液体送達部材およびラッパーを備える喫煙物品

著者らは特許

A24D1/002 - 特別の被覆を有するもの
A24D3/04 - 形状または構造によって特徴づけられたたばこ煙フィルタ
A24D3/06 - たばこ煙フィルタのための物質の使用
A24F47/00 - 他のどこにも分類されない喫煙具

の所有者の特許 JP2016517701:

フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム

 

エアロゾル形成基質と、エアロゾル形成基質と軸方向に整列したマウスピースと、液体送達部材および喫煙物品の少なくとも一部を囲むラッパーとを備える喫煙物品が提供されている。液体送達部材はエアロゾル形成基質内またはマウスピース内に配置され、液体を放出できるように封じ込める構造材料を含む。ラッパーは液体に対して透過性の少なくとも一つの領域および液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を含む。少なくとも一つの透過性の領域の少なくとも一部は、液体送達部材と整列されているかまたはその下流である。液体が液体送達部材から放出される時、液体はラッパーの透過性の領域(単一または複数)を介して喫煙物品の外側表面に移動できる。
【選択図】図1

 

 

本発明は喫煙物品の内部に配置された液体送達部材とラッパーとを備える喫煙物品に関連する。
喫煙物品、特に紙巻たばこは通常、端と端が接する関係で細かく切られたたばこロッドまたは別のエアロゾル形成基質と整列されたフィルターを備える。フィルターは通常、チッピングペーパーによってたばこロッドに取り付けられた酢酸セルローストウのプラグを含む。紙巻たばこは、その一方の端に点火し、細かく切られたたばこロッドを燃焼することにより、消費者によって使用される。消費者は紙巻たばこの反対側の端(口側の端またはフィルター端)で引き出すことによって主流煙を受ける。主流煙の換気はチッピングペーパー内のフィルターに沿った位置付近にある一列または複数列の穿孔によって達成できる。その他の公知の喫煙物品には、たばこ材料が燃焼されるのではなく加熱されることによってエアロゾルを形成する喫煙物品、および燃焼または加熱されずにたばこ材料、たばこ抽出物、またはその他のニコチン供与源からニコチン含有エアロゾルが生成される喫煙物品が含まれる。
その喫煙特性を変化させるために燃焼中に喫煙物品の主流煙中に放出される風味剤を含む喫煙物品が、当該技術分野において公知である。さらに、喫煙物品の外側表面(例えば、消費者の口または指との接触のための外側表面)上に風味剤を含む喫煙物品も公知である。例えば、たばこロッド、フィルター、およびたばこロッドおよびフィルターに付着したチッピングペーパー紙を含むフィルター紙巻たばこでは、チッピングペーパー紙の表面は、その内部に少なくとも一つの風味剤が封じ込められたセルの溶液で被覆しうる。フィルター紙巻たばこが消費者の口内に置かれると、消費者の唾液からの水分が、チッピングペーパー紙の表面上のセルに封じ込められた風味を放出させる。
消費者用に喫煙物品の風味または別の感覚的効果を提供する改良型の喫煙物品およびフィルターが喫煙物品の外側表面上に提供されることが望ましいであろう。
本発明の第一の態様によれば、エアロゾル形成基質と、エアロゾル形成基質と軸方向に整列したマウスピースと、エアロゾル形成基質内またはマウスピース内に配置された液体送達部材であって、その液体送達部材が液体を放出できるように封じ込める構造材料を含むものと、喫煙物品の少なくとも一部を囲むラッパーであって、そのラッパーが液体に対して透過性の少なくとも一つの領域および液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を含み、また少なくとも一つの透過性の領域の少なくとも一部が液体送達部材と整列されているかまたはその下流であるものとを備えた、喫煙物品が提供されている。
「液体送達部材」という用語は、液体を送達する任意の送達システムを意味するが、この場合には、液体(単一または複数)を放出できるように封じ込める構造材料を含む。液体は適切な任意の物質を含みうるが、液体風味剤を含むことが好ましい。液体風味剤は消費者の皮膚(例えば、消費者の指)上に風味を与えるのに適切であることが好ましい。液体送達部材は喫煙物品に外力がかけられた時に液体の少なくとも一部を放出するよう配列されることが好ましい。喫煙前、喫煙中または喫煙後に外力をかけることができ、それによって液体が放出される。液体は例えば風味を消費者の指上に放出するために、ラッパーの透過性の領域(単一または複数)を貫いて移動することができる。別の方法として、液体送達部材は、別のタイプのトリガーに応答して、例えば液体送達部材が加熱された時または液体送達部材が別の喫煙物品の構成要素と化学反応を起こす時に、液体の少なくとも一部を放出するように配列されてもよい。
液体送達部材を提供することで、消費者は望ましい時に液体を放出できる。これにより、液体が他の時点で、例えば保管中に移動または分散する可能性が低減される。液体が液体風味剤を含む場合、その風味は消費者が希望する時(例えば、喫煙後)にいつでも消費者の指に移動させうる。風味はラッパーの浸透性の領域を介して消費者の指に移動させられる。液体は、それらの領域を貫いて消費者の皮膚上に移動できる。液体の移動先である喫煙物品の外側表面上の領域(単一または複数)は、液体移動領域と見なされうる。こうして、液体移動領域の位置は、ラッパーの浸透性領域と不浸透性領域のパターンに従い、希望に応じて設定できる。液体(例えば、液体風味剤)は、喫煙物品の外側表面上に提供されるのではなく喫煙物品内に配置された液体送達部材内に提供されるため、製造・包装中に液体が破壊されたり損傷を受けたりするリスクがほとんどない。
本発明による喫煙物品は、フィルター紙巻たばこ、またはエアロゾル形成基質のたばこ材料が燃焼して煙を形成する別の喫煙物品を含みうる。その場合、エアロゾル形成基質はたばこロッドを備えたものとすることができ、マウスピースはフィルターを備えたものとしうる。別の方法として、たばこ材料は、燃焼ではなく加熱してエアロゾルを形成するものとしうる。喫煙物品は、別の方法として、燃焼または加熱なしにエアロゾル形成基質(例えば、たばこ材料、たばこ抽出物、またはその他のニコチン供与源)からニコチン含有エアロゾルが生成されるものとしうる。本明細書で使用される「喫煙」という用語は同様の広範な方法で解釈されるべきである。
本明細書では、「上流」および「下流」という用語は、主流煙が喫煙物品の点火する端部からマウスピースを通して引き出される時の主流煙の方向に対する、喫煙物品またはマウスピースの要素間の相対的位置を描写するのに使用される。主流煙は喫煙物品の長さに対して一般的に平行に、長軸方向に流れる。喫煙物品の横断する方向は長軸方向と直角を成す。
液体送達部材はエアロゾル形成基質内に配置されうる。その場合、ラッパーはエアロゾル形成基質の周りを囲むラッパーを含むことが好ましい。こうして、液体移動領域はエアロゾル形成基質と整列する。ただし、一つの好ましい実施形態で、液体送達部材はマウスピース内に配置される。こうして、液体移動領域はマウスピースと整列される。これによって消費者の指への風味の移動が促進されるため、これは液体送達部材が液体風味剤を含む時に特に有利でありうるが、消費者は喫煙前および喫煙中に喫煙物品のマウスピース部分を触る可能性が最も高いためである。
マウスピースはフィルターを備えること、およびラッパーはフィルターまたはフィルターの一部分の周りを囲むフィルターラッパーを備えうることが好ましい。マウスピースはフィルターを備えること、およびエアロゾル形成基質はたばこロッドを備えること、およびラッパーはたばこロッドおよびフィルターに付着したチッピング材料を備えうることが好ましい。液体送達部材はフィルターのフィルター材料内に、例えばフィルター材料(酢酸セルローストウなど)のプラグ内に埋め込まれうる。別の方法として、液体送達部材はフィルター内のくぼみ内に、例えば「プラグ-スペース-プラグ」フィルター内に提供されうる。
一つの好ましい実施形態で、被覆を施していない領域(単一または複数)が液体に対して透過性の少なくとも一つの領域を含み、かつ被覆を施した領域(単一または複数)が液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を含むように、ラッパーは液体に対して不透過性の被覆で部分的に被覆される。
被覆はラッパーを液体に対して不透過性にするのに適切な任意の被覆としうる。適切な被覆にはニトロセルロースおよびエチルセルロースが含まれるが、これに限定されない。被覆は消費者に対して見えても見えなくてもよい。「被覆」という用語は、ラッパーを部分的に横切って延びる任意の物質の層を意味する。層はラッパーに固定または付着していてもしていなくてもよい。例えば、ラッパーおよび被覆は単に実質的に平行な2つの隣接した層でもよい。被覆はラッパーに明確な被覆工程で塗布される必要はない。例えば、ラッパーおよび被覆は実質的に平行な層を同時に形成してもよい。被覆を施していない領域(単一または複数)は被覆された層のデザインに基づき形成されうる。
被覆はラッパーの内部表面上でも外側表面上でもよい。ただし、被覆はラッパーの内部表面上であることが好ましい。これは、そのラッパーが喫煙物品の最も外側の表面上である場合に特に有利である。内部表面上に被覆を施すことで、製造、包装または取り扱い中に被覆が損傷を受けたり、部分的に除去されたりする可能性が低減される。
別の方法として、ラッパーは型抜きまたは穿孔された不透過性の材料を備えうるが、カットまたは穿孔された領域(単一または複数)は、液体に対して透過性の少なくとも一つの領域を備え、およびカットまたは穿孔されていない領域(単一または複数)は液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を備える。カットまたは穿孔された領域はラッパー材料によって完全に囲まれた開口部を備えることが好ましい。こうしたラッパーは低透過性のフィルタープラグラップとともに使用されることが好ましい。
喫煙物品は一般に、いくつかのラッパーを含む。例えば、エアロゾル形成基質がたばこロッドを含む場合、たばこロッドは一般に、たばこ材料を囲むたばこロッドラッパーを含む。マウスピースがフィルターを含む場合、フィルターは一般に、フィルター材料を囲む一つ以上のフィルターラッパーを含む。フィルターが複数のフィルターセグメントを含む多構成要素のフィルターである場合、フィルターは各フィルターセグメント用のラッパーおよびフィルター全体用のラッパーを含みうる。喫煙物品は一般に、喫煙物品を囲み、たばこロッドとフィルターを付着させるチッピング材料を含む。液体に対して透過性の少なくとも一つの領域および液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を持つラッパーは、たばこロッドラッパー、フィルターラッパーの一つ、チッピング材料、または別のラッパーを備えうる。ラッパーは多孔性であることが好ましい。ラッパーは紙またはその他任意のセルロース系材料(セルロースフィルムまたは二酢酸セルロースフィルムなど)を備えうる。
別のラッパーがラッパーの上または下に提供されている場合、それらのラッパーは、ラッパーの透過性の領域(単一または複数)と整列する少なくとも領域(単一または複数)内の液体に対して透過性であるべきである。これにより、液体が喫煙物品の外側表面に移動されるようになる。ラッパーは喫煙物品の最も外側の表面上にあることが好ましい。これにより、液体移動領域(単一または複数)が消費者に対して明確に画定されることが保証される。
ラッパーは、製造元またはブランドのロゴ、商標、スローガンおよびその他の消費者情報およびしるしで印刷、エンボス加工、デボス加工またはその他の方法で装飾しうる。一つの好ましい実施形態では、ラッパーの外側表面は、製造元またはブランドのロゴ、商標、スローガンおよびその他の消費者情報やしるしで印刷、エンボス加工、デボス加工またはその他の方法で装飾され、またラッパーの内部表面は、本明細書で説明した不透過性被覆で部分的に塗布される。
エアロゾル形成基質はたばこロッドを備え、マウスピースはフィルターを備え、ラッパーはたばこロッドおよびフィルターに付着したチッピング材料を備えることが最も好ましい。チッピング材料は喫煙物品の最も外側の表面にあるため、これにより、液体移動領域(単一または複数)が消費者に対して明確に画定されることが保証される。
一般に、チッピング材料はフィルターおよびフィルターに隣接したたばこロッドの下流部分を囲む。チッピング材料はフィルターおよびたばこロッドをまとめて保持し、通常は接着剤で固定される。チッピング材料は一般に、フィルターを囲む一つ以上のフィルターラッパー、およびたばこロッドを囲むたばこロッドラッパー上に提供される。その場合、チッピング材料の透過性の領域(単一または複数)と整列するフィルターラッパーまたはたばこロッドラッパーの任意の領域は、液体に対して透過性であるべきである。これにより、液体が喫煙物品(例えば、消費者の皮膚)の外側表面に移動されるようになる。チッピング材料の透過性の領域(単一または複数)と整列するフィルターラッパーまたはたばこロッドラッパーの領域は、液体に対して透過性でも不透過性でもよい。
喫煙物品がチッピング材料を含む場合(ラッパーがチッピング材料を含むかどうかを問わない)、チッピング材料はチッピング材料を貫く穿孔を含む換気ゾーンを含みうる。チッピング材料は、主流煙の換気を提供するために少なくとも一列の穿孔を含みうる。フィルターがフィルターラッパーを含む場合、穿孔はフィルターラッパーを貫通して延びることが好ましい。別の方法として、フィルターラッパーは浸透可能としうる。穿孔の数、サイズおよび位置は、望ましい換気レベルを提供するために選択しうる。
穿孔は液体送達部材の上流であり、チッピング材料の少なくとも一つの透過性の領域であることが好ましい。これにより、穿孔を通した液体の漏れの可能性が低減される。液体は、喫煙物品の外側表面に望ましい液体移動領域(単一または複数)でのみ移動することが好ましい。
一つの実施形態において、ラッパーの透過性の領域(単一または複数)はパターンを形成し、また液体が液体送達部材の構造材料から放出される時、液体は喫煙物品の外側表面上にパターンを形成する。
液体が移動させられる喫煙物品の外側表面上の領域(単一または複数)は、液体移動領域と呼ばれる。こうして、この実施形態で、液体移動領域(単一または複数)はパターンを形成する。パターンは、明確に画定された、所定のかつカスタマイズされた液体移動領域(単一または複数)を提供する。液体風味剤の場合、パターンは風味が消費者の皮膚のどの場所に最適に移動されうるかについて消費者に明瞭な表示を提供することもできる。液体が消費者に見える場合、これは消費者にとって斬新かつ刺激的な視覚的体験を提供する。喫煙物品の外側表面および液体が対照的な色を持つ場合には、これは特に効果的でありうる。
「パターン」という用語は、不規則ではない方法で配置されている個別の要素、または反復的な要素を意味するために使用される。パターンは連続的でも非連続的でもよい。パターンは幾何学的な形状、画像、ロゴ、エンブレム、装飾またはその組み合わせの形態としうる。パターンはブランドまたは製造元のロゴを含みうる。パターンは消費者がさらなる情報にアクセスできるようにする材料を含みうる。例えば、パターンはデータ行列またはバーコードを含みうる。パターンはテキストを含みうる。テキストは一つ以上の文字、数字および単語を含みうる。例えば、テキストは消費者に対するメッセージを形成しうる。テキストは消費者がさらなる情報にアクセスできるようにする材料を含みうる。例えば、テキストはウェブサイト、電話番号または電子メールアドレスの詳細を含みうる。
ラッパーが、製造元またはブランドのロゴ、商標、スローガンおよびその他の消費者情報やしるしで印刷、エンボス加工、デボス加工またはその他の方法で装飾が施されている場合、および液体が放出された時に液体が喫煙物品の外側表面上のパターンを形成する場合には、ラッパーの液体移動領域および印刷、エンボス加工、デボス加工またはその他の方法で装飾された領域は共に情報を消費者に伝達しうる。
ラッパーの透過性の領域(単一または複数)の位置は、望み通りに選択されうる。例えば、透過性領域および不透過性領域の位置は、液体が望ましい場所(単一または複数)で喫煙物品の外側表面にのみ移動できるように配置しうる。液体の移動はその他の場所では阻止される。
少なくとも一つの透過性の領域の少なくとも一部は、液体送達部材と整列されているかまたはその下流である。ただし、少なくとも一つの透過性の領域全体が液体送達部材と整列されているかまたはその下流であることが好ましい。上流方向への液体の移動よりも下流方向への液体の移動の可能性が高いため、これは透過性領域への液体の移動を促進しうる。
例えば、ラッパーは少なくとも喫煙物品の口側の端を囲むことができ、ラッパーの最下流端は液体に対して不透過性としうる。すなわち、液体は最下流端では喫煙物品の外側表面に移動できない。これにより、消費者が喫煙物品を喫煙する時、消費者の唇への液体(例えば、液体風味剤)の移動を阻止しうる。
ラッパーはマウスピースおよびエアロゾル形成基質の隣接した部分を囲み、またマウスピースの最上流端を囲むラッパーの部分は液体に対して不透過性であることが好ましい。一つの好ましい実施形態で、エアロゾル形成基質はたばこロッドを含み、マウスピースはフィルターを含み、ラッパーはフィルターおよびたばこロッドの隣接した部分を囲み、フィルターの最上流端を囲むラッパーの部分は液体に対して不透過性である。ラッパーがフィルターおよびたばこロッドを付着させるチッピング材料を含む場合が、この場合に該当しうる。これにより、チッピング材料がたばこロッドにしっかりと付着されている領域での喫煙物品の外側表面への液体の移動が阻止されうる。これにより、液体の希釈またはチッピング材料接着剤の分解の可能性が低減されうる。
別の方法としてまたは追加的に、ラッパーはマウスピースおよびエアロゾル形成基質の隣接した部分を囲んでもよく、またエアロゾル形成基質を囲むラッパーの部分は液体に対して少なくとも部分的に透過性であってもよい。エアロゾル形成基質はたばこロッドを含み、マウスピースはフィルターを含み、ラッパーはフィルターおよびたばこロッドの隣接した部分を囲み、たばこロッドを囲むラッパーの部分は液体に対して少なくとも部分的に透過性であることが好ましい。ラッパーがフィルターおよびたばこロッドを付着させるチッピング材料を含む場合が、この場合に該当しうる。これは、たばこロッドを囲む透過性の領域は完全には被覆されないため、ラッパーが部分的に不透過性被覆で被覆されている場合に特に有利であると考えられる。たばこロッドを囲むラッパーの部分は完全に被覆を施されていないことが好ましい。こうして、被覆はたばこロッドへのチッピング材料の接着には影響しないはずである。さらに、ラッパーが型抜きまたは穿孔された不透過性の材料を含む場合、エアロゾル形成基質を囲むラッパーの部分(例えば、たばこロッド)は、一つ以上の開口部を含みうる。
さらに、フィルターが複数のフィルターセグメントを含む多構成要素のフィルターを備える場合、別のフィルターセグメントに隣接した液体送達部材を含むフィルターセグメントの端部を囲むラッパーの部分は液体に対して不透過性であることが好ましい。これにより、2つのフィルターセグメントが取り付けられている領域での喫煙物品の外側表面への液体の移動が阻止されうる。これにより、液体の希釈または2つの構成用を結合する任意の接着剤の分解の可能性が低減されうる。
少なくとも一つの透過性の領域は、ラッパーの表面積の少なくとも約5%であることが好ましい。少なくとも一つの透過性の領域は、ラッパーの表面積の少なくとも約10%であることがさらに好ましい。少なくとも一つの透過性の領域はラッパーの表面積の約30%を超えないことが好ましい。少なくとも一つの透過性の領域は、ラッパーの表面積の約20%を超えないことがさらに好ましい。発明者はこれまでに、これにより、例えば風味が消費者の指に移動されるようにするために、喫煙物品の外側表面に適切な液体移動領域が提供されることを見いだした。
既に考察した通り、液体送達部材は喫煙物品に外力がかけられた時に、液体を放出するよう配列されることが好ましい。これにより、液体は消費者によって制御される方法で放出されるようになる。喫煙物品の使用前、使用中または使用後に外力をかけることができ、それによって液体が放出される。外力は任意の方向に作用させうるが、喫煙物品の長軸方向と直角を成す方向に作用させることが好ましい。これにより、液体送達部材に対する圧迫力または圧縮力が提供され、これにより液体が放出できるようになる。
液体が放出される時、液体はラッパーの透過性の部分を貫いて喫煙物品の外側表面に移動することができる。次に、液体移動領域が消費者の皮膚(例えば、消費者の指)と接した時、液体が液体風味剤を含む場合、液体風味剤の風味が消費者の皮膚上に与えられうる。消費者は液体移動領域を擦ったり圧迫したりすることで指への液体風味剤の移動を促しうる。これにより、消費者の制御下で、風味が皮膚に付けられるようになる。この目的で、喫煙物品の使用前、使用中または使用後に外力をかけることができ、それによって液体風味剤が放出される。
液体は、喫煙物品と相互作用して、その性質を変化させ、従ってそこから煙を生成させるのに適切な液体風味剤を備えうる。例えば、液体は喫煙時に生成される主流煙の味覚を改善するために風味を与えうる。その場合、液体風味剤が放出される時、消費者は変性された主流煙による斬新な喫煙感覚を体験しうる。単一の液体送達部材が主流煙のための風味と消費者の指のための風味とを提供しうるため、これは有利である場合がある。この目的で、喫煙物品の使用前または使用中に外力をかけることができ、それによって液体風味剤が放出される。
液体送達部材は、構造材料が液体(単一または複数)を放出できるように封じ込める適切な任意の構造を持ちうる。液体送達部材は複数の領域を画定する基質構造を備えうるが、例えば喫煙物品に外力がかけられた時に放出されるまで液体は領域内に閉じ込められる。ただし、液体送達部材はカプセルを備えることがより好ましい。カプセルは、外部シェルと、液体を含む内部コアとを備えることが好ましい。外部シェルは、外力がかけられる前にシールされることが好ましいが、外力がかけられた時に液体が放出されるように脆く壊れやすい。カプセルは物理的な様々な形成物で形成されうるが、これには単一部分から成るカプセル、複数部分から成るカプセル、単一壁から成るカプセル、複数壁から成るカプセル、大型カプセル、および小型カプセルなどが含まれるが、これに限定されない。
液体送達部材が液体を封じ込める複数の領域を規定する基質構造を備える場合、液体送達部材は外力がかけられた時に液体を徐々に放出しうる。別の方法として、喫煙物品は外力がかけられた時に(例えば、カプセルがシェルおよび内部コアを備える場合であるがこれに限定されない)液体送達部材が破裂または破壊して液体を放出するよう配列されているカプセルである場合、カプセルは望ましいいくらかの破裂強度を持ちうる。破裂強度は、(喫煙物品の外側からカプセルに作用する)カプセルが破裂する力である。破裂強度は圧縮曲線に対するカプセルの力におけるピークとしうる。
液体送達部材は適切な任意の形状、例えば球状、球状体、または楕円体を持ちうる。ただし、液体送達部材は一般的に球状であることが好ましい。一般的に球状の液体送達部材は、一般的に球状の外側シェルを備えうる。
液体送達部材は望ましい任意のサイズを持ちうる。例えば、液体送達部材は直径が約2.5 mm〜約4.5 mmの球状としうるが、約3.0 mm〜約3.5 mmであることが好ましく、約3.5 mmであることがより好ましい。喫煙物品の直径に対する液体送達部材のサイズは、液体送達部材から液体を放出するために消費者が外力を喫煙物品にかけられるように適切なものであるべきである。喫煙物品の直径に対する液体送達部材のサイズはまた、液体が喫煙物品の外側表面に移動しうるように適切なものであるべきである。例えば、液体送達部材は直径が約5.0 mm〜約8.0 mm、または約7.0 mm〜約8.0 mm(例えば、標準紙巻たばこ)、または約5.0 mm〜約7.0 mm(例えば、スリムまたはスーパースリム紙巻たばこ)の喫煙物品で使用されうる。
一つの実施形態において、喫煙物品の長軸方向に直角に測定した液体送達部材の断面積は喫煙物品の断面積の約20%以上である。別の実施形態において、喫煙物品の長軸方向に直角に測定した液体送達部材の断面積は喫煙物品の断面積の約30%以上である。別の実施形態において、喫煙物品の長軸方向に直角に測定した液体送達部材の断面積は喫煙物品の断面積の約45%以上である。別の実施形態において、喫煙物品の長軸方向に直角に測定した液体送達部材の断面積は喫煙物品の断面積の約55%以上である。喫煙物品の長軸方向に直角に測定した液体送達部材の断面積はまた、喫煙物品の断面積の約80%未満としうる。
液体送達部材は、例えば薬物送達用のカプセル、液体を封入したカプセル、またはその他の封入材料に使用されるものなど、適切な任意の物質または材料の組み合わせを備えうる。一例として、液体送達部材は製薬産業で一般に利用されるものが使用されうる。こうした液体送達部材は、例えばゼラチン系とすることも、変性セルロースなどの重合体の物質で形成することもできる。使用しうる一つのタイプの変性セルロースは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである。ゼラチンまたは変性セルロースに加えて、またはゼラチンおよび変性セルロースの両方に加えて、外側シェルは多糖類を含みうる。
液体送達部材は適切な任意の方法に従い(例えば、同時押出し成形によって)製造されうるが、この点は当業者によって理解されるであろう。
液体が液体風味剤を含む場合、液体風味剤は液体送達部材の構造材料内に放出可能なように液体の形態で配置するのに適した任意の風味化合物を含みうる。液体風味剤は消費者の皮膚(例えば、消費者の指)上に風味を与えるのに適切であることが好ましい。「風味」という用語は本明細書全体で使用する時、味覚(味)、嗅覚(におい)、または味覚と嗅覚の両方を含むものとして解釈されるべきである。例えば、風味剤は主流煙を改善するために、消費者の指に、または主流煙中に、または両方に味覚を与えることができる。別の方法としてまたは追加的に、風味剤は消費者の指に(例えば、喫煙後の新鮮な香り)、または主流煙中に、または両方に香りを与えることもできる。
適切な風味または香料には、メントール、ミント(ハッカおよびオランダハッカなど)、ユーカリ、セージ、チョコレート、甘草、柑橘類およびその他の果物風味、γ八量体、バニリン、エチルバニリン、口臭消臭風味、スパイス風味(シナモンなど)、サルチル酸メチル、リナロール、ベルガモット油、ゼラニウム油、レモン油、ジンジャー油、およびたばこ風味などが含まれるが、これに限定されない。その他の適切な風味は、酸、アルコール、エステル、アルデヒド、ケトン、ピラジン、その組み合わせまたは混合物およびそれに類するものを含めた群から選択される風味化合物を含みうる。
液体は消費者に対して見えないようにしうる。例えば、液体は無色の液体でもよい。ただし、液体は消費者に見えることが好ましい。そのため、液体がラッパーの透過性領域を貫いて移動する時、液体は液体移動領域(単一または複数)で消費者に見える。例えば、液体は喫煙物品の外側表面の部分を染色しうる。従って、液体は消費者にとって斬新な視覚的体験の形態で、斬新な感覚的効果を提供しうる。
例えば、液体は色付きでもよい。斬新な視覚的体験を向上させるために、液体移動領域(単一または複数)が位置する喫煙物品の外側表面は液体の色と対照的な色を持ちうる。例えば、ラッパーがチッピング材料を含む場合、チッピング材料は液体の色と対照的な色としうる。例えば、チッピングペーパーは白でもよく、または別の中間色でもよい。
マウスピースは主流煙をろ過するための濾過材料を含むフィルターを備えうる。マウスピースがフィルターを含む場合、フィルターは適切な任意のフィルター材料(単一または複数)を備えうる。適切な材料の例は、酢酸セルロース、セルロース、再生セルロース、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール、ナイロン、ポリヒドロキシ酪酸塩、ポリプロピレン、紙、熱可塑性物質(澱粉など)、不織布材料、およびその組み合わせを含むが、これに限定されない。一つ以上の材料を開放された細胞構造に形成されうる。フィルター材料は酢酸繊維素トウを含むことが好ましい。
フィルターは、例えばフィルターの繊維性フィルタートウに組み込まれたものなど、追加的な材料を含みうる。例えば、フィルターは吸収材材料を含みうる。「吸収材」という用語は、吸着剤、吸収材、またはこれらの両方の機能を果たしうる物質のどれかを意味する。吸収材材料は活性炭炭素を備えうる。吸収材は液体送達部材の上流にあるフィルター要素に組み込みうることが好ましい。こうした配列により、吸収材によって喫煙物品の濾過がなされ、液体が吸収材による吸収または吸着による液体に何ら影響を及ぼす(例えば、風味を与える)ことなく、フィルター内に放出されるようになる。
別の方法としてまたは追加的に、フィルターは接着剤、可塑剤、風味放出剤(風味付きのセルロース繊維、海泡石、分子ふるい、または風味を浸み込ませた活性炭炭素など)またはその組み合わせを含みうる。フィルターはフィルター材料を囲むフィルターラッパーを含みうる。
マウスピースがフィルターを含む場合、フィルターは複数のフィルターセグメントを含む多構成要素のフィルターとしうる。複数のフィルターセグメントは、フィルター材料のプラグ(単一または複数、例えば酢酸セルローストウ)、フィルター材料のディスク(単一または複数、例えば酢酸セルローストウ)、中空の管(単一または複数)、空であっても適切な任意の材料で満たすこともできる一つ以上の空間または空隙、またはその組み合わせを含みうる。複数のフィルターセグメントは、相互に、かつエアロゾル形成基質(たばこロッドなど)と軸方向に整列されることが好ましい。使用されうる模範的なフィルター構造には、モノフィルター、二重フィルター、三重フィルター、単一または多空洞フィルター、リセスドフィルター、フリーフローフィルター、およびその組み合わせが含まれるが、これに限定されない。モノフィルターは通常、酢酸繊維素トウまたはセルロース紙材料を含む。二重フィルターは通常、酢酸繊維素の口側端および純粋セルロースまたは酢酸繊維素のセグメントを含む。くぼみフィルターは、少なくとも一つのくぼみで分離された少なくとも2つのセグメント(例えば、アセテート−アセテート、アセテート−紙または紙−紙)を含む。リセストフィルターは、口側端に開いたくぼみを含む。
フィルターが多構成要素のフィルターを含む場合、それぞれのフィルターセグメントは、セグメントのフィルター材料の周りを囲むフィルターラッパーを備えうる。追加的または別の方法として、フィルターはフィルター全体の周りを囲むフィルターラッパーを含みうる。液体に対して透過性の少なくとも一つの領域および液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を持つラッパーは、こうした一つのフィルターラッパーを備えてもよく、またはこうしたフィルターラッパーに加えて提供してもよい。一つの実施形態で、フィルターは複数のフィルターセグメントを含む多構成要素のフィルターであるが、その液体送達部材はフィルターセグメントの一つの中に配置され、フィルターは、それぞれのフィルターセグメントの周りを囲むフィルターラッパーおよびフィルター全体の周りを囲むフィルターラッパーを含み、エアロゾル形成基質はたばこロッドを含み、ラッパーはたばこロッドおよびフィルターを付着させるフィルターラッパーの外側にあるチッピング材料を含む。一つの好ましい実施形態で、フィルターは、フィルター材料およびフィルター材料を囲むフィルターラッパーを含む上流のフィルターセグメントと、フィルター材料およびフィルター材料を囲むフィルターラッパーを含む下流のフィルターセグメントと、上流および下流のフィルターセグメントの周りを囲むフィルターラッパーであって、液体送達部材が上流のフィルターセグメント内に配置され、エアロゾル形成基質がたばこロッドを含み、かつラッパーがたばこロッドおよびフィルターを付着させるフィルターラッパーの外側にあるチッピング材料を含むものとを備える、多構成要素のフィルターである。
エアロゾル形成基質がたばこロッドを含む場合、たばこロッドは一般に紙ラッパーを含み、その紙ラッパーの中にたばこ材料が包まれる。接着剤は一般的に、紙ラッパーの継ぎ目をまとめて保持する。たばこロッドは、マウスピースに取り付けられた第一の下流端と、たばこの喫煙のために点火または加熱される第二の上流端とを持つ。喫煙のためにたばこロッドが点火または加熱される時、煙は下流の点火された端からたばこロッドのマウスピース端へ、そしてさらに下流へとマウスピースを通って移動する。
使用されうる適切なタイプのたばこ材料の例には、火力乾燥たばこ、バーレー種たばこ、メリーランド種たばこ、オリエント葉たばこ、希少たばこ、特殊たばこ、その混合物およびこれに類するものが含まれるが、これに限定されない。たばこ材料は、たばこラミナ、加工たばこ材料(ボリュームエクスパンデッドまたはパフトたばこなど)、加工たばこ茎(カットロールドまたはカットパフトステムなど)、再生たばこ材料、その混合物、およびこれに類するものを含め、これに限定されない適切な任意の形態で提供されうる。たばこ代用品も使用されうる。従来的な紙巻たばこ製造では、たばこは通常、カットフィラーの形態、すなわち約2.5 mm〜約1.2 mmの範囲の幅またはさらには約0.6 mmの幅に切断した断片またはひもの形態で使用される。ひもの長さは約6 mm〜約75 mmの範囲である。
本発明の第一の態様によれば、喫煙物品はさらに、たばこ材料を囲むたばこロッドラッパーを含むたばこロッドと、たばこロッドと軸方向に整列するフィルターであって、そのフィルターがフィルター材料を囲む少なくとも一つのフィルターラッパーを備えるものと、フィルター内に配列された液体送達部材であって、その液体送達部材が液体を放出できるように封じ込める構造材料を備えるものと、たばこロッドおよびフィルターを付着させるチッピング材料であって、そのチッピング材料が液体に対して不透過性な被覆により部分的に被覆され、それにより少なくとも一つの被覆を施した領域および少なくとも一つの被覆を施していない領域が生成され、またチッピング材料の少なくとも一つの被覆を施していない領域の少なくとも一部が液体送達部材と整列されているかまたはその下流であるものとを備える。
本発明の第一の態様によれば、喫煙物品はさらに、たばこ材料を囲むたばこロッドラッパーを含むたばこロッドと、たばこロッドと軸方向に整列するフィルターであって、そのフィルターがフィルター材料を囲む少なくとも一つのフィルターラッパーを備えるものと、フィルター内に配列された風味送達部材であって、その風味送達部材が液体風味剤を放出できるように封じ込める構造材料を備えるものと、たばこロッドおよびフィルターを付着させるチッピング材料であって、そのチッピング材料が液体風味剤に対して不透過性な被覆により部分的に被覆され、それにより少なくとも一つの被覆を施した領域および少なくとも一つの被覆を施していない領域が生成され、またチッピング材料の少なくとも一つの被覆を施していない領域の少なくとも一部は、風味送達部材と整列されているかまたはその下流であるものとを備える。
本発明の第一の態様の喫煙物品は、標準的な装置および技術を用いて製造されうる。ラッパーは透過性領域および不透過性領域で予め形成された後で、通常の製造機械に供給されてもよい。このように、本発明を利用するために現代的な高速機械への改造を行う必要はない。
本発明の第二の態様によれば、喫煙物品用のフィルターが提供されており、そのフィルターは、フィルター材料と、液体を放出できるように封じ込める構造材料を含む液体送達部材と、フィルター材料の少なくとも一部を囲むフィルターラッパーとを備え、フィルターラッパーは、液体に対して透過性の少なくとも一つの領域および液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を含み、またフィルターラッパーの少なくとも一つの透過性の領域の少なくとも一部は液体送達部材と整列されているかまたはその下流である。
本発明の第二の態様によれば、液体送達部材はフィルター内に配置される。フィルターは、たばこロッドにチッピング材料で取り付けられてもよい。液体送達部材はフィルターに外力がかけられた時に、液体の少なくとも一部を放出するよう配列されることが好ましい。液体はフィルターラッパーの透過性の領域(単一または複数)を貫いてフィルターの外側表面に移動、例えば風味を消費者の指上に放出することができる。液体に対して透過性の領域および液体に対して不透過性の領域を持つラッパーがフィルターラッパーを備えうる実施形態で、本発明の第一の態様に関連して説明した特徴は、本発明の第二の態様にも適用されうる。
液体送達部材は、構造材料が液体(単一または複数)を放出できるように封じ込める適切な任意の構造を持ちうる。液体は適切な任意の物質を含みうるが、液体風味剤を含むことが好ましい。液体風味剤は液体送達部材の構造材料内に放出可能なように液体の形態で配置するのに適した任意の風味化合物を含みうる。液体風味剤は消費者の皮膚(例えば、消費者の指)上に風味を与えるのに適切であることが好ましい。消費者は喫煙前および喫煙中に喫煙物品のフィルター部分を触る可能性が最も高いため、これは有利である。
フィルター材料は、適切な任意のフィルター材料(単一または複数)を含みうる。液体送達部材はフィルターのフィルター材料内に、例えばフィルター材料(酢酸セルローストウなど)のプラグ内に埋め込まれうる。別の方法として、液体送達部材はフィルター内のくぼみ内に、例えば「プラグ-スペース-プラグ」フィルター内に提供されうる。
フィルターは複数のフィルターセグメントを含む多構成要素のフィルターとしうる。それぞれのフィルターセグメントは、セグメントのフィルター材料の周りを囲むフィルターラッパーを備えうる。追加的または別の方法として、フィルターはフィルター全体の周りを囲むフィルターラッパーを含みうる。少なくとも一つの透過性領域および少なくとも一つの不透過性の領域を持つフィルターラッパーは、こうした一つのフィルターラッパーを備えてもよく、またはこうしたフィルターラッパーに加えて提供してもよい。
一つの好ましい実施形態で、フィルターは、フィルター材料およびフィルター材料を囲む上流のフィルターラッパーを含む上流フィルターセグメントと、フィルター材料およびフィルター材料を囲む下流のフィルターラッパーを含む下流フィルターセグメントとを備え、液体送達部材は上流フィルターセグメント内に配置され、またフィルターラッパーは上流および下流の両方のフィルターセグメントを囲む。
被覆を施していない領域(単一または複数)が液体に対して透過性の少なくとも一つの領域を含み、かつ被覆を施した領域(単一または複数)が液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を含むように、フィルターラッパーは液体に対して不透過性の被覆で部分的に被覆されることが好ましい。被覆はフィルターラッパーを液体に対して不透過性にするのに適切な任意の被覆としうる。
フィルターラッパーの透過性の領域(単一または複数)の位置は、望み通りに選択されうる。例えば、フィルターラッパーは少なくともフィルターの口側の端を囲むことができ、フィルターラッパーの最下流端は液体に対して不透過性としうる。これは消費者の唇への液体の移動を阻止しうる。別の方法としてまたは追加的に、フィルターラッパーは少なくともフィルターの最上流端を囲むことができ、フィルターラッパーの最上流端は液体に対して不透過性としうる。フィルターがたばこロッドかまたは別のエアロゾル形成基質に取り付けられている時、これにより、たばこロッド−フィルター間の界面領域での喫煙物品の外側表面への液体の移動を阻止しうる。別の方法としてまたは追加的に、フィルターが複数のフィルターセグメントを含む多構成要素のフィルターを備える場合、別のフィルターセグメントに隣接した液体送達部材を含むフィルターセグメントの端部を囲むフィルターラッパーの部分は液体に対して不透過性であることが好ましい。これにより、2つのフィルターセグメントが取り付けられている領域での喫煙物品の外側表面への液体の移動が阻止されうる。
少なくとも一つの透過性の領域はフィルターラッパーの表面積の少なくとも約5%であることが好ましい。少なくとも一つの透過性の領域はフィルターラッパーの表面積の少なくとも約10%であることがより好ましい。少なくとも一つの透過性の領域はフィルターラッパーの表面積の約30%を超えないことが好ましい。少なくとも一つの透過性の領域はフィルターラッパーの表面積の約20%を超えないことがより好ましい。
液体送達部材は望ましい任意の形状を持ちうる。液体送達部材は望ましい任意のサイズを持ちうる。液体送達部材は適切な任意の材料または材料の組み合わせを含む場合がある。液体送達部材は適切な任意の方法に従い製造しうる。液体は液体送達部材の構造材料内に放出可能なように液体の形態で配置するのに適した任意の化合物を含みうる。
本発明の第三の態様によれば、喫煙物品用のラッパーが提供されているが、喫煙物品は液体を放出できるように封じ込める構造材料を含む液体送達部材を含み、ラッパーは液体に対して透過性の少なくとも一つの領域および液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を含み、ラッパーの少なくとも一つの透過性の領域の少なくとも一部が喫煙物品内の液体送達部材と整列されているかまたはその下流となるように、ラッパーは喫煙物品の少なくとも一部を囲むように構成されている。
被覆を施していない領域(単一または複数)が液体に対して透過性の少なくとも一つの領域を含み、かつ被覆を施した領域(単一または複数)が液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を含むように、ラッパーは液体に対して不透過性の被覆で部分的に被覆されることが好ましい。被覆はラッパーを液体に対して不透過性にするのに適切な任意の被覆としうる。
ラッパーは喫煙物品のその他のラッパーに加えて供給されうる。ラッパーは喫煙物品の最も外側の面を包むためのものであることが好ましい。
喫煙物品はたばこロッドおよびたばこロッドと軸方向に整列したフィルターを含むことが好ましく、また液体送達部材はフィルター内に配置されることが好ましい。ラッパーはフィルター全体またはその一部を囲むためのフィルターラッパーとしうる。フィルターが複数のフィルターセグメントを含む多構成要素のフィルターである場合、ラッパーは各フィルターセグメント用のラッパーおよびフィルター全体用のラッパーとしうる。
ただし、喫煙物品はたばこロッドおよびたばこロッドに軸方向に整列したフィルターを含み、液体送達部材はフィルター内に配置され、ラッパーはたばこロッドおよびフィルターを付着させるためのチッピング材料を含むことが好ましい。チッピング材料はフィルターおよびフィルターに隣接したたばこロッドの下流部分を囲むように構成されていることが好ましい。チッピング材料の透過性領域は、チッピング材料がフィルターおよびたばこロッドの上から包まれた時に、チッピング材料の少なくとも一つの透過性の領域がフィルター内の液体送達部材と整列されているかまたはその下流であるように配置される。
チッピング材料がフィルターおよびたばこロッドの上から包まれる時、チッピング材料は液体送達部材およびチッピング材料の少なくとも一つの透過性の領域の上流に配置された穿孔を含むことが好ましい。
本発明の第三の態様のラッパーは、当業者であれば理解できる通り、彫刻を施したグラビア輪転機シリンダーを使用して製造されうる。次に、ラッパーは喫煙物品を製造するための標準的な製造機械に供給されうる。
本発明の一つの態様に関連して説明した特徴は、本発明の別の態様にも適用されうる。特に、ラッパーがフィルターラッパーを備えうる実施形態で、本発明の第一の態様に関連して説明した特徴は、本発明の第二の態様にも適用されうる。
本発明は以下の添付図面を参照しながら、例証としてのみであるがさらに説明する。
図1は本発明の一つの実施形態による喫煙物品の斜視図である。 図2は図1の喫煙物品の断面概略図である。
図1は本発明の一つの実施形態による喫煙物品100の斜視図である。喫煙物品100は一般的に円筒形のたばこロッド101の形態のエアロゾル形成基質と、一般的に円筒形のフィルター103の形態のマウスピースを含む。たばこロッド101およびフィルター103は端と端が接した関係で軸方向に配置されており、互いに隣接することが好ましい。たばこロッド101は喫煙材料を囲む外側ラッパー105を含む。外側ラッパー105は多孔性の包装材料または紙ラッパーとしうる。たばこは細かく切られたたばこであるか、またはたばこカットフィラーであることが好ましい。フィルター103はフィルター材料を囲むフィルターラッパー107を含む。フィルターラッパー107は多孔性の包装材料または紙ラッパーとしうる。たばこロッド101は上流の点火側の端109と下流端111を持つ。フィルター103は上流端113および下流の口側の端115を持つ。フィルター103の上流端113は、たばこロッド101の下流端111と隣接している。図1では表示されていないが、液体送達部材がフィルター103に配置されている。
フィルター103は、フィルター103の全長およびたばこロッド101の隣接した領域を囲むチッピング材料117によって、たばこロッド101に取り付けられている。明確にするために、チッピング材料117は、図1では喫煙物品から部分的に取り外された状態で示されている。チッピング材料117は通常、紙様の製品である。しかし、適切な任意の材料を使用できる。チッピング材料117は、不透過性被覆で被覆される領域119および不透過性被覆で被覆される領域121を含む。被覆についてはさらに下記で考察する。被覆を施していない領域121はパターン付きで配列され、この場合にはひし形のパターンである。被覆を施していない領域のパターンは一般的に、フィルター103内に配置された液体送達部材(図示せず)と整列される。この実施形態で、チッピング材料117はまた、被覆を施していない領域121およびフィルター内に配置された液体送達部材(図示せず)の上流の穿孔123の円周方向の列を含む。穿孔123は主流煙の換気のために提供される。
本明細書では、喫煙物品の構成要素間の「上流」および「下流」という相対的な位置は、主流煙がたばこロッド101から、およびフィルター103を通して引き出された時の主流煙の方向に関連して描写されている。
図2は図1の喫煙物品の断面概略図である。図1に関連して説明した通り、喫煙物品100はたばこロッド101およびフィルター103を含む。明確にするために、たばこロッド101は図2のたばこ材料から分離して表示されている外側ラッパー105を含む。フィルター103は上流フィルターセグメント201と、フィルターセグメント201に隣接しその下流にある下流フィルターセグメント203とを含む。上流フィルターセグメント201は風味カプセル205の形態の液体送達部材を含む。カプセル205は外側シェルと、液体風味剤(図示せず)を封じ込める内側コアとを含む。この実施形態で、カプセル205はフィルターセグメント201のフィルター材料内に埋め込まれる。上流フィルターセグメント201は多孔性のフィルターラッパー207で包まれており、明確にするために、図2ではフィルターから分離して表示されている。下流フィルターセグメント203は、標準の非多孔性のフィルターラッパー209で包まれており、明確にするために、図2ではフィルターから分離して表示されている。次にフィルター103全体が、フィルターラッパー107で上から包まれる(図1にも示す通り)。フィルターラッパー107も、明確にするために、図2ではフィルターから分離して表示されている。
図1に関連して説明した通り、フィルター103はチッピング材料117によりたばこロッド101に取り付けられる。チッピング材料117の内部表面は、図2に概略的に示す不透過性被覆211で部分的に被覆される。既に説明した通り、チッピング材料の領域119は不透過性被覆211で被覆され、領域121は不透過性被覆211では被覆されない。被覆を施していない領域121は、一般的にフィルターセグメント201内に配置されるカプセル205と長軸方向に整列されるパターン付きで配列される。チッピング材料117はまた、カプセル205の上流の穿孔123の円周方向の列を含むが、明確にするために、図2ではこれは図示されていない。
使用時、カプセル205は、例えば消費者によるフィルター103の圧迫などにより喫煙物品100に外力がかけられた時に、内側コア内に封じ込められた液体風味剤の少なくとも一部分を放出する。これについて図2に概略的に示す。液体風味剤が放出される時、多孔性のフィルターラッパー207を貫いて、またフィルターラッパー107を貫いて移動することができる。不透過性被覆211は、チッピング材料117を液体風味剤に対して不透過性にする任意の被覆である。こうして、チッピング材料117の被覆を施した領域119は液体風味剤に対して不透過性であるが、被覆を施していない領域121は液体風味剤に対して透過性である。こうして、液体風味剤は被覆を施していない領域121を貫いてのみ喫煙物品100の外側表面に移動できる。次に、風味は消費者がフィルター103の外側表面上のチッピング材料117の被覆を施していない領域に触れる時はいつでも、消費者の指に移動しうる。喫煙前、喫煙中または喫煙後に外力をかけることができ、それによって液体風味剤が放出される。
図1および図2に図示した実施形態で、液体風味剤は赤色であり、チッピング材料117は白色である。従って、(消費者がフィルター103を圧迫して)液体風味剤が喫煙物品100の外側表面に移動する時、チッピング材料117上の被覆を施していない領域121のひし型パターンに対応する赤い染色のひし型のパターンが喫煙物品100の外側表面上に現れる。パターンは消費者にとって斬新かつ刺激的な視覚的体験を与えるものであり、また風味が消費者の皮膚に最適に移動されうるかについての明確に画定された明瞭な表示を提供する。被覆を施していない領域の適切な任意のパターンを別の方法として提供しうる。
図1および図2に図示した実施形態で、上流フィルターセグメント201の長さは12 mm、カプセル205の直径は3.5 mm、下流フィルターセグメント203の長さは15 mmである。フィルター103の長さ全体の周り、およびたばこロッド101隣接した領域5 mmの周りを囲むように、チッピング材料117の長さは32 mmである。チッピング材料117の被覆を施していない領域121は任意の長さにわたり延びることができるが、全体の長さは上流フィルターセグメント201の長さよりも短いことが好ましい。フィルターセグメント201の最上流端は、チッピング材料117の被覆を施した領域119によって周りを囲まれることが好ましい。これにより、フィルターセグメント201とたばこロッド101との間の界面での喫煙物品の外側表面への液体風味剤の望ましくない移動が阻止される。これにより、液体風味剤が、チッピング材料117をたばこロッド101に固定する接着剤に影響を及ぼすことが阻止される。さらに、たばこロッド101の上に延びるチッピング材料117の部分は被覆されないことが好ましい。これにより、被覆が、チッピング材料117をたばこロッド101に固定する接着剤に影響を及ぼすことが阻止される。さらに、フィルターセグメント201の最下流端は、チッピング材料117の被覆を施した領域119によって周りを囲まれることが好ましい。これにより、フィルターセグメント201とフィルターセグメント203との間の界面での喫煙物品の外側表面への液体風味剤の望ましくない移動が阻止される。これにより、液体風味剤がフィルターセグメント201、203を互いに固定する何らかの接着剤に影響を及ぼすことが阻止される。さらに、チッピング材料117の口側の端は、不透過性被覆211で被覆される。これにより、喫煙物品の喫煙中の消費者の唇への風味の望ましくない移動が阻止される。最後に、穿孔123はカプセル205の上流であるため、液体風味剤が穿孔から漏れる可能性はほとんどない。こうして、喫煙物品の外側表面上の液体移動領域の位置は所定位置であり、明確に画定される。



  1. エアロゾル形成基質と、
    前記エアロゾル形成基質と軸方向に整列したマウスピースと、
    前記エアロゾル形成基質内または前記マウスピース内に配置された液体送達部材であって、前記液体送達部材が液体を放出できるように封じ込める構造材料を含むものと、
    前記喫煙物品の少なくとも一部を囲むラッパーとを含み、
    前記ラッパーは前記液体に対して透過性の少なくとも一つの領域および前記液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を含み、また
    前記少なくとも一つの透過性の領域の少なくとも一部は前記液体送達部材と整列されているかまたはその下流である、喫煙物品。

  2. 前記液体が液体風味剤を含む、請求項1に記載の喫煙物品。

  3. 前記液体送達部材がマウスピース内に配置されている、請求項1〜2のいずれか1項に記載の喫煙物品。

  4. 被覆を施していない領域(単一または複数)が前記液体に対して透過性の少なくとも一つの領域を備え、前記被覆を施した領域(単一または複数)が前記液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を備えるように、前記ラッパーが前記液体に対して不透過性の被覆で部分的に被覆されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の喫煙物品。

  5. 前記エアロゾル形成基質がたばこロッドを含み、前記マウスピースがフィルターを含み、前記ラッパーが前記たばこロッドおよび前記フィルターを付着させるチッピング材料を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の喫煙物品。

  6. 前記チッピング材料が、前記液体送達部材および前記少なくとも一つの透過性の領域の上流にある穿孔を含む、請求項5に記載の喫煙物品。

  7. 前記ラッパーの透過性の領域(単一または複数)がパターンを形成し、また前記液体が前記液体送達部材の前記構造材料から放出された時、前記液体が前記喫煙物品の外側表面上にパターンを形成する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の喫煙物品。

  8. 前記ラッパーが少なくとも前記喫煙物品の口側の端を囲み、前記ラッパーの最下流端が前記液体に対して不透過性である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の喫煙物品。

  9. 前記エアロゾル形成基質がたばこロッドを含み、前記マウスピースがフィルターを含み、前記ラッパーが前記フィルターおよび前記たばこロッドの隣接した部分を囲み、前記フィルターの最上流端を囲む前記ラッパーの部分が前記液体に対して不透過性である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の喫煙物品。

  10. 前記エアロゾル形成基質がたばこロッドを含み、前記マウスピースがフィルターを含み、前記ラッパーが前記フィルターおよび前記たばこロッドの隣接した部分を囲み、前記たばこロッドを囲む前記ラッパーの部分が前記液体に対して少なくとも部分的に透過性である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の喫煙物品。

  11. 前記少なくとも一つの透過性の領域が前記ラッパーの表面積の約5%〜約30%である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の喫煙物品。

  12. 前記液体が色付きである、請求項1〜11のいずれか1項に記載の喫煙物品。

  13. 喫煙物品用のフィルターであって、前記フィルターが、
    フィルター材料と、
    液体を放出できるように封じ込める構造材料を含む液体送達部材と、
    フィルター材料の少なくとも一部を囲むフィルターラッパーとを含み、
    前記フィルターラッパーが前記液体に対して透過性の少なくとも一つの領域および液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を含み、また
    前記フィルターラッパーの少なくとも一つの透過性の領域の少なくとも一部が前記液体送達部材と整列されているかまたはその下流である、フィルター。

  14. 前記フィルターが、
    フィルター材料および前記フィルター材料を囲む上流フィルターラッパーを備えた上流フィルターセグメントと、
    フィルター材料および前記フィルター材料を囲む下流フィルターラッパーを備えた、下流フィルターセグメントとを含み、
    前記液体送達部材が前記上流フィルターセグメント内に配置され、また
    前記フィルターラッパーが上流および下流の両方のフィルターセグメントを囲む、請求項13に記載のフィルター。

  15. 喫煙物品用のラッパーであって、前記喫煙物品が液体を放出できるように封じ込める構造材料を含む液体送達部材を含み、前記ラッパーが
    前記液体に対して透過性の少なくとも一つの領域および前記液体に対して不透過性の少なくとも一つの領域を含み、
    前記ラッパーの前記少なくとも一つの透過性の領域の少なくとも一部が前記喫煙物品内の前記液体送達部材と整列されているかまたはその下流となるように、前記ラッパーが前記喫煙物品の少なくとも一部を囲むように構成されている、ラッパー。

 

 

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電子喫煙物品のエアロゾル前駆体構成の加熱を制御する方法が提供される。平均出力が電源からエアロゾル前駆体構成を加熱するように配置された加熱装置に導かれ、加熱期間が相応に開始される。平均出力は、電源と関連付けられた選択された出力設定点に対応する。加熱装置に導かれた実出力は、加熱装置における電圧および加熱装置を流れる電流の積として決定される。実出力は平均出力と比較され、実出力を選択された出力設定点に導くように平均出力が調節される。実出力は定期的に決定され、平均出力と比較され、加熱期間が期限切れになるまで、選択された出力設定点に向かう平均出力が調節される。関連付けられた装置およびコンピュータプログラム製品も提供される。
【選択図】図1
推進剤とニコチン又はそれの薬学的に許容できる誘導体若しくは塩とを含む組成物のリザーバ31を収納している加圧リフィルキャニスター5。リザーバ31は20°Cで400kPaより大きい圧力である。リフィルアウトレットバルブ20は、上記組成物を軸方向に吐出するアウトレットを提供するためにリザーバから軸方向に最も遠くにある軸方向端部に開口している軸方向の穴24を有するステム6を備えている。ステム6は、上記リザーバから上記アウトレットへの流路を開くために、外部の力が印加されないときには上記第1の弾性部材によって10Nよりも大きいばね力で付勢されている閉位置から、供給位置へと、第1の弾性部材の作用に抗して変位することができる。
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揮発性材料 // JP2016516440
蒸気発生器具に用いられる揮発性材料であって、含水量約3から5wt%のタバコを含み、更に少なくとも20wt%の保湿剤を含む揮発性材料を開示する。本発明はまた、蒸気発生器具内での当該揮発性材料の使用、当該揮発性材料を含む気密パッケージ、及び当該揮発性材料の気密パッケージを含む器具に関する。
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エアロゾル発生システムは、エアロゾル発生物品(2)とエアロゾル発生装置(4)とを備える。エアロゾル発生物品(2)は、揮発性送達促進化合物供与源および医薬供与源のうち第一の方を備える第一の区画(6)と、揮発性送達促進化合物供与源および医薬供与源のうち第二の方を備える第二の区画(8)とを備える。エアロゾル発生装置(4)は、エアロゾル発生物品(2)の第一の区画(6)と第二の区画(8)を受けるように構成されたくぼみと、くぼみの周辺付近に位置する外部ヒーター(16、16a、16b)とを備える。エアロゾル発生装置(4)は、エアロゾル発生物品(2)の第一の区画(6)の温度が、エアロゾル発生物品(2)の第二の区画(8)よりも低くなるように、エアロゾル発生物品(2)の第一の区画(6)と第二の区画(8)を加熱するよう構成されている。
【選択図】図1
本発明は、エアロゾル発生物品(104)と連動するエアロゾル発生装置(102)を備えたエアロゾル発生システム(100)に関連する。物品(104)は、管状の多孔性要素および管状の多孔性要素上に収着された送達促進化合物を含む第一のシールされた区画(106)と、揮発性液体を含む第二の区画(108)とを備える。装置は、物品(104)を受けるように適応された外側ハウジング(118)と、物品(104)の第一の区画(106)および第二の区画(108)を貫通するための細長い貫通部材(120)とを備える。細長い貫通部材(120)は、細長い貫通部材の遠位端に隣接した貫通部分(122)と、軸部分(126)と、細長い貫通部材の近位端に隣接した遮断部分(124)とを備える。貫通部分(122)の最大直径は軸部分(126)の直径よりも大きく、遮断部分(124)は物品(104)が装置(102)内に受けられたときに、物品(104)の管状の多孔性要素内に適合するような外径を持つ。本発明はまた、対応するエアロゾル発生装置(102)およびエアロゾル発生物品(104)にも関連する。
【選択図】図1
電子喫煙代用装置 // JP2016515392
電子喫煙代用装置は、剛性材料の管状体(2)を含み、管状体内部には充電式電池、および、前記充電式電池により電力供給を受ける噴霧器が配置されている。起動手段(5)は、充電式電池から電力供給を受け、前記噴霧器を温めるよう動作する。水溶液の吸入物質を含むタンク(10)は、噴霧器に接触し、使い捨て可能に配置される。
【選択図】図18
模擬タバコ // JP2016515386
主軸を有するハウジング1のような略円筒形のタバコを有する模擬タバコであって、上記ハウジングは、加圧された吸入可能な合成物のリザーバ4を含む。このリザーバ4は、一端にリザーバ出口を有し、このリザーバ出口は、出口弁5によって選択的に閉じられる。上記模擬タバコは、さらに、上記リザーバ出口の近くから上記リザーバ4の大部分に沿って延在する貫通孔21を有するチューブ20を備え、合成物は、上記チューブ孔入口に流入し、チューブ孔に沿って上記リザーバ出口へ流れる。チューブ入口端は、上記軸が貫通するように保持され、上記チューブ孔入口は、軸方向において、上記リザーバの体積の中央の50%に配置されている。
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