金属からなるベルトボディを有するエンドレスベルト及びベルト外側のベルト表面内の孔の大きさを検査する方法

 

本発明は、金属からなるベルトボディを有するエンドレスベルト(1)に関するものであって、その場合にエンドレスベルトがベルト外側(21)とベルト内側(22)を有し、それらが側面によって互いに結合されており、その場合に側面の各々が、ベルト外側(21)又はベルト内側(22)よりも小さい面積単位を有しており、その場合にエンドレスベルト(1)がベルト外側(21)の表面全体にわたって見て、穴を持たず、あるいは最大70μmまでの大きさの穴のみを有している。
【選択図】図1

 

 

本発明は、金属からなるベルトボディを有するエンドレスベルトに関するものであって、エンドレスベルトがベルト外側とベルト内側とを有し、それらが側面によって互いに結合されており、側面の各々がベルト外側又はベルト内側よりも小さい面積単位を有している。
本発明は、さらに、金属からなるベルトボディを有するエンドレスベルトを形成する方法に関し、エンドレスベルトはベルト外側とベルト内側とを有し、それらが側面によって互いに結合されており、側面の各々は、ベルト外側又はベルト内側よりも小さい面積単位を有している。
冒頭で挙げた種類のベルトは、たとえばフィルム、特にLCDディスプレイを製造するために使用されるような、トリアセテートフィルムを形成する場合に使用される。
この種のベルトは、膜又は箔、たとえばEVA箔または梱包箔を製造する場合も、使用することができる。
他の適用においても、−特に、たとえばミネラルオイルの再生のような、化学技術的プロセスにおいても、冒頭で挙げた種類の装置が使用される。
すなわち、ミネラルオイルを再生する場合に、脱硫プロセスの間に生じた硫黄は、通常、液体の形状で冷却ベルト上に塗布され、その冷却ベルトの表面上で硫黄滴がピルを形成し、冷却後にそのピルが冷却ベルトから除去される。
特に、箔の形成を扱う適用において、従来のベルトは、欠陥のない箔、膜もしくはフィルムを形成することができない、という欠点を有していることが、明らかにされている。
国際公開第2009/140710(A1)号
したがって本発明の課題は、上述した従来技術の欠点を克服することである。
この課題は、冒頭で挙げた種類のエンドレスベルトによって、本発明によれば、エンドレスベルトがベルト外側の表面全体にわたって見て、穴を持たず、あるいは最大で70μmまでの大きさの穴しか持たないことによって、解決される。
周知のエンドレスベルト、特に高価値のフィルム、によって形成される、膜、箔、フィルムなどに発生する不具合は、主としてエンドレスベルトの表面内の、所定の大きさを有する穴によってもたらされることが、明らかにされている。
本発明に係るベルトによれば、簡単なやり方で、不具合のないフィルムを形成することが、可能になる。
その場合に、穴の大きさという概念は、ベルト表面内に位置する穴の最大の直径である。
走行特性に関しても、エンドレスベルトがベルト内側の表面全体にわたって見て、穴を持たず、あるいは最大70μmの大きさを有する穴のみを有すると、特に好ましいことが明らかにされている。
ベルト表面の修理に関して特に良好な特性によって特徴づけられ、かつ2つ又はそれより多い長手溶接されたベルトから構成されるベルトに関する、本発明の変形例によれば、エンドレスベルトが少なくとも2つの、長手側で結合されたベルトを有し、その場合に少なくとも2つのベルトの結合箇所の領域内で、結合箇所の表面の下に封入された空隙は存在しない。
本発明のこの形態は、表面を修理し、あるいは材料を除去するように後加工する場合でも、表面下に隠れた穴が現れることがないことを、特徴としている。
本発明の好ましい変形例においては、結合箇所は溶接継ぎ目である。
本発明の他の変形例によれば、エンドレスベルトが少なくとも1つの結合箇所を有し、その結合箇所においてエンドレスベルトの端面が互いに結合されており、その場合に結合箇所の領域内で、結合箇所の表面の下に封入された空隙は存在しない。
ここでも、結合箇所は溶接継ぎ目とすることができる。
本発明に係る解決の特に好ましい展開によれば、ベルト外側及び/又はベルト内側の表面は、表面の領域全体にわたって均質に形成することができる。
均質に形成されたベルト内側によって、エンドレスベルトの走行安定性が改良され、均質に形成されたベルト外側によっては、エンドレスベルトによって形成された製品の表面特性を著しく高めることができる。
欠陥のないベルト表面を実現するのに非常に適した、本発明の実施形態は、ベルト外側及び/又はベルト内側の表面が、ベルトボディ上に塗布された少なくとも1つの層によって形成されていることにある。
好ましくは、ベルト外側及び/又はベルト内側の表面は、表面の領域全体にわたって、60°又は85°の測定角度で実施された光沢度測定において一定の光沢度を有することができる。
本発明の好ましい展開によれば、ベルト外側及び/又はベルト内側は、磨かれた表面、特に輝くように磨かれた表面を有することができる。
本発明の変形例においては、エンドレスベルトは、継ぎ目なしで形成されている。
その場合に継ぎ目なしという概念は、ベルトがベルトの終端部分を互いに結合する接合もしくは結合箇所を持つ場合に、見える継ぎ目が存在しないことであり、あるはベルトが、ベルトの終端部分を互いに結合する接合箇所もしくは結合箇所を持たないことである。
エンドレスベルトを継ぎ目なしで形成することによって、溶接継ぎ目が示すような、材料の局所的な弱さが回避される。
さらに、エンドレスベルトをフィルム鋳造ベルトとして使用する場合に、形成されたフィルム内に溶接継ぎ目の刻印が現れることも、回避することもできる。
特に高い機械的負荷耐性を特徴とする、本発明の特に好ましい実施形態によれば、ベルトボディはその、エンドレスベルトの周方向に延びる長手方向の延びの全体にわたって同質の構造的構成を有している。
ここで指摘しておくが、「同質の構造的構成」というのは、材料の構造が自然の変動の枠内で変化し、かつ材料が、ベルトボディを製造する際にそれ自体発生するような欠陥箇所を有する場合があることを、排除しない。
本発明の好ましい展開において、ベルト外側及び/又はベルト内側は、それぞれその、エンドレスベルトの周方向に延びる長手方向の延びの全体にわたって同質の表面形成を有している。
本発明のこの変形例によって、たとえばフィルム鋳造する場合に、形成される製品の極めて良好な品質を得ることができる。
さらに、この実施形態においては、同様に極めて高い機械的負荷耐性も得られる。
というのは、表面には、他の箇所よりも初めから弱く、あるいは異なるように形成されている、局所的に特徴のある箇所は存在しないからである。
したがってベルト内の製造に基づく潜在的な不連続箇所は、極めて効率的に回避することができる。
本発明のこの実施形態に関連して、「同種の表面形成」という概念は、表面構造における自然の変動が存在するかもしれないことを、排除するものではない。
ここで指摘しておくが、ベルト外側の表面は、ベルト内側の表面と異なることができる。
本発明の極めて好ましい実施形態によれば、エンドレスベルトはその周面長さ全体にわたって変化しない熱容量及び/又は同一の光学的及び/又は機械的特性を有することができる。
本発明の同様に好ましい変形例によれば、エンドレスベルトが結合領域を有し、その結合領域においてベルトボディの端面が互いに結合されているので、リングが形成され、その場合に結合領域の構造的構成は、それに隣接するベルトボディの他の領域と同質に形成されている。
その場合に「同質」という概念は、自然の変動の枠内で空間的構造ないしは格子構造又は組織に関して一致が与えられていることを意味する。
上に挙げた課題は、冒頭で挙げた種類の方法によって、本発明によれば、検査ステップにおいて、ベルト外側及び/又はベルト内側の表面内に10μm以上、あるいは20μm以上、もしくは30μm以上、特に50〜70μmの大きさを有する穴が存在するかが検査され、検査ステップに時間的に後続の修理ステップにおいて少なくともこの種の穴が修理されることによっても、解決される。
ここで指摘しておくが、この文書において形成方法はベルトを修理する方法でもあって、それらは、本発明に係るベルトの状態を(再び)形成する目的を有している。
本発明に係る方法の好ましい実施形態によれば、穴の修理は、変形、接合、切削、くせとり、熱処理、研磨、鍛造、溶接又はエンドレスベルトのコーティングによって行うことができる。
すなわちたとえば穴の修理を行うことができる方法において、穴の回りの材料除去が行われ、その後、材料除去が行われた領域内へ材料が挿入されて、ベルトと溶接されるので、穴が溶接方法によって閉鎖される。
この種の方法は、たとえば特許文献1から知られている。
その代わりに、あるいはそれに加えて、表面内の孔を除去するために、上で挙げた方法の他の方法、たとえば研磨及び/又はコーティングなども使用することができる。
本発明の他の好ましい変形例は、2つあるいはそれより多いベルトをベルトの長手エッジに沿って、後に前側を結合されてエンドレスベルトにされる、より大きい幅の1本のベルトに結合し、かつ/またはベルトボディの前側をエンドレスベルトとして結合する間に、結合箇所内に穴、堆積又は空隙が形成されているか、が監視されることにある。
このようにして製造プロセスの間に結合箇所の品質が検査される。
結合自体は、好ましくは溶接方法、特にレーザー溶接、MIG/MAG溶接、WIG溶接、攪拌溶接、摩擦攪拌溶接、超音波溶接、抵抗溶接、火炎溶接、保護ガスを有する、あるいは保護ガスなしの溶接及びクリーンルーム雰囲気内の溶接によって、行うことができる。
溶接槽内に気泡又はごみが封じ込まれているか、を検査するために、溶接プールは結合の間恒久的に監視することができ、少なくとも1つのセンサによって電磁放出が検出され、その場合に検出された放出の実際値が目標値と比較されて、目標値からの実際値の偏差が予め定めることができる値である場合に、目標値からずれている実際値に相当する溶接継ぎ目の箇所が再度溶接され、その場合にこのプロセスは、溶接継ぎ目のどの箇所においても、検出された実際値の目標値からの偏差が許容誤差限界外にあることが検出されなくなるまで、繰り返される。
エンドレスベルトの品質管理と製造プロセスの文書化を可能にするために、検出された実際値を記録して、加工されたエンドレスベルトの個別の識別に割り当て、それと一緒に記憶することができる。
結合箇所もしくは溶接箇所の品質は、ベルトをエンドレスベルトに結合した後に、あるいは複数のベルトを1つのベルトに結合した後に、少なくとも1つの結合箇所が、特に研磨、ブラスト、特にショットブラスト、打ち延ばし、特に高周波打ち延ばし及び/又は熱処理によって、後加工されることにより、さらに改良される。
エンドレスベルトの特に良好な機械的特性及び均質な表面は、変形プロセスが鍛造プロセスであることによって得られ、その場合に鍛造プロセスは冷間変形プロセス又は、熱処理を介在させ、あるいは介在させない、冷間変形と熱間変形プロセスの組合せである。
ここで指摘しておくが、この関連において、「鍛造プロセス」という概念は、圧延、硬化、焼鈍及び研磨のプロセスでもある。
本発明の特に好ましい変形例によれば、ベルトボディはベルト形状の初期材料として存在し、ベルトボディの自由な端面が鍛造プロセスによって互いに結合され、その場合にベルトボディの端面が互いに近づけられるので、端面が対向し、2つの端部領域の間に形成された間隙内へ挿入材料が挿入され、かつ/またはその上へ載せられて、その挿入材料はベルトボディと同一の材料からなり、その場合に挿入材料と2つの端部領域が少なくとも1つのハンマーによって変形されて、互いに結合される。
本発明の他の変形例によれば、エンドレスベルトを形成するための初期材料は金属シートバーであって、その金属シートバーがローラによって円筒形状の横断面を有するアーバを介して駆動されるので、円筒ジャケット形状のスリーブが生じ、そのスリーブによってベルトボディが形成される。
初期材料のクランプ部分は、スリーブの完成後にこのスリーブから切り離すことができるので、一貫した円筒ジャケット形状のベルトが生じる。
このようにして、同様に、ほぼ均質な構造を有する継ぎ目なしのエンドレスベルトが得られる。
本発明をさらに良く理解するために、限定的しない実施例を示す、以下の図を用いて本発明を詳細に説明する。
図は、それぞれ図式的に著しく簡略化した表示である。
エンドレスベルトとして形成された金属ベルトの可能な形成を示している。 金属ベルトを形成するための金属細片を平坦な位置で示す上面図である。 図2のIII−III線に従って金属ベルトの長手結合継ぎ目の可能な形成を示す横断面図である。 エンドレスベルトを形成するための第1の装置を示している。 エンドレスベルトを形成するための第2の装置を示している。
最初に記録しておくが、異なるように記載される実施形態において、同一の部分には同一の参照符号ないし同一の構成部分名称が設けられており、その場合に説明全体に含まれる開示は、同一の参照符号ないし同一の構成部分名称を有する同一の部分へ意味に従って移し替えることができる。
また、説明内で選択される、たとえば上、下、側方などのような位置記載は、直接説明され、かつ示される図に関するものであって、この位置記載は位置が変化した場合には意味に従って新しい位置へ移し替えられる。
さらに、図示され、かつ説明される様々な実施例からなる個別特徴または特徴の組合せも、それ自体自立した、進歩的または発明に基づく解決を表すことができる。
具体的な説明内の値領域についてのすべての記載は、その任意の部分領域とすべての部分領域を共に含むものであって、たとえば1〜10という記載は、下限の1と上限の10から始まるすべての部分領域、すなわち下限の1またはそれ以上で始まり、上限の10またはそれ以下で終了する、たとえば1〜1.7、または3.2〜8.1、あるいは5.5〜10のすべての部分領域、を一緒に含んでいるものとする。
図1には、金属ベルト1、特にエンドレスのスチールベルトが図式的に簡略化して示されており、それは、その長手方向の延びに対して横方向に全体幅2を有し、その全体幅は、所定の品質と組成における現在一般的に形成可能な金属ベルト1よりも幅広であってもよい。
以下において、概念と金属ベルトは、互いに対する同義語として使用される。
エンドレスベルト1は、金属からなるベルトボディを有している。
ベルト外側とベルト内側が、側面によって互いに結合されている。
側面の各々は、ベルト外側又はベルト内側よりも小さい面積単位を有している。
すなわち、エンドレスベルト1の厚みは、その全体幅2よりも小さい。
本発明によれば、エンドレスベルトはベルト外側の表面全体にわたって見て、穴を持たず、あるいは最大で70μmまでの大きさを備えた穴を有している。
エンドレスベルトは、ベルト内側の表面全体にわたって見ても、穴を持つことはなく、あるいは最大で70μmまでの大きさを有する穴を持つことができる。
特に好ましくは、エンドレスベルト1は、穴を持たず、あるいは50μmよりも小さい、特に40μmよりも小さい、あるいは30μmよりも小さい、特に好ましくは20μmよりも小さい、あるいは10μmの穴のみを有している。
しかし、理想的な場合において、エンドレスベルト1は、穴を持たない。
より大きいベルト全体幅2を得るために、金属ベルト1は、その長手方向の広がりの方向において、複数の並べて配置されたベルト部分から形成することができる。
その場合に、ベルト幅6を有する中央ベルト部分5の互いに逆となる長手側端縁3、4に、それぞれ第1と第2のサイドベルト部分7、8が配置され、かつ中央のベルト部分と結合されている。
これは、簡単に示す長手結合継ぎ目9、10によって行われる。
ベルト幅6を有する中央ベルト部分5は、予め形成されているシート片から形成され、その場合に一方又は両方のサイドベルト部分7、8と結合する前に、中央ベルト部分5の長手側エッジ3、4と、場合によっては両方のサイドベルト部分7、8の長手側エッジ11、12も、それぞれ選択された結合方法に適した前処理方法を受ける。
本発明に係るエンドレスベルト1においては、長手側の結合箇所の領域内には、結合箇所の表面の下方に封じ込まれた空隙は存在しない。
好ましくは、この種の金属ベルト1は、特にそれがスチールベルトである場合に、溶接プロセスによって結合される。
さらに、エンドレスに一周する金属ベルト1を形成するために、この金属ベルトの互いに向き合った前端部13、14は、横結合継ぎ目15によって結合することができ、その場合に結合箇所の、すなわちこの場合においては結合継ぎ目15の、領域内に、結合箇所の表面の下に封入された空隙は存在しない。
これは、まず、中央ベルト部分5がその長手方向の延びにおいて、2つのサイドベルト部分7、8と結合され、次に横結合継ぎ目15が形成されるようにして、行うことができる。
ここに示す実施例において、横結合継ぎ目15は、金属ベルト1の外側に位置する長手側エッジ16、17に関して所定の角度で延びるように配置されている。
しかしまた、長手側エッジ16、17に関して横結合継ぎ目15の直角の方向付けを選択することも、可能である。
金属ベルト1の肉厚とその場合に使用される材料に従って、ベルトの方向変換半径がそれに応じて調整される。
その場合に、互いに離隔した方向変換箇所の間で金属ベルト1のベルト推移が直線的に延びている場合に、それらの間に間隔18が生じる。
金属ベルト1の他の方向変換が設けられている場合に、間隔18はそれに応じて短くなる。
両方のサイドベルト部分7、8は、大体においてほぼ等しい幅19、20で形成されている。
合計で見て、金属ベルト1の全体幅2は、中央ベルト部分5のベルト幅6とサイドベルト部分7、8の2つの幅19、20とによって生じる。
それぞれ長手結合継ぎ目9、10を形成するために選択された結合方法に応じて、幅ないし全体幅2内にわずかな偏差がもたらされることがある。
好ましくは、溶接プロセスで結合する場合に、互いに向き合った長手側エッジ3、11と4、12が、前側において互いに突き合わせて配置されて、この位置において互いに結合される。
結合方法として溶接プロセスが選択された場合に、これは、たとえば保護ガス溶接、レーザー溶接、プラズマ溶接又は同種のものによって行うことができる。
図2には、複数の並べて配置されたベルト部分5、7、8から金属ベルト1を形成するための多数の可能性の1つが示されており、その場合にここでも、先行する図1におけるのと同一の部分には同一の参照符号ないし構成部品名称が使用される。
不必要な繰り返しを避けるために、先行する図1における詳細な説明が、参照するよう指示され、もしくは参照される。
金属ベルト1のこの形成は、場合によっては自立した実施形態であり得る。
金属ベルト1を形成する場合に、大体において、そのために設けられた材料が鋳造プロセスにおいて金属ブロックに鋳造形成され、その金属ブロックが次に圧延プロセスにおいて然るべきシートに変形され、特に圧延される。
シート圧延のために提供される設備の幅に従って、それによって形成可能なシートの最大幅も定められ、もしくは制限される。
現在知られており、かつ一般的な、この種の高価値のシートのための圧延設備においては、約2000mmのシート幅を形成することができる。
所定の製造プロセスもしくは形成プロセスのために、より幅広の金属ベルト1が必要な場合には、これは、たとえば並べて配置することによって拡幅される。
金属ベルト1が支持台として用いられる、極めて精密かつ高感度で形成すべき対象においては、長手結合継ぎ目9、10の配置と形成も、重要な役割を果たす。
金属ベルト1上に極めて薄い、箔状の対象を形成するための所定の適用において、形成すべき箔状のベルト材料は、長手結合継ぎ目9、10を側方に越えて、外側の長手サイドエッジ16、17上へ張り出すことがある。
この過剰幅の箔材料は、その形成に続いて、場合によっては幾つかの付加的な加工ステップを介在させて、その長手端縁の領域において縁加工されて、切断され、それによってこの幅の方向において規格に仕上げられる。
すなわちその場合に、箔材料の、たとえばそれを形成する間に長手結合領域9、10内で支持されていた、サイド部分を除去することができる。
したがって中央ベルト部分5のベルト幅6のほぼ全体を、最終的な最大幅のために利用することができる。
箔材料が形成される場合に、これは、たとえば均一な鋳造プロセス又は同種のものによって塗布することができ、その場合にベース材料は、中央ベルト部分5のベルト幅6よりも広く塗布することができる。
この側方の余分は、2つのサイドベルト部分7、8上に支持することができる。
箔材料として、たとえば、ワイドフィルムとしてのポリマーフィルム、膜、エチレンビニルアセテート(EVA)箔などを、形成することができる。
ベース材料が、金属ベルト1の表面へ塗布され、特に鋳造され、それに基づいて次に、高価値の光学フィルム又は箔が形成される。
可能な材料は、セルロース トリアセテート(CTA)であり、トリアセテート又はTACフィルムとしても知られており、それは、セルロースから酢酸と反応して得られるプラスチックである。
その場合に、連続的なプロセスにおいて、たとえばジクロルメタンのような溶剤と混合されたCTAポリマーが金属ベルトの表面上に塗布されて、その後金属ベルト1と共に乾燥炉を通って移動する。その場合に溶剤が蒸発し、充分な剛性に達した場合に、乾燥したフィルムを金属ベルトから引きはがすことができる。
このCTA箔材料は、特に、LCDディスプレイを形成するために使用することができる。その場合にCTAフィルムは、両面保護箔としてポラリゼータ上に設けられる。これは、大体においてラミネート工程で行われる。
それぞれ形成すべきベルト長さに従って、シート細片から、まず、図2に示唆されるように、金属ベルト1を形成するための中央ベルト部分5が分離される。
残りのベルト材料の同じシート細片から、他の長手部分が形成され、その長手方向の延びは、好ましくは中央ベルト部分5の長さに相当する。
それぞれサイドベルト部分7、8の所望の幅19、20に応じて、これらがシート細片の残りの他の長手部分から長手方向に分離される。
すでに説明したように、中央ベルト部分5の2つの長手側エッジ3、4が、後続の結合プロセスのためにそれに応じて準備される。
長手側エッジ11、12のこの準備は、同様に両方のサイドベルト部分7、8において行うことができる。
金属ベルト1を形成するために提供されるシート細片は、大体において、その未加工の初期状態において、2つの長手側エッジ3、4の間の横方向の推移にわたって一定でないシート厚もしくは肉厚を有している。
圧延プロセスとその場合に生じるドラムのたるみに基づいて、初期シート細片の中央領域は、その端縁領域よりもわずかに厚く形成されている。
形成すべき長手結合継ぎ目9、10の領域内でも、中央ベルト部分5とその長手側エッジ3、4のほぼ等しい肉厚を提供するために、未加工のシート細片においてそれぞれ外側に位置する、サイドベルト部分7、8の長手側エッジ11、12が、それぞれ中央ベルト部分5の長手側エッジ3、4へ向けられる。
その場合に未加工のシート細片の長手方向の広がりにおいて見て、ここでは右に配置されている、中央ベルト部分5の長手側エッジと、第1のサイドベルト部分7の長手側エッジ11が、相前後して配置されている。
そして同じことが、中央ベルト部分5の左に示される長手側エッジ4と第2のサイドベルト部分8の他の長手側エッジ12についても、言える。
1つまたは複数のサイドベルト部分7、8を中央ベルト部分5と接合する前に、その長手側エッジ3、4と11、12のすでに上述した準備を行うことができる。
サイドベルト部分7、8と中央ベルト部分5の間の接合プロセスの前に、大体において、2つのサイドベルト部分7、8の2つの表面の品質管理が行われる。
個別場合において、図1に示すように、金属ベルト1は、形成すべき、もしくは支持すべき製品もしくは対象へ向いた外側面21と、それとは逆の内側面22とを有している。
図2に示す、シート細片を見る上面図において、たとえばここに図示される視線側が、外側面21を形成する。
サイドベルト部分7、8が分離されて、前処理された場合に、その後、先だって実施された表面品質検査に従って、ここに図示される上側又は下側が、中央ベルト部分5と結合した後に金属ベルト1の外側面21を形成するか、が決定される。
したがって、サイドベルト部分7、8の、品質的により高価値の表面を選択することができる。
長手側エッジ3、11と4、12の間の結合工程のために、大体において溶接プロセスが使用される。
好ましくは、溶接は、中央ベルト部分5及びサイドベルト部分7、8の少なくとも1つが、詳しく図示されない溶接装置へ供給されるようにして、行われる。
溶接工程を実施するために、溶接装置は、大体において固定位置に配置されている。
その場合に、結合すべきベルト部分5、7、8は、適切に案内されて溶接装置を通過して、その際に長手結合継ぎ目9及び/又は10が形成される。
すなわち、長手継ぎ目9、10の溶接方向は、長手結合継ぎ目9、10の長手方向に見て、互いに等しいか、あるいは互いに対して逆方向に選択することができる。
原則的に、任意の溶接方法を使用することができる。
特別に好ましいことが明らかにされているのは、レーザー溶接、MIG/MAG溶接、WIG溶接、攪拌溶接、摩擦攪拌溶接、超音波溶接、抵抗溶接、火炎溶接、保護ガスを有する溶接と保護ガスなしの溶接及びクリーンルーム雰囲気内の溶接である。
溶接槽は、結合の間恒久的に監視することができ、かつ少なくとも1つのセンサ、たとえば赤外線センサ、赤外線カメラ、波長選択的なコーティングを有する半導体などによって、電磁放出を検出することができる。
その場合に検出された放出の実際値を、目標値と比較することができ、目標値からの実際値の偏差が所定値内である場合に、目標値からずれている実際値に相当する、溶接継ぎ目の箇所は、再度溶接される。
この工程は、溶接継ぎ目のどの箇所においても、検出された実際値の目標値からの偏差が許容誤差限界外にあることがもはや測定されなくなるまでの間、繰り返すことができる。
実際値と目標値を比較するために、評価ユニット、たとえば然るべくプログラミングされたマイクロプロセッサ又は信号プロセッサを設けることができる。
評価ユニットは、溶接ヘッドの制御と接続することができ、その制御が溶接ヘッドを不具合の検出された溶接箇所へ戻し、それによってこの箇所において溶接プロセスを繰り返すことができる。
また、検出された実際値を記録して、加工されるエンドレスベルト1の個別の識別へ割当てて、それと共に、評価ユニットと接続されているメモリユニットに記憶することができる。
すべての結合箇所は、結合後に、特に研磨、ブラスト、特にショットブラスト、打ち延ばし、特に高周波打ち延ばし及び/又は熱処理、磨きなどによって、エンドレスベルト1に仕上げることができる。
図3には、中央ベルト部分5と第1のサイドベルト部分7との間の長手結合継ぎ目9の可能かつ場合によってはそれ自体自立した形成が横断面で拡大して示されており、その場合にここでも先行する図1と2におけるのと同一の部分には、同一の参照符号もしくは構成部品名称が使用される。
不必要な繰り返しを避けるために、先行する図1と2における詳細な説明を参照するよう指示し、もしくは参照する。
ここに示すこの実施例において、中央ベルト部分5は、その長手側エッジ3の領域内で肉厚23を有しており、その肉厚は、第1のサイドベルト部分7のその長手側エッジ11の領域における肉厚24よりも大きい。
その場合に、中央ベルト部分5と第1のサイドベルト部分7の、内側面22を形成する表面は、互いに対して平面的もしくは整合して方向付けされていることが、見られる。
ここで平面的というのは、中央ベルト部分5と第1のサイドベルト部分7の2つの表面の間に、肉厚23、13方向におけるずれがなく、従って互いに対して平面的な相対配置が形成されていることである。
前に説明した、肉厚23、24内の差によって、ここでは上に配置される中央ベルト部分5の表面ないし外側面21は、直接その隣に配置される、第1のサイドベルト部分7の上側もしくは表面を越えて張り出している。
2つの長手側エッジ3、11もしくは4、12を結合するために溶接工程が使用される場合に、それぞれ互いに向き合った長手側エッジ3、11もしくは4、12が、溶接継ぎ目前処理によって適切に処理される。
溶接間隙を互いに添接するまでの寸法に減少させるために、長手側エッジ3、4及び11、12に、その長手方向の延びの方向に、できるだけわずかな許容誤差偏差をもって、充分な勾配が形成される。
それによって、長手結合継ぎ目9、10の高い品質が保証される。
長手結合継ぎ目9、10の形成が行われている場合に、場合によってはこの状態においてすでに、金属ベルト1の内側面22を形成する側の領域内で、長手結合継ぎ目9、10の加工を行うことができる。
この工程のために、中央ベルト部分5とサイドベルト部分7を有する金属ベルト1を、互いに向き合った前端部13、14においてエンドレスに一周するベルトになるように結合することが、可能である。
その場合に、後に内側面22を形成する表面が、この加工工程のために外側面を形成することができる。
できるだけ平坦な面の内側面22を形成するために、それぞれ所望の表面品質に応じて、適切な研磨工程及び/又は磨き工程が使用される。
その限りにおいて内側面22が平坦な面で、かつ穴なしで形成されている場合に、横結合継ぎ目15を引き開けて、したがって互いに向き合った前端部13、14を互いから外すことができる。
それに続いて、金属ベルト1を裏返すことができ、その場合には、その前に外側を形成していた内側面22が、今度は金属ベルト1の内側の領域内に配置されている。
それ以降の加工工程のために、大体において、新しい横結合継ぎ目15を形成することにより、前端部13、14の新たな結合が行われる。
それに続いて、金属ベルト1全体が、外側面21を形成する表面の領域内で然るべき加工工程によって、所望の表面品質と無穴性が得られるまで加工され、たとえば研磨され、かつ/または磨かれる。
すなわち、金属ベルト1のこれらの選択された、一周する加工工程によって、金属ベルト1の高品質かつ穴のない形成を得ることができる。
好ましくは、エンドレスベルト1は、輝くように磨かれたベルトであって、その場合にベルト外側及び/又はベルト内側の表面は、表面の全領域にわたって、60°又は85°の測定角度で実施された光沢度測定において、一定の光沢度を有している。
この加工工程の流れにおいて、その後さらに、金属ベルト1の境界をなす長手側エッジ16、17を加工することができるので、金属ベルト1はその長手方向の広がりの全体にわたって、最小の許容誤差で形成することができる、等しい全体幅2を有するだけでなく、横方向に互いに離隔した長手側エッジ16、17の間の正確な平行推移も得ることができる。
すでに説明したように、長手結合継ぎ目9、10の形成は、好ましくは溶接プロセスによって行われる。
できるだけコンパクトな継ぎ目形成を得るために、中央ベルト部分6の互いに結合すべき長手側エッジ3、4が、サイドベルト部分7、8の長手側エッジ11、12に直接隣接して、もしくは前側を互いに突き合わせて、配置される。
溶接プロセスを実施する場合に、この溶接プロセスは外側面21の領域内で、あるいは内側面22の領域内で、片側だけで行われる。
しかしまた、形成すべき溶接継ぎ目の両側にそれぞれ溶接装置を配置して、同時に外側面21と内側面22から始めて溶接プロセスを実施することも、可能である。
外側面21の領域内で溶接継ぎ目のできるだけ小さい幅を得るために、溶接プロセスは内側面22から始めて外側面21へ向かって行うことができ、その場合に溶接継ぎ目の根元は、金属ベルト1の外側面21の領域へ向けられている。
溶接継ぎ目のこの形成が、図3に簡単に示唆されている。
溶接継ぎ目を形成しながら溶接結合のできるだけ高い純度と品質を得るために、定められた環境条件を有する隔離された空間内で溶接を実施することが、可能である。
その場合には、いわゆるクリーンルーム条件を挙げることもできる。
すなわち、たとえば周囲空気を供給する前に、この周囲空気を濾過し、かつ/又は浄化することができ、それに続いて、場合によっては予め定められた温度に加熱及び/又は冷却し、次にこの処理された状態において、溶接工程を実施するための隔離された空間へ供給することができる。
これは、たとえば、上から下へ落下する流れによって行うことができ、その場合に供給部は、たとえば隔離された空間の天井領域内に配置されている。
周囲空気を処理する場合に、この周囲空気にさらに少なくとも1つの付加的な、ガス状の物質を混合することもでき、その物質が溶接条件を改良し、それによってより高い溶接継ぎ目品質をもたらす。
隔離された空間へ供給される空気もしくはガス状の媒体は、内部空間を貫流した後に床領域内で搬出すること、特に吸いだすことができ、その場合にここでは供給ユニットへの閉成された循環も可能である。
適切な濾過及び/又は浄化工程の後に、場合によっては一次空気を混合することができ、そしてこの新しいガス状の混合気は、場合によっては更に浄化及び/又は処理されて、再び隔離された空間へ供給することができる。
金属ベルト1は、それが特に中央ベルト部分5とサイドベルト部分7、8の少なくとも1つとから形成されている場合に、中央ベルト部分5とサイドベルト部分7、8を形成するための材料が常に同一のチャージから選択されているように、まとめられなければならない。
これは、材料品質が金属ベルト1の幅の横断面全体にわたって、かつ長手方向の延びにわたって常に正確に等しいことを、意味している。
すなわち金属ベルト1は、共通の前製品の互いに同一の材料から形成される。
前材料を形成する場合に、各製造プロセスにおけるように、品質は組成の予め定められた許容誤差内で形成されるが、その場合にこれは、この限界内の異なる製造工程の間で異なることがあり得る。
したがって特に、金属ベルト1の後の使用に関して、この金属ベルトが同一の材料品質からだけでなく、予め定められた長さ、幅及び厚みを有する共通のシート細片に成形されている、同じ1つの前材料から形成されていることが重要である。
高い表面品質を得るため、かつ金属ベルト1の普遍的に一貫した品質を得るために、すでに溶融物の形成から始まって、次の鋳塊への鋳造そしてそれに続く変形と圧延に、厳しい品質要請を考慮するために、高い注意力が向けられる。
金属ベルト1を形成するための、ロールに巻き上げられたシート細片が、いわゆる前材料と称される。
それぞれ形成すべき金属ベルト1の長さに従って、金属ベルトが、場合によっては充分な余分長さをもって、前材料のロールから引き出されて、分離される。
それに続いて、横湾曲とハンドディフェレンスに関して平坦なベルトもしくは細片を形成するための第1のくせとり工程が行われる。
それに続いて、後に金属ベルト1の外側面21を形成すべき側ないし面を選択するために、可能な表面欠陥の検査が行われる。
金属ベルト1の外側面21は、この文書においては、ベルト外側面21とも称される。
それに続いてシート細片もしくはベルトが必要な幅に縁加工され、それは、たとえば削りグプロセス又は同種のものによって行うことができる。
その後、後に溶接エッジを形成する、中央ベルト部分5の長手側エッジ3、4の前処理が行われる。
その場合に、この長手側エッジ3、4は、酸化物層又は同種のもののような、汚れもしくは堆積を除去するために、ブラシをかけ、かつ/または削り、かつ/または研磨することができる。
それに続いて中央ベルト部分5に取り付けるべきサイドベルト部分7、8が、まだその前にシート細片全体と共に処理されていない場合には、同様に平面くせとりされる。
その後、ここでも、サイドベルト部分7、8のどの表面もしくは側が後に金属ベルト1の外側面を形成すべきかを定めることができるようにするために、表面欠陥の検査が実施される。
その後、すでに中央ベルト部分5について説明したように、サイドベルト部分7、8が必要な幅に縁加工される。
その後、中央ベルト部分5の長手側エッジ3、4と結合される、長手側エッジ11、12が、溶接継ぎ目前処理される。
溶接工程を実施する前に、そのために設けられている長手側エッジ11、12から可能な汚れもしくは堆積が除去され、その場合にこれは、ブラシかけ、削りあるいは同種のものによって行うことができる。
その限りにおいてこの前処理が実施されている場合には、中央ベルト部分5と1つまたは両方のサイドベルト部分7、8との結合工程が行われる。
それに続いて、場合によっては溶接継ぎ目盛り上がりがあれば、それが除去され、その場合にこれは、たとえば研磨工程によって行うことができる。
場合によっては、それが必要である場合に、金属ベルト1全体のくせとり工程が行われる。
それぞれ表面品質の要請に応じて、その後、金属ベルト1の外側及び/又は内側が研磨され、その場合に次に、再くせとり工程を行うことができる。
これに続いて、より繊細な表面品質を形成するために、他の研磨工程が行われる。
これは、仕上げ研磨工程と称することもできる。
これらの加工工程が終了した場合に、金属ベルト1は、横結合継ぎ目15によってその前端部13、14の領域内でエンドレスに一周するベルトとして結合することができる。
これは、溶接工程によって、特に保護ガス溶接、レーザー溶接又は同種のものによって行うことができる。
それに続いて、外側面21及び/又は内側面22の領域内に場合によっては生じる横結合継ぎ目15の溶接継ぎ目の余分が研磨される。
内側面22は、この文書においては、同義語としてベルト内側21とも称される。
金属ベルト1のこのエンドレスの状態において、最終的な研磨工程が行われ、それによってベルトはその肉厚もしくは厚みに関して高い精度で形成される。
そしてさらに、その幅も長手方向の延び全体にわたって精確に形成することができる。
その間に、中間コントロールもしくは中間チェックを実施することができる。
それぞれ要請される表面品質に応じて、少なくともその外側面21の領域内で、金属ベルト1の研磨工程が行われ、その場合にこれは、それぞれ品質要請に応じて内側面22においても行うことができる。
次に、金属ベルト1の中間検査が実施されて、その場合に、発見された欠陥を修理によって除去することが可能である。
すなわち、30μm以上、特に50μm〜70μmの大きさでベルト表面に存在する穴を検出して、修理ステップにおいて穴が修理され、穴の修理は変形、接合、切削、くせとり、熱処理、研磨、鍛造又はエンドレスベルトのコーティングによって行われる。
すなわち、たとえば穴の回りの領域内の材料が、たとえばフライス加工、粒状加工、研磨、切削、削りなどによって、除去されて、その後この領域内へ充填材料が挿入され、その充填材料は、たとえば加熱によってベルト表面と結合される。
その後、突出している部分は、研磨除去することができる。
その代わりに、穴とは反対側のベルト内側において然るべき装置、たとえばのみ、によって、装置の衝撃により穴を外側へ湾曲させて、その後研磨除去することもできる。
また、穴は、コーティング材料の少なくとも1つの層によってベルトをコーティングすることによって、修理することもできる。
コーティング方法として、たとえば粉末コーティング方法を使用することができる。
その場合に、ベルトは、静電帯電させることができる。
ベルトを大面積でコーティングする代わりに、穴を充填材料によって充填することも、可能である。
しかし、この充填材料は、ベルトのベース材料に相当する必要はない。
すなわち、金属の他に、充填材料としてプラスチックを使用することができる。
次に、さらなる予備磨き工程を行い、もしくはそれを続行することができる。
それが終了した後に、最終的に有効な表面品質を形成するために、さらに磨き工程を実施することができる。
この工程が終了した場合に、内部の品質チェックと検査が実施され、その場合に次に、大体においては、最終的に引き取るための顧客検査が行われる。
予備磨き工程は、たとえば砥石によって行うことができる。
その場合にさらに、場合によっては付加補助物質を適用することができる。
仕上げ磨き工程自体は、たとえば木綿布によって行うことができる。
それぞれ金属ベルト1の使用目的に応じて、金属ベルトは様々な特殊鋼材料、炭素鋼又はチタンから、そして様々な品質で形成することができる。
金属ベルトは、プロセスベルト又は移送ベルトとして適用することができる。
結合領域の構造的構成は、ベルトボディの、それに隣接する他の領域と同様に形成することができる。
したがってベルトボディは、エンドレスベルト1の周方向に延びる長手方向の延び全体にわたって均一な構造的構成を有することができる。
ベルト外側の表面全体とベルト内側の表面全体は、同様にほぼ均質に形成することができる。
ここで指摘しておくが、本発明のこの変形例によれば、ベルトの構造は、エンドレスベルト1全体にわたって絶対的に同一である必要はなく、ベルトの構造内に、自然の変動領域内にある変化が生じることがあり得る。
しかし、この変形例によれば、エンドレスベルト1は、エンドレスベルト1の形成によってもたらされる、溶接継ぎ目のような、比較的大きいつながり合った不連続箇所によって中断されることのない、構造を有することができる。
したがってエンドレスベルト1は、見える継ぎ目、特に溶接継ぎ目を有していないことも、特徴としてる。
エンドレスベルト1は、その周面長さ全体にわたって変化しない熱容量と同一もしくは一定の光学的及び機械的な特性を有することができる。ということは、エンドレスベルト1全体を任意の等しい大きさの部分片に分割した場合に、この部分片の各々が常に、他の部分片と同一の特性を有している、ということである。
それによって、エンドレスベルト1は、ベルトの他の部分片よりも弱く形成されている領域を持たないことが、保証される。
継ぎ目のないエンドレスベルト1を形成するために、特に鍛造プロセス、特に初期材料を冷間変形するためのプロセス、が適している。
継ぎ目なしのエンドレスベルト1を形成するために、初期材料としてベルトボディが存在する。
第1のステップにおいて、図4に示すように、ベルトボディの自由な端面13、14を互いに近づけることができるので、端面13、14が互いに対向する。
2つの端部領域の間に形成される間隙内へ挿入材料25を挿入することができる。
挿入材料25は、好ましくはベルトボディと同一の材料からなる。
その後、挿入材料25と2つの端部領域は、ハンマー26、27の衝撃によって変形されて、互いに結合することができる。
継ぎ目なしのエンドレスベルト1を形成するための、図5に示す可能性によれば、金属シートバー28を使用することができ、その金属シートバーがローラ29によって、円筒形状の横断面を有するアーバ30を介して駆動される。
このようにして、円筒ジャケット状のスリーブが形成され、そのスリーブによってベルトボディが形成される。
クランプ装置31によって保持される、金属シートバー28のクランプ部分は、円筒ジャケット形状のスリーブの形成後に、切り落とすことができるので、つながった金属ベルトが生じる。
継ぎ目なしのベルトを形成するために、他の中間ステップを設けることもでき、その中間ステップは、熱処理を介在させ、あるいは介在させない、冷間変形プロセスと熱間変形プロセスの組合せを有している。
膜、箔及びフィルムを形成するための金属ベルト1は極めて高い表面品質を有しているので、ベルトボディの材料は、たとえば、Ra≦0.02μm;Rz≦0.1μmの表面粗さRa(算術的中央粗さ)又はRz(平均した表面粗度)を有する構造のないミラー光沢をもたらすのに、適していなければならない。
これは、金属ベルト1の表面の領域内だけでなく、個々のベルト部分5、7、8の間の結合箇所の領域内でもそうである。
それに該当するのが、長手結合継ぎ目10、11である。
その場合に比較的大きいベルトにおける面寸法は、数百m2となることができる。
これは、ベルトボディの材料の極めて高い純度(低いリン、硫黄及びアルミニウム含有量)によって得られる。
好ましくはベルトボディのために、穴のない極めて密な材料が使用され、その材料は、好ましくは、安定化元素又は硬度を高める元素によってもたらされることがある(たとえばチタン、コバルト、タンタル、窒素)ような、硬い位相も持たない。
すでに冒頭で述べたように、箔形成のために、金属ベルト1の材料の表面品質と純度に極めて高い要請が課される。
材料内の夾雑物が少ないことに基づいて、これは、ほぼ一貫した、一様な表面品質をもたらし、それによって、それに基づいて形成された箔材料も同様に高い品質を有する。
なお、金属ベルト1は、それによって得られる形成すべき構成部品の幅が後の適用にとって充分である場合には、中央ベルト部分5のみを有することもできる。
形式的に指摘しておくが、エンドレスベルトの構造をよりよく理解させるために、このエンドレスベルトもしくはその構成部分は、部分的に縮尺どおりではなく、かつ/または拡大かつ/または縮小して示されている。
最後に記録しておくが、実施例は単に本発明に係る解決の可能な実施変形例を示すものであって、その場合に本発明は具体的に示されたその実施変形例に限定されるものではない。
特に個々の実施変形例を互いに様々に組み合わせることも可能であって、これらの変形可能性は、具体的な発明による技術的に取り扱うための教示に基づいて、この分野で活動する当業者の裁量の範囲内にある。
本発明の基礎となる解決の考えを実現し、かつ明示的に説明もしくは図示されない、あるいは図示され、かつ説明された実施変形例の個々の詳細を組み合わせることによって可能となる、考え得るすべての実施変形例も、請求項によって定められるような保護範囲に一緒に含まれる。
1 金属ベルト
2 全体幅
3 長手側エッジ
4 長手側エッジ
5 中央ベルト部分
6 ベルト幅
7 第1のサイドベルト部分
8 第2のサイドベルト部分
9 長手結合継ぎ目
10 長手結合継ぎ目
11 長手結合エッジ
12 長手結合エッジ
13 端面
14 端面
15 横結合継ぎ目
16 長手側エッジ
17 長手側エッジ
18 間隔
19 幅
20 幅
21 外側面
22 内側面
23 肉厚
24 肉厚
25 挿入材料
26 ハンマー
27 ハンマー
28 金属シートバー
29 ローラ
30 アーバ
31 クランプ装置
冒頭で挙げた種類のベルトは、たとえばフィルム、特にLCDディスプレイを製造するために使用されるような、トリアセテートフィルムを形成する場合に使用される。この種のベルトは、膜又は箔、たとえばEVA箔または梱包箔を製造する場合も、使用することができる。他の適用においても、−特に、たとえばミネラルオイルの再生のような、化学技術的プロセスにおいても、冒頭で挙げた種類の装置が使用される。すなわち、ミネラルオイルを再生する場合に、脱硫プロセスの間に生じた硫黄は、通常、液体の形状で冷却ベルト上に塗布され、その冷却ベルトの表面上で硫黄滴がピルを形成し、冷却後にそのピルが冷却ベルトから除去される。
冒頭で挙げた種類のエンドレスベルトは、特許文献2から知られている。
国際公開第2009/140710(A1)号 欧州特許EP1221562A1



  1. 金属からなるベルトボディを有するエンドレスベルト(1)であって、エンドレスベルトがベルト外側(21)とベルト内側(22)を有し、それらが側面によって互いに結合されており、側面の各々が、ベルト外側(21)又はベルト内側(22)よりも小さい面積単位を有している、ものにおいて、
    エンドレスベルト(1)がベルト外側(21)の表面全体にわたって見て、穴を持たず、あるいは最大70μmまでの大きさの穴のみを有している、
    ことを特徴とするエンドレスベルト。

  2. エンドレスベルトがベルト内側(22)の表面全体にわたって見て、穴を持たず、あるいは最大70μmまでの大きさの穴を有している、ことを特徴とする請求項1に記載のエンドレスベルト。

  3. 少なくとも1つの結合箇所(15)を有し、前記結合箇所においてエンドレスベルト(1)の端面(13、14)が互いに結合されており、結合箇所(15)の領域内で、結合箇所(15)の表面の下に封入された空隙が存在しない、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンドレスベルト。

  4. 結合箇所(15)が溶接継ぎ目である、ことを特徴とする請求項3に記載のエンドレスベルト。

  5. 少なくとも2つの長手側で結合されたベルト(5、7、8)を有し、少なくとも2つのベルト(5、7、8)の結合箇所(9、10)の領域内で、結合箇所の表面の下に封入された空隙が存在しない、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のエンドレスベルト。

  6. 結合箇所(9、10)が溶接継ぎ目である、ことを特徴とする請求項5に記載のエンドレスベルト。

  7. ベルト外側(21)及び/又はベルト内側(22)の表面が、表面の領域全体にわたって均質に形成されている、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のエンドレスベルト。

  8. ベルト内側(21)及び/又はベルト外側(22)の表面が、ベルトボディ上に塗布された少なくとも1つの層によって形成されている、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のエンドレスベルト。

  9. ベルト外側(21)及び/又はベルト内側(22)の表面が、表面の領域全体にわたって、60°又は85°の測定角度で実施される光沢度測定において、一定の光沢度を有している、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のエンドレスベルト。

  10. ベルト外側(21)及び/又はベルト内側(22)が、磨かれた表面を有している、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のエンドレスベルト。

  11. エンドレスベルト(1)が継ぎ目なしで形成されている、ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のエンドレスベルト。

  12. ベルトボディがその、エンドレスベルト(1)の周方向に延びる長手方向の延び全体にわたって同質の構造的構成を有している、ことを特徴とする請求項11又は12に記載のエンドレスベルト。

  13. ベルト外側(21)及び/又はベルト内側(22)がそれぞれ、エンドレスベルト(1)の周方向に延びるその長手方向の延びの全体にわたって同質の表面形成を有している、ことを特徴とする請求項11又は12に記載のエンドレスベルト。

  14. エンドレスベルトが、その周面長さ全体にわたって変化しない熱容量及び/又は同一の光学的及び/又は機械的特性を有している、ことを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載のエンドレスベルト。

  15. エンドレスベルトが結合領域(15)を有し、前記結合領域においてベルトボディの端面(13、14)が互いに結合されて、リングが形成され、
    結合領域(13、14)の構造的構成が、それに隣接する、ベルトボディの他の領域と同質に形成されている、
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載のエンドレスベルト。

  16. 金属からなるベルトボディを有するエンドレスベルト(1)を形成する方法であって、エンドレスベルト(1)がベルト外側(21)とベルト内側(22)を有し、それらが側面によって互いに結合されており、前記側面の各々がベルト外側(21)又はベルト内側(22)よりも小さい面積単位を有している、ものにおいて、
    30μm以上、特に10〜70μm、の大きさを有する穴がベルト外側(21)及び/又はベルト内側(22)の表面内に存在しているか検査ステップにおいて検査し、
    時間的に検査ステップの後続の修理ステップにおいて、少なくともこの種の穴が修理される、
    ことを特徴とするエンドレスベルトを形成する方法。

  17. 穴の修理が、変形、接合、切削、くせとり、熱処理、研磨、鍛造、溶接又はエンドレスベルトのコーティングによって行われる、
    ことを特徴とする請求項16に記載の方法。

  18. 2つ以上のベルト(5、7、8)をベルト(5、7、8)の長手エッジ(11、12)に沿って、後に前側においてエンドレスベルト(1)として結合される、より大きい幅の唯一のベルトになるように結合し、かつ/又は
    ベルトボディの前側(13、14)をエンドレスベルト(1)になるように結合する間に、それぞれの結合箇所(15、9、10)内に穴、堆積又は空隙が形成されるか、が監視される、
    ことを特徴とする請求項16又は17に記載の方法。

  19. 結合が、溶接方法、特にレーザー溶接、MIG/MAG溶接、WIG溶接、攪拌溶接、摩擦攪拌溶接、超音波溶接、抵抗溶接、火炎溶接、保護ガスを有する、あるいは保護ガスなしの溶接及びクリーンルーム雰囲気内の溶接が行われる、
    ことを特徴とする請求項18に記載の方法。

  20. 溶接槽が結合の間監視され、
    少なくとも1つのセンサによって電磁放出の検出を行い、
    検出された電磁放出の実際値を目標値と比較し、
    目標値からの実際値の予め定めることができる偏差が存在する場合に、目標値からずれている実際値に相当する、溶接継ぎ目の箇所が再度溶接され、
    このプロセスが、目標値からの実際値の許容誤差限界を上回る偏差が溶接継ぎ目のどの箇所においても検出されなくなるまで、繰り返される、
    ことを特徴とする請求項19に記載の方法。

  21. 検出された実際値が記録されて、加工されたエンドレスベルトの個別の識別に割り当てられ、それと共に記憶される、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。

  22. ベルトをエンドレスベルトになるように結合し、あるいは、複数のベルトを1つのベルトになるように結合した後に、
    少なくとも1つの結合箇所が、特に、研磨、ブラスト、特にショットブラスト、打ち延ばし、特に高周波打ち延ばし、及び/又は、熱処理によって、後加工される、
    ことを特徴とする請求項16から21のいずれか1項に記載の方法。

  23. エンドレスベルトが、変形プロセスによって形成される、ことを特徴とする請求項16又は22に記載の方法。

  24. 変形プロセスが鍛造プロセスであって、鍛造プロセスが冷間変形プロセス、又は、
    熱処理を介在させた、あるいは介在させない、冷間変形プロセスと熱間変形プロセスの組合せである、
    ことを特徴とする請求項23に記載の方法。

  25. ベルトボディが、ベルト形状の初期材料として存在し、ベルトボディの自由な端面(13、14)が鍛造プロセスによって互いに結合され、
    その場合にベルトボディの端部領域(13、14)の前面が互いに近づけられるので、端部領域(13、14)の前面が対向し、2つの端部領域(13、14)の間に形成された間隙内へ挿入材料(25)が挿入され、かつ/またはその上に置かれ、
    前記挿入材料がベルトボディと同一の材料からなり、挿入材料(25)と2つの端部領域(13、14)が少なくとも1つのハンマー(26、27)の衝撃によって変形され、かつ互いに結合される、
    ことを特徴とする請求項23又は24に記載の方法。

  26. エンドレスベルト(1)を形成するための初期材料が金属シートバー(28)であって、前記金属シートバーがローラによって、円筒状の横断面を有するアーバ(30)を介して駆動されるので、円筒ジャケット形状のスリーブが形成され、前記スリーブによってベルトボディが形成される、
    ことを特徴とする請求項25に記載の方法。

 

 

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プーリ(1、2)の摺動面(8)の表面構造は不規則であり、それ自体、ISO標準Ra(平均粗さ)値が、0.01乃至1.0μmの範囲であり、ISO標準Rsk(スキューネス)値が0未満である。
駆動ベルト(3)用の概してC字形の横方向部材(32)であって、中心に位置する凹設部(33)を規定しており、該凹設部(33)は、横方向部材(32)の軸方向側部に対して開放している。横方向部材(32)は、凹設部(33)の下方に配置されたベース部分(34)と、凹設部(33)に並んで配置された接続部分(35)と、凹設部(33)の上方に位置するトップ部分(36)とを有しており、横方向部材(32)には、傾倒エッジ(18)が設けられており、該傾倒エッジ(18)は、横方向部材(32)のトップ区分とテーパ状のボトム区分との間の移行部を形成している。横方向エレメントの主要面(39)には、少なくとも2つの接触領域(50,60)が設けられており、該接触領域(50,60)は、主要面(39)の別の部分に対して相対的に隆起されており、該接触領域(50,60)のうち下側の接触領域(50)は、傾倒エッジ(18)の上方で、ベース部分(34)に配置されており、接触領域(50,60)のうちの上側の接触領域(50)は、トップ部分(36)に配置されている。
【課題】最適な疲労特性を有する坦持リング、ひいては駆動ベルトを提供する。【解決手段】本発明は、無段変速機用の駆動ベルト(3)において使用される鋼製のフレキシブルなリング(13)の製造に関する。本発明によれば、上記製造は、基材である帯材(11)を、2段階で閉じたリング(13)に溶接することを含む。この各々の段階において、帯材(11)の遠位端部(12)の間に、帯材(11)の各軸線方向側面(AS1;AS2)から、帯材(11)の幅内の各々の位置(F1;F2)に向かって、溶接が形成される。【選択図】図4
【課題】板厚の異なるCVTエレメントを自動的に所望の順で配列することで組付け効率を向上させること。【解決手段】エレメント配列装置は、板厚の異なる複数のCVTエレメントを幅方向に連続的に配列した複数の平行なレーンからなる供給手段と、供給手段の各レーンからCVTエレメントを1つずつ同時に切り出す切出し手段と、切出し手段により切り出された複数のCVTエレメントを板厚方向に配列したCVTエレメント群を保持し保持したCVTエレメント群を送出す第1保持手段と、第1保持手段により送出された複数のCVTエレメント群を板厚方向に順次積層し保持する第2保持手段と、を備える。【選択図】図1
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