組織を開創するための方法および装置

 

外科用開創器は開創器ブレードおよび開創器ブレードに取り外し可能に連結された把持要素を含む。把持要素は組織に係合し把持するためのテクスチャー加工表面を有する。把持要素は手術中に開創器ブレードから取り外され得る。外科用開創器はまた開創器に磁気的にかつ取り外し可能に連結された光学導波路のような光学照明要素を有し得る。例えば、一実施形態において、開創器は、近位端および遠位端を有する開創器ブレードと、開創器ブレードに取り外し可能に連結されている把持要素であって、把持要素は組織に係合し把持するように適合されているテクスチャー加工表面を有し、把持要素は手術の前、間、または後に開創器ブレードから取り外されるように適合されている、把持要素とを含む。

 

 

(関連出願への相互参照)
本出願は2013年4月30日に出願された米国仮出願第61/817,508号(代理人整理番号40556−729.101)の非仮出願であり、その利益を主張する。その仮出願の開示は、その内容の全体が本明細書内に参考として援用される。
(1.本発明の分野)
本発明は、医療器具とその使用方法に概して関する。より詳細には、本発明は手術または他の医療処置中に組織を開創またはそうでなければ操作し、加えてその組織を照明するために使用される外科用開創器に関する。
多くの切開外科処置の過程において、開創器は、筋肉、脂肪、さらには血管系または神経などの繊細な生体構造のような組織を引っ張るまたは操作するために使用される。開創器は典型的に、外科医によって把持および操作されるための取っ手と組織に係合するための長いブレードを有する。組織は大抵術野への作業アクセスを作り出し必要な露出をもたらすために引っ張られるか、または押し開かれる。これら外科用開創器または外科用器具の多くはステンレススチール、アルミニウム、またさらにはチタニウムから機械加工される。
これらの器具の多く、特に長いブレードを有する開創器が抱える問題点の一つは、開創器ブレードの研磨された金属表面と組織との間の低摩擦によりブレードの先端が滑り得ることにある。現在市販されている器具は、ブレードの遠位端に様々な歯または表面特徴を加え組織のより良い把持をもたらすことによりこの問題の対処を試みている。特定の状況においてこの試みは役に立つが、外科医は様々な組織層で作業を行うため、異なる組織を把持するために異なる歯または表面特徴が必要とされ得る。例えば、脂肪組織を把持するためにより粗い歯が必要とされ得、これに対して筋肉、または神経もしくは血管のような他のより繊細な組織を把持するためより細かい歯が必要とされ得る。そのため、外科医が生体構造に基づいて歯の長さまたはテクスチャーを増やすまたは減らすことにより把持を変更したい場合、外科医は存在しないかもれない別の開創器を探さなければならない。病院はそれゆえ異なる開創器の多くの在庫を維持しなければならない。そのため、異なる組織を開創するための異なるテクスチャーを有する機器を外科医に提供する必要がある。加えて、種々の組織に適合する異なる量およびパターンのテクスチャー、さらには異なる開創器ブレード構成を有する機器を外科医に提供する必要がある。これらの問題の少なくともいくつかは、本開示によって対処される。
開創中の組織把持に加え、多くの外科的処置は照明を必要とする。現在市販されている機器は術野を照明するために外科用開創器に連結された光ファイバーケーブルを使用し得る。しかしながら、これらの器具は必ずしも効率的に光を標的に送達するとは限らず、過剰量の熱を発生し得、そして所望の位置へと光を送達するために絶え間ない再位置決めが大抵必要とされる。他の市販されている機器は、照明部品を取り付けるための予め設計された特徴を有する外科用開創器にスナップされる、またはそうでなければ連結される、光導波路を含み得る。大抵光導波路は開創器ブレードに固定されるか、あるいは導波路位置を開創器ブレードに対して動かすことが簡単または便利でない可能性がある。そのため、外科用開創器ブレードに対し容易に取り付けおよび取り外しでき、容易に再位置決めできる点灯部品を有する外科用開創器の提供が望まれる。例えば、点灯部品はその位置およびそこからの光の送達を調節するために、開創器ブレードに沿って近位および遠位に移動可能であることが望ましい。点灯部品は他の方向に対しても調節できることがまた望ましく、これに含まれるのはブレード幅に沿った横方向または内側方向、ブレードに対する点灯部品の回転、または角度付けであるがこれらに限定されない。光学部品の再位置決めは、光学部品を他の外科用器具の妨げにならないように動かすことにより光学部品への損傷を防止することにまた有用であり得る。この問題に対処する一つのアプローチは、照明部品を開創器ブレードと調節可能に連結するために粘着テープを使用することである。連結には他の機械的特徴もまた使用され得、それらは例えばねじ、スナップ、プレス嵌めなどによる連結である。しかしながらこれらは再位置決めに困難および厄介であり得る。そのため使用者が点灯部品を外科用開創器に対して容易に取り付け、取り外し、および再位置決めできる機器および方法を提供することが望ましい。これらの課題の少なくともいくつかは本開示により達成される。
(2.背景技術の説明)
組織把持特徴に関する特許または刊行物は米国特許出願公開第2013/0035555号;および米国特許第8,360,972号;7,909,761号;7,481,766号;7,017,581号;6,994,669号;6,419,175号;および5,709,646号を含むが、これらに限定されない。
再位置決め可能な照明部品に関する特許または刊行物は米国特許出願公開第2008/0058835号;および2007/0060795号;および米国特許第8,343,048号;8,132,949号;7,306,559号;および6,113,536号を含むがこれらに限定されない。
米国特許出願公開第2013/0035555号明細書 米国特許第8,360,972号明細書 米国特許第7,909,761号明細書 米国特許第7,481,766号明細書 米国特許第7,017,581号明細書 米国特許第6,994,669号明細書 米国特許第6,419,175号明細書 米国特許第5,709,646号明細書 米国特許出願公開第2008/0058835号明細書 米国特許出願公開第2007/0060795号明細書 米国特許第8,343,048号明細書 米国特許第8,132,949号明細書 米国特許第7,306,559号明細書 米国特許第6,113,536号明細書
本発明は、医療器具とその使用方法に概して関する。より詳細には、本発明は手術または他の医療処置中に組織を保持またはそうでなければ操作し、加えてその組織を照明するために使用される外科用開創器に関する。
本発明の第一の態様において、組織を開創するための外科用開創器は近位端、遠位端、および把持要素を有する開創器ブレードを含む。把持要素は取り外し可能に開創器ブレードに連結され、組織に係合し把持するために適合されたテクスチャー加工表面を有する。把持要素は手術の前、間、または後に開創器ブレードから取り外されるように適合される。
把持要素は開創器ブレードに粘着して連結され得る。開創器ブレードは組織に係合する裏面およびその反対側の前面を有し得、把持要素は裏面に配置され得る。把持要素は柔軟であり得、開創器ブレードの表面に順応するように構成され得る。把持要素は開創器ブレード上に連続的に配置され得るか、または把持要素は開創器ブレード上の複数の分離した領域に配置される複数の把持パッドを含み得る。把持要素は開創器ブレードの近位端と遠位端との間を実質的に全体にわたって延び得るか、または開創器ブレードの少なくとも一部分は把持要素によって覆われずに残り得る。
テクスチャー加工表面は把持要素に沿って一様にテクスチャー加工され得るか、またはテクスチャー加工表面は第一のテクスチャー加工領域および第二のテクスチャー加工領域を含み得る。第一のテクスチャー加工領域は第二のテクスチャー加工領域とは異なってテクスチャー加工され得る。第一のテクスチャー加工領域は第二のテクスチャー領域よりも開創器ブレードの近位端に近くあり得、かつ第二のテクスチャー加工領域は第一のテクスチャー加工領域よりも遠位端に近くあり得る。第一のテクスチャー加工領域は第二のテクスチャー加工領域よりも細かいテクスチャーを有し得、かつ第二のテクスチャー加工領域は第一のテクスチャー加工領域よりも粗いテクスチャーを有し得る。テクスチャー加工表面は脂肪、筋肉、血管、神経、または皮膚に係合および把持するように構成され得る。テクスチャー加工表面は開創器ブレードから外側に突き出した複数の把持要素を含み得る。複数の把持要素は開創器ブレードの外表面に対してある角度で外側に延び得る。角度は垂直または直角であり得る。複数の把持要素は開創器ブレード上に配置された複数の列に並べられ得るか、または対称パターンに並べられ得る。把持要素はまた異なる高さと幅のような異なるサイズを有し得、開創器ブレードに沿って非対称的に位置し得る。把持要素は柔軟であり得、開創器ブレード上に配置された場合に開創器ブレードに順応するように構成され得る。把持要素は開創器ブレードに連結される基板に複数の穴を含み得、それらの穴は組織を受け入れるように構成され得る。
開創器ブレードは、把持要素が開創器ブレードと実質的に同一平面になるように、把持要素を受け入れるための凹部を有し得る。開創器ブレードは開創器ブレードに連結された光導波路をさらに有し得、かつ導波路は組織に向かって光を送達するように構成され得る。開創器はまた開創器ブレードの近位端に連結された取っ手を含み得る。任意の実施形態が開創器ブレードの遠位端に隣接して配置された煙排出要素を含み得る。煙排出要素は好ましくは術野から蒸気を除去するように構成される。また、任意の実施形態が開創器ブレードの遠位端に隣接する撮像要素を含み得る。撮像要素は好ましくは術野の画像を提供するように構成される。
本発明の別の態様においては、組織を開創するための外科的方法は外科用開創器ブレードを提供することと、複数の異なる把持要素から把持要素を選択することとを含む。外科用開創器ブレードは近位端および遠位端を有する。本方法はまた、選択された把持要素を外科用開創器ブレードに取り外し可能に連結することと、外科用開創器ブレードを組織に向かって前進させることとを含む。本方法はまた、把持要素を組織に係合させることと、外科用開創器ブレードを後退させ、それによって組織を開創することとを含む。
取り外し可能に結合することは選択された把持要素と外科用開創器ブレードとを粘着して連結することを含み得る。本方法は、選択された把持要素を外科用開創器ブレードから外すことおよび複数の把持要素から第二の把持要素を選択することをさらに含み得る。第二の把持要素は外科用開創器ブレードに取り外し可能に連結され得る。把持要素はまた開創器ブレードの周りに、部分的にまたは完全に巻かれ得る。よって、把持要素は開創器ブレードの背部への配置に限定されない。
組織を開創することは、脂肪、筋肉、神経、血管、または皮膚の開創を含み得る。外科用開創器ブレードはそこへ連結された光導波路のような光学照明要素を有し得、かつ本方法は光学照明要素からの光で組織を照明することをさらに含み得る。選択された把持要素を取り外し可能に連結することは、選択された把持要素を外科用開創器ブレードの近位端と遠位端との間に実質的に全体にわたってまたは部分的に配置することを含み得る。選択された把持要素を取り外し可能に連結することは、外科用開創器ブレードの一部分が選択された把持要素により覆われることなく維持されることを含み得る。
選択された把持要素は第一のテクスチャー加工領域および第二のテクスチャー加工領域を有し得る。第一のテクスチャー加工領域は第二のテクスチャー加工領域とは異なるテクスチャーを有し得、かつ選択された把持要素を取り外し可能に連結することは第一のテクスチャー加工領域を外科用開創器ブレードの第一の端に配置することおよび第二のテクスチャー加工領域を外科用開創器ブレードの第一の端と反対側の第二の端に配置することを含み得る。第一のテクスチャー加工領域は第二のテクスチャー加工領域よりも細かいテクスチャーを有し得、かつ第二のテクスチャー加工領域は第一のテクスチャー加工領域よりも粗いテクスチャーを有し得る。取り外し可能に連結することは、第一のテクスチャー加工領域を外科用開創器ブレードの近位端に隣接して配置することおよび第二のテクスチャー加工領域を外科用開創器ブレードの遠位端に隣接して配置することを含み得る。把持要素は複数の把持パッドを含み得、かつ取り外し可能に連結することは複数の把持パッドを外科用開創器ブレードに付着させることを含み得る。選択された把持要素を外科用開創器ブレードに取り外し可能に連結することは選択された把持要素を外科用開創器ブレードに順応させることを含み得る。取り外し可能に連結することは、選択された把持要素が開創器ブレードと実質的に同一平面になるように、選択された把持要素を外科用開創器ブレードの凹部に配置することを含む。任意の方法が、開創器ブレードの遠位端に隣接して配置された煙排出要素により術野から煙を排出することを含み得る。任意の方法が、開創器ブレードの遠位端に隣接して配置された撮像要素により術野を撮像することを含み得る。
本発明の別の態様においては、組織を開創するための照明式外科用開創器は、近位端および遠位端を有する開創器ブレードと、光学照明要素から組織に光を送達するように構成された光導波路のような光学照明要素と、光学照明要素が開創器ブレードに取り外し可能に連結されるように開創器ブレードおよび光学照明要素に連結される磁気要素とを含む。
磁気要素は複数の磁石を含み得、かつ磁気要素は光学照明要素また外科用開創器ブレードのうちの一つに固定して取り付けられ得る。光学照明要素は、光学照明要素が外科用開創器ブレードの近位端と遠位端との間に位置し得るように外科用開創器ブレードに調節可能に連結され得る。照明式外科用開創器は、光学照明要素と磁気要素との間に、または外科用開創器ブレードと磁気要素との間に配置される磁気または金属の接着片をさらに含み得る。煙排出要素または撮像要素は開創器ブレードの遠位端に隣接して配置され得る。煙排出は好ましくは術野から蒸気を除去し、撮像要素は好ましくは術野の画像を提供する。
本発明のさらに別の態様においては、患者の組織を開創するための外科的方法は近位端および遠位端を有する外科用開創器ブレードを提供することと、光導波路のような光学照明要素を提供することとを含む。本方法はまた、光学照明要素を開創器ブレードに磁気的に連結することと、開創器ブレードを組織に向かって前進させることと、および組織を開創器ブレードによって開創することとを含む。組織はその後光学照明要素からの光によって照明される。
本方法は、光学照明要素の位置を外科用開創器ブレードに対して調節することをさらに含み得る。位置を調整することは、外科用開創器ブレードを光学照明要素から外すことと、光学照明要素を外科用開創器ブレードに対して動かすことと、光学照明要素を外科用開創器ブレードと磁気的に再連結することとを含み得る。位置を調整することはまた、光学照明要素を外科用開創器ブレードの近位端と遠位端との間で、またはそれに沿って横方向または内側方向に動かすことを含み得る。光学照明要素はまた、開創器ブレードに対して回転され得る。磁気連結は、水、血、または手術中に遭遇する他の液体に影響されることがないため有利であり、それによって部品同士を保持する。これは濡れると機能しなくなる多くの接着片とは異なる。磁気連結は、複数の磁石を使用して光学照明要素を外科用開創器ブレードに連結することを含み得る。本方法は、磁気接着片を光学照明要素または外科用開創器ブレードに付着することをさらに含み得る。磁石に加えて、電磁石も部品同士を連結するために使用され得る。電源スイッチは磁界をオン/オフすることを可能にする。同様に、磁界の強度を制御するためにコントローラーが使用され得る。本方法は、煙を排出することまたは照明要素により術野を照明することを任意に含み、そのいずれも開創器ブレードの遠位端に隣接して配置され得る。
本発明のさらに別の態様においては、外科用開創器を保持するためのシステムは第一のアームおよび第一のアームと反対側の第二のアームを含むクリップを含み、第一のアームは第一の係合要素を有し、第二のアームは第二の係合要素を有する。第一および第二のアームは開創器ブレードの幅と一致する大きさの距離だけ離間されている。第一の係合要素は開創器ブレードの第一の端に係合するように構成され、第二の係合要素は開創器ブレードの第二の端に係合するように構成され、それによってクリップを開創器ブレードに取り付ける。本システムはまた照明要素を保持するための保持機構を含み、この保持機構はクリップに連結される。
本システムは開創器ブレードまたは照明要素を含み得る。照明要素は非ファイバー光学光導波路を含み得る。本システムはまた第三のアームおよび第三のアームと反対側の第四のアームを含み得る。第三のアームは第三の係合要素を有し得、第四のアームは第四の係合要素を有し得る。第三および第四のアームは開創器ブレードの幅と一致する大きさの距離だけ離間され得る。第三の係合要素は、開創器ブレードの第一の端に係合するように構成され得、第四の係合要素は、開創器ブレードの第二の端に係合するように構成され得、それによってクリップを開創器ブレードに取り付ける。
第一のアームおよび第二のアームは互いに対して移動可能であり、それによって距離を調節する。第一のアームまたは第二のアームは、実質的に線形または弓形であり得る。第一のアームは第一の端と回転可能に係合し得、第二のアームは第二の端と回転可能に係合し得る。第一の係合要素または第二の係合要素はタブを含み得る。タブはアームをアーム自身上に折り重ねることで形成され得る。開創器ブレードの第一の端は開創器ブレードの反対側上に第二の端として存在し得る。
本システムはクリップと連結可能なアームをさらに含み得る。アームは隣接する手術台表面または他の隣接する表面と連結するように構成され得、かつアームはクリップおよびそこに連結された開創器ブレードをしっかりと保持するように構成され得る。アームは、柔軟で移動可能な構成とクリップおよび開創器ブレードをしっかりと保持するための柔軟でなく移動可能でない構成との間で作動可能である。本システムは術野を撮像するための開創器ブレードの遠位部分に隣接する撮像要素をさらに含み得、あるいは本システムは開創器ブレードが配置された手術部位から煙または有毒な蒸気を除去するための煙排出要素を含み得る。
本発明のさらに別の態様においては、外科用開創器ブレードを保持するための方法は、第一の端および第一の端と反対側の第二の端を有する外科用開創器ブレードを提供することと、第一のアームおよび第一のアームと反対側の第二のアームを有するクリップを提供することと、第一のアームを開創器ブレードの第一の端に係合させることと、第二のアームを開創器ブレードの第二の端と係合させることとを含み、それによってクリップによって外科用開創器ブレードを保持し、かつクリップを外科用器具に取り付ける。
第一のアームを第一の端に係合させることは、第一のアーム上のタブを第一の端に係合させることを含み得、または第二のアームを第二の端に係合させることは、第二のアーム上のタブを第二の端に係合させることを含み得る。外科用器具を取り付けることは照明要素をクリップへ取り付けることを含み得る。本方法は照明要素からの光で術野を照明することをさらに含み得る。本方法は、開創器ブレードの遠位端に隣接する撮像要素で術野を撮像することをさらに含み得る。本方法は、開創器ブレードの遠位端に隣接する煙排出要素を使用して術野から煙または蒸気を排出することをさらに含み得る。本方法は、クリップを手術台または隣接する表面に連結されるアームに連結することをさらに含み得る。アームはクリップおよび外科用器具を好ましくは実質的に固定された位置に保持する。第一のアームまたは第二のアームを係合させることは、第一のアームを回転させることにより第一の端に係合させること、または第二のアームを回転させることにより第二の端に係合させることを含み得る。
本発明のこれらおよび他の態様と利点は、以下に続く説明および添付の図面において明らかとなる。
(参照による援用)
本明細書において言及されるすべての刊行物、特許および特許出願は、各々の刊行物、特許または特許出願が参照による援用のために具体的に各々が示されるのと同じ程度で、本明細書中に参照により援用される。
本発明の新規な特徴は、添付の特許請求の範囲に詳細に示される。本発明の特徴および利点は、例示的な実施形態を示す以下の詳細な説明を参照してさらに理解される。それらの例示的な実施形態では本発明の原則が利用され、以下の図面が付随される:
図1は外科用開創器の側面図を図示する。 図2A−図2Bは掛かりまたは歯を有する開創器を図示する。 図3Aは組織を把持するためのテクスチャー加工特徴を有する開創器ブレードの斜視図を図示する。図3Bは図3Aの実施形態の側面図を図示する。 図4は組織を把持するためのテクスチャー加工特徴を有する開創器ブレードの例示的な実施形態の側面図を図示する。 図5は組織を把持するためのテクスチャー加工特徴を有する開創器ブレードの例示的な実施形態の裏面図を図示する。 図6A−図6Bはテクスチャー加工特徴を有する開創器ブレードの代替的な実施形態の側面図を図示する。 図7A−図7Hは把持特徴の種々の実施形態を図示する。 図8A−図8Bは把持特徴のさらに他の実施形態を図示する。 図9A−図9Bは照明器の開創器ブレードに対する磁気連結の代替的な実施形態の側面図を図示する。 図10A−図10Bは照明器と開創器ブレードとの間の磁気連結の代替的な実施形態の側面図を図示する。 図11A−図11Cは照明器の開創器ブレードに対する調節を図示する。 図12A−図12Bは照明器を開創器ブレードに対して磁気的に連結するさらに他の実施形態を図示する。 図13は照明式開創器磁気連結、把持特徴、煙排出および撮像要素を図示する。 図14A−図14Dは開創器ブレードクリップの例示的な実施形態を図示する。 図14A−図14Dは開創器ブレードクリップの例示的な実施形態を図示する。 図14A−図14Dは開創器ブレードクリップの例示的な実施形態を図示する。 図14A−図14Dは開創器ブレードクリップの例示的な実施形態を図示する。 図15はクリップを使用して外科用開創器ブレードに連結された光導波路を図示する。 図16はクリップの分解図である。 図17A−図17Dはクリップの別の例示的な実施形態を図示する。 図17A−図17Dはクリップの別の例示的な実施形態を図示する。 図17A−図17Dはクリップの別の例示的な実施形態を図示する。 図17A−図17Dはクリップの別の例示的な実施形態を図示する。 図18はクリップを使用して外科用開創器ブレードに連結された光導波路を図示する。 図19は図17A−図17Dまたは図18において見られるクリップの分解図を図示する。 図20は開創器ブレードを保持するためのクリップの別の例示的な実施形態を図示する。 図21は外科用器具を保持するためのアームの例示的な実施形態を図示する。
(組織把持)
図1は取っ手12および開創器ブレード14を有する典型的な外科用開創器10を図示する。取っ手は大抵、外科医または他の操作者によって保持および把持されるために人間工学的に設計される。開創器ブレード14は、実行される処置および扱われる組織の性質に応じて任意の数の構成を有し得る。取っ手は矢印で示されるように、押すこと、引っ張ること、上に持ち上げること、下に押すこと、またはそうでなければ任意の所望の方向に操作することが可能であり、それによって組織Tを開創器ブレード14と係合させ、組織を動かすことで切開部Iを開きかつ術野を露出させる。開創器ブレード14は、研磨された金属から製造され得るため表面が滑りやすくなる可能性があり、そのため組織を把持することが難しくなる可能性がある。よって、取っ手23を有する市販の開創器を示す図2Aに見られるように、より信頼できる組織係合のために掛かりまたは歯24、または他のテクスチャー加工表面特徴が開創器ブレード22上に形成され得る。図2Bは掛かりまたは歯24をより明瞭に図示する。開創器ブレードの他の実施形態においては、ブレードは組織が中にもたれることのできる開口部を有し得、それによって開創器ブレードによる組織の把持をより確かなものにする。
しかしながら、開創器ブレード上に掛かりまたはテクスチャー加工特徴の一つの固定したパターンを有するだけでは、扱われる組織のすべてが常に適応するとは限らない。例えば、一つの処置を通して同じ長さの開創器ブレードが使用され得、長さを変える必要はないかもしれないが、同じ外科的処置の間にブレード上のテクスチャーの変化が望まれ得る。外科的処置において、筋肉および脂肪を開創するために同じブレード長さが使用され得る。しかしながら、脂肪は筋肉に比べて非常に滑りやすいため開創器ブレードの係合表面(典型的には裏面)は脂肪を把持するために粗いテクスチャーを要求され得、その一方で筋肉はより繊細なためより細かいテクスチャー加工が要求され得る。加えて、処置の開始時、外科医は皮膚表面に近い組織に対してはテクスチャーのない開創器ブレードを使用し得る。外科医が術野へのアクセスを作り出すために作業を下に進めるにつれて組織の異なる層に直面し、異なる把持特徴が必要とされ得る。
そのため、開創器ブレード上に変更可能なテクスチャー加工または把持特徴を有する外科用開創器を提供することが望ましい。図3Aは、開創器ブレードの裏面上に着脱可能および交換可能なテクスチャー加工34または把持片を有する開創器ブレード32の一つ例示的な実施形態を図示する。好ましい実施形態においては、テクスチャー加工は開創器ブレードに容易に適用され得かつ容易に取り除かれ得る。そのため、テクスチャー加工は開創器ブレードに粘着して適用され得る片または基板上に存在し得る。スナップ嵌め、摩擦嵌め、ファスナーの使用、スロットによる係合等を使用した他の取り付け手段もまた使用され得る。よって、テクスチャー加工は必要に応じて開創器ブレードに容易に適用され得、かつ容易に取り除かれ得る。細かいものから粗いものまで種々のテクスチャー加工がキットとして供給され得、操作者は外科的処置のある部分において所望の粗さを選択しそれを開創器ブレードに適用し得、外科的処置の別の部分においてはそのテクスチャー加工を取り除き、異なるテクスチャー加工と交換し得る。テクスチャー加工は、粘着的に支持された基板に適用される砂粒または他の粒子から形成され得る。あるいは、以下に述べられるように基板には種々のパターンおよび形が形成され得る。図3Aの実施形態において、テクスチャー加工は開創器ブレードの裏面の大部分に沿った単一の片に適用される。テクスチャー加工は片に沿って一様であり得るか、または変化し得る。図3Bは開創器ブレード32に適用された片34の側面図を図示する。片34は任意の厚さであり得るが、開創器ブレードのロープロファイルを維持するために非常に薄くあることが好ましい。
一部の状況においては、図3A−図3Bに示されるようにテクスチャー加工された連続した表面を提供するよりも、開創器ブレード上にテクスチャー加工された分離した領域を提供することが望まれ得る。図4はテクスチャー加工されていない領域46により分離された、テクスチャー加工された複数の領域44を有する開創器ブレード42の例示的な実施形態を図示する。テクスチャー加工はすべての領域で同じであり得るし、またはテクスチャー加工は領域ごとに変化し得る。例えば、開創器ブレードの遠位端の方のテクスチャー加工は、より粗くあり得る開創器ブレードの近位部分のテクスチャー加工よりも細かくあり得る。テクスチャー加工された分離した領域は任意の形またはサイズであり得る。
図5は外科的処置の間に使用され得るテクスチャー加工の別の変形例を図示する。図5において開創器ブレード52は、テクスチャー加工されていない領域58により分離されたテクスチャー加工された近位領域54およびテクスチャー加工された遠位領域56を有する。テクスチャー加工された近位領域54は、より細かくあり得るテクスチャー加工された遠位領域よりも粗くあり得る。よって開創器ブレードはその長さに沿って変化するテクスチャー加工を有し、開創器ブレードは外科的切開の異なる段階において異なる種類の組織を把持することが可能である。本実施形態において、開創器ブレード上においてテクスチャー加工はその位置がより遠位になるにつれて粗いものから細かなものへと変化する。例えば、脂肪は切開部の表面の近くにあり得、筋肉はより深くにあり得る。そのため近位のテクスチャー加工領域は脂肪を把持し得、その一方で遠位のテクスチャー加工は筋肉を把持し得る。テクスチャー加工領域は、好ましくは開創器ブレードの幅全体を横切って帯状に延びる。しかしながら、他の実施形態において帯は幅全体を横切って延びることがないか、または幅に沿った分離した領域にあり得る。代替的な実施形態において、テクスチャー加工は開創器ブレードに沿ったその位置が近位に動くにつれて粗いものから細かいものへと変わるように逆にされ得る。
プロファイルはどのような外科用器具にとっても常に重要な要素である。大きすぎるプロファイルは外科用器具による過度な空間の占有へとつながり、それにより外科医が彼/彼女の手または他の器具を術野に挿入することが難しくなる。そのため、器具のプロファイルを最小に留めることが望ましい。図6A−図6Bはプロファイルを減少させるための種々の選択肢を図示する。例えば、図6Aにおいて、テクスチャー加工された片64は開創器ブレード62の裏面に直接適用される。よって、テクスチャー加工された片は機器のプロファイルを増加させる。しかしながら、片が十分な薄さであればこれは重要な問題ではない。図6Bにおいて、テクスチャー加工された片64の厚みの一部またはすべてを収容するための凹部66が開創器ブレード62に形成される。よってテクスチャー加工された片が開創器ブレードに適用されると、開創器ブレードの残りの領域と同一平面になる。
一部の実施形態において、テクスチャー加工された片は開創器ブレードに粘着的に接合した紙やすり状の片であり得る。そのため、砂粒の不揃いまたは対称なパターンが片に沿って分離される。他の実施形態において、特徴のパターンが片に形成され得、その後その片は開創器ブレードに粘着的に接合されるかまたは取り外し可能に取り付けられる。
図7A−図7Hは異なる組織の把持を容易にするために片に形成され得るテクスチャー加工または表面特徴の代替的な実施形態を図示する。例えば、図7Aにおいて、代替的な円筒状の突起72および部分的なまたは貫通した穴74の列が基板上に配置される。円筒状の突起は組織の中へと入り込むことにより組織を把持し、その一方で穴は組織を穴の中へともたれさせることにより組織を把持する。図7Bは表面特徴が角度のある傾斜表面および角度のある面を有する傾斜76の列である別の実施形態を図示する。図7Cは特徴が円筒状の突起から形成される角度のある傾斜の列である以外は図7Bの実施形態に類似している。図7Dは図7Aにおいて既に前述した実施形態と類似しており、円筒状の突起72aの列から形成される表面特徴を含む。図7Eは角度のある傾斜73の列から形成される表面特徴を図示する。図7A−図7Eおよび図7Hの実施形態においては、表面特徴は列に沿って間隔を空けて分離した突起であり、隣の列同士の間に間隔がある。図7Fにおいて、表面特徴は片の幅全体を横切って延びる角度のついた傾斜75である。複数の列がそれらの間の間隔によって隔てられている。図7Gは図7Fと類似した実施形態を図示するが、表面特徴の角度および間隔は図7Gの表面特徴に対して変えられている。図7Hは図7Dの実施形態と類似しているが、その円筒状の突起はさらに外側に伸びており片から離れている。これらの実施形態のいずれにおいても、表面特徴は成形されるか、機械加工されるか、またはそうでなければ片の中に形成される。片は開創器ブレードの表面に順応するように薄くかつ柔軟であり得る。よって開創器ブレードが湾曲すると、片は開創器ブレードの曲線に伴って湾曲する。好ましい実施形態においては、片の背面は開創器ブレードとの連結のための接着剤を有する。片は外科的処置の間に必要に応じて容易に取り付けおよび取り外しされ得る。
図8A−図8Bは片上に含まれ得る把持特徴のさらに他の実施形態を図示する。図8Aにおいて複数の円筒状の突起は片上に扇状のパターンを形成する。図8Bにおいて突起84は頂部と谷部を有するパターンを形成する。当業者は任意の数の形および構成が把持特徴に使用され得ることを理解する。
(組織照明)
既に前述したように、現在市販されている照明式開創器は照明要素を容易に調節するための何らかの方法を常に含んでいるとは限らない。一つの可能な解決策は磁石の使用を伴う。磁石は照明要素と一体化され得るかまたは開創器と一体化され得る。磁石は照明要素が開創器に固定されて外科的処置の間の望まない移動が防止されるように適切な強度を有する。加えて、磁石の強度は照明要素の開創器に対する容易な取り付けおよび取り外しを可能にして再位置決めを可能にするように選択され得る。一部の状況においては開創器は磁性を持たない可能性があり、そのためフェラスメタルまたは他の磁気材料のテープ片が照明要素と開創器のいずれかまたは両方に適用され得、それによって磁石が2つの要素を互いに連結する。
図9Aは光導波路のような照明要素96が長い磁石94aを介して開創器ブレード92に磁気的に連結される一つの例示的な実施形態を図示する。この実施形態は好ましくは光導波路を含むものの、当業者は任意の数のLEDライト、白熱灯、光ファイバーなどのような照明要素が光導波路の代わりに使用され得ることを理解する。光ファイバーまたはその他の光入力100が光導波路に連結され、光98が抽出され対象に向けられる。図9Bは代替的な実施形態を図示し、ここでは光導波路および開創器ブレードの近位部分から光導波路および開創器ブレードの遠位部分へと延びる単一の連続した磁石の代わりに、いくつかのより小さな分離した磁石94bが光導波路と開創器ブレードとの間に配置される。これが導波路と開創器ブレードとの間に間隔を形成する。よってこれらの実施形態のいずれにおいても導波路は開創器ブレードに対してより近位にまたはより遠位に位置し得、あるいは既に前述したように、導波路(または他の如何なる光学照明器も)開創器ブレードの幅に沿った横方向または内側方向に動かされ得るか、または導波路は回転させられ得る。
磁石は照明要素または開創器に固定して、または取り外し可能に連結され得る。例えば図10Aにおいて磁石94aは照明要素96に予め取り付けられ、一方で図10Bにおいては磁石は開創器ブレード92に予め取り付けられる。磁石は接着剤、ファスナー、スナップ嵌め、プレス嵌めなどを含む当該技術分野で知られる任意の数の技術を使用して取り付けられ得る。加えて、もし照明要素または開創器ブレードが強磁性であれば、磁石はそこに磁気的に連結され得る。
照明要素または開創器ブレードが非磁性である実施形態において、磁石のいずれかの要素への連結を補助するために強磁性の接着片が使用され得る。例えば図12Aにおいて、強磁性の片102は開創器ブレード92に粘着して連結される。よって磁石94aは強磁性の片102に磁気的に連結され得、その結果として光導波路96と開創器ブレード92とが磁気的に連結される。図12Bは反対の構成を図示し、ここでは強磁性の片102が導波路96に粘着して連結されて導波路96と開創器ブレード92とが磁気的に連結される。
既に前述したように、図11Aに図示されるように一旦導波路96のような照明要素が磁石94aを介して開創器ブレード92に磁気的に連結されると、照明要素の位置は調節され得る。例えば図11Bにおいて、光導波路96は導波路から放射された光98パターンが持ち上げられるよう開創器ブレードに対して近位に動かされ、図11Cにおいては導波路96が開創器ブレードに対して遠位に前進させられる場合に光98パターンは下げられる。
本明細書で開示される種々の特徴が互いに混ぜられ、合わされ、または代用され得る。よって、例えば、任意の磁気的連結の実施形態が任意の組織把持特徴と組み合わされ得る。種々の開創器および光導波路のさらなる詳細が、その内容の全体が参照により本明細書中に援用される米国特許出願第11/654,874号;11/397,446号;11/715,247号;12/188,055号;11/923,483号;12/191,164号;12/616,095号;13/253,785号において開示される。本出願において開示される任意の特徴が、参照により援用される上述の参照された特許および出願において開示される任意の特徴と併せて使用され得るか、または代用され得る。
(煙排出および撮像)
本明細書中に開示されるいずれの実施形態も任意選択で煙排出特徴または撮像要素、あるいはその両方を含み得る。図13は両方の特徴を有する例示的な機器を図示する。照明式開創器1300は、開創器ブレード1302、磁気連結要素1304、および照明要素から抽出された光1308で術野を照明するための光導波路のような照明要素1306を含む。煙排出要素1310もまた任意選択で含まれる。煙排出要素1310は外部の真空源に流体連結され得る照明要素の中の導管であり得、あるいは照明要素、開創器ブレードまたは機器の任意の他の部分に固定してまたは取り外し可能に取り付けられる吸引管であり得る。煙排出要素は煙または他の有害な蒸気が、特に電気外科機器の使用において、術野から取り除かれ得るように吸引を機器の遠位部分へと送達することを可能にする。加えて、任意選択の撮像要素1318が照明要素、開創器ブレードまたは機器の任意の他の部分に固定してあるいは取り外し可能に連結され得る。例示的な照明要素は光ファイバー、電荷結合表示素子、CMOS機器、カメラおよび当該技術分野で知られる他の撮像要素を含む。撮像要素は術野の画像を外部の表示機器に投影するか、あるいは電子的に保存することが可能である。本明細書中に記載されるような任意選択の把持要素1316がまた機器に使用される。
(開創器保持器)
開創器ブレードを保持するための磁石の使用に加えて、他の機械的な連結機器が開創器ブレードを保持するために使用され得る。例えば、図14A−図14Dは開創器ブレード1410を外科用開創器1402上に保持するために使用され得るクリップ1404の例示的な実施形態を図示する。外科用開創器には多くの構成が存在するため、多くの異なる開創器ブレードに容易に取り付けられ得る万能アダプターを提供することが望ましい。大部分の外科用開創器は平らなブレード部分を含むため、本実施形態は係合のためにこの構造を使用する。クリップ1402は異なるサイズの開創器ブレードに適応し得るように調節され得る。
図14Aは平らな開創器ブレード1410を有する開創器1402を図示する。取り付けられていないクリップ1404は4つのアーム1406または2つの向かい合うアームのペアを含み、それらのアームの先端は湾曲したタブを有する。湾曲したタブは、タブが開創器ブレード1410の端の上から嵌まり得るようなサイズである。クリップ1404の上面上の別の係合機構1408により照明要素のような別の外科用器具は容易にクリップに取り付けられ、それにより開創器ブレードにもまた取り付けられる。図14Bもまた開創器ブレード1410に取り付けられていないクリップ1404を示すが、この図は時計回りの方向にわずかに回転されている。図14Cは開創器ブレード1410に取り付けられたクリップ1402を示し、図14Dは同じ構成を開創器ブレードの裏側から図示する。
図15は外科用器具を図示し、ここでは照明要素1506はクリップ1404に連結され、そして、このクリップは外科用開創器1502上の開創器ブレード1504に連結される。照明要素は好ましくは照明要素から光を抽出し術野へ向けるための、遠位端に隣接する表面特徴1510を有する非ファイバー光学光導波路である。光入力ケーブル1508は照明要素1506の近位部分に取り外し可能に連結され得るか、あるいはバットカップリング、オーバーモールディング、ポッティングなどにより一体的に連結され得る。本実施形態において光入力は光ファイバーの束であり、光ファイバーの束は、その遠位端の近くで平らになり照明要素の近位端に係合するリボン状構成を形成する。クリップは外科用開創器の変化する幅に適応するように調節され得る。照明要素のさらなる詳細が、その内容の全体が参照により本明細書中に援用される、2013年9月24日に出願された米国特許出願第14/035,583号(代理人整理番号40556−726.201)において見られ得る。
図16は既に述べたクリップ1404の分解図を図示する。クリップ1404はプレート1608に連結されたアーム1602、1604を含む。湾曲した指またはタブ1606が各々のアームの先端に存在する。タブは開創器ブレードの厚みを収容するための十分な空間を有するために湾曲させられる。斜めスロット1610がクリップ1404の調節を可能にする。第二のセットのアーム1618、1620は各々湾曲した指またはタブ1606を有し、かつクリップ1404の調節を可能にする斜めスロット1624を有する第二のプレート1622に連結される。タブは開創器ブレードの厚みを収容するための十分な空間を有するために湾曲させられる。センター穴1616を有するセンタープレート1614がプレート1608とプレート1622との間に配置される。円筒状のボディおよびキャップを有するピン1612がスリット1610、1624の両方を通されかつ中央プレート1614の穴1616を通されて配置される。プレート1614は操作者によって前方または後方に作動され得る。よってプレートは互いに対して滑ることができ、それによってクリップの幅は増加または減少する。小さい幅の開創器ブレードにおいてはクリップはアームが開創器ブレードの端の上から嵌まるように畳まれ得、より大きな幅の開創器ブレードにおいても同様にクリップはアームが開創器ブレードの端の上から嵌まるように広げられ得る。上部プレート1632および下部プレート1628はそれらの間のすべての部品を挟む。フィート1636は支持棒を形成し、下部プレート上の受け口1626を係合するように構成される。下部プレートの線状スロット1630もまたアームが互いに向かって内側に、あるいは互いから離れて外側に滑ることを補助する。スロット1634は外科用器具、例えば光導波路のような照明要素を摺動可能に受け入れられるようなサイズである。他の器具もまたクリップに連結され得る。よって、クリップ1404は多数の異なるサイズの開創器ブレードを収容するように適合される。
図17A−図17Dは開創器に係合し保持するためのクリップの別の例示的な実施形態を図示する。クリップ1706は第一の弓形のアーム1708および第二の弓形のアーム1710を含む。両方のアームが開創器1702上の開創器ブレード1704の端を受け入れるために十分な空間を有する折曲部であるタブまたは指1712を含む。溝1714が他の外科用器具、例えば非ファイバー光学光導波路のような照明要素がクリップ1706に連結されることを可能にする。図17Aにおいて、クリップはアーム1708、1710の先端の間にブレード1704が挿入されるように開創器ブレード1704に対して角度付けられる。図17Bはクリップ1706がブレード1706上に配置された場合の開創器ブレード1704の裏側を図示する。クリップはその後、クリップの開創器ブレードへの係合を堅くするために好ましくは反時計回りに回転される。タブは図17Cに正面図で、図17Dに背面図で見られるようにタブとアームとの間に開創器ブレードを捕らえる。好ましくはアーム間の幅は特定の開創器ブレードに対応するようなサイズであるが、クリップはより厚いまたはより薄い開創器ブレードを捕らえるためにわずかに多くあるいはわずかに少なく回転され得る。
図18は外科用器具がクリップを使用して開創器ブレードに連結される例示的な実施形態を図示する。ここでは外科用器具は導波路から光を抽出し術野に向けて方向づけるための、遠位端の近くに表面特徴を有する非ファイバー光学、光導波路1802である。導波路1806の近位部分は、図15に関して既に述べられたのと実質的に同様の方法で光入力に連結される。本実施形態において、または本明細書中で開示される任意の他の実施形態において、既に上記されたような撮像要素または煙あるいは蒸気排出要素がまた含まれ得る。
図19は、図17A−図17Dまたは図18におけるクリップと実質的に同じであるクリップ1902の分解図を図示する。このクリップはラチェット状の表面と中心穴を有する円形のプレートを介して連結される2つの弓形のアーム1904、1906を含む。アームの先端は特定の開創器ブレード厚みを収容できるサイズの隙間を有する曲がりタブ1908を含む。上部プレート1914は円形プレートの上に配置され、この上部プレートは光導波路のような外科用器具を受け取るための溝1916を有する。スナップ嵌め、リベット、ピン、または他の機械的なファスナー1912が円形プレートを上部プレートに固定する。上部プレートはラチェット表面のピッチにより定められる間隔で円形プレートに対して回転し得る。
図20は開創器ブレードを保持するためのクリップの代替的な例示的実施形態を図示する。クリップ2006は、外科用開創器2004のブレード2006に係合するための、角度のある平面部2012を有する曲がり部であるタブまたは指を有する互いに反対側のアーム2008、2010を含む。前述の実施形態とは異なり、アームは弓形のアームではなく真っ直ぐな線形アームである。クリップ2006は、アームの間にブレードが受け取られるようにまずクリップを開創器ブレードに対して角度付ける同様の方法で開創器ブレードに取り付けられる。その後クリップはタブまたは指が開創器ブレードの端を捕らえるように回転される。図19において前述されるものと同様の溝(図示せず)は光導波路のような外科用器具を受け取るようなサイズである。
(作動可能なアーム)
開創器ブレードは大抵処置の間に医師または補助者によって保持される。しかしながら、開創器はまた外科医の手を自由にするためにアームに固定され得る。これらのアームは大抵手術台または手術室の壁のような隣接する表面に固定される。これらのアームは大抵開創器まで届き開創器を所望の位置で保持するための調節を要求され、これは厄介であり得る。図21は複数の器具を同時に保持するのに有利である作動可能なアーム2102の例示的な実施形態を図示する。作動可能なアーム2102は手術台または隣接する表面に取り外し可能にまたは固定して連結され得る土台2104を含む。主幹部2108は土台に連結され、調節機構2106を使用して調節され得る。主幹部2108は1、2、またはそれより多くのアーム2101、2112へと枝分かれし、その各々は外科用器具を把持するためのピンのような保持要素2114、2116を有し、これは前述したクリップに連結され得、それによってアームが開創器および照明要素を保持することを可能にする。主幹部2108および/またはアーム2110、2112は柔軟な構成から固い構成まで作動可能であり得る。柔軟な構成においては主幹部またはアームは所望の形または場所に位置し得る。固い構成においては主幹部またはアームは自身の形を固く保持し、それによって外科用器具の位置を維持する。主幹部またはアームの作動は任意の数の技術、例えば空気圧で、油圧で、補剛ワイヤーを使用して、関節固定で、モーターで、達成され得る。本明細書中に記載される任意の外科用器具がこのようなアームに連結され得る。
本発明の好ましい実施形態を本明細書中に示し記述してきたが、これらの実施形態は例示目的のみで提供されることが当業者に理解される。本発明から逸れることなく、多数の改変、変更、および代用が当業者に明らかとなる。本明細書中で記述される発明の実施形態の種々の代替的な形態が、本発明を実施するにあたり使用され得ることが理解されるべきである。以下の請求項は発明の範囲を定義し、これらの請求項の範囲内の方法と構造およびそれらの均等物がその範囲に含まれることが意図される。



  1. 組織を開創するための外科用開創器であって、該開創器は、
    近位端および遠位端を有する開創器ブレードと、
    該開創器ブレードに取り外し可能に連結されている把持要素であって、該把持要素は該組織に係合し把持するように適合されているテクスチャー加工表面を有し、該把持要素は手術の前、間、または後に該開創器ブレードから取り外されるように適合されている、把持要素と
    を含む、開創器。

  2. 前記把持要素は、前記開創器ブレードに粘着して連結されている、請求項1に記載の開創器。

  3. 前記開創器ブレードは、前記組織に係合するための裏面および該裏面と反対側の前面を有し、前記把持要素は該裏面に配置されている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  4. 前記把持要素は、前記開創器ブレード上に連続的に配置されている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  5. 前記把持要素は、前記開創器ブレード上の複数の分離した領域に配置されている複数の把持パッドを含む、請求項1に記載の開創器ブレード。

  6. 前記把持要素は、前記開創器の前記近位端と前記遠位端との間を実質的に全体にわたって延びている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  7. 前記開創器ブレードの少なくとも一部分は、前記把持要素によって覆われずに残っている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  8. 前記テクスチャー加工表面は、前記把持要素に沿って一様にテクスチャー加工されている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  9. 前記テクスチャー加工表面は、第一のテクスチャー加工領域および第二のテクスチャー加工領域を含み、該第一のテクスチャー加工領域は、該第二のテクスチャー加工領域とは異なってテクスチャー加工されている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  10. 前記第一のテクスチャー加工領域は前記第二のテクスチャー加工領域よりも前記開創器ブレードの前記近位端に近く、該第二のテクスチャー加工領域は該第一のテクスチャー加工領域よりも前記遠位端に近く、該第一のテクスチャー加工領域は該第二のテクスチャー加工領域よりも細かいテクスチャーを有し、該第二のテクスチャー加工領域は該第一のテクスチャー加工領域よりも粗いテクスチャーを有する、請求項9に記載の開創器ブレード。

  11. 前記テクスチャー加工表面は、脂肪、筋肉、血管、神経または皮膚に係合し把持するように構成されている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  12. 前記テクスチャー加工表面は、前記開創器ブレードから外側に突き出した複数の把持要素を含む、請求項1に記載の開創器ブレード。

  13. 前記複数の把持要素は、前記開創器ブレードの外表面に対してある角度で外側に延びている、請求項12に記載の開創器ブレード。

  14. 前記複数の把持要素は、前記開創器ブレードの該表面に対して直角に外側に延びている、請求項12に記載の開創器ブレード。

  15. 前記複数の把持要素は、前記開創器ブレード上に配置された複数の列に並べられている、請求項12に記載の開創器ブレード。

  16. 前記複数の把持要素は、対称パターンに並べられている、請求項12に記載の開創器ブレード。

  17. 前記把持要素は柔軟であり、前記開創器ブレード上に配置された場合に該開創器ブレードに順応するように構成されている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  18. 前記開創器ブレードは、前記把持要素が該開創器ブレードと実質的に同一平面になるように該把持要素を受け取るための凹部を有する、請求項1に記載の開創器ブレード。

  19. 前記開創器ブレードに連結された光導波路をさらに含み、該導波路は前記組織に向かって光を送達するように構成されている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  20. 前記開創器ブレードの前記近位端に連結された取っ手をさらに含む、請求項1に記載の開創器ブレード。

  21. 前記開創器ブレードの遠位端に隣接する煙排出要素をさらに含み、該煙排出要素は術野から蒸気を除去するように構成されている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  22. 前記開創器ブレードの遠位端に隣接する撮像要素をさらに含み、該撮像要素は術野の画像を提供するように構成されている、請求項1に記載の開創器ブレード。

  23. 組織を開創するための外科的方法であって、該方法は、
    近位端および遠位端を有する外科用開創器ブレードを提供することと、
    複数の異なる把持要素から把持要素を選択することと、
    選択された該把持要素を該外科用開創器ブレードに取り外し可能に連結することと、
    該外科用開創器ブレードを該組織に向かって前進させることと、
    該把持要素を該組織に係合させることと、
    該外科用開創器ブレードを後退させ、それによって該組織を開創することと
    を含む、方法。

  24. 取り外し可能に連結することは選択された前記把持要素と前記外科用開創器ブレードとを粘着して連結することを含む、請求項23に記載の方法。

  25. 選択された前記把持要素を前記外科用開創器ブレードから外すことをさらに含む、請求項23に記載の方法。

  26. 前記複数の把持要素から第二の把持要素を選択することと、
    選択された該第二の把持要素を前記外科用開創器ブレードに取り外し可能に連結することと
    をさらに含む、請求項25に記載の方法。

  27. 前記組織を開創することは脂肪、筋肉、血管、神経または皮膚を開創することを含む、請求項23に記載の方法。

  28. 前記外科用開創器ブレードは、該外科用開創器ブレードに連結された光学要素を有し、前記方法は該光学要素からの光で前記組織を照明することをさらに含む、請求項23に記載の方法。

  29. 前記光学要素は光導波路を含む、請求項28に記載の方法。

  30. 選択された前記把持要素を取り外し可能に連結することは、選択された該把持要素を前記外科用開創器ブレードの前記近位端と前記遠位端との間に実質的に全体にわたって配置することを含む、請求項23に記載の方法。

  31. 選択された前記把持要素を取り外し可能に連結することは、前記外科用開創器ブレードの一部分を選択された該把持要素によって覆うことなく維持することを含む、請求項23に記載の方法。

  32. 選択された前記把持要素が第一のテクスチャー加工領域および第二のテクスチャー加工領域を有し、該第一のテクスチャー加工領域は該第二のテクスチャー加工領域とは異なるテクスチャーを有し、選択された該把持要素を取り外し可能に連結することは該第一のテクスチャー加工領域を前記外科用開創器ブレードの第一の端に配置することと、該第二のテクスチャー加工領域を該第一の端と反対側の該外科用開創器ブレードの第二の端に配置することとを含む、請求項23に記載の方法。

  33. 前記第一のテクスチャー加工領域は前記第二のテクスチャー加工領域よりも細かいテクスチャーを有し、該第二のテクスチャー加工領域は該第一のテクスチャー加工領域よりも粗いテクスチャーを有し、取り外し可能に連結することは該第一のテクスチャー加工領域を前記外科用開創器ブレードの前記近位端に隣接して配置することと、該第二のテクスチャー加工領域を該外科用開創器ブレードの前記遠位端に配置することとを含む、請求項32に記載の方法。

  34. 前記把持要素は複数の把持パッドを含み、取り外し可能に連結することは該複数の把持パッドを前記外科用開創器ブレードに付着させることを含む、請求項23に記載の方法。

  35. 選択された前記把持要素を前記外科用開創器ブレードに取り外し可能に連結することは、選択された該把持要素を該外科用開創器ブレードに順応させることを含む、請求項23に記載の方法。

  36. 取り外し可能に連結することは、選択された前記把持要素が前記開創器ブレードと実質的に同一平面になるように選択された該把持要素を該外科用開創器ブレードの凹部に配置することを含む、請求項23に記載の方法。

  37. 前記開創器ブレードの遠位端に隣接して配置された煙排出要素で術野から煙を排出することをさらに含む、請求項23に記載の方法。

  38. 前記開創器ブレードの遠位端に隣接して配置された撮像要素で術野を撮像することをさらに含む、請求項23に記載の方法。

  39. 組織を開創するための照明式外科用開創器であって、該外科用開創器は、
    近端端および遠位端を有する開創器ブレードと、
    光学照明要素であって、該光学照明要素は、該光学照明要素から該組織へ光を送達するように構成されている、光学照明要素と、
    該光学照明要素が該開創器ブレードに取り外し可能に連結されるように該開創器ブレードおよび該光学照明要素に連結されている磁気要素と
    を含む、外科用開創器。

  40. 前記磁気要素が複数の磁石を含む、請求項39に記載の照明式外科用開創器。

  41. 前記磁気要素が前記光学照明要素または前記外科用開創器ブレードのうちの一つに固定して取り付けられている、請求項39に記載の照明式外科用開創器。

  42. 前記光導波路が前記外科用開創器ブレードの前記近位端と前記遠位端との間に位置し得るように前記光学照明要素が該外科用開創器ブレードに調節可能に連結されている、請求項39に記載の照明式外科用開創器。

  43. 前記照明要素が光導波路を含む、請求項39に記載の照明式外科用開創器。

  44. 前記光学照明要素と前記磁気要素との間、または前記外科用開創器ブレードと該磁気要素との間に配置されている磁気接着片をさらに含む、請求項39に記載の照明式外科用開創器。

  45. 前記開創器ブレードの遠位端に隣接する煙排出要素をさらに含み、該煙排出要素は術野から蒸気を除去するように構成される、請求項39に記載の開創器ブレード。

  46. 前記開創器ブレードの遠位端に隣接する撮像要素をさらに含み、該撮像要素は術野の画像を提供するように構成されている、請求項39に記載の開創器ブレード。

  47. 患者の組織を開創するための外科的方法であって、該方法は、
    近位端および遠位端を有する外科用開創器ブレードを提供することと、
    光学照明要素を提供することと、
    該光学照明要素と該開創器ブレードとを磁気的に連結することと、
    該開創器ブレードを該組織へと前進させることと、
    該開創器ブレードで該組織を開創することと、
    該光学照明要素からの光で該組織を照明することと
    を含む、方法。

  48. 前記光学照明要素の位置を前記外科用開創器ブレードに対して調節することをさらに含む、請求項47に記載の方法。

  49. 位置を調節することは、
    前記光学照明要素を前記外科用開創器ブレードから外すことと、
    該光学照明要素を該外科用開創器ブレードに対して動かすことと、
    該光学照明要素と該外科用開創器ブレードとを磁気的に再連結することと
    を含む、請求項48に記載の方法。

  50. 位置を調節することは、前記光学照明要素を前記外科用開創器ブレードの前記近位端と前記遠位端との間で動かすことを含む、請求項48に記載の方法。

  51. 位置を調節することは、前記光学照明要素を前記外科用開創器ブレードに沿って横方向または内側方向に動かすことを含む、請求項48に記載の方法。

  52. 位置を調節することは、前記光学照明要素を前記外科用開創器ブレードに対して回転させることを含む、請求項48に記載の方法。

  53. 磁気的に連結することは、複数の磁石を使用して前記光学照明要素を前記外科用開創器ブレードに連結することを含む、請求項47に記載の方法。

  54. 磁気接着片を前記光学照明要素または前記外科用開創器ブレードに付着させることをさらに含む、請求項47に記載の方法。

  55. 前記開創器ブレードの遠位端に隣接して配置された煙排出要素で術野から煙を排出することをさらに含む、請求項47に記載の方法。

  56. 前記開創器ブレードの遠位端に隣接して配置された撮像要素で術野を撮像することをさらに含む、請求項47に記載の方法。

  57. 外科用開創器を保持するためのシステムであって、該システムは、
    第一のアームおよび該第一のアームと反対側の第二のアームを含むクリップであって、該第一のアームは第一の係合要素を有し、該第二のアームは第二の係合要素を有し、
    該第一のアームおよび該第二のアームはある距離だけ離間され、該距離は開創器ブレードの幅と一致するサイズであり、
    該第一の係合要素は開創器ブレードの第一の端に係合するように構成され、該第二の係合要素は該開創器ブレードの第二の端に係合するように構成され、それによって該クリップを該開創器ブレードに取り付ける、クリップと、
    照明要素を保持するための保持機構であって、該保持機構は該クリップに連結されている、保持機構と
    を含む、システム。

  58. 前記開創器ブレードをさらに含む、請求項57に記載のシステム。

  59. 前記照明要素をさらに含む、請求項57に記載のシステム。

  60. 前記照明要素は、非ファイバー光学光導波路を含む、請求項59に記載のシステム。

  61. 第三のアームおよび該第三のアームと反対側の第四のアームであって、該第三のアームは第三の係合要素を有し該第四のアームは第四の係合要素を有し、
    該第三のアームおよび該第四のアームはある距離だけ離間され、該距離は前記開創器ブレードの前記幅と一致するサイズであり、
    該第三の係合要素は該開創器ブレードの前記第一の端に係合するように構成され、該第四の係合要素は該開創器ブレードの前記第二の端に係合するように構成され、それによって前記クリップを該開創器ブレードに取り付ける、第三のアームおよび第四のアームをさらに含む請求項57に記載のシステム。

  62. 前記第一のアームおよび前記第二のアームは互いに対して移動可能であり、それによって前記距離を調節する、請求項57に記載のシステム。

  63. 前記第一のアームまたは前記第二のアームは実質的に線形である、請求項57に記載のシステム。

  64. 前記第一のアームまたは前記第二のアームは弓形である、請求項57に記載のシステム。

  65. 前記第一のアームが前記第一の端と回転可能に係合可能であるか、または前記第二のアームが前記第二の端に回転可能に係合可能である、請求項57に記載のシステム。

  66. 前記第一の係合要素または前記第二の係合要素がタブを含む、請求項57に記載のシステム。

  67. 前記開創器ブレードの前記第一の端は前記開創器ブレードの前記第二の端の反対側にある、請求項57に記載のシステム。

  68. 前記クリップと連結可能なアームをさらに含み、該アームは隣接する手術台表面または他の隣接する表面と連結されるように構成され、該アームは該クリップおよびそこに連結された前記開創器ブレードをしっかりと保持するように構成されている、請求項57に記載のシステム。

  69. 前記アームは柔軟で移動可能な構成と、前記クリップおよび前記開創器ブレードをしっかりと保持するための実質的に柔軟でなく移動可能でない構成との間で作動可能である、請求項68に記載のシステム。

  70. 前記開創器ブレードの遠位部分に隣接する撮像要素をさらに含む、請求項57に記載のシステム。

  71. 前記開創器ブレードが配置される術野から煙または有害な蒸気を除去するための煙排出要素をさらに含む、請求項57に記載のシステム。

  72. 外科用開創器ブレードを保持するための方法であって、該方法は、
    第一の端および該第一の端と反対側の第二の端を有する外科用開創器ブレードを提供することと、
    第一のアームおよび該第一のアームと反対側の第二のアームを有するクリップを提供することと、
    該第一のアームを該開創器ブレードの該第一の端に係合させることと、
    該第二のアームを該開創器ブレードの該第二の端に係合させ、それによって該外科用開創器ブレードと該クリップとを保持することと、
    該クリップに外科用器具を取り付けることと
    を含む、方法。

  73. 前記第一のアームを前記第一の端と係合させることは、該第一のアーム上のタブを該第一の端に係合させることを含む、請求項72に記載の方法。

  74. 前記第二のアームを前記第二の端と係合させることは、該第二のアーム上のタブを該第二の端に係合させることを含む、請求項72に記載の方法。

  75. 前記外科用器具を取り付けることは、前記クリップに照明要素を取り付けることを含む、請求項72に記載の方法。

  76. 前記照明要素からの光で術野を照明することをさらに含む、請求項75に記載の方法。

  77. 前記開創器ブレードの遠位端に隣接する撮像要素で術野を撮像することをさらに含む、請求項72に記載の方法。

  78. 前記開創器ブレードの遠位端に隣接する煙排出要素で術野から煙または蒸気を排出することをさらに含む、請求項72に記載の方法。

  79. 前記クリップをアームに連結することをさらに含み、該アームは手術台または隣接する表面に連結され、該アームは該クリップおよび外科用器具を実質的に固定した位置で保持する、請求項72に記載の方法。

  80. 前記第一のアームを係合させることまたは前記第二のアームを係合させることは、該第一のアームを回転させることにより前記第一の端に係合させることまたは該第二のアームを回転させることにより前記第二の端に係合させることを含む、請求項72に記載の方法。

 

 

Patent trol of patentswamp
類似の特許
伸展可能な拡張器 // JP2016515465
軟組織を拡張するように構成された伸展可能な拡張器。伸展可能な拡張器は、外側表面、及び外側表面と反対側の内側表面を画定する基部を備え、内側表面は第1の導管を少なくとも部分的に画定する。伸展可能な拡張器は、基部から延在する拡張部材を更に備える。拡張部材は、内側表面、及び内側表面と反対側の外側表面を画定し、拡張部材の内側表面は、第1の導管と流体連通する第2の導管を少なくとも部分的に画定する。第2の導管は長手方向軸線に沿って細長い。伸展可能な拡張器は伸展部材を更に備え、該伸展部材は、拡張部材に連結され、かつ、拡張部材の少なくとも一部を、長手方向軸線に対して角度オフセットされている伸展方向に沿って第1の形態から伸展形態へと伸展させるために、拡張部材に対して第1の位置から伸展位置へと移動可能である。
食品処理機 // JP2016509881
容器内部で処理ツールを回転させる食品処理アセンブリを開示する。処理アセンブリが駆動されている間、処理アセンブリの一部分が、容器に対して少なくとも1つの回転方向において回転可能に固定されている。いくつかの実施形態では、食品処理アセンブリの一端は、少なくとも1つの回転方向において回転可能に容器蓋に固定されてもよい。処理ツールは動力伝達系を含んでもよく、動力伝達装置の一部分は、少なくとも1つの回転方向において回転可能に容器に固定されている。
【選択図】図1B
回転ディスクにおいて隙間を有する前記ディスクと、前記隙間のそばに前記隙間に沿って配置された刃とを用いて、野菜を切断するためのマシンにおいて、骨を含む食品廃棄物を破砕するための装置であって、該切断ディスクが駆動される垂直軸に取り付けられ、円筒筐体の低部に前記切断ディスクが配置され、該円筒筐体に対し、前記切断ディスクの上部から送り込まれるように生ごみが配置される。固定停止手段が、前記切断ディスクの中心から切断ディスク周縁へ向けて前記切断ディスクの上部に取り付けられ、前記停止手段が前記切断ディスクから上方へ所定距離延び、前記停止手段が、前記切断ディスクの動く方向に対して反対方向を向く停止面を有し、該回転位置において前記刃の前記エッジ及び前記停止面が前記切断ディスクの平面に対して垂直方向にみて部分的に重複し、前記切断ディスクの回転位置における前記刃のエッジと前記停止面との間の角度が、前記切断ディスクの前記中心へ向けて内側へ開き、かつ、前記刃の前記エッジと前記停止手段の前記底面との間の垂直距離が骨の切断を可能にするが、約1ミリメートルよりも小さいことを本発明は特徴とする。
【選択図】図4
【課題】より強いカッティングおよび破砕能力を提供するブレンダーシステムを提供する。
【解決手段】ブレンダーシステム10は、その中に回転可能なブレードアセンブリ24を有する容器12と、容器の開放端を覆う蓋32と、動力式ユニットを備えたベース30とを備える。回転可能なブレードシステムはカッティングブレードと破砕ブレードを含む。カッティングブレードはハブから長手方向外向きに延在する。ハブが第1の方向あるいは第1の方向とは反対の第2の方向に回転するとき、カッティングブレードの面はそれぞれリーディングあるいはトレーリングである。
【選択図】図1
【課題】エネルギーを印加することによって組織領域(例えば、腫瘍)を治療する。
【解決手段】a)内側導電部を有するアンテナと、b)アンテナの遠位端に設けられた導電性チップと、を備え、内側導電部は、導電性チップに物理的に結合されておらず、アンテナは、第2の領域より遠位の第1の領域と、第3の領域より遠位の第2の領域と、第3の領域とを含み、第3の領域は、内側導電部と、誘電性材料と、外側導電部とを含み、誘電性材料は、内側導電部と外側導電部との間にあり、第2の領域は、第3の領域の外側導電部を含まず、内側導電部を取り囲むように第3の領域の上記誘電性材料は第2の領域内に延伸し、第1の領域は、第3の領域の外側導電部及び誘電性材料を含んでいなく、アンテナは、更に、取付金具を備えており、第1の領域は、取付金具により取り囲まれている。
【選択図】図36
【課題】テレロボット外科手術で使用される外科手術アクセサリーをクランプするための有用な、システム、装置、および方法を提供する。
【解決手段】外科手術アクセサリークランプ、使用方法、および該クランプを含む外科手術用ロボットシステム2が開示される。外科手術アクセサリーは、中間の滅菌アクセサリークランプを使用することなく、外科手術中にマニピュレーターアームに着脱され得、従って、清掃や滅菌を必要とする着脱式のアクセサリーマウントまたはアダプターの必要性がなくなり、効率およびコスト効果が向上する。本発明はさらに、滅菌の不履行を生じることなく、外科手術用ロボットシステムに対して器具、用具またはアクセサリーを容易に着脱することを可能にする。
【選択図】図1
ボディ(52)と、ボディ(52)に医療機器(100)を留めるためのホルダと、ジョイントアーム(10)にボディ(52)を接続するためのカップリングエレメント(64)と、備えるインスツルメントホルダ(50)がジョイントアーム(10)に医療機器(100)をマウントするために説明される。ホルダは、雄ねじ(74)と共に提供されるねじ切り軸部(72)と、受け板(56)と、雌ねじ(85)と共に提供されるロッキングエレメント(58)と、を備える。受け板(56)は、それによって受け板(56)をねじ切り軸部(72)に差し込むことができると共にねじ切り軸部(72)に対して回転可能である貫通孔(76)と、受け板(56)がねじ切り軸部(72)に差し込まれるときに第1の接面(66)と対向する第2の接面(86)と、医療機器(100)の一部(110、112)を受け入れるために第2の接面(86)から離れて対向する受け板(56)の側方に形成される受け溝(78)と、を有する。ロッキングエレメント(58)は、ロッキングエレメント(58)の雌ねじ(85)がねじ切り軸部(72)の雄ねじ(74)に螺合するときに受け溝(78)を少なくとも部分的に覆い、医療機器(100)の一部(110、112)は、受け溝(78)に保持されると共に2つの接面(66、86)が相互に対して強く固定されるように受け板(56)に対して螺締される。
【選択図】図3
食材処理器具用のブレード組立体は、シャフトと基台部材とを備え、シャフトの一方の端部は、その軸の周りでの回転のために軸支されている。第1及び第2のブレード部材が、それぞれの軸位置においてシャフトに装着されている。これらのブレード部材は、シャフトでのそれらのそれぞれの位置から相互に逆方向に、半径方向に延びている。シャフトの自由端に近い方のブレード部材は、基台部材に向けてシャフトに沿って後方に曲げられ、他方のブレード部材は、シャフトに沿って自由端に向けて前方に曲げられている。第1のブレード部材は、さらに、比較的短くかつ鈍ったスタブ状のブレード部分も伴っており、ブレード部分は、第1のブレード部材に対する支持位置から前方に曲げられており、シャフトの自由端を超えて延びている。
外科用点灯装置 // JP2015531641
本発明は、特に生まれながらの若しくは外傷起源の体腔又は器官腔内及びアクセスしにくい他の身体領域での外科手術中に光源として役立てる目的で、外科用器具(200)に固定するために、又は、身体部分(92)に、特に外科医の若しくは手術室アシスタントの指に、アダプタ(90、91)を用いて固定するために備えられる点灯装置(100)に関する。ハウジング(10)の壁から外側を向く少なくとも1つのピン(20)が、点灯装置(100)のハウジング(10)上で、その固定位置において外科用器具に向けられた壁領域(30)に配置され、 ピンは、このピンの末端に光出射口(40)を有し、外科用器具の又はアダプタ(90;91)の開口部(220)を貫通するように設計され、これにより、形状閉鎖又は力閉鎖による開口部との接続を確立する。ピン(20)は、手術部位の最適な照明を達成するために可動であるのが好ましい。更に本発明は、点灯装置(100)を収容するために適切な外科用器具に関し、及び、点灯装置(100)と少なくとも1つの外科用器具とを備えるセットに関する。
本発明は、医療デバイス用の締結アセンブリに関し、またそれぞれの医療デバイスに関する。締結アセンブリは、支持構造(12)と、デバイス構成要素(14;34)とを含む。デバイス構成要素(14;34)は、所定の閾値を上回る力効果または機械的衝撃を受けたときデバイス構成要素(14;34)と支持構造(12)との相互連結を終了させるように適用される相互に対応する締結部材(16、22;36)によって支持構造(12)に解放可能に締結され得る。
To top