マルハナバチを閉じ込める方法、並びにそのためのデバイス及びラミネート材料の使用

著者らは特許

A01K47/00 - 蜜蜂の巣箱
A01K67/033 - 無脊椎動物の飼育又は繁殖;新規な無脊椎動物
B65D85/50 - 環境または大気の状態の変化に敏感な生物体,物品または材料用,例.陸上動物,鳥類,魚,水生植物,非水生植物,球根,切花または群葉(活魚輸送用装置A01K63/02)

の所有者の特許 JP2016517697:

コッパート・ベスローテン・フェンノートシャップ

 

本発明は、マルハナバチ(Bombus spp.)を取り扱う分野に関し、第1の態様によれば、マルハナバチの働きバチを閉じ込めるための巣箱などのデバイスに関する。このデバイスは、マルハナバチの働きバチを閉じ込めるのに適している所定数の部屋を形成する所定数のバリア(2、3、4、5)を備える。バリアは、所定数のポリマーを含む材料の10〜500μmの厚さの層で覆われているセルロース板、好ましくは硬い板紙を含むラミネートを備える。ポリマー材料は、少なくとも25MPaの引張強度および少なくとも80MPaの圧入微小硬度を有する。本発明の更なる態様は、上記ラミネートの使用、及びマルハナバチの働きバチを閉じ込める方法に関する。

 

 

本発明は、マルハナバチの取扱いの分野に関し、特に、マルハナバチの飼育、収容、輸送に関連する及び受粉場所におけるマルハナバチの取扱いの分野に関する。
マルハナバチは、園芸、野菜および果樹農業ならびに種子繁殖を含めた農業における受粉媒体として広く利用される有益な昆虫である。マルハナバチの受粉媒体としての重要な役割を考慮して、専門企業によってマルハナバチが大量に生産されている。一般に、受粉に使用される典型的なマルハナバチ個体群は、約40〜250匹の働きバチ、1匹の成熟女王(創始女王)、ならびに多数の卵、幼虫および蛹を含む。場合によっては、所定数の若い女王および/または雄バチ(未成熟期および/または成熟期)が存在することもある。そのような個体群が、個体群から若い女王を隔離することによって飼育ユニットにおいて飼育され、それら女王は交尾し冬眠することが可能となり、また飼育ユニットにおいて卵を産むことが可能となる。働きバチが存在する場合には、成長している個体群を、プラスチック蓋で閉じてあるプラスチック箱によって形成される同じまたは異なる飼育ユニットに閉じ込めることができる。
完全に発達した時点で、マルハナバチ個体群は、飼育ユニットと同じまたは異なる容積の巣箱に移動させることができ、受粉活動が必要とされる農業用地に輸送される。そのような場所への輸送は、さらに1〜4日(場合によっては最大7日)かかることがあるが、道路輸送、水上輸送および/または航空輸送を含めた任意の適切な輸送手段によることができる。
典型的には、冬眠していた女王の設置の瞬間から受粉目的で巣を出荷するまでの個体群の発達期間は、約9〜12週である。コロニーの発達は、輸送中および農業用地における受粉期間中継続する。典型的には、巣を出荷してから成虫女王および雄バチの出現までの、個体群の発達期間は約1〜3箇月である。
マルハナバチの働きバチがその刺す能力と組み合わせて優れたかじる能力を有するということを考慮すると、マルハナバチ個体群を安全に閉じ込めることが、飼育、保存および輸送中の重要な要件である。安全な閉じ込めはまた、たとえば、活性コロニーの移転のための、または作物を化学処理する期間中の受粉場所においても重要である。
上記を考慮すると、マルハナバチ製品の取扱いに関わる働きバチの安全性を確保し、かつ/またはマルハナバチ製品の品質を維持するためには、マルハナバチを閉じ込める構造からのマルハナバチの脱出を最小限に抑えるべきであって、好ましくは常に防止しなければならない。これにより、飼育および/または保存および/または輸送の過程の間ならびに/あるいは受粉場所でマルハナバチを閉じ込める巣箱や他のパッケージ構造などの構造に使用される材料の特性には、厳しい要件が課される。
現在のところ、マルハナバチを閉じ込めるために商業的に使用される大部分の構造は、マルハナバチの閉じ込めを確保するために厚肉のプラスチックで作製されている。そのような厚肉のプラスチック材料の使用がマルハナバチを安全に閉じ込めるためには必要となると、この分野の中では一般的に考えられている。現在市場に出回っている厚肉のプラスチック材料を使用したそのようなマルハナバチ製品の例が、Koppert Biological Systems(Berkel en Rodenrijs、オランダ)のNatupol製品である。そのような厚肉のプラスチック材料を利用したマルハナバチ製品の生産には、プラスチック部品を形成するための熱成形または射出成形などの比較的費用のかかる生産技術を伴う。したがって、より容易に使用することができ、さらには安全にマルハナバチを閉じ込めるのに適しているさらなる構成材料が入手可能となることは有益なはずである。
本発明の発明者らは現在、驚くべきことに、所定数のポリマーを含む材料の10〜500μmの厚さの層で覆われている、硬い板紙などのセルロース板を含むラミネートであって、前記ポリマー材料が少なくとも25MPaの引張強度および少なくとも80MPaの微小硬度を有するラミネートが、働きバチを含むマルハナバチ個体群を閉じ込めるための巣箱などのデバイス用の構成材料として適していることを見出した。そのような構成材料は使用するのが容易である。たとえば、ラミネートから形成される設計されたブランクを折り畳んで設計された構成とし、前記構成のブランクを固定することによって、マルハナバチ閉じ込め構造を形成することができる。加えて、そのような構成材料から構成される構造は、働きバチを含むマルハナバチ個体群の安全な閉じ込めに十分に適していることが、実験により示されている。
したがって本発明は、第1の態様によれば、マルハナバチ(Bombus spp.)の働きバチを閉じ込めるための巣箱などのデバイスに関する。このデバイスは、マルハナバチの働きバチを閉じ込めるのに適している所定数の部屋を形成する所定数のバリアを備える。バリアは、所定数のポリマーを含む材料の10〜500μmの厚さの層で覆われているセルロース板、好ましくは硬い板紙を含むラミネートを備え、ポリマー材料は少なくとも25MPaの引張強度および少なくとも80MPaの微小硬度を有する。このデバイスの好ましい実施形態によれば、ポリマー材料の層がラミネートの外表面層で、ポリマー材料が位置するラミネートの側が、好ましくは、マルハナバチの働きバチが存在することがある所定数の部屋の空間に面している。
本発明によるデバイスは、マルハナバチの働きバチを閉じ込めるのに適している。デバイス内に閉じ込めることができるマルハナバチの働きバチの数は、単一個体から始まって、最大350またはそれ以上に及ぶことがある。通常、受粉のために使用される、またはそのような目的のために育てられるマルハナバチの個体群は、40〜250匹の働きバチを、またはそれ以上を含むことがある。この点から見て、一定の実施形態によれば、このデバイスは、約40〜350匹、好ましくは40〜300匹、より好ましくは40〜250匹の働きバチなど、40匹を超える働きバチを閉じ込めるのに適している。
マルハナバチの働きバチは、成熟女王(創始女王)、卵、幼虫および蛹など他の類のマルハナバチ個体を含むマルハナバチ個体群の一部を形成できることを理解されたい。場合によっては、所定数の若い女王および/または雄バチ(未成熟期および/または成熟期も)が存在することもある。
一定の実施形態によれば、このデバイスは、少なくとも7日、少なくとも10日、少なくとも14日、少なくとも16日など、少なくとも4日間マルハナバチの働きバチを閉じ込めるのに適している。マルハナバチの働きバチを閉じ込める期間は、最長完全輸送期(通常1〜4日であるが、1〜7日まで延長される場合もある)まで、または完全育成期(最長10週など最長12週)にまで延長することができる。
デバイスは、マルハナバチの働きバチを閉じ込めるのに適している所定数の部屋を備える構造などの構造からなる、または該構造を備えることができる。本説明において使用する用語「構造」とは、何らかの形で共に配置される部品で構成される任意のすべてを指す。マルハナバチを閉じ込めることによって、マルハナバチは構造内に監禁および/または保持されるため、構造から出ることが防止される。このデバイスは、好ましくは、働きバチを含むマルハナバチ個体群のための巣箱として適切である。巣箱など、マルハナバチの働きバチを閉じ込めるのに適切であるデバイスおよび/または構造に対する幾何学的要件が、当業者には容易に理解されよう。用語「巣箱」とは、飼育ユニット、輸送ユニットおよび巣を含むと解釈すべきである。本説明および添付の特許請求の範囲の背景の中では、「所定数の」は、特に明記しない限り、1、2、3、4、5、6、7など、この用語がいつ使用されようとも1つまたは複数を意味すると解釈すべきである。
特定の実施形態によれば、閉じ込め部屋は、角形状を有する所定数の区域を備える。角形状を有する区域を備える部屋は、平面を有するバリアを隣接させることによって形成される所定数の角部を備えることも、または角度、特に、直角もしくは斜角より小さいと向きを変える平面を有する所定数のバリアを備えることもできる。箱形の構造など、角形状を有する構造内に、角形状を有する区域を備える部屋を形成することができる。マルハナバチの働きバチは、特に、閉じ込められている部屋の角部をかじることが、当技術分野においては公知である。したがって、特に、角形状の区域を有する部屋を備えるマルハナバチ閉じ込めデバイスでは、追加の構成材料を設けることが有益である。
平面とは、「実質的に平らな」表面を含むと解釈すべきである。「実質的に平らな表面」とは、完全に平らな表面からの非本質的な、またはわずかなずれがあるだけの実質的に平らな表面である。角部として、異なるバリアの収束する平面が交線で(ある角度より小さいと)接する位置、またはバリアの平面の向きが(ある角度より小さいと)向きを変える位置が挙げられる。収束するバリア間の角度、またはバリアの平面の方位変化の角度は、特に、直角(90°)、鋭角(>0°、<90°)や鈍角(>90°、<180°)などの斜角(90°や90°の倍角ではない)であってもよく、または優角(>180°、<360°)である。通常、この角度は20〜160°、30〜150°、40〜130°、50〜120°、60〜120°、70〜120°、80〜110°など、10°と170°との間の角度、または200〜340°、210〜330°、220〜320°、230〜310°、240〜300°、250〜290°、260〜280°など、190°と350°との間の角度から選択することができる。
部屋は、マルハナバチの閉じ込めに適しているべきであるため、マルハナバチ個体、特に、働きバチであるが、好ましくは存在する場合にはやはり女王および雄バチの通過が可能となる永久的な開口部を有するべきではない。換気のため、所定数の換気口を構造は備えることができる。たとえば、マルハナバチ個体の脱出を防止するために柵および/または網目で開口部覆うことによって、換気口を形成することができる。加えて、必要とされる場合に、たとえば、マルハナバチの受粉活動を可能とするために、マルハナバチ個体が入ることおよび/または出ることを可能とするための出口および/または入口など、所定数の閉鎖可能な通路を構造は備えることができる。
この構造において、所定数の部屋は所定数のバリアから形成される。一般に、所定数の、通常複数のバリアが、間隙を取り囲むことによって部屋を画定することになる。所定数の間隙を取り囲み、したがって所定数の部屋を形成するのに適している、またマルハナバチ個体、特に、マルハナバチの働きバチを閉じ込めるのに適している任意のバリアを使用することができる。一般に、壁または他の壁のようなバリアが好適である。当業者には理解されるように、壁および壁のようなバリアは、長さおよび幅が厚さよりも大きいバリアである。本発明の実施形態によれば、長さおよび厚さは、厚さよりも少なくとも半桁、好ましくは一桁大きい。より大きい数をより小さい数で除した結果が≧5である場合には、数字が半桁異なると考えることができる。より大きい数をより小さい数で除した結果が≧10である場合には、数字が一桁異なると考えることができる。本説明および添付の特許請求の範囲の背景の中では、「複数」は、特に明記しない限り、2、3、4、5、6、7など、この用語がいつ使用されようとも2以上を意味すると解釈すべきである。
本発明によれば、バリアは、所定数のポリマーを含む材料の10〜500μmの厚さの層で覆われているセルロース板を含むラミネートを備え、一定の実施形態によれば、該ラミネートからなり、前記ポリマー材料は少なくとも25MPaの引張強度および少なくとも80MPaの微小硬度を有する。そのような構成材料は使用するのが容易である上に、そのような構成材料は、働きバチを含むマルハナバチ個体群の安全な閉じ込めに十分に適している。
用語「セルロース板」は、本質的にセルロース線維からなり、板の品質およびその板の最終用途に対する適合性に影響を及ぼす所定数の追加の構成要素を任意選択で有する、任意の板状材料を指すと解釈すべきである。たとえば、所定数の耐水性添加剤を追加することができる。セルロース板は、好ましくは、硬い板紙(段ボール板)または波型板紙もしくは段ボール板紙(波型繊維板もしくは段ボール繊維板)として選択される。硬い板紙の使用が最も好適である。製紙業で規定された基準によれば、「板紙」とは一般に、製品シート重量(秤量)が150g/mを超える紙材を指す。本発明によれば、セルロース板は、少なくとも200g/m、好ましくは200〜2000g/mなどの200〜3000g/m、より好ましくは550〜1200g/mの質量を有していてもよい。
セルロース板は、所定数のポリマーを含む材料の10〜500μmの厚さの層で覆われ、したがって、このポリマー材料がラミネートを形成している。「ラミネート」とは、相互に結び付けられている複数のシートおよび/または層を備える材料と解釈すべきである。ポリマー材料の層を直接セルロース板に結合させることができるが、所定数の中間層が存在することもある。たとえば、紙シート(秤量<150g/m)に上記層を適用することができ、またこの紙シートをセルロース板に結合させることができる。追加の中間層が、たとえば、紙シートと上記ポリマー材料層との間に存在することもある。層の接合は、適切な接着剤を使用することによってなど、当技術分野で公知である任意の適切な手段によることができる。あるいは、セルロース板に、または溶融状態もしくは部分的溶融状態など、接着が可能となる状態である場合にはセルロース板を覆う層に、ポリマー材料を塗布することもできる。さらなる代替案によれば、セルロース板またはセルロース板を覆う層に硬化性化合物を塗布し、硬化させることができる。たとえば、樹脂またはラッカーを、セルロース板の表面上、またはセルロース板を覆う層上で硬化させることができる。
一定の実施形態によれば、ポリマー材料層は好ましくは、ラミネートの外表面層である。しかしながら、ポリマー材料層が外表面である必要はない。追加の層がポリマー材料層を覆うこともできる。
用語「覆われる(covered)」および「覆っている(covering)」、「覆う(covers)」等などの関連用語は、ポリマー材料の層がセルロース板シートの上にかぶさっていることを示している。ポリマー材料の覆いは、ポリマー材料の層の形でとなる。そのようなポリマー材料の層は、セルロース板の片側全面を覆う連続層でよい。代替の実施形態においては、セルロース板の片側表面の一部のみを、ポリマー材料の層で覆うことができる。この覆いは、セルロース板の片側上にであっても、両側上にであってもよい。
ラミネートにおいて、セルロース板の片側全面がポリマー材料層で覆われようと、表面の一部のみがポリマー材料層で覆われようと、ポリマー材料層は部屋の任意の角部においてセルロース板を覆うことが好ましい。角部におけるポリマー材料被覆層は、好ましくは、収束バリアの交線から、またはバリアの平面が向きを変える線から最大20cm、最大15cm、最大10cm、最大5cm、最大2cmまたは最大1cm存在する。
好ましい実施の形態によれば、ラミネートにおけるポリマー材料の厚さは、8〜15、10〜15、10〜20、10〜30、10〜40、10〜50、10〜60、10〜70、10〜80、10〜90、10〜100、10〜110、10〜120、10〜130、10〜140、10〜150、10〜160、10〜170、10〜180、10〜190、10〜200、10〜250、10〜300、10〜350、10〜400、10〜450μmから選択される。この厚さの好ましい範囲は12〜100μm、より好ましくは12〜80μmである。提示する任意の上限を、代替の間隔についての下限として使用することができることを理解されたい。たとえば、15〜80μmの範囲もまた本発明の範囲内である。言及した間隔内でポリマー材料の厚さを選択した結果、適切な特性のラミネートが得られる。指示した厚さを有するポリマー材料の箔の使用が、本発明の一定の実施形態によれば好適である。
セルロース板を覆うポリマー材料は、少なくとも25MPaの引張強度を有する。引張強度は、当技術分野において周知の材料特性であって、欠陥または破壊が起こる前に引き伸ばされ、または引っ張られながら材料が耐えることができる最大応力を指す。使用する代替の用語が、最大抗張力および終局強度である。好ましい一実施形態によれば、引張強度は、ASTM D882(Standard Test Method for Tensile Properties of Thin Plastic Sheeting)、より好ましくはASTM D882−12に従って測定される。商業的に関連のあるポリマーについての引張強度値は、Callister(2003)、Osborneら(1992)、the Modern Plastic Encyclopedia ’96(マグロウヒル社)から、または当業者にとって容易に入手可能な他の情報源から導くこともできる。
一定の実施形態によれば、ポリマー材料の引張強度は、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230MPaから選択される値よりも大きい値を有する。実用的に実現可能であること以外には、引張強度の値について特に上限はない。しかしながら、引張強度についての値が240MPa未満など、250MPa未満である材料が、本発明の背景の中では十分に適していることがわかっている。一定の実施形態によれば、240MPa未満など、250MPa未満の引張強度についてのそのような値が好適である。したがって、本発明の一定の実施形態によれば、重合材料の引張強度は、図1に提示するように下限値と上限値との組合せによって定義されるT1〜T276のいずれかの範囲内でよい。
セルロース板を覆うポリマー材料は加えて、少なくとも80MPaの圧入微小硬度を有する。圧入硬度は、当技術分野で周知である別の材料特性であって、対圧入局所表面変形に対する材料の耐性を指す。その硬度は、マイクロ領域(9.807・10−3〜≦9.807N)またはマクロ領域(>9.807〜≦1176.80N)試験荷重を使用する試験において測定することができる。ポリマー材料について決定する圧入硬度は、マイクロ領域試験荷重を用いて測定され、したがって圧入微小硬度または微小硬度と称することができる。好ましい一実施形態によれば、ビッカース圧子を用いることで、ASTM−E384(Standard Test Method for Knoop and Vickers Hardness of Materials)、より好ましくはASTM−E384−11ε1に従って微小硬度が測定される。商業的に関連のあるポリマーについての微小硬度値は、Balta Calleja & Fakirov(2000)から、または当業者にとって容易に入手可能な他の情報源から導くこともできる。
一定の実施形態によれば、微小硬度の値は、80、90、100、120、150、160、170、180MPaから選択される値よりも大きい。実用的に実現可能であること以外には、微小硬度の値について特に上限はない。しかしながら、微小硬度についての値が290MPa未満、280MPa未満、270MPa未満、または260MPa未満など、300MPa未満の材料が、本発明の背景の中では十分に適していることがわかっている。一定の実施形態によれば、290MPa未満または280MPa未満など、300MPa未満の微小硬度についてのそのような値が好適である。したがって、本発明の一定の実施形態によれば、重合材料の微小硬度は、図2に提示するように下限値と上限値との組合せによって定義されるH1〜H66のいずれかの範囲内でよい。本発明においては、図2に提示するようにH1〜H66のいずれかの範囲内の微小硬度値を、図1に提示するようにT1〜T276のいずれかの範囲内の引張強度値と組み合わせた、特に、図3に提示するような組合せのポリマー材料を選択することができる。
本発明によるデバイスにおいて、ポリマー材料層は、好ましくは、ラミネートの外表面層で、ラミネートのポリマー材料層側は、好ましくは、マルハナバチの働きバチが存在することがある所定数の部屋の空間に面している。この構成においては、ポリマー材料層は、マルハナバチの働きバチがバリアの構成材料をかじろうとする場合に最初に遭遇するラミネート層である。この構成においては、セルロース板への損傷が防止、または少なくとも低減され、これにより巣箱の耐久性が向上する。
ポリマー材料層がラミネートの外表面層であって、かつラミネートのポリマー材料層側が、マルハナバチの働きバチが存在することがある所定数の部屋の空間に面している一定の実施形態によれば、セルロース板の微小硬度は、ポリマー材料の微小硬度よりも小さい。これにより、比較的硬質の材料が比較的軟質の材料を覆う構成が作り出される。これによりさらに、特に、ポリマー材料の比較的薄い層(12〜100μm、12〜80μmなど)を使用する場合、かじりに対する耐性が向上する。そのような実施形態によれば、セルロース板の微小硬度値は、ポリマー材料の微小硬度値の90〜10%でよく、80〜20%、70〜30%、60〜40%、50〜40%などでよい。
このデバイスによって閉じ込めに適しているマルハナバチに関しては、任意のマルハナバチ属(Bombus spp.)から選択することができ、任意の亜種を含めた、特に、セイヨウオオマルハナバチ、より特定すると、B.テレストリス・テレストリス(B.terrestris terrestris)、B.テレストリス・オーダックス(B.terrestris audax)、B.テレストリス・ダルマティヌス(B.terrestris dalmatinus)またはB.テレストリス・ササリカス(B.terrestris sassaricus)、B.カナリエンシス(B.canariensis)(あるいはまた、B.テレストリス・カナリエンシス(B.terrestris canariensis))、B.インパチエンス(B.impatiens)、B.ボスネンスキイ(B.vosnesenskii)、B.イグニタス(B.ignitus)、B.ディベルサス(B.diversus)、B.オクシデンタリス(B.occidentalis)などを選択することができる。
セルロース板を覆うポリマー材料は所定数のポリマーを含む。ポリマーは、任意の天然または合成ポリマーから選択することができる。前述のように、本説明および添付の特許請求の範囲の背景の中では、「所定数の」は、特に明記しない限り、1、2、3、4、5、6、7など、この用語がいつ使用されようとも、1つまたは複数を意味すると解釈すべきである。したがって、ポリマー材料は、単一ポリマーを、またはブレンドを形成する複数のポリマーを含むことができる。ポリマー材料により引張強度および微小硬度という所要の機械的特性が得られる限りにおいて、ポリマーの化学構造は本質的ではない。ポリマー材料は、本質的に線状ポリマーを含むことができ、かつ/または架橋ポリマー鎖を含むことができる。ポリマーとは別に、潤滑剤、熱安定剤、光安定剤、可塑剤、充填剤、難燃剤、香料、衝撃改質剤、補強材、顔料などの添加剤が、ポリマー材料中に存在していてもよい。ポリマーがポリマー材料の大部分を構成することが好ましい。
引張強度および微小硬度についての適切な値が組み合わさっている、したがってポリマー材料向けの所定数のポリマーの選択肢の中で選択することができるポリマーは、PA5/10、PA6、PA6/4、PA6/6、PA6/9、PA6/10、PA6/12、PA6/66、PA10/10、PA11、PA12、PA12/12、PA4/6、PA66/610、PA6I、PAmXD6などのポリアミド(PA)、二軸延伸ポリアミド(boPA)および延伸ポリアミド(oPA)、高衝撃ポリスチレン(HIPS)や延伸ポリスチレン(OPS)などのポリスチレン(PS)、キャストポリプロピレン(CPP)、延伸ポリプロピレン(OPP)、および二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)などのポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、無可塑ポリ塩化ビニル(uPVC)、および可塑ポリ塩化ビニル(pPVC)などのポリ塩化ビニル(PVC)、非晶質ポリエチレンテレフタレート(APET)、ポリテレフタレートグリコール(PETG)、金属化ポリエチレンテレフタレート(MPET)、延伸ポリエチレンテレフタレート(oPET)、および二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(boPET)などのポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリ乳酸(PLA)、ポリ−3−ヒドロキシブチレート(P3HB)、ポリ−4−ヒドロキシブチレート(P4HB)、ポリヒドロキシバレレート(PHV)、ポリヒドロキシヘキサノエート(PHH)、ポリヒドロキシオクタノエート(PHO)、ポリ−3ヒドロキシブチレート−co−3ヒドロキシヘキサノエート(PHBH)、およびポリ−3−ヒドロキシブチレート−コバレレート共重合体(PHBV)などのポリヒドロキシアルカノエート(PHA)、熱可塑性でんぷん(TPS)、セルロース水和物、酢酸セルロース(CA)、酢酸酪酸セルロース(CAB)、プロピオン酸セルロース(CP)、酪酸セルロース(CB)、酢酸プロピオン酸セルロース(CAP)、および三酢酸セルロース(CTA)など、セルロースに基づくプラスチック、ポリエチレンフラノエート(PEF)、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリブチレンサクシネートアジペート(PBSA)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリメチルペンテン(PMP)、スチレンアクリロニトリル(SAN)、アクリロニトリルスチレンアクリレート(ASA)、ポリウレタン(PU)、アルキド、アクリル、エポキシ(EP)、ジアリルフタレート(DAP)、ジアリルイソフタレート(DAIP)、およびアリルジグリコールカーボネート(ADC)などのアリル類、メラミンホルムアルデヒド(MF)、尿素ホルムアルデヒド(UF)、フェノールホルムアルデヒド(PF)、ビニルエステルから選択することができる。
好ましくは、ポリマー材料用の所定数のポリマーのうちの1種または複数を、ポリアミド(PA)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ乳酸(PLA)、またはポリ−3−ヒドロキシブチレート−コバレレート共重合体(PHBV)などのポリヒドロキシアルカノエート(PHA)から選択することができる。
ポリマー材料は、上記リストからの個々のポリマーまたはポリマーのブレンドを含むことができる。PET(特に、厚さ10〜50μmの範囲、好ましくは厚さ10〜20μmの範囲)またはOPP(特に、厚さ10〜80μmの範囲)の使用が好適である。これらのポリマーの被覆層を備えるラミネートの使用は、マルハナバチの働きバチのかじりに対する優れた耐性を有する一方、これらのポリマーもまた容易に入手可能で、かつ容易に加工することができることが示されている。
好ましい一実施の形態によれば、デバイスの少なくとも一部が、ラミネートから形成されるブランクから折り畳まれる。構造(structure)を構成するためのブランクの使用は、当技術分野では公知である。一般に、ブランクの設計レイアウトが、材料シートから切り取られる。任意の適切な手段によって、切取りを実施することができる。切取りの後、ブランクを折り畳んで設計の構成(designed conformation)とし、その構造で固定する。ステープル、のり(特にホットメルト)、クリップ、接着テープ、ストラップを含めた任意の適切な手段によって、固定を実施することができるが、ブランクの設計は係止部(locking parts)を備えることもできる。本発明の一実施の形態によれば、図4に提示するようなブランクを使用することができる。このブランクを折り畳んで設計の構成とし、この設計の構成で固定することによって、図7に示すような巣箱を形成することができる。
本発明の更なる態様は、マルハナバチの働きバチを閉じ込めるための巣箱などのデバイス用の構成材料としてのラミネートの使用に関し、このラミネートは、所定数のポリマーを含む材料の10〜500μmの厚さの層、好ましくは外表面被覆層で覆われているセルロース板、好ましくは硬い板紙を備えるラミネートであり、ポリマー材料は、少なくとも25MPaの引張強度および少なくとも80MPaの圧入微小硬度を有し、この使用において、ポリマー材料層は、好ましくはマルハナバチの働きバチが存在することとなるデバイス内の空間に面する。
ラミネートの具体的な特徴の詳細、並びにラミネートの好ましい実施形態の詳細は、このラミネートを使用する本発明のデバイスに関連する上記説明を読めば明らかである。
本発明の更なる態様は、マルハナバチの働きバチを閉じ込める方法に関する。この方法は、
所定数のポリマーを含む材料の10〜500μmの厚さの層で覆われるセルロース板、好ましくは硬い板紙を備えるラミネートを設けるステップであって、ポリマー材料は、少なくとも25MPaの引張強度および少なくとも80MPaの圧入微小硬度を有し、ポリマー材料の層は、好ましくはラミネートの外表面層であるステップと、
マルハナバチの働きバチを閉じ込めるのに適している所定数の閉じ込め部屋を備える巣箱などのデバイスを、ラミネートから構成するステップであって、好ましくは、ラミネートのポリマー材料層側が、マルハナバチの働きバチが存在することとなる空間に面するようにデバイスが構成されるステップと、
デバイスの閉じ込め部屋に所定数のマルハナバチの働きバチを追い込むステップと
を含むものである。
また、本発明のこの態様では、そこから構成されるラミネートおよびデバイスが重要な要素である。ラミネートおよびデバイスの具体的な特徴の詳細、並びにラミネートおよびデバイスの好ましい実施形態の詳細は、このラミネートを使用する本発明のデバイスに関連する上記説明を読めば明らかである。
(記載なし)
本発明の一実施の形態を利用してなされた以下の実験を参照して、本発明を説明する。なお、本発明は、これら具体的な実施の形態の使用に限定されるものではないことを理解されたい。
[実験]
[概要]
最低50匹の幼虫と、最低150匹の働きバチ(典型:300匹を超える働きバチ)からなるセイヨウオオマルハナバチのコロニーを、図4に提示するようなブランクから折り畳んで形成した巣箱の中に置く。ブランク(1)は、ポリマー箔で覆われ、秤量が850〜900g/mである硬い板紙のラミネートから切断するものである(切断線を実線で示す)。ブランクの折り畳んだ構成(折り線を破線で示す)において、巣箱の長い方の壁(2)ならびに天面(3)および底面(4)は、ラミネートの単一の層によって形成され、巣箱の短い方の壁(5)は、ラミネートの2つの層で形成される。巣箱の短い方の壁(5)は、それぞれ換気口(6)を2つ有し、完全に組み立てられた巣箱において、それら換気口(6)は、2mm×2mmの四角い開口を有する網目(7)で覆われる。長い方の壁の一方は、栓で閉鎖可能の出入口(8)を備える。
マルハナバチにとっての栄養となる砂糖水(約2キログラムの砂糖溶液)を備える袋の設置を容易にするために、図5のブランクを設計し、段ボール板紙から切り取る(切断線を実線で示し、折り線を間隔が短い破線で示し、切断折り目を間隔が長い破線で示す)。このブランクを折り畳んで、図6に示す内部要素(interior element)(9)とすることができる。内部要素(9)の主な機能は、飼育底面および砂糖袋を安全に固定することである。
完全に組み立てた巣を図7に示す。折り畳んだ後、ステープルにより設計の構成でブランクを固定する。より初期の予備実験におけるマルハナバチの脱出を考慮して、安全対策として、試験に使用する巣の外側に、最低20mmで、角部上にアルミニウムテープを張った。砂糖溶液には、繊維状ヒューズの一端が砂糖溶液内に垂れ下がっている給餌先端(10)を介して、ハチがアクセスすることができる。原則として、砂糖溶液は、実験の期間中、コロニー自体が維持されるように、十分な炭水化物を提供するものである。働きバチおよび幼虫は、飼育底面(11)上の巣へと移動する。幼虫の存在は、コロニーの栄養要件を網羅するために、花粉および花蜜を探し求める働きバチにとって刺激となる。
マルハナバチのコロニーが入っている巣箱は、パレットに搭載し、屋外に設置し、7℃〜28℃の温度で、視界、雨、直射日光および風からハチを守る。花粉を提供できる量は限られているが、5日間分もあれば十分である。
少なくとも72時間ごとに、外側の目に見える損傷について巣を検査する。この試験における臨界損傷を、最小でも直径が6mmの内接円である開口と定義する。臨界損傷が見つかった場合、試験を中止し、巣へのマルハナバチの追い込みと臨界損傷の最初の観測との間の時間を記録する。巣を凍結させた後、巣の内部も調べる。
[実験1A:PET被覆板紙]
ラミネートは、片面に12μmのPETで被覆されている層を有する板紙からなる。PETは、報告されている引張強度が172MPa前後、微小硬度が200MPa前後であるポリマーである。試験バッチには巣が2つ入っていたが、その囲い込みにマルハナバチを追い込んだ後14日いずれも臨界損傷を示さなかった。巣の内部の目視検査により、臨界損傷へと進行する可能性がある損傷はないことが判明した。
[実験1B:OPP被覆板紙]
ラミネートは、片面に80μmのOPPで被覆されている層を有する前記板紙からなる。OPPは、報告されている引張強度が172〜207MPa前後、微小硬度が80MPa前後であるポリマーである。試験バッチには巣が2つ入っていたが、その囲い込みにマルハナバチを追い込んだ後14日いずれも臨界損傷を示さなかった。巣の内部の目視検査により、臨界損傷へと進行する可能性がある損傷はないことが判明した。
[実験1C(比較):PE被覆板紙]
ラミネートは、片面に12μmのPEで被覆されている層を有する板紙からなる。PEは、報告されている引張強度が8.3〜17.2MPa前後、微小硬度が25MPa前後であるポリマーである。
試験バッチには巣が2つ入っていたが、その2つが、マルハナバチを囲い込みに追い込んだ後2日で上端角部に臨界損傷を示した。巣の内部の目視検査により、臨界損傷の他に、アルミニウムテープに隣接して、角部のラミネートがアルミニウムテープの長さにわたって取り除かれていたことがわかった。
これらの試験は、最長14日の期間にわたる本発明の例示的実施形態における安全なマルハナバチの閉じ込めを示している。巣の内側に臨界損傷へと進行する可能性がある損傷がないことを考慮すると、本発明を用いることによって、安全なマルハナバチの閉じ込めをより長期にわたって維持することができるという理にかなった自信がある。このことは、マルハナバチコロニーが入っているPETで被覆した巣70個を、マルハナバチの脱出も外部損傷の兆候もなく5日間の期間中輸送したさらなる試験によって確認された。
[文献リスト]
Callister, William D. Jr., Materials Science and Engineering an Introduction 6th edition, (2003) John Wiley & Sons,
McGraw-Hill Companies, Modern Plastics Encyclopedia '96, (1995)
Balta Calleja, F.J., and Fakirov, S., Microhardness of Polymers, (2000) Cambridge University Press
Osborn, Kenton R., and Jenkins, Wilmer A., Plastic Films Technology and Packaging Applications, (1992) Technonomic Publishing Company




  1. マルハナバチ(Bombus spp.)の働きバチを閉じ込めるための巣箱などのデバイスであって、このデバイスが、マルハナバチの働きバチを閉じ込めるための所定数の部屋を形成するための所定数のバリア(2、3、4、5)を備え、このバリア(2、3、4、5)が、所定数のポリマーを含む材料の10〜500μmの厚さの層で覆われているセルロース板、好ましくは硬い板紙を含むラミネートを備え、前記ポリマー材料は、少なくとも25MPaの引張強度および少なくとも80MPaの圧入微小硬度を有し、前記ポリマー材料の層は、好ましくは前記ラミネートの外表面層であり、前記ポリマー材料が位置するラミネートの側が、好ましくは、マルハナバチの働きバチが存在し得る前記所定数の部屋の空間に面するデバイス。

  2. 前記ポリマー材料の層の厚さが、10〜20、10〜30、10〜40、10〜50、10〜60、10〜70、10〜80、10〜90、10〜100、10〜110、10〜120、10〜130、10〜140、10〜150、10〜160、10〜170、10〜180、10〜190、10〜200、10〜250、10〜300、10〜350、10〜400、10〜450μmから選択される請求項1に記載のデバイス。

  3. 前記セルロース板が、少なくとも200g/m、好ましくは200〜2000g/m、例えば200〜3000g/m、より好ましくは550〜1200g/mの質量を有する請求項1又は2に記載のデバイス。

  4. 前記引張強度が、30、40、50、60、70、80、90、100、110,120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230MPaから選択される値よりも大きい値を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のデバイス。

  5. 前記圧入微小硬度が、80、90、100、120、150、200、250、300、350、400、450、500MPaから選択される値よりも大きい値を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のデバイス。

  6. 前記ポリマー材料が、ポリアミド(PA)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ乳酸(PLA)、またはポリヒドロキシアルカノエート(PHA)、特にポリ−3−ヒドロキシブチレート−コバレレート共重合体(PHBV)から選択される1つまたは複数のポリマーを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載のデバイス。

  7. 前記巣箱が、前記ラミネートから形成されるブランク(1)から折り畳まれるものである請求項1〜6のいずれか1項に記載のデバイス。

  8. 前記セルロース板が、825〜925g/m、好ましくは850〜900g/mの秤量を有する硬い板紙として選択され、前記重合材料の層が10〜80μmの厚さを有し、前記ポリマー材料が、ポリエチレンテレフタレート(PET)、好ましくは二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(BOPET)、またはポリプロピレン(PP)、好ましくは延伸ポリプロピレン(OPP)として選択される請求項1〜7のいずれか1項に記載のデバイス。

  9. マルハナバチの働きバチを閉じ込めるための巣箱などのデバイス用の構成材料としてのラミネートの使用であって、前記ラミネートが、所定数のポリマーを含む材料の10〜500μmの厚さの層、好ましくは外表面被覆層で覆われているセルロース板、好ましくは硬い板紙を含むラミネートであり、前記ポリマー材料が少なくとも25MPaの引張強度および少なくとも80MPaの圧入微小硬度を有し、前記使用において、前記ラミネートのポリマー材料側が、好ましくはマルハナバチの働きバチが存在し得るデバイス内の空間に面する使用。

  10. 前記ポリマー材料層の厚さが、10〜20、10〜30、10〜40、10〜50、10〜60、10〜70、10〜80、10〜90、10〜100、10〜110、10〜120、10〜130、10〜140、10〜150、10〜160、10〜170、10〜180、10〜190、10〜200、10〜250、10〜300、10〜350、10〜400、10〜450μmから選択される請求項9に記載の使用。

  11. 前記セルロース板が、少なくとも200g/m、好ましくは200〜2000g/m、例えば200〜3000g/m、より好ましくは550〜1200g/mの質量を有する請求項9又は10に記載の使用。

  12. 前記引張強度が、30、40、50、60、70、80、90、100、110,120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230MPaから選択される値よりも大きい値を有する請求項9〜11のいずれか1項に記載の使用。

  13. 前記圧入微小硬度が、80、90、100、120、150、200、250、300、350、400、450、500MPaから選択される値よりも大きい値を有する請求項9〜12のいずれか1項に記載の使用。

  14. 前記ポリマー材料が、ポリアミド(PA)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ乳酸(PLA)、またはポリヒドロキシアルカノエート(PHA)、特にポリ−3−ヒドロキシブチレート−コバレレート共重合体(PHBV)から選択される1種または複数のポリマーを含む請求項9〜13のいずれか1項に記載の使用。

  15. ブランク(1)が前記ラミネートから形成され、前記デバイスが前記ブランクから折り畳まれ、好ましくは前記折り畳まれているブランク(1)が前記折り畳まれている構成で固定される請求項9〜14のいずれか1項に記載の使用。

  16. 前記セルロース板が、825〜925g/m、好ましくは850〜900g/mの秤量を有する硬い板紙として選択され、前記ポリマー材料の層の厚さが10〜80μmであり、前記ポリマー材料が、ポリエチレンテレフタレート(PET)、好ましくは二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(BOPET)、またはポリプロピレン(PP)、好ましくは延伸ポリプロピレン(OPP)として選択される請求項9〜15のいずれか1項に記載の使用。

  17. マルハナバチの働きバチを閉じ込める方法であって、
    所定数のポリマーを含む材料の10〜500μmの厚さの層で覆われたセルロース板、好ましくは硬い板紙を備えるラミネートを準備するステップであって、前記ポリマー材料が、少なくとも25MPaの引張強度および少なくとも80MPaの圧入微小硬度を有し、前記ポリマー材料の層が、好ましくは前記ラミネートの外表面層となるステップと、
    マルハナバチの働きバチを閉じ込めるための所定数の部屋を備える巣箱などのデバイスを、前記ラミネートから構成するステップであって、好ましくは、前記ラミネートのポリマー材料層側が、マルハナバチの働きバチが存在し得る空間に面するようにするステップと、
    前記デバイスのハチを閉じ込めるための部屋に、所定数のマルハナバチの働きバチを追い込むステップと
    を含む方法。

  18. 前記デバイスが、請求項1〜17のいずれか1項に記載のデバイスである請求項17に記載の方法。

 

 

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農学活性な製造物 // JP2016502410
有害生物を排除するために、又は、そうでない場合には防除するために使用される農学活性な製造物が開示される。
【課題】ディスペンス可能な製品が次回の予定されたサービス間隔前に補充を必要とするかどうかを指示するための方法及び装置を提供する。
【解決手段】最初の間隔にわたる使用量を追跡すること、及び、最初の間隔にわたる使用に基づいて頻度を算出することを含み、残存量は、サービス間隔及び計算された頻度の週数における製品の要求量と比較され、残存量が要求量よりも少ない場合に、警告が与えられて、次回のサービス間隔前に製品が空になる前に、ディスペンシング製品を交換するよう指示する。
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エーロゾル生成システムは、第1波長と第2波長で信号を供する光源装置を有する。検出された光信号は記録される。前記検出された光信号は、少なくともエーロゾルの粒径を示す値を得るように処理される。これは、従来測定されてきた他のパラメータ−具体的には前記エーロゾルの濃度と流速−と併用されて良い。よって光学測定(場合によっては空気流測定と共に)が、前記粒径のみならず前記エーロゾルの放出量を推定するのに用いることができる。
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【選択図】図12
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【選択図】なし
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