. コンバインドサイクル発電プラントを使用して炭化水素産出のための蒸気を発生させる方法であって、
    ガスタービンシステムからの排気ストリームからの熱を使用して蒸気を生成する段階と、
    前記排気ストリーム内の燃焼生成物から水ストリームを凝縮させる段階と、
    前記水ストリームを前記蒸気の生成のための補給水として使用する段階と、を含む、
    ことを特徴とする方法。

  2. 前記排気ストリームを冷却して第2の水ストリームを凝縮させる段階と、
    前記水ストリームと前記第2の水ストリームを組み合わせて複合水ストリームを形成する段階と、
    前記複合ストリームを前記補給水として使用する段階と、を含む、
    請求項1に記載の方法。

  3. 前記蒸気の少なくとも一部分を使用して蒸気タービンを駆動する段階を含む、
    請求項1又は2に記載の方法。

  4. 前記蒸気タービンは、前記ガスタービンシステムのシャフト上に追加のシャフト動力を生成する、
    請求項3に記載の方法。

  5. 前記蒸気タービンは、ブローダウンを生成し、
    方法が、前記ブローダウンを前記蒸気の生成のための補給水として使用する段階を含む、
    請求項3又は4に記載の方法。

  6. 前記蒸気の少なくとも一部分を炭化水素のための熱回収工程に使用する段階を含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。

  7. 前記熱回収工程は、循環蒸気刺激工程である、
    請求項6に記載の方法。

  8. 前記熱回収工程は、蒸気支援重力排水工程である、
    請求項6又は7に記載の方法。

  9. 前記熱回収工程は、クラーク高温水抽出工程である、
    請求項6、7、又は8に記載の方法。

  10. 前記蒸気タービンは、ブローダウンストリームを生成し、
    方法が、前記ブローダウンストリームを熱回収工程に使用される前記蒸気の生成のための補給給水として使用する段階を含む、
    請求項3から9のいずれか1項に記載の方法。

  11. 前記蒸気の少なくとも一部分を設備加熱工程、処理加熱工程、又は蒸気揮散工程、又はそのいずれかの組合せに使用する段階を含む、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。

  12. 前記排気ストリームを希釈剤として前記燃焼器まで再循環させる段階を含む、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。

  13. 追加された燃料及び酸化剤の量をオフセットするために前記希釈剤の一部分を抽出する段階を含む、
    請求項12に記載の方法。

  14. 希釈剤の前記抽出した部分を二酸化炭素リッチストリームと二酸化炭素リーンストリームに分離する段階を含む、
    請求項13に記載の方法。

  15. 前記二酸化炭素リッチストリームを原油二次回収のために炭化水素リザーバの中に注入する段階を含む、
    請求項14に記載の方法。

  16. 前記二酸化炭素リッチストリームを炭素隔離のために地下地層の中に注入する段階を含む、
    請求項14又は15に記載の方法。

  17. 前記二酸化炭素リーンストリームを圧力維持のために炭化水素リザーバの中に注入する段階を含む、
    請求項14、15、又は16に記載の方法。

  18. 前記水ストリームを前記補給水として使用する前に、該水ストリームを処置する段階を含む、
    請求項1から17のいずれか1項に記載の方法。

  19. 前記水ストリームのpHを約7と約9pH単位の間に調節する段階を含む、
    請求項18に記載の方法。

  20. 前記水ストリームを蒸気揮散して溶解ガスを除去する段階を含む、
    請求項18又は19に記載の方法。

  21. 脱酸素剤を用いて前記水ストリームを処置する段階を含む、
    請求項18、請求項19、又は20に記載の方法。

  22. 実質的に化学量論的燃焼工程を使用して前記ガスタービンシステムを作動させる段階を含む、
    請求項1から請求項21のいずれか1項に記載の方法。

  23. 高品質蒸気及び低品質蒸気を発生させる段階を含む、
    請求項1から22のいずれか1項に記載の方法。

  24. 前記高品質蒸気を使用して蒸気タービンを駆動する段階を含む、
    請求項23に記載の方法。

  25. 再生された水を炭化水素熱回収システムから取得する段階と、
    前記再生された水を処置する段階と、
    前記再生された水を使用して前記高品質蒸気又は前記低品質蒸気又は両方を生成する段階と、を含む、
    請求項23又は24に記載の方法。

  26. 前記低品質蒸気を熱回収工程に使用する段階を含む、
    請求項23、24、又は25に記載の方法。

  27. 炭化水素産出にコンバインドサイクルプラントからの排気を使用する方法であって、
    前記コンバインドサイクルプラント内のガスタービンシステムからの排気ストリームからの排気熱を使用して蒸気を生成する段階と、
    水ストリームを前記排気ストリームから凝縮させる段階と、
    前記水ストリームを前記蒸気生成のための補給ストリームとして使用する段階と、
    前記蒸気の少なくとも一部分を用いて蒸気タービンを駆動する段階と、
    前記蒸気の少なくとも別の部分を熱回収工程のために炭化水素リザーバの中に注入する段階と、を含む、
    ことを特徴とする方法。

  28. 前記蒸気タービンを駆動する前記蒸気の部分は、前記コンバインドサイクルプラントから要求される出力電力のレベルに少なくとも部分的に基づいて調節される、
    請求項27に記載の方法。

  29. 前記熱回収工程は、循環蒸気刺激である、
    請求項27又は28に記載の方法。

  30. 前記熱回収工程は、蒸気支援重力排水である、
    請求項27、28、又は29に記載の方法。

  31. 前記蒸気を用いて蒸気タービンを駆動する段階を含む、
    請求項27から30のいずれか1項に記載の方法。

  32. 前記蒸気タービンは、前記ガスタービンシステムのシャフト上に追加のシャフト動力を生成する、
    請求項31に記載の方法。

  33. 前記蒸気タービンからブローダウンストリームを生成する段階と、
    前記ブローダウンストリームを前記蒸気の前記生成のための補給給水として与える段階と、を含む、
    請求項32に記載の方法。

  34. 前記蒸気をクラーク高温水抽出システム、設備加熱システム、処理加熱システム、又は蒸気揮散システム、又はそのいずれかの組み合わせに使用する段階を含む、
    請求項27から33のいずれか1項に記載の方法。

  35. 発電し、かつリザーバから炭化水素を熱的に回収するためのシステムであって、
    燃焼の副産物として高温排気ストリームを生成するように構成されたガスタービンシステムと、
    前記高温排気ストリームを使用して蒸気ストリームを生成するように構成され、該高温排気ストリーム内の前記燃焼生成物から凝縮ストリームを生成する熱回収蒸気発生器(HRSG)と、
    前記蒸気ストリームを発生させるために前記HRSGに与えられる補給水の少なくとも一部として前記凝縮ストリームを使用するように構成された給送システムと、を含む、
    ことを特徴とするシステム。

  36. 前記蒸気ストリームの少なくとも一部分を使用して機械的動力を発生させるように構成された蒸気タービンを含む、
    請求項35に記載のシステム。

  37. 前記機械的動力によって駆動される発電機を含む、
    請求項35又は36に記載のシステム。

  38. 前記蒸気タービンは、前記ガスタービンシステムのシャフト上に追加のシャフト動力を生成する、
    請求項36に記載のシステム。

  39. 前記蒸気ストリームの一部分を使用してリザーバから炭化水素を熱的に回収するように構成された炭化水素産出システムを含む、
    請求項35から38のいずれか1項に記載のシステム。

  40. 循環蒸気刺激システムを含む、
    請求項39に記載のシステム。

  41. 蒸気支援重力排水システムを含む、
    請求項40に記載のシステム。

  42. クラーク高温水抽出システムを含む、
    請求項39、40、又は41に記載のシステム。

  43. 前記凝縮ストリームのための水浄化システムを含む、
    請求項35に記載のシステム。

  44. 前記凝縮ストリーム内の溶解ガスを低減するように構成された蒸気揮散器を含む、
    請求項43に記載のシステム。

  45. 前記凝縮ストリームのpHを約7と約9pH単位の間にもたらすように構成されたpH調節システムを含む、
    請求項43又は44に記載のシステム。

  46. 濾過システムを含む、
    請求項43、請求項44、又は45に記載のシステム。

 

 

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本発明の技術は、発電し、かつメタンハイドレートからメタンを回収するためのシステム及び方法に関する。システムは、発電するように構成された低排出発電所を含み、低排出発電所からの排気ガスは、窒素と二酸化炭素とを含むガス混合物を与える。システムはまた、ガス混合物からの窒素及び二酸化炭素をメタンハイドレート内に注入することによってメタンハイドレートからメタンを回収するように構成されたメタン回収デバイスを含む。
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分流システム // JP2016075283
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