リアルシグナリング出力を伴うコンカレントマルチシステム衛星ナビゲーション受信機

 

GNSS受信機は、少なくとも第1のGNSSソースおよび第2のGNSSソースから入力シグナリングを受信するように構成される少なくとも1つのGNSSアンテナと、少なくとも1つのGNSSアンテナに結合され、複素中間シグナリングを取得するように入力シグナリングを処理するように構成されるI/Qミキサと、I/Qミキサに結合され、第1のリアル出力シグナリングを取得するために第1の周波数範囲に関して複素中間シグナリングをフィルタリングするように構成される第1の複素フィルタと、I/Qミキサに結合され、第2のリアル出力シグナリングを取得するために第2の周波数範囲に関して複素中間シグナリングをフィルタリングするように構成される第2の複素フィルタと、第1の複素フィルタおよび第2の複素フィルタに結合され、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせるように構成される、信号結合器とを含む。

 

 

[0001]ワイヤレス通信技術の進歩は今日のワイヤレス通信デバイスの多用性を大幅に高めた。これらの進歩により、ワイヤレス通信デバイスは、単純な携帯電話およびページャから、マルチメディアの記録および再生、イベントのスケジューリング、ワードプロセッシング、eコマースなどのような、多種多様な機能が可能な高性能なコンピューティングデバイスに進化することが可能になった。結果として、今日のワイヤレス通信デバイスのユーザは、従来は複数のデバイスまたはより大きい非ポータブル機器のいずれかを必要とした広範囲のタスクを、単一のポータブルデバイスから実行することが可能である。
[0002]様々なアプリケーションが、ワイヤレス通信デバイスの場所を特定し利用するように構成される。たとえば、ロケーションベースサービス(LBS:location based service)は、デバイス上で実行されている1つまたは複数のアプリケーションに対する制御を行うために、関連付けられるデバイスの位置を活用する。ワイヤレス通信デバイスに関して実装されるLBS機能のアプリケーションは、とりわけ、個人用ナビゲーション、ソーシャルネットワーキング、コンテンツ(たとえば、広告、検索結果など)のターゲッティングを含む。モバイルデバイスの位置は、様々な技法を使用して推定される。デバイスの推定される場所は、全地球的ナビゲーション衛星システム(GNSS)または他の衛星測位システム(SPS)、携帯電話ネットワークもしくは他のワイヤレスデータシステムのような地上の測位システムなどのような、1つまたは複数の通信システムの送信機からの信号に基づいて計算され得る。これらの計算の精度を上げるために、デバイスは、場所推定のために複数の通信システムから信号を取得して使用することが可能であり得る。
[0003]GNSS信号を処理するための方法の例は、少なくとも第1のGNSSソースおよび第2のGNSSソースから入力シグナリングを受信することと、複素中間シグナリングを取得するために同相(I)/直交(Q)ミキサを介して入力シグナリングを処理することと、第1の周波数範囲と関連付けられる第1の複素フィルタおよび第2の周波数範囲と関連付けられる第2の複素フィルタを介して複素中間シグナリングをフィルタリングし、これによって、第1のリアル(real)出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとをそれぞれ取得することと、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、組み合わされたリアル出力シグナリングを生成することとを含む。
[0004]本方法の実装形態は、以下の特徴の1つまたは複数を含み得る。本方法はさらに、組み合わされたリアル出力シグナリングをベースバンド信号プロセッサに提供することを含む。組み合わされたリアル出力シグナリングをベースバンド信号プロセッサに提供することは、組み合わされたリアル出力シグナリングをベースバンド信号プロセッサのアナログデジタルコンバータ(ADC)に提供することを含む。第1の周波数範囲は、第1のGNSSソースから入力シグナリングが受信される周波数範囲を含み、第2の周波数範囲は、第2のGNSSソースから入力シグナリングが受信される周波数範囲を含む。第1の周波数範囲および第2の周波数範囲は、システムのベースバンド周波数の反対側に位置し、互いに共役ではない(not imaged)。フィルタリングすることは、第1の複素フィルタを介して、第2の周波数範囲、および、システムのベースバンド周波数に関して第2の周波数範囲の反対側において、少なくとも第1のレベルの遮断を提供することと、第2の複素フィルタを介して、第1の周波数範囲、および、システムのベースバンド周波数に関して第1の周波数範囲の反対側において、少なくとも第2のレベルの遮断を提供することとを含む。方法はさらに、第1の複素フィルタの出力と第2の複素フィルタの出力との周波数の重複が閾値以下となるように、遮断の第1のレベルと第2のレベルとを定めることを含み、閾値は所望のフィルタ出力の信号品質の関数として選ばれる。フィルタリングすることは、ローカル発振器(LO)の周波数において動作するように第1の複素フィルタと第2の複素フィルタとを構成することを含み、LOの周波数は、第1の複素フィルタおよび第2の複素フィルタのそれぞれの出力の周波数応答がシステムのベースバンド周波数において重複しないように選ばれる。
[0005]同じく、または代替的に、本方法の実装形態は、以下の特徴の1つまたは複数を含み得る。組み合わせることは、組み合わされた電流シグナリングを取得するために、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとを電流において組み合わせることを含む。方法はさらに、トランスインピーダンス増幅器(TIA)を介して、組み合わされた電流シグナリングを電圧シグナリングに変換することを含む。組み合わせることは、差動出力シグナリングを取得するために第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることと、差動出力シグナリングをシングルエンド出力シグナリングに変換することとを含む。第1のGNSSソースは第1の通信技術と関連付けられ、第2のGNSSソースは第2の通信技術と関連付けられる。第1の通信技術は全地球測位システム(GPS)を含み、第2の通信技術はGlonassを含む。第1のGNSSソースは第1の周波数帯域と関連付けられ、第2のGNSSソースは第2の周波数帯域と関連付けられる。第1の周波数帯域はL1周波数帯域を含み、第2の周波数帯域はL2周波数帯域を含む。
[0006]コンカレントマルチシステムGNSS受信機の例は、少なくとも第1のGNSSソースおよび第2のGNSSソースから入力シグナリングを受信するように構成される少なくとも1つのGNSSアンテナと、少なくとも1つのGNSSアンテナに通信可能に結合され、複素中間シグナリングを取得するように入力シグナリングを処理するように構成されるI/Qミキサと、I/Qミキサに通信可能に結合され、第1のリアル出力シグナリングを取得するために第1の周波数範囲に関して複素中間シグナリングをフィルタリングするように構成される第1の複素フィルタと、I/Qミキサに通信可能に結合され、第2のリアル出力シグナリングを取得するために第2の周波数範囲に関して複素中間シグナリングをフィルタリングするように構成される第2の複素フィルタと、第1の複素フィルタおよび第2の複素フィルタに通信可能に結合され、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって組み合わされたリアル出力シグナリングを生成するように構成される信号結合器とを含む。
[0007]受信機の実装形態は、以下の特徴の1つまたは複数を含み得る。信号結合器は、ベースバンド信号プロセッサに通信可能に結合され、組み合わされたリアル出力シグナリングをベースバンド信号プロセッサに提供するように構成される。第1の周波数範囲は、第1のGNSSソースから入力シグナリングが受信される周波数範囲を含み、第2の周波数範囲は、第2のGNSSソースから入力シグナリングが受信される周波数範囲を含む。第1の周波数範囲および第2の周波数範囲は、システムのベースバンド周波数の反対側に位置し、互いに共役ではない。第1の複素フィルタは、第2の周波数範囲、および、システムのベースバンド周波数に関して第2の周波数範囲の反対側において、少なくとも第1のレベルの遮断を提供するように構成され、第2の複素フィルタは、第1の周波数範囲、および、システムのベースバンド周波数に関して第1の周波数範囲の反対側において、少なくとも第2のレベルの遮断を提供するように構成される。遮断の第1のレベルおよび第2のレベルは、第1の複素フィルタの出力と第2の複素フィルタの出力との周波数の重複が閾値以下となるように定められ、閾値は所望のフィルタ出力の信号品質の関数として選ばれる。第1の複素フィルタおよび第2の複素フィルタは、LOの周波数に関して動作するように構成され、LOの周波数は、第1の複素フィルタおよび第2の複素フィルタのそれぞれの出力の周波数応答がシステムのベースバンド周波数において重複しないように選ばれる。
[0008]同じく、または代替的に、受信機の実装形態は、以下の特徴の1つまたは複数を含み得る。信号結合器はさらに、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、組み合わされた出力電流シグナリングを生成するように構成される。受信機はさらに、信号結合器に通信可能に結合され、組み合わされた出力電流シグナリングを組み合わされた出力電圧シグナリングに変換するように構成される、TIAを含む。信号結合器はさらに、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、差動出力シグナリングを生成するように構成され、受信機はさらに、信号結合器に通信可能に結合され、差動出力シグナリングをシングルエンド出力シグナリングに変換するように構成される、変換段を含む。差動出力シグナリングは差動電流信号であり、受信機はさらに、信号結合器に通信可能に結合され、差動電流信号を差動電圧信号に変換するように構成される、TIAを含み、変換段は、差動電圧信号をシングルエンド電圧信号に変換するように構成される電圧変換器を含む。差動出力シグナリングは差動電流信号であり、変換段は、差動電流信号をシングルエンド電流信号に変換するように構成される電流結合器を含む。
[0009]同じく、または代替的に、受信機の実装形態は、以下の特徴の1つまたは複数を含み得る。第1のGNSSソースは第1の通信技術と関連付けられ、第2のGNSSソースは第2の通信技術と関連付けられる。第1のGNSSソースは第1の周波数帯域と関連付けられ、第2のGNSSソースは第2の周波数帯域と関連付けられる。
[0010]GNSS信号を受信するための装置の例は、少なくとも第1のGNSSソースおよび第2のGNSSソースから入力シグナリングを受信するように構成される少なくとも1つのGNSSアンテナと、少なくとも1つのGNSSアンテナに通信可能に結合され、複素中間シグナリングを取得するように入力シグナリングを処理するように構成されるI/Qミキサと、I/Qミキサに通信可能に結合され、第1の周波数範囲および第2の周波数範囲に関して複素中間シグナリングをフィルタリングし、これによって第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとをそれぞれ生成するための、フィルタ手段と、フィルタ手段に通信可能に結合され、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって組み合わされたリアル出力シグナリングを生成するための、結合器手段とを含む。
[0011]本装置の実装形態は、以下の特徴の1つまたは複数を含み得る。結合器手段は、ベースバンド信号プロセッサに通信可能に結合され、組み合わされたリアル出力シグナリングをベースバンド信号プロセッサに提供するための手段を含む。第1の周波数範囲は、第1のGNSSソースから入力シグナリングが受信される周波数範囲を含み、第2の周波数範囲は、第2のGNSSソースから入力シグナリングが受信される周波数範囲を含む。第1の周波数範囲および第2の周波数範囲は、システムのベースバンド周波数の反対側に位置し、互いに共役ではない。フィルタ手段は、第2の周波数範囲、および、システムのベースバンド周波数に関して第2の周波数範囲の反対側において、少なくとも第1のレベルの遮断を提供することによって、第1のリアル出力シグナリングを生成するための手段と、第1の周波数範囲、および、システムのベースバンド周波数に関して第1の周波数範囲の反対側において、少なくとも第2のレベルの遮断を提供することによって、第2のリアル出力シグナリングを生成するための手段とを含む。遮断の第1のレベルおよび第2のレベルは、第1の複素フィルタの出力と第2の複素フィルタの出力との周波数の重複が閾値以下となるように定められ、閾値は所望のフィルタ出力の信号品質の関数として選ばれる。フィルタ手段はLOの周波数に関して動作し、LOの周波数は、第1のリアル出力シグナリングを生成するための手段と第2のリアル出力シグナリングを生成するための手段のそれぞれの出力の周波数応答がシステムのベースバンド周波数において重複しないように、選ばれる。
[0012]同じく、または代替的に、装置の実装形態は、以下の特徴の1つまたは複数を含み得る。フィルタ手段は、第1の複素フィルタと第2の複素フィルタとを含み、第1の複素フィルタは第1のリアル出力シグナリングを生成するように構成され、第2の複素フィルタは第2のリアル出力シグナリングを生成するように構成される。組み合わされたリアル出力シグナリングは、出力電流シグナリングを含む。装置はさらに、結合器手段に通信可能に結合され、出力電流シグナリングを電圧シグナリングに変換するように構成される、TIAを含む。結合器手段は、差動出力シグナリングを取得するために第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせるための手段と、差動出力シグナリングをシングルエンド出力シグナリングに変換するための手段とを含む。第1のGNSSソースは第1の通信技術と関連付けられ、第2のGNSSソースは第2の通信技術と関連付けられる。第1のGNSSソースは第1の周波数帯域と関連付けられ、第2のGNSSソースは第2の周波数帯域と関連付けられる。
[0013]本明細書で説明される項目および/または技法は、以下の機能の1つまたは複数、ならびに言及されていない他の機能を提供することができる。複数の信号ソースから受信される信号は、組み合わされたリアル信号として提供され、これにより、複素シグナリングを出力する受信機と比較して、受信機と関連付けられるピンの数が少なくなる。さらに、受信された信号は、本明細書で説明されるリアル信号の結合の結果として、単一のアナログデジタルコンバータ(ADC)を使用してベースバンドにおいて処理されることが可能であり、これによって、回路全体のサイズを低減し、効率を上げる。一般に、本明細書のシステムおよび方法は、より小さくより小型のモバイル通信コンポーネントとデバイスとを生み出す能力をもたらす。他の機能が与えられてよく、本開示によるあらゆる実装形態が、論じられる機能のいずれか、ましてすべてを提供しなければならないとは限らない。さらに、上で述べられた効果は、述べられた手段以外の手段によって達成されることが可能であってよく、述べられた項目/技法は、必ずしも述べられた効果を生むとは限らない。
[0014]移動局のコンポーネントのブロック図。 [0015]GNSS受信機のブロック図。 [0016]リアルシグナリング出力を提供するコンカレントマルチシステム通信受信機のある実施形態のブロック図。 リアルシグナリング出力を提供するコンカレントマルチシステム通信受信機のある実施形態のブロック図。 リアルシグナリング出力を提供するコンカレントマルチシステム通信受信機のある実施形態のブロック図。 リアルシグナリング出力を提供するコンカレントマルチシステム通信受信機のある実施形態のブロック図。 [0017]図3に示されるマルチシステム受信機によって処理が行われる、例示的な通信周波数範囲を示す図。 図3に示されるマルチシステム受信機によって処理が行われる、例示的な通信周波数範囲を示す図。 図3に示されるマルチシステム受信機によって処理が行われる、例示的な通信周波数範囲を示す図。 図3に示されるマルチシステム受信機によって処理が行われる、例示的な通信周波数範囲を示す図。 図3に示されるマルチシステム受信機によって処理が行われる、例示的な通信周波数範囲を示す図。 図3に示されるマルチシステム受信機によって処理が行われる、例示的な通信周波数範囲を示す図。 [0018]リアルシグナリング出力を提供するコンカレントマルチシステム通信受信機のある実施形態のブロック図。 リアルシグナリング出力を提供するコンカレントマルチシステム通信受信機のある実施形態のブロック図。 [0019]GNSS信号を処理するプロセスのブロックフロー図。
[0020]リアルシグナリング出力能力を伴う、GNSS受信機のようなコンカレントマルチシステム受信機を実装するためのシステムおよび方法が、本明細書で説明される。マルチシステムGNSS受信機は、全地球測位システム(GPS)、Glonass、北斗などのような複数のシステムからの受信された信号をフィルタリングおよび処理し、対応するGNSS情報を複素信号の形式でベースバンドデジタルプロセッサに提供する。複素信号は、同相(I)成分と直交(Q)成分からなり、各々が、差動シグナリングの場合は受信機の2つのピンを、またはシングルエンドシグナリングの場合は1つのピンを占有する。本明細書で説明される技法およびアーキテクチャは、GNSS受信機のような通信受信機のためのリアル(すなわち、非複素)シグナリング出力を提供する。このことは、受信機が、I信号とQ信号の1つだけを介して受信された情報をベースバンドに提供することを可能にし、全体のピン数を減らし、より小さく、より小型でより効率的なシステムを可能にする。
[0021]本明細書で説明されるシステムおよび方法は、図1に示されるモバイルデバイス100のような、1つまたは複数のモバイルデバイスを介して動作する。モバイルデバイス100は、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップコンピュータもしくはデスクトップコンピュータもしくはタブレットコンピュータのようなコンピューティングデバイス、自動車用コンピューティングシステム、および/または、現在存在する、もしくは今後開発される任意の他の通信デバイスであってよく、またはこれらの機能を実装してよい。
[0022]モバイルデバイス100は、ワイヤレスネットワークを通じてワイヤレスアンテナ122を介してワイヤレス信号123を送信および受信するワイヤレス送受信機121を含む。送受信機121は、ワイヤレス送受信機バスインターフェース120によってバス101に接続される。図1では別個のコンポーネントとして示されているが、ワイヤレス送受信機バスインターフェース120はまた、ワイヤレス送受信機121の一部であり得る。ここで、モバイルデバイス100は、単一のワイヤレス送受信機121を有するものとして示されている。しかしながら、モバイルデバイス100は代替的に、Wi−Fi(登録商標)、符号分割多元接続(CDMA)、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))、Long Term Evolution(LTE)、Bluetooth(登録商標)などのような、複数の通信規格をサポートするために、複数のワイヤレス送受信機121とワイヤレスアンテナ122とを有し得る。
[0023]また、汎用プロセッサ111、メモリ140、デジタル信号プロセッサ(DSP)112および/または(1つまたは複数の)専用プロセッサ(図示されず)が、全体的にまたは部分的にワイヤレス信号123を処理するために利用され得る。ワイヤレス信号123からの情報の記憶は、メモリ140またはレジスタ(図示されず)を使用して実行される。図1では1つの汎用プロセッサ111、DSP 112、およびメモリ140のみが示されているが、これらのコンポーネントのいずれかのうちの2つ以上がモバイルデバイス100によって使用され得る。汎用プロセッサ111、DSP 112、およびメモリ140は、バス101に接続される。
[0024]モバイルデバイス100はまた、GNSSアンテナ158を介してGNSS信号159を受信する、GNSS受信機155を含む。GNSS信号159は、GNSS衛星または他のソースから受信される。GNSS衛星は、単一のGNSSまたは複数のそのようなシステムと関連付けられ得る。モバイルデバイス100によって利用され得るGNSSの例は、限定はされないが、GPS、Galileo、Glonass、北斗(Compass)などを含む。GNSS受信機155は、GNSS信号159を全体的にまたは部分的に処理し、モバイルデバイス100の位置を決定するためにこれらのGNSS信号159を使用する。GNSS受信機155が1つまたは複数のシステムからのGNSS信号159を処理できる例示的な技法が、以下でさらに詳細に説明される。加えて、汎用プロセッサ111、メモリ140、DSP 112および/または(1つまたは複数の)専用プロセッサ(図示されず)も、GNSS信号159を処理することおよび/またはモバイルデバイス100の位置を計算することを支援するために利用され得る。GNSS信号159または他の位置信号からの情報の記憶は、メモリ140またはレジスタ(図示されず)を使用して実行される。
[0025]メモリ140は、機能を1つまたは複数の命令またはコードとして記憶する(1つまたは複数の)非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。メモリ140を構成し得る媒体は、限定はされないが、RAM、ROM、FLASH、ディスクドライブなどを含む。メモリ140によって記憶された機能は、汎用プロセッサ111、(1つまたは複数の)専用プロセッサ、またはDSP 112によって実行される。したがって、メモリ140は、説明される機能をプロセッサ111および/またはDSP 112に実行させるように構成されたソフトウェア170(プログラミングコード、命令など)を記憶するプロセッサ可読メモリおよび/またはコンピュータ可読メモリである。代替的に、モバイルデバイス100の1つまたは複数の機能は、ハードウェアで全体的にまたは部分的に実行され得る。
[0026]モバイルデバイスと関連付けられる技術が進化するにつれて、たとえば、65nm以下の製造およびウェハレベルスケールパッケージングおよび他の同様の進化により、ピンの不足は関心が高まっている領域となっており、今後はより関心を集める領域となることが予想されている。現在、非システムオンチップ(SOC)プラットフォームでは、IとQの両方の中間周波数(IF)/ベースバンド(BB)信号が、BBデジタルプロセッサに送られる。Iチャネル信号とQチャネル信号の1つのみをBBデジタルプロセッサに対して有効にするアーキテクチャが、本明細書で説明される。ベースバンドおよび/またはローカル発振器(LO)の周波数を選択的に制御することによって、異なるシステムからの信号に対応する周波数帯域は重複が防がれる。リアル信号アーキテクチャが原因で、ならびにジャマーによる感知妨害を防ぐために、信号が受信される各システムに対して1つの複素フィルタが設けられる。これらのフィルタは、周波数帯域のそれぞれの共役周波数(image frequencies)において遮断を行う。その後、2つの複素フィルタの出力が、たとえば、電圧シグナリングのためのトランスインピーダンス増幅器(TIA)または電流シグナリングのための電流バッファ(CB)のいずれかを通じて、組み合わされる。組み合わされた信号は、さらなる処理のためにADCに送られる。これらの先行する動作は、以下でさらに詳細に示され論じられる。
[0027]リアルシグナリング出力を伴うコンカレントマルチシステム通信受信機の例が、以下で説明される。様々な例が、GPSシステムおよびGlonassシステムからの信号を受信し処理するGNSS受信機の場合について与えられる。しかしながら、これらの例は非限定的であるものとして意図され、他のシステムおよび/またはアクセス技術も使用され得る。
[0028]図2は、アンテナ206と、フロントエンド(FE)コンポーネント208と、低雑音増幅器(LNA)210と、バラン212と、直交ローカル発振器(LO)クロック214、電流バッファ(CB)220、トランスインピーダンス増幅器(TIA)330、およびバンドパスフィルタ230を伴うI/Qミキサ202と、ドライバ240とを含む、GNSS受信機200のある実装形態を示す。ドライバ240およびTIA 330は別々に示されているが、ドライバ240は、単一のエンティティとしてTIA 330に統合され得る。示されるように、2つの通信システム、ここでは第1のGNSS(GPS)および第2のGNSS(Glonass)から信号が受信される。取得された入力信号は、両方のシステムに対応するI成分とQ成分とを伴う組み合わされた複素信号を取得するために、I/Qミキサ202を介して処理される。これらの信号はさらに、信号をバッファリングするために、および/または、受信機200の他のコンポーネントによる後続の処理のために信号を別様に調整するために、電流バッファ220を介して処理される。電流バッファ220による処理の後、バンドパスフィルタ230が、フィルタリングされた複素I/Q信号を取得するために利用される。このフィルタリングされた信号のI成分とQ成分の各々は、ベースバンドにおけるさらなる処理のためにドライバ240に別々に提供される。
[0029]図3は、本明細書で説明されるようなマルチシステム受信機300の改善されたアーキテクチャの例を示す。受信機300において、図2に関して上で示されたようなアンテナ206、FEコンポーネント208、LNA 210、バラン212を介して複数の別個のソース(たとえば、異なる通信システム、周波数帯域または範囲など)から受信された入力信号は、受信機200に関して上でさらに説明されたように、I/Qミキサ202および電流バッファ220を介して処理される。次に、得られた複素信号は、それぞれのシステムおよび/または受信機300と関連付けられる他のソースから受信された信号を分離するために、別々の複素チャネル選択フィルタ310、312に渡される。複素フィルタ310、312は、シグナリングがそれぞれ関連付けられるソース(たとえば、システム、周波数帯域など)から受信される周波数範囲と関連付けられ、以下でさらに詳細に説明されるように、これらの周波数範囲に関して電流バッファ220によって与えられる複素信号をフィルタリングするように構成される。フィルタ310、312の結果は、各システムに対応する実数領域信号である。これらの得られたリアル信号は次いで、信号結合器320を通じて組み合わされる。ここで、信号結合器320は、TIA 330を通じて電圧に再び変換される、組み合わされた電流信号を生成する。その後、得られた実数領域電圧信号はベースバンドに提供される。各々の関連付けられるシステムに対応する複素フィルタ310、312を利用し、図3に示されるようにリアル信号出力を組み合わせることによって、2つのピンが受信された信号をベースバンドデジタルプロセッサに運ぶために利用され、これによって、信号の結合を伴わずに単一のバンドパスフィルタ230を利用する図2に示される受信機200よりも、ピンの節約を提供する。信号結合器320は、TIA(たとえば、電圧シグナリング入力および電流シグナリング出力のための)、電圧増幅器(たとえば、電圧シグナリング入力および出力のための)、電流バッファ(たとえば、電流シグナリング入力および出力のための)などの1つまたは複数を含んでよく、またはこれらの機能を実装してよい。さらに、1つまたは複数の増幅器、バッファ、および/またはエンティティが、組み合わされた信号がベースバンドに提供されるよりも前に組み合わされた信号をさらに処理するために、信号結合器320に加えて利用され得る。
[0030]図4は、実数領域出力信号をベースバンドに提供するために利用され得る、別の受信機400を示す。図4に示されるように、受信機400は、図3に示される受信機300と設計が同様である。しかしながら、受信機300とは対照的に、図4に示される受信機400は、図3に示されるようなTIA 330を介した電圧変換を伴わずに、信号結合器320から得られた電流信号をベースバンドADCに直接提供する。
[0031]図5は、図3に示される受信機300と同様の方式で実数領域出力シグナリングをベースバンドに提供する、受信機500の追加の例を示す。図3の受信機300とは対照的に、受信機500は、出力シグナリングをベースバンドADCに運ぶ前に、別々のTIA 330の段とドライバ240の段とを利用する。
[0032]受信機300、400、500の文脈で示される複素フィルタ310、312に関して、LOの周波数は、複素フィルタ310、312のそれぞれの出力の周波数応答がシステムベースバンド周波数において重複しないように、複素フィルタ310、312による使用のために選ばれる。LO周波数の選択および複素フィルタの動作は、GPSソースおよびGlonassソースからの信号を処理する図6のマルチシステムGNSS受信機600の例のために示される。GNSS受信機600は、アンテナ206と、FEコンポーネント208と、LNA 210と、バラン212と、LOクロック214を伴うI/Qミキサ202と、電流バッファ220とを含み、これらの各々は上で説明されたように動作する。受信された入力信号のGPS成分およびGlonass成分が次いで、図3に関して上で説明されたのと同様の方式で、信号結合器320によって組み合わされTIA 330によって電圧信号に変換される前に、複素フィルタ610および612における得られた複素信号からそれぞれ取得される。代替的に、複素フィルタ610、612の出力は、図4に示されるように信号結合器320のみに渡されてよく、図5に示されるように信号結合器320と別々のTIA 330およびドライバ240とに渡されてよく、または任意の他の適切な出力段コンポーネントに渡されてよい。
[0033]GPS信号とGlonass信号とを処理する際にGNSS受信機600によって利用されるベースバンド周波数応答関数の例が、図7、図8A〜図8B、図9、および図10A〜図10Bに示されている。他のソースからの信号も同様に処理され得る。以下の図で示される各々の事例では、GPS帯域とGlonass帯域の両方のために複素フィルタリングが使用される。
[0034]まず図7を参照すると、L−1帯域のGPSおよびGlonassのアンテナ入力信号スペクトルの表現が示されている。GPSのL−1帯域信号は、約1575.42MHzに中心がある周波数範囲を占有するが、GlonassのL−1帯域信号は、約1597MHzから約1607MHzの周波数範囲を占有する。所望の周波数応答は、それぞれのフィルタ610、612の1つまたは複数の特徴を修正することによって、および/または、LOの周波数を設定することによって達成される。図7に示される例では、1582MHzというLOの周波数は、GPSフィルタの出力周波数がLOに対して約−7MHzとなり、一方でGlonassの出力周波数がLOに対して約15〜25MHzにわたるように、選択される。フィルタ610、612は、十分な遮断、ここでは少なくとも約20dBの遮断が、ベースバンドおよび/またはLOの周波数に関して他方のフィルタの出力周波数の反対側において提供され、これによって、互いに共役であるフィルタ出力と関連付けられる性能の低下が無視できるように、構成される。この遮断は図8Aに示されており、本明細書では受信機の遮断閾値と呼ばれる。
[0035]図8Aは、信号の結合の前の、L1のGPS信号およびGlonass信号のための複素領域スペクトルを示す。ここで、GPSフィルタ610は、ベースバンドに対して約−15〜−25MHzにおいて上で説明されたような遮断を提供するが、Glonassフィルタ612は、ベースバンドに対して約+7MHzにおいて同様の遮断を提供する。複素フィルタ610、612の共役な周波数遮断特性(image frequency rejection properties)に加えて、複素フィルタ610、612が動作する異なる出力周波数が、2つのフィルタの出力がアナログ領域で組み合わされることを可能にする。L−1帯域の場合に複素フィルタ610、612から得られる実数領域の信号スペクトルが、図8Bに示される。
[0036]図9は、L−2帯域のGPSおよびGlonassのアンテナ入力信号スペクトルの表現を示す。ここで、GPSのL−2帯域信号は、約1227.6MHzに中心がある周波数範囲を占有するが、GlonassのL−2帯域信号は、約1245.8MHzに中心がある周波数範囲を占有する。図10Aに示されるように、それぞれのフィルタ610、612の1つまたは複数の特徴を修正することによって、および/またはLOの周波数を設定することによって、所望の周波数応答が、図8A〜図8Bによって示されるのと同様の方式で、複素フィルタ610、612を介して達成される。ここで、LOは1232MHzという周波数に設定され、これによって、GPSフィルタの出力はベースバンドに対して約−3.4〜−5.4MHzとなり、Glonassフィルタの出力はベースバンドに対して約+10.8〜+16.8MHzとなる。フィルタ610、612は、L−1帯域について説明されたのと同様の遮断(たとえば、受信機の遮断閾値に対する)を、ベースバンドおよび/またはLOの周波数に関して他方のフィルタの出力周波数とは反対側において提供するように、L−2帯域の場合について構成される。ここで、GPSフィルタ610は、ベースバンドに対して+5.4MHzにおいて少なくとも約20dBの遮断を提供するように構成され、Glonassフィルタ612は、ベースバンドに対して−10.8MHzにおいて少なくとも20dBの遮断を提供するように構成されるが、他の構成も使用され得る。L−2帯域の場合の複素フィルタ610、612の得られる実数領域信号スペクトルが、図10Bによって示される。
[0037]図3に戻ると、複素フィルタ310、312のリアル出力信号がアナログ領域において組み合わされる。ここで、複素フィルタ310、312の出力は電流信号であり、TIA 330は、電圧信号がさらなる処理のためにベースバンドに提供されるように、(信号結合器320を介して組み合わされたような)複素フィルタの出力を電圧信号に変換する。他の実装形態も可能である。たとえば、複素フィルタ310、312の出力は代替的に電圧シンボルであってよく、この場合、電圧増幅器および/または他のコンポーネントがTIA 330の代わりに使用され得る。
[0038]信号結合器320を介して結合した結果として、両方のフィルタ310、312の組み合わされた出力は、単一の信号ソースを介して、ベースバンドにおいて単一のアナログデジタルコンバータ(ADC)に提供される。一般に、それぞれのシステムのための別々の複素フィルタを介して受信された情報を処理し、得られたフィルタ出力を組み合わせることによって、本発明のアーキテクチャは、図2に示されるような複素シグナリング出力とは対照的に、リアルシグナリング出力を提供する。また、ベースバンド処理と関連付けられる回路空間の低減、より少ないピン数、および他の利益が、上で説明されたように実現される。
[0039]図3において追加で示されるように、それぞれの入力ソースから得られる信号は、差動シグナリングを使用して受信機300を通じて処理され、各信号は、差動ペア接続を使用して、受信機300のコンポーネント間で運ばれる。各信号に対応する差動ペアは、相補的な信号成分、たとえば、正の成分と負の成分とを含む。代替的に、取得された信号は、シングルエンド(SE)シグナリングを使用して受信機300を通って運ばれてよく、このとき、単一のビットコネクタが、基準、たとえばグラウンドまたは共通電圧に対する信号を搬送する。シングルエンド受信機のための共通電圧は、受信機300、ベースバンド処理コンポーネント、および/または他のエンティティを含む関連付けられるデバイスの複数のコンポーネントの間で共有されてよく、これによって、さらなるピンの節約を可能にする。
[0040]図11は、シングルエンドシグナリングの場合に受信機500に関して上で説明された、複素フィルタリングとリアル信号の結合とを利用する、受信機1100を示す。ここで、受信された入力信号は、図5の受信機500に関して説明されたような差動信号として、受信機1100を通じて処理される。図5に関して上で示されたように、ドライバ240の出力は、実数領域の差動電圧信号である。差動信号240は、シングルエンド変換段に対する追加の差分、ここではシングルエンド電圧変換器1120に対する差分を介して処理され、これは、ベースバンドADCへの単一のピンの出力をもたらす。
[0041]図12は、シングルエンド出力シグナリングを提供するために受信機400に関して上で説明された複素フィルタリングとリアル信号の結合とを利用する、受信機1200を示す。ここで、信号結合器320がリアル領域の電流信号を生成するために複素フィルタ310、312の出力に対して動作した後で、この信号は、シングルエンドのリアル領域電流信号を取得するために、第2の信号結合器1220によって処理される。この信号は、図12に示されるような電流信号としてベースバンドに直接渡されてよく、または代替的に、シングルエンド電流信号は、TIA 330(および任意選択でドライバ240)を通じて渡され、電圧信号としてベースバンドに送られてよい。
[0042]図13を参照し、さらに図1〜図12を参照すると、GNSS信号を処理するプロセス1300は、示される段階を含む。しかしながら、プロセス1300は一例にすぎず、限定的なものではない。プロセス1300は、たとえば、段階を追加させ、削除させ、並べ替えさせ、組み合わせ、および/または同時に実行させることによって改変され得る。示され説明されたプロセス1300へのさらに他の改変が可能である。
[0043]段階1302において、少なくとも第1のGNSSおよび第2のGNSSから入力シグナリングが(たとえば、モバイルデバイス100または他のデバイスと関連付けられる受信機300、400、500において)受信される。第1のGNSSおよび第2のGNSSは、限定はされないが、GPS、Glonass、北斗などを含む、衛星通信技術を利用することができる。加えて、第1のGNSSおよび第2のGNSSは、異なる周波数帯域または範囲、たとえば、L1周波数帯域およびL2周波数帯域と関連付けられ得る。一般に、第1のGNSSおよび第2のGNSSは、同じもしくは異なる通信技術および/または同じもしくは異なる周波数帯域(たとえば、GPS L1帯域およびGlonass L1帯域、GPS L1帯域およびGPS L2帯域など)を利用することができる。入力シグナリング、さらには、プロセス1300の後続の段階において生成されるシグナリングは、上で説明されたような差動シグナリングまたはシングルエンドシグナリングのいずれかであり得る。
[0044]段階1304において、段階1302において取得される入力シグナリングは、I/Qミキサ202を介して処理される。この処理の結果は、入力シグナリングの受信元の両方のシステムのための、共通の複素中間シグナリングである。図2〜図6に示されるように、複素中間シグナリングは、I成分とQ成分とを含む。
[0045]段階1306において、段階1304において取得される複素中間シグナリングは、第1の複素フィルタ310および第2の複素フィルタ312を介してフィルタリングされる。ここで、第1の複素フィルタ310は第1の周波数範囲と関連付けられ、第2の複素フィルタ312は第2の周波数範囲と関連付けられる。図3〜図5に関して上で説明されたように、これらの周波数範囲は、第1の複素フィルタ310および第2の複素フィルタ312が動作するLOの周波数を選択することによって、構成される。具体的には、LOの周波数は、それぞれの複素フィルタ310、312の出力の周波数応答がシステムのベースバンド周波数において重複しないように、システムのベースバンド周波数に対して選ばれる。結果として、第1の周波数範囲および第2の周波数範囲は、システムのベースバンド周波数の反対側に位置し、互いに共役ではない。この周波数構成は、第1の複素フィルタ310が、第2の周波数範囲、およびシステムのベースバンド周波数に関して第2の周波数範囲の反対側(たとえば、x〜y MHzという第2の周波数範囲では、ベースバンドに対して+x〜y MHzおよび−x〜y MHz)において、第1の遮断を提供することを可能にし、さらに、第2の複素フィルタ312が、第1の周波数範囲、および、システムのベースバンド周波数に関して第1の周波数範囲の反対側において、第2の遮断を提供することを可能にする。第1の遮断および第2の遮断は、第1の複素フィルタ310の出力と第2の複素フィルタ312の出力との周波数の重複が所定の閾値を下回るように、十分大きく、閾値は所望のフィルタ出力の信号品質の関数として順次決定される。
[0046]段階1308において、第1の複素フィルタ310および第2の複素フィルタ312によって段階1306において生成される第1のリアル出力シグナリングおよび第2のリアル出力シグナリングは、組み合わされたリアル出力シグナリングを取得するために組み合わされる。段階1306において生成される第1のリアル出力シグナリングおよび第2のリアル出力シグナリングは、電圧信号(たとえば、図3、図5、および図11に示されるような)または電流信号(たとえば、図4および図12に示されるような)であり得る。組み合わせることおよび任意選択の追加の処理の後で、組み合わされたリアル出力シグナリングは、ベースバンドプロセッサに、ならびに/または、受信された信号に含まれる情報を記憶および/もしくは利用する他のエンティティに、提供される。
[0047]上で論じられた方法、システム、およびデバイスは例である。様々な代替的な構成は、様々な手順またはコンポーネントを適宜、省略し、置換し、または追加し得る。たとえば、代替的な方法では、段階は、上の議論とは異なる順序で実行されてよく、様々な段階が追加され、省略され、または組み合わせられてよい。また、いくつかの構成に関して説明された特徴は、様々な他の構成においては組み合わせられ得る。構成の異なる態様および要素が、同様にして組み合わせられ得る。また、技術は発展するので、要素の多くは例であり、本開示または特許請求の範囲を限定しない。
[0048]説明では、(実装形態を含む)例示的な構成の完全な理解を与えるように、具体的な詳細が与えられる。しかしながら、構成はこれらの具体的な詳細を伴わずに実践され得る。たとえば、構成を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている回路、プロセス、アルゴリズム、構造、および技法は、不要な詳細を伴わずに示されている。この説明は、例示的な構成を与えるにすぎず、特許請求の範囲、適用性、または構成を限定しない。むしろ、構成の上記の説明は、説明された技法を実装することを可能にする説明を当業者に提供する。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、要素の機能および構成において様々な変更が行われ得る。
[0049]構成は、流れ図またはブロック図として示されるプロセスとして説明されることがある。各々は動作を順次的なプロセスとして説明することがあるが、動作の多くは並行してまたは同時に実行され得る。加えて、動作の順序は並べ替えられ得る。プロセスは、図に含まれない追加のステップを有し得る。さらに、本方法の例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはこれらの任意の組合せによって実装され得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードで実装されるとき、必要なタスクを実行するためのプログラムコードまたはコードセグメントは、記憶媒体のような非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。プロセッサは、説明されたタスクを実行し得る。
[0050]特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)、あるいは2つ以上の特徴をもつ組合せ(たとえば、AA、AAB、ABBCなど)を意味するような、選言的列挙を示す。
[0051]いくつかの例示的な構成を説明してきたが、様々な修正、代替的な構成、および等価物が、本開示の趣旨から逸脱することなく使用され得る。たとえば、上記の要素は、より大きいシステムのコンポーネントであってよく、このとき、他の規則が、本発明の適用例よりも優先されてよく、または本発明の適用例を別様に修正してよい。また、上記の要素が考慮される前に、考慮されている間に、または考慮された後に、いくつかのステップが行われ得る。したがって、上記の説明は特許請求の範囲を限定しない。
[0051]いくつかの例示的な構成を説明してきたが、様々な修正、代替的な構成、および
等価物が、本開示の趣旨から逸脱することなく使用され得る。たとえば、上記の要素は、
より大きいシステムのコンポーネントであってよく、このとき、他の規則が、本発明の適
用例よりも優先されてよく、または本発明の適用例を別様に修正してよい。また、上記の
要素が考慮される前に、考慮されている間に、または考慮された後に、いくつかのステッ
プが行われ得る。したがって、上記の説明は特許請求の範囲を限定しない。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
全地球的ナビゲーション衛星システム(GNSS)信号を処理するための方法であって、
少なくとも第1のGNSSソースおよび第2のGNSSソースから入力シグナリングを受信することと、
複素中間シグナリングを取得するために、同相(I)/直交(Q)ミキサを介して前記入力シグナリングを処理することと、
第1の周波数範囲と関連付けられる第1の複素フィルタおよび第2の周波数範囲と関連付けられる第2の複素フィルタを介して前記複素中間シグナリングをフィルタリングし、これによって、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとをそれぞれ取得することと、
前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、組み合わされたリアル出力シグナリングを生成することとを備える、方法。
[C2]
前記組み合わされたリアル出力シグナリングをベースバンド信号プロセッサに提供することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記組み合わされたリアル出力シグナリングを前記ベースバンド信号プロセッサに提供することが、前記組み合わされたリアル出力シグナリングを前記ベースバンド信号プロセッサのアナログデジタルコンバータ(ADC)に提供することを備える、C2に記載の方法。
[C4]
前記第1の周波数範囲が、前記第1のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備え、前記第2の周波数範囲が、前記第2のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲が、システムのベースバンド周波数の反対側に位置し、互いに共役ではない、C4に記載の方法。
[C6]
前記フィルタリングすることが、
前記第1の複素フィルタを介して、前記第2の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第2の周波数範囲の反対側において、少なくとも第1のレベルの遮断を提供することと、
前記第2の複素フィルタを介して、前記第1の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第1の周波数範囲の反対側において、少なくとも第2のレベルの遮断を提供することとを備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記第1の複素フィルタの出力と前記第2の複素フィルタの出力との周波数の重複が閾値以下となるように、遮断の前記第1のレベルと前記第2のレベルとを定めることをさらに備え、前記閾値が所望のフィルタ出力の信号品質の関数として選ばれる、C6に記載の方法。
[C8]
前記フィルタリングすることが、ローカル発振器(LO)の周波数において動作するように前記第1の複素フィルタと前記第2の複素フィルタとを構成することを備え、前記LOの周波数が、前記第1の複素フィルタおよび前記第2の複素フィルタのそれぞれの出力の周波数応答が前記システムのベースバンド周波数において重複しないように選ばれる、C5に記載の方法。
[C9]
前記組み合わせることが、組み合わされた電流シグナリングを取得するために、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを電流において組み合わせることを備える、C1に記載の方法。
[C10]
トランスインピーダンス増幅器(TIA)を介して、前記組み合わされた電流シグナリングを電圧シグナリングに変換することをさらに備える、C9に記載の方法。
[C11]
前記組み合わせることが、
差動出力シグナリングを取得するために、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることと、
前記差動出力シグナリングをシングルエンド出力シグナリングに変換することとを備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記第1のGNSSソースが第1の通信技術と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の通信技術と関連付けられる、C1に記載の方法。
[C13]
前記第1の通信技術が全地球測位システム(GPS)を備え、前記第2の通信技術がGlonassを備える、C11に記載の方法。
[C14]
前記第1のGNSSソースが第1の周波数帯域と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の周波数帯域と関連付けられる、C1に記載の方法。
[C15]
前記第1の周波数帯域がL1周波数帯域を備え、前記第2の周波数帯域がL2周波数帯域を備える、C13に記載の方法。
[C16]
コンカレントマルチシステム全地球的ナビゲーション衛星システム(GNSS)受信機であって、
少なくとも第1のGNSSソースおよび第2のGNSSソースから入力シグナリングを受信するように構成される少なくとも1つのGNSSアンテナと、
前記少なくとも1つのGNSSアンテナに通信可能に結合され、複素中間シグナリングを取得するために前記入力シグナリングを処理するように構成される、同相(I)/直交(Q)ミキサと、
前記I/Qミキサに通信可能に結合され、第1のリアル出力シグナリングを取得するために第1の周波数範囲に関して前記複素中間シグナリングをフィルタリングするように構成される、第1の複素フィルタと、
前記I/Qミキサに通信可能に結合され、第2のリアル出力シグナリングを取得するために第2の周波数範囲に関して前記複素中間シグナリングをフィルタリングするように構成される、第2の複素フィルタと、
前記第1の複素フィルタおよび前記第2の複素フィルタに通信可能に結合され、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって組み合わされたリアル出力シグナリングを生成するように構成される、信号結合器とを備える、受信機。
[C17]
前記信号結合器が、ベースバンド信号プロセッサに通信可能に結合され、前記組み合わされたリアル出力シグナリングを前記ベースバンド信号プロセッサに提供するように構成される、C16に記載の受信機。
[C18]
前記第1の周波数範囲が、前記第1のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備え、前記第2の周波数範囲が、前記第2のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備える、C16に記載の受信機。
[C19]
前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲が、システムのベースバンド周波数の反対側に位置し、互いに共役ではない、C18に記載の受信機。
[C20]
前記第1の複素フィルタが、前記第2の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第2の周波数範囲の反対側において、少なくとも第1のレベルの遮断を提供するように構成され、
前記第2の複素フィルタが、前記第1の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第1の周波数範囲の反対側において、少なくとも第2のレベルの遮断を提供するように構成される、C19に記載の受信機。
[C21]
遮断の前記第1のレベルおよび前記第2のレベルが、前記第1の複素フィルタの出力と前記第2の複素フィルタの出力との周波数の重複が閾値以下となるように定められ、前記閾値が所望のフィルタ出力の信号品質の関数として選ばれる、C20に記載の受信機。
[C22]
前記第1の複素フィルタおよび前記第2の複素フィルタが、ローカル発振器(LO)の周波数に関して動作するように構成され、前記LOの周波数が、前記第1の複素フィルタおよび前記第2の複素フィルタのそれぞれの出力の周波数応答が前記システムのベースバンド周波数において重複しないように選ばれる、C19に記載の受信機。
[C23]
前記信号結合器がさらに、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、組み合わされた出力電流シグナリングを生成するように構成される、C16に記載の受信機。
[C24]
前記信号結合器に通信可能に結合され、前記組み合わされた出力電流シグナリングを組み合わされた出力電圧シグナリングに変換するように構成される、トランスインピーダンス増幅器(TIA)をさらに備える、C23に記載の受信機。
[C25]
前記信号結合器がさらに、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、差動出力シグナリングを生成するように構成され、
前記受信機がさらに、前記信号結合器に通信可能に結合され、前記差動出力シグナリングをシングルエンド出力シグナリングに変換するように構成される、変換段を備える、C16に記載の受信機。
[C26]
前記差動出力シグナリングが差動電流信号であり、
前記信号結合器に通信可能に結合され、前記差動電流信号を差動電圧信号に変換するように構成される、トランスインピーダンス増幅器(TIA)をさらに備え、
前記変換段が、前記差動電圧信号をシングルエンド電圧信号に変換するように構成される電圧変換器を備える、C25に記載の受信機。
[C27]
前記差動出力シグナリングが差動電流信号であり、
前記変換段が、前記差動電流信号をシングルエンド電流信号に変換するように構成される電流結合器を備える、C25に記載の受信機。
[C28]
前記第1のGNSSソースが第1の通信技術と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の通信技術と関連付けられる、C16に記載の受信機。
[C29]
前記第1のGNSSソースが第1の周波数帯域と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の周波数帯域と関連付けられる、C16に記載の受信機。
[C30]
全地球的ナビゲーション衛星システム(GNSS)信号を受信するための装置であって、
少なくとも第1のGNSSソースおよび第2のGNSSソースから入力シグナリングを受信するように構成される少なくとも1つのGNSSアンテナと、
前記少なくとも1つのGNSSアンテナに通信可能に結合され、複素中間シグナリングを取得するために前記入力シグナリングを処理するように構成される、同相(I)/直交(Q)ミキサと、
前記I/Qミキサに通信可能に結合され、第1の周波数範囲および第2の周波数範囲に関して前記複素中間シグナリングをフィルタリングし、これによって、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとをそれぞれ生成するための、フィルタ手段と、
前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、組み合わされたリアル出力シグナリングを生成するための、前記フィルタ手段に通信可能に結合される結合器手段とを備える、装置。
[C31]
前記結合器手段が、ベースバンド信号プロセッサに通信可能に結合され、前記組み合わされたリアル出力シグナリングを前記ベースバンド信号プロセッサに提供するための手段を備える、C30に記載の装置。
[C32]
前記第1の周波数範囲が、前記第1のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備え、前記第2の周波数範囲が、前記第2のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備える、C30に記載の装置。
[C33]
前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲が、システムのベースバンド周波数の反対側に位置し、互いに共役ではない、C32に記載の装置。
[C34]
前記フィルタ手段が、
前記第2の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第2の周波数範囲の反対側において、少なくとも第1のレベルの遮断を提供することによって、前記第1のリアル出力シグナリングを生成するための手段と、
前記第1の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第1の周波数範囲の反対側において、少なくとも第2のレベルの遮断を提供することによって、前記第2のリアル出力シグナリングを生成するための手段とを備える、C33に記載の装置。
[C35]
遮断の前記第1のレベルおよび前記第2のレベルが、前記第1の複素フィルタの出力と前記第2の複素フィルタの出力との周波数の重複が閾値以下となるように定められ、前記閾値が所望のフィルタ出力の信号品質の関数として選ばれる、C34に記載の装置。
[C36]
前記フィルタ手段がローカル発振器(LO)の周波数に関して動作し、前記LOの周波数が、前記第1のリアル出力シグナリングを生成するための前記手段と前記第2のリアル出力シグナリングを生成するための前記手段のそれぞれの出力の周波数応答が前記システムのベースバンド周波数において重複しないように、選ばれる、C34に記載の装置。
[C37]
前記フィルタ手段が、第1の複素フィルタと第2の複素フィルタとを備え、前記第1の複素フィルタが前記第1のリアル出力シグナリングを生成するように構成され、前記第2の複素フィルタが前記第2のリアル出力シグナリングを生成するように構成される、C30に記載の装置。
[C38]
前記組み合わされたリアル出力シグナリングが出力電流シグナリングを備える、C30に記載の装置。
[C39]
前記結合器手段に通信可能に結合され、前記出力電流シグナリングを電圧シグナリングに変換するように構成される、トランスインピーダンス増幅器(TIA)をさらに備える、C38に記載の装置。
[C40]
前記結合器手段が、
差動出力シグナリングを取得するために、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせるための手段と、
前記差動出力シグナリングをシングルエンド出力シグナリングに変換するための手段とを備える、C30に記載の装置。
[C41]
前記第1のGNSSソースが第1の通信技術と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の通信技術と関連付けられる、C30に記載の装置。
[C42]
前記第1のGNSSソースが第1の周波数帯域と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の周波数帯域と関連付けられる、C30に記載の装置。




  1. 全地球的ナビゲーション衛星システム(GNSS)信号を処理するための方法であって、
    少なくとも第1のGNSSソースおよび第2のGNSSソースから入力シグナリングを受信することと、
    複素中間シグナリングを取得するために、同相(I)/直交(Q)ミキサを介して前記入力シグナリングを処理することと、
    第1の周波数範囲と関連付けられる第1の複素フィルタおよび第2の周波数範囲と関連付けられる第2の複素フィルタを介して前記複素中間シグナリングをフィルタリングし、これによって、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとをそれぞれ取得することと、
    前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、組み合わされたリアル出力シグナリングを生成することとを備える、方法。

  2. 前記組み合わされたリアル出力シグナリングをベースバンド信号プロセッサに提供することをさらに備える、請求項1に記載の方法。

  3. 前記組み合わされたリアル出力シグナリングを前記ベースバンド信号プロセッサに提供することが、前記組み合わされたリアル出力シグナリングを前記ベースバンド信号プロセッサのアナログデジタルコンバータ(ADC)に提供することを備える、請求項2に記載の方法。

  4. 前記第1の周波数範囲が、前記第1のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備え、前記第2の周波数範囲が、前記第2のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備える、請求項1に記載の方法。

  5. 前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲が、システムのベースバンド周波数の反対側に位置し、互いに共役ではない、請求項4に記載の方法。

  6. 前記フィルタリングすることが、
    前記第1の複素フィルタを介して、前記第2の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第2の周波数範囲の反対側において、少なくとも第1のレベルの遮断を提供することと、
    前記第2の複素フィルタを介して、前記第1の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第1の周波数範囲の反対側において、少なくとも第2のレベルの遮断を提供することとを備える、請求項5に記載の方法。

  7. 前記第1の複素フィルタの出力と前記第2の複素フィルタの出力との周波数の重複が閾値以下となるように、遮断の前記第1のレベルと前記第2のレベルとを定めることをさらに備え、前記閾値が所望のフィルタ出力の信号品質の関数として選ばれる、請求項6に記載の方法。

  8. 前記フィルタリングすることが、ローカル発振器(LO)の周波数において動作するように前記第1の複素フィルタと前記第2の複素フィルタとを構成することを備え、前記LOの周波数が、前記第1の複素フィルタおよび前記第2の複素フィルタのそれぞれの出力の周波数応答が前記システムのベースバンド周波数において重複しないように選ばれる、請求項5に記載の方法。

  9. 前記組み合わせることが、組み合わされた電流シグナリングを取得するために、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを電流において組み合わせることを備える、請求項1に記載の方法。

  10. トランスインピーダンス増幅器(TIA)を介して、前記組み合わされた電流シグナリングを電圧シグナリングに変換することをさらに備える、請求項9に記載の方法。

  11. 前記組み合わせることが、
    差動出力シグナリングを取得するために、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることと、
    前記差動出力シグナリングをシングルエンド出力シグナリングに変換することとを備える、請求項1に記載の方法。

  12. 前記第1のGNSSソースが第1の通信技術と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の通信技術と関連付けられる、請求項1に記載の方法。

  13. 前記第1の通信技術が全地球測位システム(GPS)を備え、前記第2の通信技術がGlonassを備える、請求項11に記載の方法。

  14. 前記第1のGNSSソースが第1の周波数帯域と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の周波数帯域と関連付けられる、請求項1に記載の方法。

  15. 前記第1の周波数帯域がL1周波数帯域を備え、前記第2の周波数帯域がL2周波数帯域を備える、請求項13に記載の方法。

  16. コンカレントマルチシステム全地球的ナビゲーション衛星システム(GNSS)受信機であって、
    少なくとも第1のGNSSソースおよび第2のGNSSソースから入力シグナリングを受信するように構成される少なくとも1つのGNSSアンテナと、
    前記少なくとも1つのGNSSアンテナに通信可能に結合され、複素中間シグナリングを取得するために前記入力シグナリングを処理するように構成される、同相(I)/直交(Q)ミキサと、
    前記I/Qミキサに通信可能に結合され、第1のリアル出力シグナリングを取得するために第1の周波数範囲に関して前記複素中間シグナリングをフィルタリングするように構成される、第1の複素フィルタと、
    前記I/Qミキサに通信可能に結合され、第2のリアル出力シグナリングを取得するために第2の周波数範囲に関して前記複素中間シグナリングをフィルタリングするように構成される、第2の複素フィルタと、
    前記第1の複素フィルタおよび前記第2の複素フィルタに通信可能に結合され、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって組み合わされたリアル出力シグナリングを生成するように構成される、信号結合器とを備える、受信機。

  17. 前記信号結合器が、ベースバンド信号プロセッサに通信可能に結合され、前記組み合わされたリアル出力シグナリングを前記ベースバンド信号プロセッサに提供するように構成される、請求項16に記載の受信機。

  18. 前記第1の周波数範囲が、前記第1のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備え、前記第2の周波数範囲が、前記第2のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備える、請求項16に記載の受信機。

  19. 前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲が、システムのベースバンド周波数の反対側に位置し、互いに共役ではない、請求項18に記載の受信機。

  20. 前記第1の複素フィルタが、前記第2の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第2の周波数範囲の反対側において、少なくとも第1のレベルの遮断を提供するように構成され、
    前記第2の複素フィルタが、前記第1の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第1の周波数範囲の反対側において、少なくとも第2のレベルの遮断を提供するように構成される、請求項19に記載の受信機。

  21. 遮断の前記第1のレベルおよび前記第2のレベルが、前記第1の複素フィルタの出力と前記第2の複素フィルタの出力との周波数の重複が閾値以下となるように定められ、前記閾値が所望のフィルタ出力の信号品質の関数として選ばれる、請求項20に記載の受信機。

  22. 前記第1の複素フィルタおよび前記第2の複素フィルタが、ローカル発振器(LO)の周波数に関して動作するように構成され、前記LOの周波数が、前記第1の複素フィルタおよび前記第2の複素フィルタのそれぞれの出力の周波数応答が前記システムのベースバンド周波数において重複しないように選ばれる、請求項19に記載の受信機。

  23. 前記信号結合器がさらに、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、組み合わされた出力電流シグナリングを生成するように構成される、請求項16に記載の受信機。

  24. 前記信号結合器に通信可能に結合され、前記組み合わされた出力電流シグナリングを組み合わされた出力電圧シグナリングに変換するように構成される、トランスインピーダンス増幅器(TIA)をさらに備える、請求項23に記載の受信機。

  25. 前記信号結合器がさらに、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、差動出力シグナリングを生成するように構成され、
    前記受信機がさらに、前記信号結合器に通信可能に結合され、前記差動出力シグナリングをシングルエンド出力シグナリングに変換するように構成される、変換段を備える、請求項16に記載の受信機。

  26. 前記差動出力シグナリングが差動電流信号であり、
    前記信号結合器に通信可能に結合され、前記差動電流信号を差動電圧信号に変換するように構成される、トランスインピーダンス増幅器(TIA)をさらに備え、
    前記変換段が、前記差動電圧信号をシングルエンド電圧信号に変換するように構成される電圧変換器を備える、請求項25に記載の受信機。

  27. 前記差動出力シグナリングが差動電流信号であり、
    前記変換段が、前記差動電流信号をシングルエンド電流信号に変換するように構成される電流結合器を備える、請求項25に記載の受信機。

  28. 前記第1のGNSSソースが第1の通信技術と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の通信技術と関連付けられる、請求項16に記載の受信機。

  29. 前記第1のGNSSソースが第1の周波数帯域と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の周波数帯域と関連付けられる、請求項16に記載の受信機。

  30. 全地球的ナビゲーション衛星システム(GNSS)信号を受信するための装置であって、
    少なくとも第1のGNSSソースおよび第2のGNSSソースから入力シグナリングを受信するように構成される少なくとも1つのGNSSアンテナと、
    前記少なくとも1つのGNSSアンテナに通信可能に結合され、複素中間シグナリングを取得するために前記入力シグナリングを処理するように構成される、同相(I)/直交(Q)ミキサと、
    前記I/Qミキサに通信可能に結合され、第1の周波数範囲および第2の周波数範囲に関して前記複素中間シグナリングをフィルタリングし、これによって、第1のリアル出力シグナリングと第2のリアル出力シグナリングとをそれぞれ生成するための、フィルタ手段と、
    前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせることによって、組み合わされたリアル出力シグナリングを生成するための、前記フィルタ手段に通信可能に結合される結合器手段とを備える、装置。

  31. 前記結合器手段が、ベースバンド信号プロセッサに通信可能に結合され、前記組み合わされたリアル出力シグナリングを前記ベースバンド信号プロセッサに提供するための手段を備える、請求項30に記載の装置。

  32. 前記第1の周波数範囲が、前記第1のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備え、前記第2の周波数範囲が、前記第2のGNSSソースから前記入力シグナリングが受信される周波数範囲を備える、請求項30に記載の装置。

  33. 前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲が、システムのベースバンド周波数の反対側に位置し、互いに共役ではない、請求項32に記載の装置。

  34. 前記フィルタ手段が、
    前記第2の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第2の周波数範囲の反対側において、少なくとも第1のレベルの遮断を提供することによって、前記第1のリアル出力シグナリングを生成するための手段と、
    前記第1の周波数範囲、および、前記システムのベースバンド周波数に関して前記第1の周波数範囲の反対側において、少なくとも第2のレベルの遮断を提供することによって、前記第2のリアル出力シグナリングを生成するための手段とを備える、請求項33に記載の装置。

  35. 遮断の前記第1のレベルおよび前記第2のレベルが、前記第1の複素フィルタの出力と前記第2の複素フィルタの出力との周波数の重複が閾値以下となるように定められ、前記閾値が所望のフィルタ出力の信号品質の関数として選ばれる、請求項34に記載の装置。

  36. 前記フィルタ手段がローカル発振器(LO)の周波数に関して動作し、前記LOの周波数が、前記第1のリアル出力シグナリングを生成するための前記手段と前記第2のリアル出力シグナリングを生成するための前記手段のそれぞれの出力の周波数応答が前記システムのベースバンド周波数において重複しないように、選ばれる、請求項34に記載の装置。

  37. 前記フィルタ手段が、第1の複素フィルタと第2の複素フィルタとを備え、前記第1の複素フィルタが前記第1のリアル出力シグナリングを生成するように構成され、前記第2の複素フィルタが前記第2のリアル出力シグナリングを生成するように構成される、請求項30に記載の装置。

  38. 前記組み合わされたリアル出力シグナリングが出力電流シグナリングを備える、請求項30に記載の装置。

  39. 前記結合器手段に通信可能に結合され、前記出力電流シグナリングを電圧シグナリングに変換するように構成される、トランスインピーダンス増幅器(TIA)をさらに備える、請求項38に記載の装置。

  40. 前記結合器手段が、
    差動出力シグナリングを取得するために、前記第1のリアル出力シグナリングと前記第2のリアル出力シグナリングとを組み合わせるための手段と、
    前記差動出力シグナリングをシングルエンド出力シグナリングに変換するための手段とを備える、請求項30に記載の装置。

  41. 前記第1のGNSSソースが第1の通信技術と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の通信技術と関連付けられる、請求項30に記載の装置。

  42. 前記第1のGNSSソースが第1の周波数帯域と関連付けられ、前記第2のGNSSソースが第2の周波数帯域と関連付けられる、請求項30に記載の装置。

 

 

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