ストーマ装具用のガス濾過および解放

 

ストーマ装具コンポーネントが外科的ストーマから濾過されたガスを放出する。フィルタの形状、位置、構造はコンポーネントの製造および動作の潜在的な利点に関する。

 

 

関連出願
本願は、2013年11月13日に提出された米国仮特許出願第61/903,523号、2013年9月30日に提出された米国仮特許出願第61/884,256号、2013年5月9日に提出された米国特許出願第13/890,433号、2013年5月9日に提出された国際特許出願第IL2013/050401号に優先権を主張し、その内容の全文を引用により本願に組み込む。
本願は、2012年5月10日に提出された米国仮特許出願第61/645,118号に関連し、その内容の全文を引用により本願に組み込む。
本発明はいくつかの実施形態において、生体対象に外科的に形成された開口(ストーマ)のための医療分野に関し、特に、コロストミー、イレオストミー、またはウロストミーの症例に使用することができるように、ストーマを覆う装置および方法に関する。
オストミー手術では、腸の健全な一端または一側面が、腹壁に形成されたストーマに外科的に結合される。その腸の部分は内臓側に結合させることができる、あるいは外科医がその腸部分をストーマに通して、腹壁の外側に結合させることができる。オストミーの種類に応じて大腸または小腸が結合される。
腸の内容物がたとえば、大腸癌、憩室炎、外傷、または炎症性腸疾患などのため肛門を通過できないとき、患者にストーマを永久的に増設することができる。ストーマは、たとえば、回復期間を要する腸の一部の手術後などに一時的に増設することもできる。
ストーマ装具はストーマ保有患者に適用されて、ストーマ排出物の管理を助ける。ストーマの性質に応じて、ストーマ排出物は、大便、尿、および/または粘液などを含む。装具は完全に体外に配置しても、あるいは少なくとも部分的に体内に配置してもよい。ストーマ装具の一般的な構成部材は、ストーマ排出物を回収する袋と、ストーマで袋を封止する手段とを含む。場合によっては、袋に加えて、または袋の代わりに栓またはカバーが使用される。
記載されるストーマ装具設計は以下を含む。
米国特許出願公開公報第2007/0191794号は、「放射方向張力の生成によってストーマと封止係合される膜を備える排泄制御ストーマ装具に関する。張力装置は、(i)ストーマの突出部の周の外側、および/または(ii)開口縁皮膚の高度とストーマの最大突出部の高度との間の1またはそれ以上の位置で、ストーマに張力を印加する。張力制限手段が開示される。膜は、腸内ガスを排出させるようにガス透過性とすることができる」。
米国特許出願公開公報第2004/0181197号は、「剛体または半剛体キャップ内に位置する[...]可撓膜に関する。キャップ壁の縁部はストーマの周囲組織に接着固定される。キャップの内部が加圧されて膜を押圧し、ストーマを封止して固体および半固体の排泄物の排出を防ぐ。ガスはフィルタ部材の排気口を通って脱出する。キャップは外部ポンプまたはキャップ上部の一体化ポンプ部材によって加圧することができる。逃がし弁が過圧を防止する。回収袋を装置の一部として設けることができる。装置は標準的なツーピースの面板に脱着可能に搭載することができる」。
米国特許第6,689,111号は、「腹部に収容されて膨張してストーマを封止するバルーン様部材に関する[...]。該部材は、開口を画定する薄い可撓壁を含む。剛体または半剛体キャップは部材を保持し、部材壁の開口を閉鎖する。肌に快適な接着剤がキャップの縁部をストーマの周囲組織に接着する。可撓拡張管が部材の挿入を簡易化し、ポンプと協働して部材を膨張させる。キャップは好ましくは標準的なツーピースのオストミー面板に脱着可能に装着され、腸内ガスを排出するフィルタ部材が設けられる」。
本発明のいくつかの実施形態の1側面によると、ガス解放弁付きストーマ装具が提供され、該ガス解放弁付きストーマ装具は、ストーマ用の筐体の一部を形成し、側壁を貫通する孔を有するストーマ装具内腔側壁と、側壁孔の大半を横切る弁部材であって、孔を通るガス流を遮断するように配置されるストッパと、ストーマ装具の外部から動作可能であり、孔の遮断を解除する制御部材と、を含む弁部材と、を備える。
本発明のいくつかの実施形態によると、弁部材は、ストッパと孔を横切る制御部材とを接続部材とを接続する。
本発明のいくつかの実施形態によると、ストッパ、制御部材、接続部材が一体的に形成される。
本発明のいくつかの実施形態によると、接続部材が弾性を有し、張力下でストッパを遮断位置へ推進する。
本発明のいくつかの実施形態によると、内腔壁が遮断位置においてストッパに押しつけられて変形する。
本発明のいくつかの実施形態によると、ガス解放弁付きストーマ装具が、ストッパを圧縮下で遮断位置に付勢するバネをさらに備える。
本発明のいくつかの実施形態によると、ガス解放弁付きストーマ装具が、ストッパを張力下で遮断位置に付勢する。
本発明のいくつかの実施形態によると、ストッパ、制御部材、バネが一体的に形成される。
本発明のいくつかの実施形態によると、ストッパが内腔壁をわたるガス流用通路の一部を提供するフィルタ本体を含み、遮断位置が、ガス流がフィルタ本体の周囲を通過するのを防止する。
本発明のいくつかの実施形態によると、ガス流が所定の閾値未満の安全内圧でのみ遮断される。
本発明のいくつかの実施形態によると、ストーマ装具の内圧がストッパに印加されて、所定の圧力閾値超でストッパを遮断位置から移動させる。
本発明のいくつかの実施形態によると、安全内圧の所定の閾値が50mmHg〜100mmHgである。
本発明のいくつかの実施形態によると、遮断位置が、ストッパが内腔壁の内面に押しつけられることを含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、遮断位置が、ストッパが内腔壁の外面に押しつけられることを含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、ストッパが孔をほぼ延在する部材を含み、ストッパを遮断位置から離れさせる動作が回転を含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、制御部材が細長部材に装着される外部レバーを含み、ガスを開放させるようにレバーがストッパの延在部材を回転させるように動作可能である。
本発明のいくつかの実施形態によると、ストッパが弁部材の1端に向かって張り出す領域を含み、遮断位置が、孔に少なくとも部分的に挿入されて封止を形成する張出領域の細端を含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、ストーマがガス透過性封止部材によってストッパから分離される。
本発明のいくつかの実施形態によると、分離されることが、固体および液体排泄物がストーマからストッパに到達するのを遮断することを含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、内腔壁が、接続部材が延在する少なくとも3mmの厚さを有する。
本発明のいくつかの実施形態の1側面によると、フィルタ部材付きストーマ装具が設けられ、該ストーマ装具が、ストーマを包囲する第1の内腔を画定する側壁と、少なくとも第2の内腔に保持されるフィルタ部材と、を備え、第2の内腔が、第1の内腔とストーマ装具外面とを接続する側壁の孔である。
本発明のいくつかの実施形態によると、第2の内腔の壁がベース部材の部分とカバー部材の部分とを含み、フィルタ部材がベース部材とカバー部材の両方に接触し、ベース部材とカバー部材がフィルタ部材のいずれかの側に相互に直接結合される。
本発明のいくつかの実施形態によると、第2の内腔がベース部材とカバー部材の部分によって覆われるポケット領域を含み、ベース部材とカバー部材が、少なくとも2つの外周側で閉鎖される円周方向に延在するポケット内にフィルタ部材を封入する。
本発明のいくつかの実施形態によると、第1の内腔の1端が閉鎖され、側壁の孔が閉鎖端の内面と面一である。
本発明のいくつかの実施形態によると、カバー部材がベース部材の凹部に挿入されて第2の内腔を形成する。
本発明のいくつかの実施形態によると、フィルタ部材がストーマ装具の動作中に第2の内腔で交換可能である。
本発明のいくつかの実施形態によると、フィルタ部材の入口面と流体連通する入口チャネルが、入口面を第1の内腔から分離する。
本発明のいくつかの実施形態によると、入口チャネルがベース部材に結合される膜材を含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、入口チャネルが閉鎖部材によって覆われて、内腔を形成する凹面を含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、入口チャネルが疎水面を含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、疎水面が、第1の内腔の半径の深さまで自重の圧力下で水を入らせないほど小さな孔を含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、入口チャネルが、入口チャネル外の圧力が入口チャネル内の圧力よりも上昇したときに閉鎖する少なくとも1つの弁を入口面と第1の内腔との間に含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、入口チャネルが、入口チャネル外の圧力が入口チャネル内の圧力よりも上昇したときに開放する少なくとも1つの弁を入口面と第1の内腔との間に含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、弁がフラッター弁である。
本発明のいくつかの実施形態によると、フィルタ部材が第1の内腔に突出する。
本発明のいくつかの実施形態によると、フィルタ部材が、側壁ベース部材とカバー部材とが直接接触する開放領域を含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、ガスを第1の内腔からフィルタ部材に入れる入口面全体が、ガスをフィルタ部材から外部に逃がす出口面の最近部から放射方向に偏位する。
本発明のいくつかの実施形態によると、第2の内腔が、フィルタ部材の周囲に成形される側壁の部分を含む。
本発明のいくつかの実施形態によると、フィルタ部材の配置が第1の内腔を通る排泄物流を阻害しない。
本発明のいくつかの実施形態によると、排泄物回収袋をさらに備え、第1の内腔が排泄物回収袋に入るように排泄物を方向付けるように構成され、第2の内腔が袋を回避するチャネルを提供する。
本発明のいくつかの実施形態によると、第1の内腔の側部のフィルタ部材の入口面が該面の一方の方向に他方の方向よりも5倍以上延在する。
本発明のいくつかの実施形態によると、フィルタ部材の少なくとも1つの面が積層される。
本発明のいくつかの実施形態の1側面によると、フィルタ部材を保持するストーマ装具の製造方法が提供され、該方法は、ストーマ装具に含まれる第1の保持部の内腔を画定する側壁の端部に接してフィルタ部材を配置することと、フィルタ部材と第1の保持部とに接して第2の保持部を配置することと、フィルタが第1の保持部と第2の保持部との間に保持されるように第1および第2の保持部を結合することと、を備える。
本発明のいくつかの実施形態によると、結合することが溶接ツールで第1および第2の保持部を加圧することによる。
本発明のいくつかの実施形態によると、溶接ツールがフィルタ部材の領域にわたって第1および第2の保持部の少なくとも一方を加圧しない。
本発明のいくつかの実施形態によると、溶接ツールがフィルタ部材の領域にわたって第1および第2の保持部を低減した圧力で加圧する。
本発明のいくつかの実施形態によると、溶接ツールが第1の保持部の内腔からフィルタ部材につながる領域にわたって第1および第2の保持部を共に封止しない。
本発明のいくつかの実施形態の1側面によると、フィルタ部材を保持するストーマ装具の製造方法が提供され、該方法が、ストーマ装具に含まれる第1の保持部の内腔を画定する側壁に接して第2の保持部を配置することと、第1および第2の保持部を結合して、フィルタ部材を保持するサイズの孔を両保持部の間に残すことと、フィルタ部材の本体が孔を通る主要なガス伝導路を含むように、フィルタ部材を孔に挿入することと、を備える。
本発明のいくつかの実施形態によると、結合することが溶接ツールで第1および第2の保持部を加圧することによる。
本発明のいくつかの実施形態によると、溶接ツールが孔の領域にわたって第1および第2の保持部の少なくとも一方を加圧しない。
本発明のいくつかの実施形態によると、溶接ツールが孔の領域にわたって第1および第2の保持部を低減された圧力で加圧する。
たとえば本文書に記載の実施形態のいずれかを含む本発明のいくつかの実施形態の1側面によると、封止外科的ストーマ用のオストミーキャップが提供される。該オストミーキャップは、サブパネルの略平行な層を含むパッケージ状にひだ状に折り畳まれ、第1のサブパネルへの排泄物入口を有するオストミー排泄物回収袋と、ひだ状折畳みによって第1のサブパネルから分離された袋の第2のサブパネルの材料の間隙にわたって封止され、排泄物入口袋から到達する腸内ガスを収容し、袋外部に腸内ガスを排気するように構成されるフィルタ部材と、を備える。
たとえば本文書に記載の実施形態のいずれかを含む本発明のいくつかの実施形態によると、第1のサブパネルと第2のサブパネルは、オストミーキャップが着用される際に排泄物入口およびフィルタ部材の上方の折り目によって分離される。
たとえば本文書に記載の実施形態のいずれかを含む本発明のいくつかの実施形態によると、フィルタ部材を結合する第2のサブパネルの側は、加圧される略平行な面によって袋の外側に被せられる。
たとえば本文書に記載の実施形態のいずれかを含む本発明のいくつかの実施形態によると、ひだ状折畳みは、第2のサブパネルへの流体流を阻止する領域を含む。
たとえば本文書に記載の実施形態のいずれかを含む本発明のいくつかの実施形態によると、所定の圧力レベルが1mmHg〜10mmHgである。
特段他に定義しない限り、すべての技術的および/または科学的文言は、本発明が関係する当業者によって一般的に理解される意味と同じ意味を有する。本文書に記載するものと類似または等価の方法および材料を本発明の実施形態の実施または試験時に使用することができるが、例示の方法および/または材料を以下説明する。相反する場合、定義を含む本特許明細書が優先される。また、材料、方法、実施例は単に例示であり、限定することを意図していない。
本発明のいくつかの実施形態を、添付図面を参照して例示のために本文書に記載する。以下図面を具体的に参照するが、図示される細部は単に例として本発明の実施形態を説明することを目的としている点を協調しておく。これに関し、図面を参照した説明により、本発明の実施形態の実施方法が当業者にとって自明となる。
本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、一体化されるガスフィルタとフィルタ支持領域とを含むストーマ装具の概略展開斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、図1Aのストーマ装具の概略断面図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、図1Aのガスフィルタおよびキャップハウジングの拡大図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、一体化ガスフィルタを備えたストーマ装具の概略展開斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フィルタ部材と共にオストミーキャップハウジングを示す概略斜視図であって、ハウジングはフィルタへの入力を濾過する構造を含む。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、排泄物濾過チャネルの開放面と入口部材とを閉鎖する膜材に結合される図3Aのキャップの一部を示す概略斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、排泄物濾過チャネルの開放面と入口部材とを閉鎖する面閉鎖構造に押しつけられる図3Aのキャップの一部を示す概略斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、キャップサブアセンブリの製造に使用される溶接ツール部と共に、袋とキャップハウジングとを含むオストミーキャップサブアセンブリを示す概略展開斜視図である。 図4B〜4Dは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フィルタをオストミーハウジングに組み付けるための凹部を有する溶接ツール部の概略動作図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、キャップハウジングに接合される袋とフィルタとを含むオストミーキャップサブアセンブリから脱出するガスを示す概略斜視図である。 図4F〜4Gは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フラッター弁の動作の詳細を示すオストミーキャップサブアセンブリの概略断面図である。 図5A〜5Cは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、様々な濾過および/または配置要件に適合させた形状を有するフィルタ部材の概略前面図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フィルタ部材に入力されるガスを濾過するように適合されたハウジングを含むストーマ装具のキャップサブアセンブリを示す概略展開斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、比較的狭いフランジを横断する濾過ガス流の最短通路を形成するように適合されたハウジングを含むストーマ装具のキャップサブアセンブリを示す概略斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、複数の濾過および/または配置要件に適合する形状のオストミーキャップハウジングとフィルタ部材の概略斜視図である。 図9Aおよび9Bは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、予め形成された凹部を含む、および含まないフィルタ部材保持構造の概略図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、キャップハウジングの面に並んで結合される平坦フィルタ部材と平坦な折畳み袋とを含むキャップサブアセンブリの概略展開斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、袋とフィルタ部材とを収容するような形状のキャップカバーと共に図10Aのサブアセンブリを示す概略斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、キャップハウジングの凹部内に脱着可能に保持されるように適合された平坦フィルタ部材を有するキャップハウジングの概略斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、キャップハウジングの凹部に嵌合するように適合され、挿入部材によって少なくとも1つの側に固定される平坦フィルタ部材を有するキャップハウジングの概略斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、キャップハウジングの孔に保持されるように適合された平坦フィルタ部材を有するキャップハウジングの概略斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、ストーマ装具ハウジングとオーバーモールドによってハウジングに埋め込まれた平坦フィルタ部材を含むウェーハとを示す概略断面図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、ガスフィルタと手動ガス解放弁ステムとを含むストーマ装具スタックとの概略展開斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、図13Aのストーマ装具スタックの概略断面図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、図13Aの手動ガス解放弁ステムの拡大斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係るガス解放弁ステム部の概略斜視図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係るガス解放弁ステム部の概略斜視図である。 図15A〜15Jは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、ガス解放弁の構造の概略図である。 図16A〜16Bは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る手動ガス解放弁の概略図である。 図16C〜16Dは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る手動ガス解放弁の概略図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、オストミー袋の材料を介して排気するように配置されたフィルタ部材の概略図である。 本発明のいくつかの例示の実施形態に係るフィルタ部材の構造上の細部の概略図である。 図17C〜17Eは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、オストミー袋の折畳み構造に対するフィルタの配置を示す概略図である。 図18Aおよび18Bは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、袋実施形態に結合されるフィルタの様々な構造を示す図である。 図18Cおよび18Dは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、封止部材によって少なくとも1つの側が排泄物の汚染から守られるフィルタ部材を示す図である。 図19Aおよび19Bは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フラップ弁を含むストーマ装具の断面図である。 図20A〜20Cは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、第2の封止部材によってストーマ排泄物から守られる弁を含むストーマ装具を示す図である。
本発明は、いくつかの実施形態において、生体対象に外科的に形成された開口(ストーマ)のための医療分野に関し、特に、コロストミー、イレオストミー、またはウロストミーの症例に使用することができるように、ストーマを覆う装置および方法に関する。
概要
本発明のいくつかの実施形態の1側面は、ストーマ装具の内腔側壁を介したストーマガスの解放に関する。
いくつかの実施形態では、内腔側壁は、排泄物の通過を制御するストーマ用の筐体を含むストーマ装具の一部である。いくつかの実施形態では、筐体はストーマ外部のカバーを備える。本発明のいくつかの実施形態では、内腔側壁は消化管から加圧ガスを逃がす通路を備える。覆われた外科的ストーマから放出されるガスを解放すると、ストーマ装具に保持される内圧が低減する。いくつかの実施形態では、ガスが通気路で濾過されて、ガスが含むことのある糞便の臭気を低減する。さらにまたはもしくは、フィルタを介したガス解放を遅らせることで、臭気剤の濃度が低減される。
いくつかの実施形態では、液体および/または固体排泄物は、ストーマ装具動作の排泄抑制段階中、ストーマおよび/またはストーマ筐体に保持される。いくつかの実施形態では、液体および/または固体排泄物は、ストーマ装具動作の排泄段階中、オストミー袋へ排出される。任意で、袋は排泄抑制段階中、折り畳まれ閉鎖された状態を維持する。任意で、袋は排泄物を収容するように展開される。任意で、排泄物で満たされた袋は、空にされるまで引き続き着用される。任意で、オストメイトが袋を即座に空にできない、および/または交換できない状況にあるときには、袋は展開されない。
いくつかの実施形態では、フィルタ部材は、1またはそれ以上のオストミーコンポーネントの内腔側壁の孔に保持される。孔はたとえば、オストミーキャップ、アダプタ、ウェーハおよび/または排泄物回収袋で形成される。いくつかの実施形態では、孔壁はガスをフィルタ部材へ、および/またはフィルタ部材内を誘導する。ストーマ装具の内腔側壁を介してストーマガスを濾過し解放する潜在的な利点は、ストーマ装具壁のコンポーネントによって保持されるフィルタの製造時のコストおよび/または複雑さを低減することである。
本発明のいくつかの実施形態の1側面は、内腔側壁を介してガスを解放するストーマ装具の製造に関する。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材はストーマ装具壁の厚さおよび/または周の一部のみにわたって延在する。このおかげで製造コストが低減される、および/または壁との接合で装具を補強する。
本発明のいくつかの実施形態の1側面は、複数の支持層間に保持されるフィルタの提供に関する。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタを保持する孔は2つのオストミーコンポーネントを含む。いくつかの実施形態では、2つのコンポーネントは、少なくとも2つの側にフィルタ部材を包囲するポケットを形成する。いくつかの実施形態では、2つのコンポーネントは相互に直接接合される。いくつかの実施形態では、孔は排泄物回収袋薄膜などの膜構造の面を含む。任意で、フィルタはたとえば溶接や接着によって適所に結合されて、側面の周囲に耐ガス封止を形成する。さらにまたはもしくは、耐ガス封止は圧搾によっても形成される。任意で、オストミーコンポーネントの稼働中、フィルタ部材は取外し可能および/または交換可能である。
本発明のいくつかの実施形態の1側面は、内腔側壁内に保持される薄い平坦フィルタ部材に関する。
いくつかの実施形態では、内腔側壁を通るフィルタ部材の断面のアスペクト比(最大横断長対最小横断長)は5対1以上である。いくつかの実施形態では、平坦フィルタ部材には、十分に平坦であり、ガスの通過を制限する積層膜を収容するように延在する面が設けられる。
本発明のいくつかの実施形態の1側面は、汚染のおそれのある環境下で十分なガス解放および/または濾過機能を維持することに関する。
いくつかの実施形態では、ストレーナが、ストーマ排出物がフィルタ部材に達する前に液体および/または固体排出物とガス排出物とを分離する。入力濾過を通じて、液体および/または固体がフィルタのガス受取面を閉塞することを低減または防止することによって、フィルタ部材の耐用年数が延びる。
いくつかの実施形態では、ストレーナは面と別の面とのパターン化結合を含む。面はたとえば、オストミーコンポーネントハウジングに結合される排泄物回収袋薄膜である。いくつかの実施形態では、単独の固体部材が、たとえば穿孔、くり抜き、または成形によってフィルタを保持および/または保護するように成型される。任意で、固体部材の成型は、入力濾過構造を含む。
いくつかの実施形態では、ストレーナは、固体および/または液体排泄物を侵入させないサイズのガス入口孔を含む。いくつかの実施形態では、複数の入口孔が設けられる。いくつかの実施形態では、孔はチャネルによってフィルタ入口面から距離を置く。いくつかの実施形態では、距離を置くことは、フィルタ部材を包囲するポケットの外縁にフィルタ部材を配置することを含む。いくつかの実施形態では、チャネルは外周の全部または一部に設けられる。任意で、チャネルは、フィルタ入口面から1またはそれ以上のストレーナ入口孔までの複数の経路を提供する。任意で、入口孔および/またはチャネルは外周に沿って孔が分布されるように構成される。
任意で、入口孔は狭いサイズにより固体排泄物を除外する、および/または面張力により流体排泄物の侵入に抵抗する。いくつかの実施形態では、ストレーナ面は疎水性材料を含む。この疎水性のため、流体排泄物の侵入を阻止することができる。いくつかの実施形態では、可撓構造のため外部圧力でガス入口孔がつぶれて閉鎖され、漏れを防ぐ。いくつかの実施形態では、ガス入口孔にかかる外圧が、通常は閉鎖された孔を開放する。いくつかの実施形態では、入口孔および/またはチャネルが重力を考慮して配置される。たとえば、孔はストーマ装具の上部に形成される、および/または装具の下部に形成される場合は追加の保護が与えられる。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材のガス受取面の表面積は、フィルタ部材縁部の成型によって増加させられる。たとえば、フィルタ部材は、縁部に凹凸および/または凸部を設けるように成型される。このため、たとえ面の汚染が発生しても、ガス受取面の面積が増えたことでフィルタ機能が維持される。
本発明のいくつかの実施形態の1側面は、弁制御可能なガス解放に関する。
いくつかの実施形態では、ガス解放弁は、ハウジング側壁の閉鎖可能な孔またはストーマ装具ハウジングの端部キャップ壁を含む。いくつかの実施形態では、弁はレバー、ハンドル、またはボタンなどの制御装置に装着される部材を含み、該部材はガス通気孔に入るように構成される。いくつかの実施形態では、部材は孔からのガス解放を遮断する封止部材を配置し、封止は制御装置の操作によって脱着可能である。いくつかの実施形態では、貫通部材自体が孔を封止するが、孔を変形させてガスを逃がすように移動可能である。いくつかの実施形態では、弁はガス解放を制限するものの、たとえば安全ガス解放機構として少なくとも何らかの圧力条件下で漏れを許容する。
本発明のいくつかの実施形態の1側面は、オストミー袋が折り畳まれている間、フィルタがガスを解放するように動作可能であるオストミー袋のフィルタ部材の構造に関する。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタはオストミー袋の確定領域に配置される。任意で、この領域は、オストミー袋が折り畳まれたとき、具体的には折畳みパネルで折り畳まれたとき、さらに具体的には最大パネルと略等価なサイズの複数のパネル(たとえば、最大パネルの80%、90%、またはその他の割合)を備える折畳みパネルで折り畳まれたときに機能するように選択される。
本発明のいくつかの実施形態では、折り畳まれる袋は、パッケージ内に複数の略平行なパネル(袋境界および/または折畳み境界によって範囲を定められる領域)を有し、パネル数はたとえば、4、9、12、16、18、20、40、あるいは他のより大きい、より小さい、または中間の数である。本発明のいくつかの実施形態では、折り畳まれる袋は複数の折り目領域を有し、そこで袋材の配向が約180°屈曲させられる。折り目の数は、たとえば、1、2、3、4、5、6、またはそれより大きい予め決定された数である。本発明のいくつかの実施形態では、1またはそれ以上の折り目領域は、約90°まで袋材の配向を変更させ、たとえば第1のセットのパネルが別のセットのパネルまたは別の構造に対して垂直である箱状構造やアコーディオン様構造をとる。いくつかの実施形態では、折畳みはひだを含むため、対向する層の袋材が共に押圧されて封止領域を形成する。いくつかの実施形態では、ひだは袋の展開後にクリアな状態を維持する十分な奥行きおよび/または永続性を有した袋材の折り目を含む。いくつかの実施形態では、ひだ状折り目は、袋が展開位置から再度折り畳まれる、および/または今後折り畳まれる自然な線を含む。いくつかの実施形態では、ひだ状折り目は、ひだの短い距離内、たとえば0.5〜1mm、1〜2mm、2〜4mm、3〜6mm、あるいは同一の、中間の、より大きい、および/または小さい別の範囲の距離内で自ら接触し合うように袋材層を折り返す領域を含む。
いくつかの実施形態では、予め決定されるパッケージはコンパクトであり、たとえば、パッケージ袋材の体積と比較して75%、50%、25%未満、あるいはより大きい、より小さい、または中間の空き空間量を含む。いくつかの実施形態では、コンパクトさは、折り畳まれているが緩く保持された状態で加圧されていることを含み、たとえば、束ねられてない体積の95%以下、80%以下、あるいは他のより大きい、より小さい、中間の圧縮比まで圧縮される。袋パッケージは「コンパクトであり」、いくつかの実施形態では、要求される層厚のみの50%以下、25%、75%以下、あるいは他のより大きい、より小さい、または中間のパッケージ厚を有する。例示の実施形態では、2層の60ミクロンの袋薄膜が使用されて袋を作製し、袋自体は3×6パターンの正方形パネルで折り畳まれる。よって、層のみの全体厚は約2160ミクロン(2.16mm)である。この厚さの150%は約3.24mmである。別の視点からのコンパクトさに関しては、例示のパッケージは2mm厚であり、完全に圧縮されるが、再度解放されると、この厚さが(たとえば、材料固有の「弾力性」、畳み目周辺の厚さ増大、または別の理由)により2倍に膨らむ。いくつかの実施形態では、パッケージ厚が3mmまでに低減されると75%の圧縮比が達成される。
いくつかの実施形態では、パッケージ袋の1面の相対的最大面積は、袋の開放(折り畳まれていない、あるいは展開された)面の面積よりも小さく、たとえば、折り畳まれていない面の面積の<5%、<10%、<25%、<50%、<75%、<100%、および/またはその中間、より小さい、またはより大きい割合を有する。
本発明のいくつかの実施形態では、パネル間の1またはそれ以上の折り目は、液体および/または固体排泄物の通過を抑制する機能を果たす。いくつかの実施形態では、通過は折り目に沿って折り曲げることによって抑制される。いくつかの実施形態では、折畳みによる通過の抑制は、袋拘束手段による拡張空間の抑制によって維持される。
フィルタへの固体および/または液体排泄物のアクセスを制限して、フィルタ閉塞の発生および/または速度を低減することは潜在的な利点である。いくつかの実施形態では、ガスを透過させるが液体および固体を透過させない膜がフィルタに被せられて、製造の複雑さとコストを低減する。いくつかの実施形態では、腸内ガスは1またはそれ以上の折り目を通過してフィルタに到達する。本発明のいくつかの実施形態では、フィルタは折畳みオストミー袋の指定パネル内に配置される。いくつかの実施形態では、指定パネルは、1つの折り目分、オストミー袋の取入孔から隔離されたパネルである。いくつかの実施形態では、指定パネルは展開された袋の取入孔の上方に位置する。いくつかの実施形態では、指定パネルは取入孔の領域にわたって折り畳まれるため、排泄物はフィルタに到達するのに行程の少なくとも一部で上方に流れる、たとえば、上方に流れて折り目に到達する、および/または下方に流れて折り目に到達した後に上方に流れなければならない。本発明のいくつかの実施形態では、1、2、またはそれ以上の折り目によってフィルタと袋排泄物入口とを分離することで、フィルタに達するガスの進行に対して液体および/または固体排泄物の進行を遅らせる。
いくつかの実施形態では、折り目を超えるガスと、それとは対照的に通過を防止される液体とは2つの物質の相対的粘度および/または面張力に基づく圧力印加を含む。いくつかの実施形態では、重力の影響が折畳み領域を通る液体流を低減させる一方、ガス流には比較的影響を及ぼさない。本発明のいくつかの実施形態では、圧力下で可動性の高いガスは、液体より先に空洞に到達し空洞を満たす。これにより材料を移動させる圧力差を低減することができる。いくつかの実施形態では、折り目領域は、たとえば、液体とガスとで異なって相互作用する袋の面特性(疎水性など)のため、長さに沿ってガス流よりも液体流に大きく抵抗する狭いチャネルを含む。
いくつかの実施形態では、指定パネルは、腸内ガスが1、2、3、またはそれ以上の折り目で折り畳まれた袋内からフィルタ部材へとアクセスする所望の通路を実現するように選択される。任意で、路長は、腸内ガスの通過および/または固体/液体排泄物の通過に対する所望の相対抵抗量に基づき選択される。いくつかの実施形態では、指定パネルは、折畳みストーマ排泄物袋パッケージ内のフィルタの通気孔の位置に基づき選択される。たとえば、通気孔はパッケージの最外面に位置し、折畳みの開放側を直接通過した後に外部にアクセスする、および/または袋パッケージの1またはそれ以上の折畳み領域を通過した後に外部にアクセスする。たとえ袋が部分的に膨張しても、着用中に出口孔が遮断されないようにフィルタを配置することが潜在的な利点である。いくつかの実施形態では、オストミー排泄物回収袋を含有するコンパートメントは、外気への1またはそれ以上の排出口を有することで、背圧の蓄積によるフィルタの閉塞を防止する。たとえば、袋拘束部材(オストミーキャップ用カバー)は、1またはそれ以上の孔、および/またはストーマ装具への結合が不完全であるおよび/またはガスの通過を許す1またはそれ以上の領域を含む。いくつかの実施形態では、フィルタ部材への腸内ガスのアクセス通路は、フィルタを通るガス流が、1〜10ml/分、2〜5ml/分、3〜8ml/分、あるいは同一の、中間の、より大きい、および/または小さい範囲程度の低い流量になるように設定される。低速のガス解放は、より効果的な濾過を可能にするという潜在的な利点を提供する。より効果的な濾過により、糞便の臭気が低減する、および/または少ないフィルタ材料で所与の濾過要件を達成することができる。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタはパネル内の指定位置および/または指定配向で、たとえば、袋が折畳み構造をとるときに高い位置を占めるパネル領域に配置される。高い位置の配置は、固体および/または液体排泄物との接触機会を低減するという潜在的な利点を提供する。本発明のいくつかの実施形態では、フィルタは折畳みを実質上邪魔しないように折り目から十分離れて、たとえば、1〜2、2〜4mm、3〜8mm、5〜10mm、またはその他の距離離れて配置される。いくつかの実施形態では、フィルタは折り目を回避するようなサイズに設定される。たとえば、折り目近傍の折畳みパネルのすべての側面から1〜2mm、2〜4mm、3〜8mm、5〜10mm、またはその他の距離離れるようなサイズに設定される。いくつかの実施形態では、フィルタ部材は折り目領域を横断するように配置される。いくつかの実施形態では、折り目領域でのフィルタ部材の嵩は、折り目で嵩張る材料の除去、切欠き、および/または切断によって低減される。
このため、フィルタの圧迫を防止して出口孔を封止し、ガスがそこを通ってストーマから脱出するのを防止するという潜在的な利点が提供される。本発明のいくつかの実施形態では、フィルタは排泄物と最も接触しやすい側面、たとえば排泄物がフィルタに到達する方向に面する側面および/またはその面に隣接する側面が封止される。これは、排泄物によるフィルタの汚染を防止するという潜在的な利点を提供する。側面封止のもう1つの潜在的な利点は、フィルタ入口面からフィルタ出口までの最小経路を短縮せずに、フィルタの出口孔をフィルタの1(封止)縁部に近づけることである。このため長い経路が可能になり、濾過効率が向上する。さらにまたはもしくは、使用されるフィルタ材料を節減することができる。使用フィルタ材料の節減は、材料コストおよび/または折畳み袋パッケージの嵩の低減につながる。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ、袋、袋拘束手段、および/またはその他のストーマ装具コンポーネントの全体構造は、フィルタ流量および/またはフィルタ流の開始圧力(有効クラック圧力)を制御するように設計される。いくつかの実施形態では、最小流圧力はたとえば、1〜10mmHgに設定される。いくつかの実施形態では、最小流圧力はたとえば、1〜5mmHg、3〜7mmHg、5〜10mmHg、8〜15mmHg、12〜20mmHg、10〜50mmHg、45〜120mmHg、その他の同一の、中間の、より高いおよび/または低い圧力範囲に設定される。本発明のいくつかの実施形態では、流圧力はたとえば、フィルタ自身の特徴、フィルタが結合する袋のサブパネルの位相的位置(たとえば、1またはそれ以上の結束した折畳みにまたがって)、サブパネルの折畳み位置(たとえば、折畳みパッケージの外部または内部)、フィルタ部材が占めるサブパネル上の位置(たとえば、縁部の近傍または折畳み内に埋もれた位置)、および/または袋を収容するコンパートメントの漏れ易さのうち1またはそれ以上に基づき設定される。
低有効クラック圧力および/または高流量は、生理学的膨張を低減する、および/またはオストミー拘束システムの封止(たとえば、皮膚を守るウェーハの封止)を向上させるという潜在的な利点を提供する。高有効クラック圧力および/または低流量は、入口パネルを超えた袋パネル部分をガスで部分的に加圧して、液体または固体での加圧充填に抵抗するという潜在的な利点を提供する。これにより有効フィルタ寿命を延ばすことができる。いくつかの実施形態では、低流量は、十分に効果的な臭気制御を提供しつつ、臭気回収の効率には劣る(おそらくは安価な)フィルタの使用を可能にする。本発明のいくつかの実施形態では、フィルタを通過する流量は、袋の畳み目、フィルタの出口(排出)孔のサイズおよび/または形状、折畳み袋の(たとえば袋拘束手段による圧迫度など、フィルタ以外の部材によって制限される。
いくつかの実施形態では、有効クラック圧力および/または流量は、(たとえば)袋の折畳みパターン、袋拘束手段による袋の拘束の抑止、および/またはフィルタ部材自体の設計および/または位置によって調節される。
本発明の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明は以下の説明に記載される、および/または図面に示されるコンポーネントおよび/または方法の構造および配置の詳細に必ずしも限定されないと理解しておくべきである。本発明は、他の実施形態が可能であり、様々な様式で実施または実行することができる。
平坦フィルタを備えた例示のオストミー装具
次に、図1A〜1Cおよび2を参照する。図2は、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、ストーマ装具200の側壁のガスフィルタ160を示す。支持領域190はオストミーウェーハ123の一部である。支持領域170は自由に折り畳まれるオストミー排泄物回収袋150の一部である。
いくつかの実施形態では、フィルタ160および支持領域170、190は共に保持されて、ストーマからのガスを濾過し排気する。任意で、ガスはフィルタ160の通過中に不快な臭気を濾過される。いくつかの実施形態では、フィルタ本体160は、固体および/または液体ストーマ排泄物脱出の障壁を含む。
側壁で包囲されたフィルタは、機械的支持、排泄物の封じ込め、および/またはストーマ保護などのその他の装具機能に寄与する装具コンポーネントによってフィルタ本体が包囲および/または保護されるため、ストーマ装具にとって有益である。このような目的の組み合わせは、濾過機能と関連して製造コストを低減する。側壁の位置も、ガス解放と固体/液体排泄物の放出とを切り離す潜在的な利点を提供する。いくつかの実施形態では、固体/液体排泄物を排出する通路とガス状排泄物を排出する通路は個別に始動可能である。いくつかの実施形態では、これらの機能を物理的に分離することで、放出のタイミングおよび制御の様々な要件を満たす構造をより特殊化させることができる。
図1A〜1Cは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、個別のガスおよび固体/液体排泄解放チャネルを備えたストーマ装具100を例示する。ストーマ装具100は、オストミーウェーハ120から脱離可能なアダプタハウジング135の側壁に保持されるフィルタ部材160を含む。図1Cは、図1Aの例示のガスフィルタ160と、キャップハウジング135のフィルタ支持領域180の拡大図である。図1A〜1Bは、ストーマ装具100の概略図(展開透視図と側面図)である。
概説すると、本発明のいくつかの実施形態では、ストーマ装具100はオストミーコンポーネントスタックを含む。最も遠位に、オストミーウェーハ120がユーザ(図示せず)の皮膚に接して着用される。例示のオストミーキャップ130は、たとえばフランジ125を介してオストミーウェーハ120に結合される。いくつかの実施形態では、封止部材115はオストミーキャップ130とオストミーウェーハ120との間で圧縮される。いくつかの実施形態では、キャップ130はハウジング135、カバー140、折畳みストーマ排出物回収袋150、および/またはガスフィルタ160のうち1またはそれ以上を含む。ウェーハ120、封止部材115、キャップハウジング135は孔を有し、そこを通ってストーマ排出物が折畳み袋150に到達する。袋150は、処理のために拡張して排泄物を収容するように解放可能である。オストミースタックコンポーネントのその他の構造は、たとえば本出願人による米国特許出願第61/645,118号に記載される。
いくつかの実施形態では、フィルタ160を通るガス流は、不快および/または危険なレベルまで内圧が上昇するのを減速または防止する。たとえば、50mmHg、80mmHg、100mmHg、120mmHg、150mmHg、または200mmHg超の圧力上昇が防止される。内圧の低下は、ストーマ装具と皮膚との間などのストーマ装具封止の寿命を延ばす。
側壁に搭載されるフィルタの潜在的な利点は、オストメイトの排泄制御能力機能の回復に関する。
排泄制御能力回復の利点は、折畳み袋150の構造との組み合わせから生じる。つぶされて任意で折り畳まれた袋150は、カバー140に配置されるまたは袋150自体に一体化されるフィルタを通過するガス解放を阻害する可能性がある。側壁位置はこの阻害を避けることができ、フィルタがガスを解放するように継続的に動作する一方で、排泄物の排出が必要となるまで袋展開を遅らせることができる。本発明のいくつかの実施形態では、ガス排泄物と固体/液体排泄物との分離は、周縁136によって画定される領域内で行われる。よって、分離は排泄物が排泄物処理袋に到達する前に行うことができ、そこでガスは側壁の孔から側方に脱出する。液体および排泄物は任意で、内腔138を通って近位方向に流れ続け、最終的に処理のため袋に入る。
排泄制御能力回復の潜在的な利点の1つは、連続的に通気するフィルタにより、蓄積ガスを収容するのに袋を展開する必要なく長時間着用できることである。いくつかの実施形態では、オストメイトの糞便の排泄制御能力の1側面は、通常着用中に排泄制御能力モードで折畳み袋150を拘束することによって回復される。排泄制御能力モードでは、排泄物排出のために袋が展開されるまで固体および液体排泄物が封じ込められる。排泄物は排泄制御能力モードにおいて完全または略完全に封じ込むことができるため、社交的な場で他人に気づかれない(隠される)。
糞便の隠蔽は、外部排泄物保管袋を隠す、および/または保護する必要性を低下させることによってオストメイトの活動の自由を広げる。糞便の隠蔽は、臭気を低減する放出ガスの濾過によっても助けられる。停滞する腸内ガスを袋に蓄積させないことも糞便の隠蔽に寄与する。ガスで満たされた袋は他人に見える、および/または着用が不快であるが、圧力が均衡するとすぐにフィルタが効力を発しなくなるために、腸内ガスが停止すると完全にはしぼまない。結果として蓄積されたガスにより、排泄時または着用時に袋が押圧されるときに放出される糞便の臭気が増す。これと対照的に、折畳み袋と共に使用されるフィルタは、不所望のガス蓄積を防止するようにより効果的に作動する。
必要に応じた適時の排泄も、排泄制御能力回復のもう1つの側面である。具体的には、不快感を招く圧力および/または腸の膨満感が主にガスが原因である場合、排泄を行わないことである。排泄時間を決定するのに用いられる差を感知することで、便内の液体が排便前に身体に再吸収される時間が長くなる。また、早すぎるおよび/または不要な排泄回数が低減して、ストーマ装具の消耗部品を交換するコストが節減される。その他の潜在的な利点は、排泄間の時間が延長される、および/またはオストメイトが排泄物の排出を制御できることによる利便性の向上である。
糞便排泄制御能力回復の別の側面は、圧力の安全性に備えることである。本発明のいくつかの実施形態では、袋150は、閾値圧力が発生すると自動的に液体および/または固体排泄物で満たすために展開する。任意で、この閾値は安全な解放を提供するように設定される。いくつかの実施形態では、たとえば、閾値圧力に達するとカバー140が自動的に解放されて、袋150を展開させる。任意で、展開は、たとえばオストメイトが排出の必要を示す圧力を感知したときにカバー140を取り外すことによって手動で行われる。オストメイトによる圧力感知は膨満感とすることができる。任意で、感知は、隆起、加圧面の硬化、および/または警告などのオストミースタック自体の圧力表示を含む。
安全解放圧力に関しては、腸内ガスによる膨張圧力を低減または防止することが潜在的な利点である。ガスの連続放出路は、自動展開の閾値圧力がガスによる圧力を超過することを防止する。また、連続的なガス解放のおかげで、感知された圧力が袋排泄を必要とする排泄物による(あるいはよらない)判定の確実性が向上する。ガス圧を通常低く維持する、および/またはガス圧が制御可能に解放されているという表示を提供することによって確実性が高まる。
いくつかの実施形態では、フィルタ160の本体169は、フェルト、布、発泡体、ラチス、またはケークなどの既知の構造を有する。いくつかの実施形態では、ガスフィルタ160の本体169は、流出するガスの臭気物質を濾過する臭気吸収材料を含む。場合によっては、濾過される臭気物質は糞便の臭気などの不快な臭気物質である。実施形態によると、臭気は、活性炭、シリカゲル、ゼオライト、および/またはカーバイド誘導炭素などを使用して吸収される。いくつかの実施形態では、フィルタには、香料および/またはフィルタを通過するガスを吸収して不快度を弱める臭気中和物質が予め加えられる。また、臭気物質の外部濃度がオストメイトおよび/または他者に気づかれにくいように、濾過がガスの放出を遅らせる。
いくつかの実施形態では、ストーマ装具の部材はフィルタ部材を保持する、および/または別の機能を果たしつつフィルタ部材を閉塞から守る。フィルタ保持/保護は、たとえばフィルタ部材を適所に維持すること、フィルタ部材を封止すること、および/またはフィルタ部材への入力を濾過することを含む。フィルタ部材ハウジングに適合可能なオストミーコンポーネントは、袋、キャップ、ウェーハ、および/またはストーマ装具アダプタを含む。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ保持孔は、相互に直接接続されるベース部材とカバー部材とを少なくとも備える。たとえば、ガスフィルタ160はフィルタ支持領域170と180との間に収容される。いくつかの実施形態では、フィルタ部材は、ガスがハウジング内腔とハウジング外部との間を通過できるガス用連通路を含む。フィルタのハウジングは、脱出する内部ガスが主にフィルタの本体169を通って脱出するように限定する。流れは、包囲面180、170、181、182および/またはそれらが包囲するフィルタ本体169の面と共に外側面163、166によっても阻止される。図3Aは、ハウジング381とフィルタ本体面363の対とハウジング382とフィルタ本体面364の対とを示し、その間のガス流が阻止される。流れは、たとえばフィルタ本体360の面上の封止圧力および/または封止コーティングによってもさらに阻止される。
いくつかの実施形態では、ベース部材は、キャップ、アダプタ、ウェーハ、封止部材、またはディスクなどのオストミーコンポーネントのハウジング135である。いくつかの実施形態では、ハウジングは、ポリエチレンやポリプロピレンなどの剛体または半剛体の材料を含む。いくつかの実施形態では、ハウジングは、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、または熱可塑性エラストマ(TPE)などの可撓材料を含む。
いくつかの実施形態では、ベースおよび/またはカバー部材はオストミー排泄物回収袋150の一部である。袋部分はたとえば、袋搭載部材を含むフランジまたは袋の収容部分を含む薄膜である。いくつかの実施形態では、カバー部材は、閉鎖部材、キャップ、アダプタ、ウェーハ、封止部材、またはディスクなどのストーマ装具コンポーネントのハウジングである。いくつかの実施形態では、カバー部材はベース部材の内腔および外観と同様の内腔および外観を有する。いくつかの実施形態では、カバー部材は内腔を有さない、および/またはフィルタ支持ベース部材と同様の内腔を有さない。任意で、カバー部材は膜を含む。
いくつかの実施形態では、フィルタ160のスロットは、フィルタ160の少なくとも1つの側での圧入によって封止されるようなサイズに設定される。いくつかの実施形態では、接合および/または接着によって、フィルタ部材面163、166、169とフィルタ支持面170、180、181、182との間の流れが阻止される。いくつかの実施形態では、接着剤がフィルタ部材160と孔の支持領域170、180との間に塗布される。任意で、接着剤は液体、ペースト、スラリー、またはポリマー粘度として塗布されて、フィルタと孔との間の間隙を満たす。実施形態によると、接着剤はフィルタ部材160を孔に挿入する前または後に塗布される。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ本体169の材料はフィルタ支持領域170、180と直接接触する。いくつかの実施形態では、フィルタ本体169はフィルタ封止層168によって1またはそれ以上の面(たとえば、面163、166、363、364)に積層される。
いくつかの実施形態では、フィルタ封止層168はフィルタ本体169の面全体を覆う。いくつかの実施形態では、フィルタ封止層168はフィルタ本体169の面の一部を覆う。
実施形態によると、未拘束時のフィルタ部材160の厚さはたとえば、0.25〜0.4mm、0.3〜0.5mm、0.7〜1mm、1.4〜3mm、2〜4mm、あるいはその中間の、より大きい、またはより小さい厚さである。いくつかの実施形態では、フィルタ部材160は未拘束時の厚さの、たとえば30〜40%、40〜60%、50〜80%、95〜100%、またはより小さい厚さまで圧縮される。最も狭い(非厚)フィルタ部材160はたとえば、3〜4mm、5〜8mm、8〜12mm、15〜20mm、あるいはより大きいまたは小さい直径を有する。最も広いフィルタ部材160はたとえば、3〜4mm、5〜8mm、8〜12mm、15〜20mm、20〜30mm、あるいはより大きいまたは小さい直径を有する。本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材160は略平坦であり、たとえば上述の未拘束時の厚さを有する濾過材シートを切断して形成されるが、それに限定されない。いくつかの実施形態では、フィルタ厚とフィルタ部材のその他の2次元との比はたとえば、5:1以上、10:1以上、20:1以上、またはそれより大きい比である。いくつかの実施形態では、少なくともフィルタの最も広い面が、フィルタ封止層168などの積層を収容するのに十分な程度平坦である。
フィルタ部材160のガス処理量はたとえば、1〜2ml/分、2〜5ml/分、7〜13ml/分、20〜30ml/分、40〜80ml/分、75〜125ml/分、150〜200ml/分、より多いまたは少ない処理量である。参考のため、処理量の値は、入口面と出口面との圧力差が100mmHg未満の場合である。
フィルタ入口ストレーナおよび弁の実施形態
次に、図3A〜3Cを参照する。これらの図面は、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フィルタ360の閉塞から守るストレーナの例を示す。いくつかの実施形態では、ストレーナは、ガス解放機能を損なう可能性のある自身のチャネルの閉塞も防ぐ。
本発明のいくつかの実施形態では、ストレーナは閉塞する排泄物とフィルタ入口構造とを分離する。これによってフィルタ部材360の入口面361と、フィルタを閉塞させる可能性のある非ガス物質との接触が低減されることが潜在的な利点である。閉塞はたとえば、抵抗の増加、臭気物質吸収の低下、および/またはフィルタ処理量の低減などを招く。
図3Bは、図3Aのハウジング335と該ハウジングに装着される膜材348とを含む濾過構造を示す。いくつかの実施形態では、コンジットチャネル341、入口346、入口孔347が入口面361と内腔323を分離するガス伝導性接続を含む。
いくつかの実施形態では、入口346および/またはコンジットチャネル341はハウジング335に凹部を含む。いくつかの実施形態では、1またはそれ以上の島状部343がチャネル341および/または1またはそれ以上の入口346の画定を助ける。いくつかの実施形態では、チャネル341はストーマ装具の外縁にフィルタ360を配置することによって延在し、さらに内側にチャネル空間を残す。任意で、膜材料348は袋150などのオストミー排出回収袋の材料である。
図3Cは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、嵌合し合って濾過構造を形成する固体オストミースタック部材を概略的に示す。ハウジング335は閉鎖構造349を閉鎖して、チャネル341と入口346とを形成する。任意で、閉鎖構造349は、ハウジング335を装着する、ハウジング335に嵌合する、および/またはハウジング335を弾性的に封止する固体本体である。任意で、ハウジング349は、アダプタ、ウェーハ、または封止部材などのストーマ装具コンポーネントのハウジングである。
いくつかの実施形態では、ストーマガスの排気は入口孔347から入口346を通ってチャネル341、次いで入口面361へと誘導される。入口面361から入ったガスはフィルタ本体360で濾過されて、フィルタ出口面362で排出される。
入口面361前の長くて狭いガス通路は、移動距離を延長することによって、入口孔347を通る漏れが原因の閉塞を防止するという潜在的な利点を提供する。小さなチャネルサイズがさらなるチャネルの汚染を防止する栓を形成するため、侵入する材料は自己抑制的である。
いくつかの実施形態では、複数の入口346が設けられる。このため、万が一使用中に1またはそれ以上の入口が閉塞した場合でもガス解放機能が損なわれてしまうことが阻止される。本発明のいくつかの実施形態では、コンジットチャネル341はハウジング内腔323の周に延在する。いくつかの実施形態では、チャネル341は全周にわたって延在する。いくつかの実施形態では、チャネル341は周の一部に延在する。本発明のいくつかの実施形態では、複数の入口346ストーマの周に(規則的または不規則的に)間隔をおいて配置される。実施形態によると、たとえば、16、12、10、8、6、4、または2つの入口346が配置される。いくつかの実施形態では、入口346は1つである。任意で、入口は十分に拡張されるため、完全に閉塞することなく限られた範囲だけ塞がれる。
いくつかの実施形態では、入口孔自体が自己閉塞に抵抗するように構成される。ガスをフィルタ部材360に方向付ける間、濾過は内腔323の固体および/または液体排泄物からガスを分離する。いくつかの実施形態では、分離は、所定のサイズを超える固体排泄物粒子が入れないほど孔347の寸法を小さくすることを含む。いくつかの実施形態では、孔347が十分に小さいために、(たとえば面張力による)内部流体圧力が流体の孔の通過を防止する。
いくつかの実施形態では、入口孔347の長さはたとえば、0.08〜0.12mm、0.2〜0.5mm、0.8〜1.5mm、1.4〜3mm、2.5〜7.5mm、7〜13mm、あるいはより大きい、より小さい、または中間の範囲である。いくつかの実施形態では、孔347の一部を形成する凹部の深度はたとえば、5〜10μm、10〜50μm、0.05〜0.1mm、0.2〜0.3mm、0.4〜0.7mm、1〜2mm、2〜3mm、あるいはより大きい、より小さい、または中間の範囲である。
本発明のいくつかの実施形態では、入口孔347を形成する材料の表面は疎水性である。このため、フィルタ部材入口面が湿潤から保護される。いくつかの実施形態では、この表面は疎水性を高めるように処理される。たとえば、この表面はワックスまたはその他の疎水性物質で被覆される、あるいは面構造を粗くするように処理される。入口孔347の疎水性はたとえば91〜100°、95〜100°、100〜120°、110〜140°超の接触角、またはより高い接触角に相当する。
1またはそれ以上の孔347が使用中に閉塞した場合にガス流が別の通路を利用できることが潜在的な利点である。日中の使用を例示すると、オストメイトは縦型にハウジング335を着用し、フィルタ部材360が上を向く。内腔323に達する排泄物は重力によって下方に引っ張られる。この状況で、下側の孔347は閉塞されるが、高い方の孔(フィルタ部材に近い孔)はガスの通過のために開放されたままである。夜間の使用を例にとると、オストメイトは横たわっているため、フィルタの一方の側の入口孔が他方の側の入口孔よりも前に閉塞する。
入口孔が圧力下で閉鎖されるほど柔軟である場合、閉塞する排泄物の流入に対して可逆的に閉鎖可能である。たとえば、入口孔347に付勢する固体および/または液体排泄物による圧力が、漏れが発生する前に孔を閉鎖する。遮られない孔はガス交換に対して開放された状態を維持する。たとえばオストメイトの姿勢の変更後、排泄物が圧力で遮断されたチャネルから離れると、チャネルは機能を回復する。ガス圧力の増加は孔の両側でより簡単に釣り合うため、チャネルは閉鎖されない。
複数の入口孔の潜在的な利点は、それに応じて入口面の面積が増加することである。複数の孔の場合、チャネルの数に応じてすべての孔の総面積を増加させつつ、個々のチャネルを小型にすることができる。夜間の使用を例にとると、オストメイトが仰向けに横たわると、その角度ではハウジングがほぼ水平になる。本発明のいくつかの実施形態では、所定の平均閉塞レベルを克服するのに十分な数の入口孔が設けられる。たとえば、10個の孔が設けられると、すべての孔が平均して90%閉塞しても十分なガス解放が達成される。
本発明のいくつかの例示の実施形態では、膜材348は、ハウジング335の面への溶接および/または接合によって結合される。結合はたとえば、接着剤、化学処理、および/または熱処理によって行われる。いくつかの実施形態では、膜材348は1またはそれ以上の入口−コンジットチャネル壁構造343に結合される。いくつかの実施形態では、膜材はフランジ367に結合される。いくつかの実施形態では、膜材は、入口孔347を除き内腔323から入口ストレーナの内腔への侵入を防止する。入口孔347は膜348の天井と入口346の凹部の床および壁との間に形成される。
いくつかの実施形態では、膜材348は、オストミー袋作製業界において既知な薄膜である。任意で、薄膜は、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル、ポリアミド、またはセルロースなどの単独の材料から作製される。任意で、薄膜は、たとえば上述の薄膜材料の2またはそれ以上を組み合わせた共有押出成形工程によって複数の材料から作製される。いくつかの実施形態では、膜材はたとえばアルミニウム箔である。いくつかの実施形態では、膜材348はプラスチックコーティングで封止された繊維またはフェルトなどの多孔性構造である。いくつかの実施形態では、膜材348は、シリコン、ポリエステル、またはポリエチレンテレフタレートなどの可撓材料製の層である。任意で、材料は、噴霧または刷毛塗り後の乾燥などの技法によって湿潤形状で塗布される。いくつかの実施形態では、膜材348の厚さはたとえば、0.01〜0.025mm、0.045〜0.055mm、0.09〜0.11mm、0.18〜0.122mm、0.25〜0.35mm、あるいは中間の、より大きい、または小さい厚さである。
実施形態によると、ハウジング335の内腔323の径は12〜17mm、15〜25mm、25〜35mm、32〜45mm、40〜55mm、より大きいまたは小さい径である。フランジ367の内径と外径との間の距離はたとえば、1〜3mm、3〜7mm、6〜15mm、14〜28mm、より大きいまたは小さい距離である。実施形態によると、内腔323の全体長は0.8〜1mm、1〜2mm、2〜7mm、5〜15mm、15〜25mm、より大きいまたは小さい長さである。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フィルタ460用のポケット480を製造する構成を示す図4Aを参照する。キャップサブアセンブリ400は袋薄膜450とキャップハウジング435を含む。これらはキャップサブアセンブリ400の製造に使用される溶接ツール410の一部と共に示す。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ460の支持構造は、面の選択的接合によって構成される。いくつかの実施形態では、1またはそれ以上の内腔が、たとえば非接合領域の2またはそれ以上の側面を選択的に接合することによって形成される。
図4Aは、オストミーコンポーネントハウジング435上に配置される袋薄膜450を示す。いくつかの実施形態では、薄膜450とハウジング435が接合されて、フィルタ部材460を保持するポケット480を形成する。いくつかの実施形態では、接合は溶接ツール部410を用いて実行される。溶接ツール部410はプレス機(図示せず)を装着し、熱、圧力、無線周波数(RF)放射、および/または機械的振動を印加してオストミーコンポーネント部品を融合させる。
本発明のいくつかの実施形態では、溶接ツール410は間隙415を有するリングを含む。製造中の接合は、ツール410で袋薄膜450とハウジング435を加圧することを含む。しかしながら、加圧が発生しない間隙415下の領域480では接合が行われない。本発明のいくつかの実施形態では、この結果、袋薄膜450とオストミーコンポーネントハウジング435との間にポケット領域480が形成される。いくつかの実施形態では、ポケット領域はフィルタ部材460を適所に保持する。いくつかの実施形態では、ポケット領域の一部は、入力濾過構造として機能する。
次に、間隙415に代わり凹部416を有する別のツール部410を示す図4B〜4Dを参照する。ツール部410は図4Bでは図4Aから反転している。
いくつかの実施形態では、凹部416は、ツール部410が凹部に印加する圧力を低減または除去する。図4Cでは、溶接の準備のためにツール部410が薄膜450、フィルタ部材460、ハウジング435の上に配置されている。図4Dでは、ツール部はこれらの部材を加圧して溶接組付を実行する。
本発明のいくつかの実施形態では、凹部416は距離462分圧縮しながらフィルタ部材460をほぼ収容するようなサイズに設定される。距離462はたとえば、未圧縮フィルタのサイズの5%〜20%、または15%〜30%である。いくつかの実施形態では、部分的な圧縮で、薄膜450をフィルタ部材460に封止するのに十分な圧力が印加される。いくつかの実施形態では、製造中にフィルタ本体460を圧縮することで、復元力によりフィルタ部材の側面に沿った封止が強化される。
実施形態によると、フィルタ460は接合の前または後に配置される。いくつかの実施形態では、フィルタ460は接合前に領域480内に配置されて、該フィルタを保持するポケットが形成される。もしくは、フィルタ460は形成された後のポケット領域に挿入される。たとえば、フィルタは挿入ツールによって圧迫され、挿入された後、挿入ツールを取り外すことができる。いくつかの実施形態では、フィルタ460は、袋薄膜450および/またはオストミーコンポーネント435を押圧することによってポケット領域480に保持される。いくつかの実施形態では、ポケット領域480は、ガス抜きへの抵抗が最も低い経路に位置するようにフィルタ部材460を保持する。いくつかの実施形態では、ポケット480の体積は、たとえば図1Cの支持領域180に示すようにコンポーネントハウジング435の凹部を含む。
直接接合ではなく加圧および/または摩擦によってフィルタ460を適所に保持する潜在的な利点は、フィルタ460を保持するオストミーコンポーネントを動作不能にすることなくフィルタ460が取外し可能および/または交換可能なことである。脱着可能なフィルタ部材の潜在的な利点は、フィルタ交換が可能なことである。任意で、ポケット領域480の外部孔はフィルタよりも広く(フィルタを挿入しやすい)、内部で狭くなってフィルタ本体を封止する。フィルタ交換により、有効なガス解放および/または濾過を邪魔するフィルタ部材の閉塞の発生後も、ストーマ装具を長く使用できる。さらにまたはもしくは、ユーザは、閉塞したフィルタ周囲の封止を永久的または一時的に除去または破断して、受動的なガス解放を復活させるように決定することができる。
フィルタ460を加圧保持するもう1つの潜在的な利点は、袋、フィルタ、ハウジングサブアセンブリを形成するのに必要な接合作業を省くことである。任意で、フィルタ部材460の本体材料は、フィルタ本体を通過するガスを収容するのに使用される支持層に接合されない。簡易なフィルタ部材460は製造コストの節減にもなる。
選択的な面接合によって構成される内腔の形状は、単独の、直線的な、または無枝の内腔に限定されない。たとえば、図3A〜3Cのチャネル構造は、選択的に膜材348を接合してガス通路を画定することによって、ハウジング335に凹部を設けずに構成可能である。いくつかの実施形態では、この選択的接合は、410などの接合ツール部に凹部および/または間隙を適切に配置することによって制御される。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、圧力始動弁を介して脱出するガス401、402、403を示す図4Eを参照する。キャップサブアセンブリ400は領域451でキャップハウジング435に結合される袋薄膜450と、フィルタ460とを含む。サブアセンブリ400はたとえば図4Aを参照して説明したように製造される。明瞭化のため、折り畳まれた袋薄膜450は、点線境界以外は全部または一部透明に図示する。
いくつかの例示の実施形態では、領域474は、ハウジング435に選択的に結合される袋薄膜450の配置によって形成される圧力始動弁を含む。ストーマ装具内からの圧力(矢印401で示す)は排泄物回収袋薄膜450の面を上方へ押す。十分な圧力下で、フィルタ460の入口面近傍の領域474において、袋材はハウジング435から浮き上がる。この浮き上がりにより、脱出するストーマガス402がストーマ装具の外部403へ通過することができる孔が生じる。いくつかの実施形態では、解放圧力がない場合、孔が閉鎖されるように袋薄膜450は領域474にわたって強く引っ張られる。領域474での圧力依存型の開閉はフラッター弁のような機能を果たす。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、図4Bのフラッター弁の詳細な動作を示す図4F〜4Gを参照する。フラッター弁はフィルタ460の入口面の領域474に袋450の一部とキャップハウジング435とを含む。フラッター弁は、フィルタ部材460の入口面の閉塞を防止または低減するのに役立つ。
いくつかの実施形態では、フィルタ部材460は、領域480でハウジング435の縁部全体にわたって延在する。いくつかの実施形態では、入口ストレーナは、袋450の材料とハウジング435とが接合されていない領域474に形成される。
いくつかの実施形態(図4Eおよび4F)では、ストーマ内の十分な圧力が、袋450の一部をハウジング435の面から外へ押し出す。これにより、ガスがフィルタ部材460に到達することのできる孔478が形成される。いったんガスが解放されると、圧力が低下する。いくつかの実施形態では、袋450の材料は、ハウジング435の面に接する位置に戻るフラッター弁を含む(図4G)。任意で、袋450の材料は、孔478を完全に閉鎖するように緻密かつ柔軟である。もしくは、孔478は粗く閉鎖されるものの、十分に狭いために流体および固体排泄物の通過を阻止する。
このフラッター弁機構の潜在的な利点は、解放すべきストーマガスが間近にある期間を除き、フィルタ部材460を排泄物の汚染から隔離することである。任意で、固体および/または液体排泄物が孔478を開放するのに必要な所定圧力に達するとき、逃がすことのできない圧力は相当量の排泄物の存在を表すため、いかなる場合も排泄の必要性が高い。いくつかの実施形態では、フィルタは排泄事象後に処理されるため、短期間ガス解放が阻害されても許容可能である。
いくつかの例示の実施形態では、フラッター弁はガスからの圧力と液体/固体の排泄物からの圧力をたとえば以下のようにして区別するように配置される。いくつかの実施形態では、周囲圧力に応じて開閉するフラッター弁が、図3A〜3Cに示すような入口ストレーナに内蔵される。任意で、フラッター弁は通常は開放されており、外圧下で閉鎖される。ストーマ装具内でガス圧が上昇すると、圧力はフラッター弁の両側で迅速に平衡をとるため弁は開放状態を維持する。しかしながら、液体または固体による圧力上昇の場合、入口の濾過が圧力均衡を減速または阻止する。フラッター弁全体の圧力差が(外部から押す排泄物のために)十分に大きくなると、フラッター弁の孔が閉鎖される。このため、入口孔自体の閉塞が防止される。その後、圧力が消失すると(たとえばオストメイトが姿勢を変える)、閉塞していない入口孔が再びガスの通過に利用可能である。
フィルタ部材の設計形状
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、様々な濾過要件に合わせた形状のフィルタ561、562、563を示す図5A〜5Cを参照する。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材の形状は、フィルタ部材の吸収面積を増加するように選択される。さらにまたはもしくは、内腔壁の強度が弱くならないように追加の面結合のための余地を残す形状が選択される。
図5Aは、例示のオストミーコンポーネントハウジング536の凹部またはポケット領域上または内に配置される例示のフィルタ部材561を示す。フィルタ長は、ハウジング536の内腔523と接触する入口面561Aと出口面561Bとの間を伸張する。本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材561はオストミーコンポーネント壁の周の一部のみを占めるように制限される。周部分はたとえば、90°、60°、45°、20°、10°、あるいはその中間の、より大きい、またはより小さい壁周の部分である。
壁周の一部に限定する潜在的な利点は、壁の残りの部分を、たとえば排泄物回収袋などの別のオストミーコンポーネントの面に接続するのに利用可能なことである。接続に利用可能な面の領域が増えるにつれ、ストーマ装具全体の強度が向上する。壁周の一部に限定するもう1つの潜在的な利点は、使用するフィルタ材料が低減されることである。非環状フィルタ形状も、フィルタ材料シートから切断するときにより効率的なフィルタ形状であり、廃棄量の節減にもなる。
図5Bは、例示のオストミーコンポーネントハウジング537の凹部またはポケット領域上または内に配置される例示のフィルタ部材562を示す。いくつかの実施形態では、ハウジング壁のフィルタ部材562によって示される円弧内の領域531からフィルタ材料が切断される。いくつかの実施形態では、領域531がたとえばオストミー排泄物回収袋との結合に利用可能である。領域531はたとえば、ハウジング537の外壁または内壁に位置する、またはフィルタ562の孔の輪郭内に包囲される領域である。領域531は円形、正方形、長方形、または三角形などの任意の形状をとる。いくつかの実施形態では、ハウジング537はフィルタ部材562と補完的な形状の凹部を備え、そこにフィルタ部材562が嵌合する。いくつかの実施形態では、ハウジング537は平坦であり、たとえば袋に結合され、フィルタを超えて膜を押圧し領域531に接触する。
フィルタ本体にフィルタ材料のない領域を備える潜在的な利点は、ハウジング537とハウジングに結合される袋などの別のオストミーコンポーネントとの間に結合点を追加することである。追加の結合点により、強度を犠牲とせずにフィルタ部材662の円周方向範囲を増大させることができる。
図5Cは、例示のオストミーコンポーネントハウジング538の凹部またはポケット領域上または内に配置される例示のフィルタ部材563を示す。本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材563は、ハウジング538の内腔へ延在する部分533を有する。本発明のいくつかの実施形態では、拡張部533は、利用可能な縁領域を増加させるように成型される。いくつかの実施形態では、拡張部によって露出する表面積は、たとえば輪郭を波打たせる、あるいはギザギザにすることによって長くすることで増大される。いくつかの実施形態では、表面積はフィルタ本体にスリットを入れることによって増大される。狭いスリットは固体または液体排泄物の侵入に抵抗する濾過機能を果たすことができる。いくつかの実施形態では、フィルタ本体が露出するように拡張部533は被覆されない。
フィルタ563の露出表面積を増大させる潜在的な利点は、フィルタ入口面の閉塞作用を緩和することである。表面積を10倍にすれば、閉塞によるガス吸収量の低下を10分の1にすることができる。
フィルタ部材563は、たとえば1〜3mm、2〜5mm、3〜8mm、7〜13mm、その中間、それより大きいまたは小さい距離だけハウジング538の内腔に延在する。いくつかの実施形態では、フィルタ部材563の露出した入口表面積は、拡張部が取り除かれる場合に露出されるはずの表面積よりも大きい。相対差は20〜50%、50〜150%、100〜300%、300〜1000%、あるいはより大きいまたは小さい割合である。
なお、図5A〜5Cを参照して説明した設計上の特徴と利点は組み合わせることができ、実施形態によっては相乗作用を生むこともある。よって、たとえば、使用するフィルタ材料の量を低減する要件は、いくつかの実施形態では低損耗形状によって満たされる。いくつかの実施形態では、一方の側に「切込み」のある形状が、フィルタ長の中間での保持面結合を可能にする。いくつかの実施形態では、この「切込み」と補完的な突出部が廃棄されず、他方の側でオストミーコンポーネントの内腔へと延在してフィルタ入口表面積を増加させる。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フィルタ処理量保護のための複合機構を示す図6を参照する。ハウジング635はフィルタ部材660に入るガスを濾過するように適合される。フィルタ部材660の入口面661は、フィルタ本体のガス吸収に利用可能な面積を増加するようにさらに成型される。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ形状の工夫(図5A〜5Cに例示)が入口ストレーナ(図3A〜3Cに例示)と組み合わされる。図6は例示の入口ストレーナを示す(明瞭化のため、被さる膜またはその他のチャネル閉鎖物を図示していない)。ストレーナはガス入口646、入口チャネル641、オストミーコンポーネントハウジング635の内腔623を取り巻くチャネル壁643を含む。図示するフィルタ部材660は少なくとも2種類のフィルタ入口面領域を有する。面領域663は入口ストレーナによって保護される「清浄な」入口領域である。対照的に、面領域661は保護されておらず、内腔623へ延在する。排泄物による閉塞を被るが、表面積が増加することでガスを迅速に受け入れて圧力蓄積を防止することができる。
1つの装置で両方のフィルタ保護タイプを組み合わせる潜在的な利点は、それぞれが他方のバックアップの役目を果たすことである。各保護タイプは、たとえば配向または排泄物の粘度により、様々な状況下でより強靱である。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フィルタ部材760を通る通気路を延長するように成型されたハウジング735を示す図7を参照する。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材760を通る最小フィルタ通路は、フィルタをわたる最短距離よりも長い。延長された通気路は濾過によって臭気を大幅に低減する、および/またはフィルタ部材をわたる間中、漏れの機会を減らすことができる。いくつかの実施形態では、フィルタ部材760の入口面761は出口面762から円周方向に偏位する。周囲壁によって形成される偏位のために、内腔723から外部へ脱出するガスが円周方向だけでなく径方向にも方向付けられる。
本発明のいくつかの実施形態では、ハウジング735は、フィルタ部材760の形状に合致する凹部780を含む。いくつかの実施形態では、凹部780は、挿入されたときにフィルタ部材760の入口面761を画定する開放部781を内腔723近傍に有する。いくつかの実施形態では、凹部780は、フィルタ部材760の出口面762を画定する外側開放部782を有する。
いくつかの実施形態では、追加のまたは代替の筐体がフィルタ入口面761および/または出口面762を画定する。たとえば、後述する図9Bに示すような実施形態は、袋薄膜の結合パターンが互いに偏位する入口面と出口面を画定するように構成される。
円周方向の偏位を利用して最小ガス濾過路長を画定する潜在的な利点は、フランジ725の幅を所望のフィルタ路長よりも狭くすることができる点である。さらにまたはもしくは、フィルタ部材760はフランジ725よりも狭くすることができるため、より深い入口保護領域746を画定できる余地が生じる。いくつかの実施形態では、入口領域746は入口濾過孔および/またはフラッター弁を含む。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、上述した設計部材を組み合わせるように成型されたフィルタ部材860を示す図8を参照する。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材860は複数の入口面861を含む。いくつかの実施形態では、フィルタ部材860は複数の出口面862を含む。いくつかの実施形態では、入口面861および/または出口面862は、ハウジング835の凹部880の開口881、882によって画定される。
いくつかの実施形態では、フィルタ部材861は、ハウジング835の結合領域885を補完する形状の切欠き領域865を含む。
いくつかの実施形態では、フィルタ部材860は必要に応じて修正される略長方形輪郭に適合し、ハウジング835の凹部880の形状に合致する。フィルタ部材の長方形輪郭の潜在的な利点は、材料から切断される個々の部材間の空間に、低損耗のフィルタ材料シートから製造することができる点である。
例示のフィルタ部材860の設計は上述のフィルタ設計の工夫と組み合わされる。入口面と出口面との間の円周方向の偏位により、フィルタ通路長が増大する。開放中央領域は2つの保持面の結合を可能にする。さらに、効率的な形状のためにフィルタ材料の損耗が低減される。
なお、凹部880は、フィルタ部材860を介したガス流を閉じ込める方法の1例である。接着および/または溶接による排泄物回収袋の膜との選択的接合も、フィルタ部材860を収容する別の方法である。
袋およびハウジングフィルタ部材ホルダ
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フィルタ部材960を保持するポケットの他の例を示す図9Aおよび9Bを参照する。ポケットは排泄物回収袋950の膜材とオストミーコンポーネントハウジング935A、935Bを含む。概して、固体ハウジングは、凹部にフィルタを完全にまたは部分的に収容することができる。さらにまたはもしくは、膜はフィルタを収容するためにフィルタの一部または全部で膨張することができる。
本発明のいくつかの実施形態では、オストミーコンポーネントハウジング935Aは、フィルタ部材960のサイズに適合する凹部980Aを有する。いくつかの実施形態では、オストミー袋950Aはたとえば接着または溶接によってハウジング935Aに結合される。いくつかの実施形態では、フィルタ部材960の保持領域が凹部980Aと袋950Aの領域970Aとの間に形成される。
本発明のいくつかの実施形態では、オストミーコンポーネントハウジング935Bは平坦である。これらの実施形態のいくつかでは、袋950Bの領域970Bがフィルタ部材960からはみ出してフィルタ部材960をハウジング935Bに押しつける。
いくつかの実施形態では、フィルタ部材960は凹部980Aよりも厚く、オストミー袋950Bの領域970Bがそこからはみ出す。
いくつかの実施形態では、フィルタ部材960は、面の接合中または前に2つの保持面領域間に配置される。もしくは、フィルタ部材960は、袋950A、950Bとハウジング935A、935Bとの結合後に領域970Aまたは970Bと980Aまたは980Bとの間に挿入される。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、並んでハウジング1035に装着されるフィルタ部材1060と折畳み袋1050とを示す図10Aおよび10Bを参照する。この構造は、低背の袋/フィルタの組み合わせにおいてフィルタ入口面1061を汚染から守る。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材1060の入口面1061はハウジング1035の内腔1023にわたって配置される。図示する位置では内部ストーマガスの進入を許す。いくつかの実施形態では、出口面1062はストーマ装具の外側に開放される。
いくつかの実施形態では、折畳みオストミー袋1050の一部がハウジング1035の面でフィルタ部材1060に隣接する。これにより、入口面1061の閉塞が阻止される。いくつかの実施形態では、フィルタ部材の1またはそれ以上の面1065が、たとえば袋1050の一部によってガスが逃げないように封止される。
フィルタ部材1060と袋1050とをハウジング1035の面に並べて組み立てる潜在的な利点は、オストミーコンポーネント全体長を低減することである。
本発明のいくつかの実施形態では、通常の着用中、カバー1040がハウジング1035、袋1050、フィルタ部材1060を覆う。いくつかの実施形態では、カバー1040の凹部1042が袋1050とフィルタ1060をぴったりと包囲する。いくつかの実施形態では、カバー1040は凹部1042によって筐体と嵌合する結果、平坦外面の外観を呈する。いくつかの実施形態では、カバー1040が袋1050を展開させるように取り外される。いくつかの実施形態では、カバー1040ストーマ装具から完全に脱離可能である。
いくつかの実施形態では、カバー1040は、フィルタ部材1060を介して濾過されるガスを装置から逃がす通気穴1044を有する。いくつかの実施形態では、カバー1040は外方に張り出して、内腔1023を通って内圧が印加される。ガス抜きによって、排気可能なガスによる隆起と、処理のため排泄を必要とする排泄物による隆起とを区別することができる。
いくつかの実施形態では、平坦な折畳み袋は別の構造でフィルタと共に使用される。たとえば、図1A〜1B、2、および/または13A〜13Bの例示の実施形態のようにフィルタの前で(近位)折り畳まれる。
挿入可能/脱着可能なフィルタ部材およびフィルタホルダ
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、オストミーサブアセンブリ1100の脱着可能なフィルタ部材1160を示す図11を参照する。
いくつかの実施形態では、ハウジング1135および/または凹部1180の開放面は別のコンポーネントによって覆われる(明瞭化のため図示せず)。追加コンポーネントはたとえば別のオストミーコンポーネントハウジングまたはオストミー袋の一部である。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材1160はストーマ装具の動作(着用)中、オストメイトによって挿入可能および/または脱着可能である。いくつかの実施形態では、グリップ1167を用いて、フィルタ部材1160の挿入および/または保持領域1180からの取外し操作を行うことができる。いくつかの実施形態では、グリップ1167は硬いプラスチックなどの比較的硬直したタブであるため、つぶれずにフィルタを挿入することができる。いくつかの実施形態では、硬い裏材がフィルタ部材1160の面の大半または全体にわたって延在する。いくつかの実施形態では、突出タブを使用せずにフィルタ部材1160を孔に押し込むことによって挿入される。任意で、フィルタ部材1160は、紐などのタブ以外の突出部材を引っ張ることによってたぐり寄せることができる。
本発明のいくつかの実施形態では、保持領域1180は、フィルタ部材1160の中空部1165に嵌合するように適合される1またはそれ以上のスナップ1183を含む。いくつかの実施形態では、フィルタ1160を保持領域1180に挿入することで、可撓性のある弾性スナップ1183が短時間偏向する。フィルタ部材の挿入が完了するとスナップ1183は中空部1165にカチッと戻る。いくつかの実施形態では、フィルタ1160の一部が挿入中に偏向および/または圧縮されて、スナップ1180を過ぎると元に戻る。
脱着可能なフィルタ部材1160の潜在的な利点は、使用中に閉塞したフィルタ部材を取り外して、新たなフィルタ部材を適所に配置できることである。任意で、脱着可能なフィルタ部材1160は、突然のガス塊などによる過圧を開放するように一時的に取り外し、あるいは緩めて、その後適所に戻すことができる。任意で、脱着可能なフィルタ部材1160は、使用済みキャップサブアセンブリ1100を処分した後、新たなキャップサブアセンブリ1100で再利用される。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、凹部1280内に脱着可能に保持される平坦フィルタ部材1260を示す図12Aを参照する。フィルタ部材1260は挿入部材1270によって少なくとも1つの側に固定される。
いくつかの実施形態では、サブアセンブリ1200Aのフィルタ部材1260は、保持挿入部材1270によってキャップハウジング1235Aの凹部1280に保持される。いくつかの実施形態では、次いで挿入部材1270が、保持フランジ1284が占める中空部1271によって適所に保持される。いくつかの実施形態では、キャップハウジング1235Aの一部が、凹部1280と回収袋に溶着可能なキャップハウジング1235Aの面とを分離する。いくつかの実施形態では、分離の距離はたとえば、0.3〜0.6mm、0.4〜0.7mm、1〜2mm、2〜4mm、3〜7mm、それらの中間の、またはより大きいまたは小さい任意の距離である。
結果として生じるフィルタ部材を保持する孔の安定した側面は交換式フィルタの使用に十分に適する。安定した側面のフィルタホルダの潜在的な利点は、フィルタ部材をより確実に適所に保持することである。キャップハウジングと回収袋の一部の間に配置されないフィルタ部材の潜在的な利点は、袋部分をキャップハウジングに結合する際に完全な環状溶接ツールを使用できることである。溶接を意図した面から分離される凹部の潜在的な利点は、溶接中に生成される熱によるフィルタ部材の損傷リスクを低減することである。
次に、図12Bを参照する。この図面は、本発明のいくつかの例示の実施形態に係るストーマ装具のキャップサブアセンブリ1200Bを示す。キャップサブアセンブリ1200Bは、キャップハウジング1235Bの孔1275に脱着可能に保持されるように適合された平坦フィルタ部材1260を含む。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材1260はキャップハウジング1235Bの孔1275に保持される。フィルタ部材のホルダの安定した側面は交換式フィルタの使用に十分に適する。フィルタホルダのワンピース構造は特に耐久性が高い。フィルタホルダのワンピース構造は、少ないコンポーネントで製造され、必要な組立も少ないために製造コストが安価である。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、オーバーモールド法によってハウジング1235Cに埋め込まれるフィルタを示す図12Cを参照する。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材1260Cは、オーバーモールド法によってキャップまたはアダプタハウジング1235Cに埋め込まれる。いくつかの実施形態では、フィルタ部材1260Cはハウジング1235Cの製造に使用される型枠に配置されて、ハウジング材料がその周りで成形される。
この構造は、製造の組立ステップを省くという製造上の利点をもたらす。フィルタとハウジングとの成形嵌合により、フィルタ本体縁部周囲のガス流をさらに確実に阻止できる。いくつかの実施形態では、たとえば、ハウジング1235Cがウェーハ1210に組み付けられると、内側リング1237(または別の第2の封止部材)がウェーハ1210の床面1212に押しつけられる。任意で、接触は液体および/または固体排泄物の通過を阻止するのに十分であるが、ガスを通過させるほど緩やかである。任意で、ガス通過用の孔が設けられる。第2の内腔1238に達するガスは、フィルタ1260Cの保護された入口面を通じて脱出することができる。
いくつかの実施形態では、成形一体化により、フィルタ本体形状は包囲する穴を通り抜けるのに適した幅輪郭を有する必要がない。任意で、フィルタ1260Cは、成形、またはオーバーモールド前のフィルタ形状を偏向する製造ステップ(たとえば、熱形成)によって屈曲させられる。非平面構造はフィルタの濾過長を増大させることができる。また、非平面構造は、結合具1239などのストーマ装具のその他の構造を回避するようにフィルタを成型することができる。
手動ガス解放
次に、図13A〜13Cを参照する。図13Aは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、通壁性ガス解放弁ステム1395を含むストーマ装具スタック1300を示す。図13Bは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、図13Aのストーマ装具スタック1300の断面図である。図13Cは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、図13Aの手動ガス解放弁ステム1395の拡大斜視図である。
通壁性弁は、濾過されたガスの解放に対して手動で始動可能な代替手段および/または補助手段を提供する。たとえば、突然のガス注入の場合、弁はフィルタ部材のみの場合よりも迅速にガス圧を低減させるように始動する。通壁性弁は、ガスの解放を判定する短時間の開放によって、フェルト圧力が固体/液体排泄物によるものかガスによるものかをテストする潜在的な手段を提供する。いくつかの実施形態では、通壁性弁は、ガスの過圧のための安全解放機構を含む。任意で、閉塞フィルタによるガス解放機能の喪失を弁の始動によって補うことができる。
本発明のいくつかの実施形態では、ストーマ装具1300は、手動ガス解放のための始動弁を含む。いくつかの実施形態では、手動で始動可能な弁は外殻1345、ステム部1395、および/または第2の封止部材1315を含む。いくつかの実施形態では、受動的なガス解放用のフィルタ部材1360が手動で始動可能な弁と共に設けられる。
本発明のいくつかの実施形態では、外殻1345はステム収容穴1396とステム部保持領域1397を含む。いくつかの実施形態では、封止部材1315はステム収容孔1398とステム部保持領域1399とを含む。
いくつかの実施形態では、ステム部1395は、ストーマ装具を穴1396に挿入されたステム部1395の剛体ステム1394と組み付ける。いくつかの実施形態では、ステム1394が貫通孔1398に挿入される。いくつかの実施形態では、ステム端1393は孔1398の内側を押して孔を封止する拡張領域を含む。本発明のいくつかの実施形態では、ステム端1393の拡張領域は孔1398に一部または全部挿入される。いくつかの実施形態では、ステム端1393はテーパ状(たとえば円錐形)であり、孔1398に向かって狭くなる。いくつかの実施形態では、孔1398はステム端1393の一部または全部を収容するようにテーパ状である。任意で、ステム1394の本体は紐などの縄である。縄は任意で内部封止本体1393と押しボタン1392などの外部制御手段との間に張られるサイズのリンクを提供する。図15Eでは、たとえばステム部材1591Aは紐を含む。
いくつかの実施形態では、ステム部1395は板バネまたはコイルバネなどのバネ1391を含む。いくつかの実施形態では、バネ1391はステム部1395と一体的に形成される。一体形成は、バネとステム部が別々のコンポーネントである実施形態よりも簡易である、および/または製造コストが低いという潜在的な利点を提供する。いくつかの実施形態では、バネ1391は外殻1345のステム部保持領域1397を押圧する。この押圧によりステム端1393が孔1398内まで引っ張られて封止を維持する。
いくつかの実施形態では、ボタン1392はバネ1391(または別の張力手段または圧縮手段)と相互作用し、ステム端1393を孔1398から離すように始動可能である。押すことでガスの封止が解かれる。
いくつかの実施形態では、ステム1394は穴1397、1399の一方または両方に緊密に嵌合し、ガス封止が解かれたときの固体/液体排泄物の漏れを阻止する。この間隙はたとえば、0.01〜0.03mm、0.02〜0.08mm、0.07〜0.11mm、0.1〜0.15mm、その中間の、あるいはより大きいまたは小さい間隙である。
いくつかの実施形態では、排泄物のストーマ外部での蓄積および/または肌との接触を防止する第2の封止部材1315が設けられる。いくつかの実施形態では、ストーマ装具の1またはそれ以上の内面の圧迫などの封止によって実行される。いくつかの実施形態では、ストーマからの排泄物がストーマ外部に蓄積しないようにストーマ周囲の体積を塞ぐことによって実行される。いくつかの実施形態では、第2の封止部材1315はストーマを押圧せずに機能を果たす。いくつかの実施形態では、第2の封止部材1315は熱可塑性エラストマ(TPE)やシリコーンゴムなどの可撓材料を含む。材料の硬度はたとえばショアA30〜80である。いくつかの実施形態では、第2の封止部材1315は高弾性材料である。このような材料は、たとえばショアA1〜30、2〜20、2〜15、3〜10、または3〜8の硬度のシリコーンゴムである。
封止部材1315の柔軟さはステム部1395との封止を形成するのに役立つ。いくつかの実施形態では、さらにまたはもしくは、封止部材1315はストーマ排出物のオストミーウェーハ1320および/または外殻1345の領域へのアクセスを制限する。この制限により、オストミーウェーハ1320とストーマ装具外殻1345との間の封止1325などの外部の封止を経る漏れが低減される。また、この制限により、組織の炎症および/またはストーマウェーハ結合の緩みを招く可能性のある、ストーマ排出物のウェーハ1320下部への漏れも低減される。いくつかの実施形態では、封止部材1315は、ストーマ装具の内部体積を塞ぐことによってストーマ装具内の排泄物の体積を低減する。
本発明のいくつかの実施形態では、外殻1345はTPEやシリコーンゴムなどの可撓材料を含む。可撓材料はたとえばショアA30〜80の範囲の硬度を有する。いくつかの実施形態では、外殻1345はポリエチレンやポリプロピレンなどの剛体または半剛体材料を含む。本発明のいくつかの実施形態では、外殻1345および/または第2の封止部材1315は簡易な弁製造方法にとって十分に柔軟である。本製造では、拡張領域を含むステム1394は、外側から穴1396および/または1398を通って圧迫されて弁を組み立てる。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る様々な通壁性弁構造を示す図15A〜15Jを参照する。図15Aは、図13A〜13Cに示す例示の弁のように、ストーマ装具壁1595に対して同様に配置されるコンポーネントを有する例示の弁を示す。壁1595は実施形態に係るストーマ装具の外殻および/または封止部材を含む。ボタン1592とバネ1594は壁1595の外側にある。ステム1591は孔1596を通って壁1595を貫通し、ストッパ1593と封止領域1599Aは壁1595の内側にある。図15A〜15Hでは、大きな矢印は手動始動力の方向を表す。小さな両向き矢印は、示される水準で弁のコンポーネントに印加される力の方向を表す。
いくつかの実施形態(図15B、15D)では、ストッパ1593はストーマ装具壁1595の外側に配置される。始動するため、バネ1594、1598またはその他の力がストッパ1593を孔1596の周囲の封止領域1599Bへと追いやる。任意で、バネ1594、1598(図15B、15C)はストーマ装具壁1595の内側に配置されて、ストッパ1593を封止領域1599B、1599Aの方に引っ張る。任意で、封止領域1599A、1599Bの閉鎖は封止力に対抗して引っ張ることで圧倒される。いくつかの実施形態では、解放圧力に対して引っ張るハンドル1597がボタン1592の代わりに設けられる。
いくつかの実施形態(図15C、15D)では、バネ1598とストッパ1593はどちらも装具壁1595の外側または内側に配置される。いくつかの実施形態では、バネ1598は壁1595と弁ステムアセンブリに係留される。他の力が印加されない限り、ストッパ1593を封止領域1599A、1599Bへと引くようにバネを配置することで係留される。
本発明のいくつかの実施形態(図15H)では、装置内からの十分な圧力でストッパ1593が封止位置から移動してガスを解放させる。任意で、十分な圧力が安全および/または快適解放閾値として選択される。実施形態によると、十分な圧力はたとえば、45〜55mmHg、55〜65mmHg、63〜78mmHg、75〜90mmHg、80〜105mmHg、あるいはより大きいまたは小さい圧力である。いくつかの実施形態では、この圧力解放弁は、たとえばハンドル1597を引くことによって手動で作動することもできる。任意で、本発明の他の実施形態(たとえば図15Bおよび15Dに例示)は所定の圧力閾値を超えるとガスを解放させる。
本発明のいくつかの実施形態(図15F〜15G)では、ステムアセンブリ1591Bの形状および/またはサイズは、封止のために装具壁1595Aの弾性部分を含む。たとえば、ステムアセンブリ1591Bは任意で、挿入する孔1596の端部に到達するほど短いシャフトで形成される。端部に到達するため、装具壁1595Aを圧縮する、および/またはシャフトを弾性的に拡張するための力が印加される。挿入時、ステムアセンブリ1591Bの端部と壁1595Aとの間の圧縮力は、たとえば1599Cに封止を形成する。ボタン1592を押すと封止が解除される。
本発明のいくつかの実施形態(図15I〜15J)では、封止力が環状弾性封止部材1520によって提供される。封止部材1520は、ステムアセンブリ1505の一部をストーマ装具壁1525に押しつける。任意で、壁は、カバーやキャップの一部などのストーマ装具の近位(前側)壁である。いくつかの実施形態では、ステムアセンブリ1505のステム1507は孔1528で壁1525を貫通する。ステム1507は、孔1528の貫通を阻止する程度に広い制御部材1510によって壁1525の外面に固定される。いくつかの実施形態では、内方への力1530が制御部材1510に印加されると、壁1525が偏向する。偏向により封止部材1520と壁1525との間の封止が解けるため、ガスが孔1528から装具を脱出することができる。いくつかの実施形態では、制御部材1510の下面1515は、制御部材1510が始動したときに壁1525に封止を形成するように成型される。任意で、封止部材1520は、弁機構が閉鎖位置にあるときでもガスを連続的に解放させるフィルタ部材本体を含む。任意で、本発明の他の実施形態(たとえば、図15A〜15H)のストッパは、弁の開放時にガスの放出速度を低速から高速に変えるように、ガス透過性である(たとえばフィルタ材料を含む)。
図13A〜13Cに戻ると、ストーマ装具の任意の特徴は、ディスク1335とオストミー排泄物回収袋1350との間に支持されるフィルタ部材1360を含む。いくつかの実施形態では、ディスク1335は、他のいくつかの実施形態ではハウジング(たとえば、ハウジング135、335、435)が行うようにフィルタ部材を部分的に収容する。いくつかの実施形態では、オストミー袋1350の領域1370がフィルタ部材1360を部分的に収容する。本発明のいくつかの実施形態では、ディスク1335のフィルタ部材ハウジング領域1380は凹部を含む。いくつかの実施形態では、フィルタ部材ハウジング領域1380は平坦である。いくつかの実施形態では、フィルタ部材1360の材料は、弁部材によって封止される孔の少なくとも一部を含む。任意で、弁部材はフィルタ部材の一部を変形させて、フィルタを迂回してガスを解放させるように動作可能である。
フィルタ部材のハウジングは単独で、または組み合わせて様々な側面を有する。1側面はフィルタ部材を適所に保持することである。別の側面は、圧力および/または結合によってフィルタ部材を封止して、ガスがフィルタ部材本体を迂回するのを防止することである。さらに別の側面は、フィルタ部材に入る排泄物を濾過することである。さらに別の側面は、フィルタ部材への固体および/または液体の侵入に対して封止することである。
本発明のいくつかの実施形態では、ストーマ装具1300は、着用中に排泄物回収袋1350を拘束する、および/または展開を防止するカバー1340を含む。いくつかの実施形態では、オストミーウェーハ1320は、フランジなどの結合機構1325を備え、外殻1345が結合機構に装着されるように適合される。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る手動ガス解放弁を概略的に示す図16A〜16Bを参照する。本発明のいくつかの例示の実施形態に係る別の手動ガス解放弁を概略的に示す図16C〜16Dも参照する。
本発明のいくつかの実施形態では、弁ステム端1629は、外側に張り出した、または先太の縁部を含む。任意で、内腔1627へと次第に広がっていくため、封止の程度は張出領域が内腔壁を押圧する量によって制御される。外側に張り出した弁ステム端1629の潜在的な利点は、ガス解放が、弁部材1632が下方に変位する際に開放される間隙のサイズによって制御可能なことである。このため、間隙のサイズを調節することで弁からの流出も制御し、固体または液体物質を脱出させずにガスを逃すことができる。
いくつかの実施形態では、先端が尖っていない弁ステム端1609が設けられる。尖っていないステム端1609を含む弁は、変位量に比較的無反応であるため、始動に対して「すべてか無か」の反応を返す。この設計の潜在的な利点は、制御不能とひき替えに、圧力が弁を始動させるのに十分であることを(たとえば、解放のノイズおよび/または臭気で)より明確に示す。
いくつかの実施形態では、ガス解放弁部材1603、1623はストーマ装具コンポーネントの本体1601、1621の内腔1607、1627に挿入可能である。いくつかの実施形態では、弁部材1603、1623は、本体1601、1621の収容孔1608、1628に挿入可能な1またはそれ以上の係留部材1605、1625を含む。収容孔1608、1621はたとえば本体1601、1621に成形または切断される。本発明のいくつかの実施形態では、弁部材1603、1623は制御圧力受取領域1613、1633を含む。いくつかの実施形態では、制御圧力受取領域1613、1633は戻しバネとして機能する弾性領域を含み、ステム端1609、1629を内腔1607、1627の孔の適所に継続的に押し込んで封止する。任意で、(たとえば指による)圧力受取領域1613、1623への押圧で、ステム1611、1621が変位して、内腔1607、1627の内孔に押しつけられたステム端1609、1629を解放する。
本発明のいくつかの実施形態では、弁部材1603、1623は、アンカー1605、1625、圧力受取領域1613、1623(戻しバネの特性を含む)、ステム1611、1621、ステム端1609、1629の機能を統合する単独の成形片から形成される。成形片はポリプロピレン、ポリエチレン、または別のポリマー樹脂などから形成される。本発明のいくつかの実施形態では、本体内腔1607、1627を取り巻く材料は十分な可撓性を有しており、ステム端1609、1629が緩んだ内腔1607、1627のサイズよりも大きくなったとしても、伸張して弁ステム端1609、1629を挿入させることができる。
たとえばコスト節減および/または装置製造時の複雑さを低減するため、係留、伸張、封止、および/または制御などの弁機能を単独のユニットとして製造される部品に統合できることは潜在的な利点である。
次に図14A〜14Bを参照する。図14Aは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、軟質封止先端を有するガス解放弁ステム部1495Aを示す。図14Bは、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、ガス解放孔を封止または解放するように回転自在なガス解放弁ステム部1495Bを示す。
いくつかの実施形態では、弁ステム部1495Aがストーマ装具(たとえば装具1300)のコンポーネントの穴に挿入されて封止する。いくつかの実施形態では、弁ステム部1495Aはステム1394Aを含み、ステム端1493はステム端キャップ1496と嵌合するように適合される。いくつかの実施形態では、ステム端キャップ1496は熱可塑性エラストマーやシリコーンゴムなどの可撓材料を含む。いくつかの実施形態では、ステム端キャップ1496は、弁ステム1494Aが嵌合する穴を通るガス出口を封止するように適合される。可撓ステム端キャップ1496の潜在的な利点は、穴1398の孔に、より緊密に一致する形状である。可撓ステムキャップ1496は、たとえば、第2の封止部材が使用されない実施形態では外殻1345の内面などの硬い面を封止することができる。
本発明のいくつかの実施形態では、ボタン1492Aが押されて弾性バネ部材1491が変形し、ステム端キャップ1496による封止を解除する。本発明のいくつかの実施形態では、バネ部材1492は二重形状である。いくつかの実施形態では、バネから延在する少なくとも1つの固定ピン1497が、たとえば外殻1345の補完的な穴に収容される。固定ピン1497の潜在的な利点は、弁ステム部1495を適所に係留するのを助けることである。
本発明のいくつかの実施形態では、ステム端キャップ1496はストーマからの十分な外圧下でつぶれるように構成される。いくつかの実施形態では、つぶれることでキャップ1496とストーマ装具の別の部分との封止が解除されて、ガスを外部に逃がすことができる。この特徴の潜在的な利点は、圧力閾値を超えた時点で自動的に動作するとともに、上述したように手動でも操作できるガス解放の安全弁を提供することである。つぶれる圧力はたとえば、47〜52mmHg、55〜65mmHg、60〜75mmHg、70〜85mmHg、80〜105mmHg、あるいはそれより大きいまたは小さい圧力である。つぶれさせる例示の最小および最大圧力の範囲は5mmHg、10mmHg、25mmHg、中間の、あるいはより大きいまたは小さい任意の範囲である。いくつかの実施形態では、自動圧力解放用のステム弁が手動圧力解放用のステム弁と別個に設けられる。いくつかの実施形態では、ステム付き弁の封止を自動的に解除する別の圧力感知手段が設けられる。たとえば、ステム端1393は、十分な外圧下で封止部材1315の封止部を超えて押されるようなサイズに設定される。
本発明のいくつかの実施形態では、弁ステム部1495Bのステム1494Bは断面が非円形、たとえば両凸である。いくつかの実施形態では、ステム1494Bが嵌合する1またはそれ以上の穴(たとえば穴1398)は補完的な嵌合断面を有する。いくつかの実施形態では、ガスの解放はステム1494Bを適所に向けることによって始動可能である。その結果、孔1398が変形すると、ガスが脱出する間隙が生成される。いくつかの実施形態では、レバー1492Bが、ステム1494Bのシャフトから水平方向に突出する弁ステム部1495Bの上部に装着される。レバーを押すと、ステムシャフト1494Bが回転して、ガス解放用チャネルが開放される。
袋に装着するフィルタ部材
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、オストミー袋2100の材料を通じて換気するように配置されるフィルタ部材2103を概略的に示す図17Aを参照する。
いくつかの実施形態では、フィルタ部材2013は、袋が折畳み構造に折り畳まれているときでも通気が可能となるように選択された位置で、オストミー袋2100に装着される。いくつかの実施形態では、通気口2105は袋材の1またはそれ以上のスリットを含み、スリット上でフィルタ部材2013 が封止される。いくつかの実施形態では、その位置は、(1)オストメイトに近い、またはオストメイトから遠い袋の側、(2)特定のサブパネル2108の選択、および/または、より具体的には、袋2101への入口孔を有するサブパネルに関して袋サブパネル2108の選択、および/または(3)選択されたサブパネルの具体的な位置および/または配向、のうち1つまたはそれ以上によって定義される。
本発明のいくつかの実施形態では、オストミー袋2100は、ストーマに搭載するために別のオストミーコンポーネントのハウジングに入口2101で永久的に結合される。オストミー袋2100を結合可能なオストミーコンポーネントは、オストミーキャップ、ウェーハ、ストーマ装具アダプタ、および/またはオストミーに挿入可能なオストミー装置の孔を含む。本発明のいくつかの実施形態では、袋は、別のオストミーコンポーネントとの結合のための一体型アダプタを含む。オストミー袋2100は一般的なオストミー袋を表し、いくつかの実施形態では、異なるアスペクト比、鋭い角部および/または側面と対照的な円形、異なる全体の輪郭、および/または異なる折畳みパターンを有すると理解すべきである。いくつかの実施形態では、オストミー袋は最大約750mlの量の排泄物を保持する、あるいは最大約250ml、400ml、500ml、600ml、あるいは他のより大きい、小さい、または中間の量の排泄物を保持する。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係るフィルタ部材2103の構造上の細部を概略的に示す図17Bを参照する。
いくつかの実施形態では、フィルタ部材2103は、オストミー袋の一部、たとえば、サブパネル2108との固定結合を含む。いくつかの実施形態では、袋の内側に結合される。任意で袋は外側に結合され、その場合、フィルタの「開孔」および「入口」は部材本体に対して逆転される(すなわち、フィルタ入口が袋材の孔に位置し、フィルタ出口がフィルタ本体の縁部領域を含む)。いくつかの実施形態では、フィルタ部材の一部が、膜材料の孔を通過して袋膜材料の内側と外側に接合される。いくつかの実施形態では、フィルタ本体2102の1またはそれ以上の面が、封止部材2104によってガスの進入を封止する。いくつかの実施形態では、ガスは1またはそれ以上の画定された入口領域2107からのみ進入する。いくつかの実施形態では、ガスは1またはそれ以上の出口2105から脱出する。いくつかの実施形態では、所与の入口2107と所与の出口2105との間の最短距離は、フィルタ本体2102の材料によって所望レベルの臭気除去を確保するように設定される。
いくつかの実施形態では、フィルタ2103の本体2102は、フェルト、布、発泡体、ラチス、またはケークなどの構造を有する。いくつかの実施形態では、ガスフィルタ2013の本体2102は、流出するガスの臭気物質を濾過する臭気吸収材料を含む。さらにまたはもしくは、フィルタは臭気物質を吸収する、その分解および/または変換を促進する、その他の方法で臭気物質を捕捉する、および/または臭気物質として中和する。場合によっては、濾過される臭気物質は糞便の臭気などの不快な臭気物質である。実施形態によると、臭気は、活性炭、シリカゲル、ゼオライト、および/またはカーバイド誘導炭素などを使用して吸収される。いくつかの実施形態では、フィルタには、香料および/またはフィルタを通過するガスを吸収して不快度を弱める臭気中和物質が予め加えられる。臭気物質の外部濃度がオストメイトおよび/または他者に気づかれにくいように、濾過がガスの放出を遅らせる。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、オストミー袋2150の折畳み構造に対するフィルタ2103の配置を概略的に示す図17C〜17Eを参照する。
いくつかの実施形態では、オストミー袋2150は、排泄物で満たすために手動または自動展開するまで着用中はパッケージ状に折り畳まれる。折り畳まれて着用している間、いくつかの実施形態では、オストミー袋2150は排泄物で満たされずに、ストーマの抑制カバーを維持する。にもかかわらず、いくつかの実施形態では、フィルタ部材2103などの手段によって受動(自動)腸内ガス排泄が行われる。いくつかの実施形態では、フィルタ部材2103は、オストミー袋2150が折り畳まれているときでも腸内ガスを逃がす機能を果たすようにオストミー袋2150に設けられる。いくつかの実施形態では、袋の構造がフィルタを排泄物の汚染から守る、および/またはガスの流量を制御するなどして、フィルタのガス抜き機能を助ける。
いくつかの実施形態では、ほぼ折り畳まれた状態のオストミー袋2150が残りの第1のフラップ2110と第2のフラップ2112(たとえば、上フラップと下フラップ)を含み、それらのフラップは搭載部材2109に結合される中央パネル領域に折り重ねられて、パッケージの折畳みを完成させる。図17Cの構造に達する折畳みはたとえば、図17Aの袋を折り重ねた後、両側に3つのパネルを含む「ウィング」状に折り畳むことを含む。3×6パネルは、オストミー、特に折畳みオストミー袋として使用する際にいくつかの利点を有する。1つ目の潜在的な利点は、下方に垂れ下がる比較的長いコンパートメント内を落ちる排泄物に適したアスペクト比であり、排泄物が入口孔から外へこぼれ出す不都合なリスクを犯さずに袋を取り外す作業を助ける。上側に突出する1つのパネルにより、袋は充填しながら拡張することができ、排泄物が侵入するときに入口を閉塞するリスクを低減する。パッケージ化の観点からは、2つのフルサイズのパネルのウィングは、袋が最大のときは膨張構造をとり、きちんと折り畳まれてきれいなパッケージ輪郭を呈することもできる十分な材料を提供する。同様に、6つの縦方向のパネルはいったん半分に折り畳まれ、2つの追加ステップできちんと折り畳まれてパッケージ形状を完成する。しかしながら、多くの袋形状および折畳み構造が本発明の実施形態に含まれると理解すべきである。これらの図面に示す3×6パネル実施形態は例であり、限定ではない。実施形態によってはすべてのパネルがフルサイズとは限らない。いくつかの実施形態では、袋の形状はパネルの輪郭および/または境界に厳密には合致しない。袋の形状は、角や側面が円形である、中間パネルが切断される、あるいはその他の変形がなされていてもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ部材2103は袋に含まれる材料の壁の一方に結合される。図示するように、フィルタ部材は、袋展開構造においてオストメイト、および搭載部材装着パネルの真上のパネルに最も近い壁に結合され、パネルの下部に近いが、パネル折り目縁部からたとえば、2〜4mm、3〜6mm、5〜10mm、あるいは同一の、中間の、より大きい、および/またはより小さい範囲、距離を置いている。
本発明のいくつかの実施形態では、フラップ2110を折り重ねると(図17D)、フィルタがパッケージの正面に来て、頂部近傍に配置される。任意で、これはフラップ2112が折り重ねられた後に行われる。図示するように、フラップ2112は(任意で)フラップ2110の上に折り畳まれる。結果としてできるパッケージ(図17E)では、フィルタは通気孔2105を閉塞する可能性のあるフラップ2112の面に近接する。いくつかの実施形態では、閉塞リスクは、フィルタ2103(および通気孔2105)をフラップ2112の自由端近傍に配置することによって低減される。いくつかの実施形態では、ひだ領域2120が領域2110の折返しによって形成される。いくつかの実施形態では、ひだは、フィルタ2103を含むパネルから成る袋コンパートメントに固体および/または流体排泄物が侵入するのを阻む少なくとも部分的な障壁を含む。ひだ領域2120のいくつかの実施形態の障壁特性の例として、狭窄を含む、汚染した可能性のあるフィルタまで下降する前に排泄物を押し上げなくてはならないように袋パッケージの最上部に配置することなどが挙げられる。対照的に、ストーマガスは自由にフィルタ2103の領域に拡散され、その運動は重力の方向および/またはひだ領域2120に含まれる部分的障壁にあまり影響を受けない。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、袋実施形態2202、2204に装着されるフィルタ2201、2203、2207、2205、2215の様々な構造を示す図18A〜18Bを参照する。
いくつかの実施形態では、オストミー袋は、たとえば、正方形、長方形、五角形、六角形、多角形のパッケージ構造に折り畳まれる。図18Aおよび18Bは折畳み線を示しており、その線を用いてオストミー袋は開放状態(図示)から袋2202の五角形のうちの1つまたは袋2204の正方形パネルのうちの1つの折畳み状態へと折畳み可能である。いくつかの実施形態では、折り畳まれたときのパッケージは入口孔サブパネル2222、2224の一方の側に展開する。
いくつかの実施形態では、フィルタ部材は、フィルタが配置されるパネルの制約に適した任意の所望の形状、たとえば、円形フィルタ部材2201、正方形フィルタ部材2203、または長方形フィルタ部材2205、2207、2215などの形状をとる。制約は、たとえば折り目縁部を回避するようなサイズと形状である。いくつかの実施形態では、フィルタ出口孔が遮断されやすい領域から離れる、および/またはフィルタ入口孔が袋の折畳み構造内に蓄積される流体または固体よりも高い位置に来るように、パネルが配置される。
本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ2203、2205、2207を配置する袋パネルは、袋の入口から折り目1つ分離れたパネルとなるように選択される。これは、腸内ガス自体が遮断される地点への抵抗を増加させずに、折り目の抵抗によって腸内ガスと他の排泄物とを分離するという潜在的な利点をもたらす。しかしながら、いくつかの実施形態では、フィルタ部材は、袋入口から2またはそれ以上の折り目分下方に配置される(たとえば、フィルタ部材2201、2215)。このため、フィルタ入口領域の保護を助ける分離機能が向上する。また、腸内ガスがフィルタ部材2215、2201を脱出する速度を低下させる。これにより、連続的放出の悪臭制御は向上するが、ストーマ圧力および/または手動ガス抜きへの依存が増大する場合もある。本発明のいくつかの実施形態では、フィルタ流量は、1〜10ml/分、2〜5ml/分、3〜8ml/分以下、あるいは同一の、中間の、またはより大きいおよび/または小さい範囲である。
いくつかの実施形態では、フィルタは入口孔の上方(フィルタ2205)、下方(フィルタ2215)、および/または側方(フィルタ2207)に位置する。いくつかの実施形態では、両脇のフィルタ部材2207のように複数のフィルタ部材が設けられる。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、少なくとも1つの側が封止部材2212によって排泄物の汚染から守られるフィルタ部材2205、2215を示す図18C〜18Dを参照する。
いくつかの実施形態では、フィルタ部材2205、2215は、排泄物の漏れが最も到達しやすい1またはそれ以上の側(袋排泄物入口に向かう方向)を封止されるように好適に配向される。よって、たとえば、フィルタ部材2205は、袋入口に面する長手側が封止されるように配置される。いくつかの実施形態では短手側も封止される。
いくつかの実施形態では、封止により、フィルタ入口からフィルタ出口までの可能な最短距離を縮めずに、出口孔2210を封止側に近づけることができる。いくつかの実施形態では、このため、所与のサイズのフィルタ部材で、より完全な(おそらくはより低速の)濾過が実現される。いくつかの実施形態では、使用するフィルタ材料の量を低減することができる。第1の利点はコスト節減、第2の利点は袋パッケージサイズの低減、第3の利点はパネル折畳みとの干渉を増大させずに(たとえば閉塞しにくい位置で)パネル縁部近傍に出口孔を配置できることである。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、フラップ弁を含むストーマ装具2300の断面を示す図19A〜19Bを参照する。
本発明のいくつかの実施形態では、弁部材2301はストーマ装具2300の内腔2308に挿入される。いくつかの実施形態では、制御面2303はストーマ装具の外側に位置する。弁ステム2309は内腔2308に押し込まれて、加圧端2307を終端とする。いくつかの実施形態では、加圧端2307は内腔2308の壁の封止を形成する。本発明のいくつかの実施形態では、封止は逆テーパ部2306(たとえば、加圧端に向かって次第に広くなる円錐形テーパ部)を有する加圧端2307を備えるため、ストーマからの背圧および/またはバネやその他の張力部材からの力がテーパ領域を内腔2308の壁にさらにしっかりと押し込む。この封止を開放するため、弁ステム2309が内腔内を前進して、内腔2309と内腔2309に接触するテーパ部2306および/またはその他の面との間の間隙2320を開放する。
本発明のいくつかの実施形態では、加圧端2307は、内腔2308内で前進する際に弁フラップ2305と接触するように構成される。いくつかの実施形態では、制御面2303を下方に押して加圧端2307を前進させ、弁フラップ2305に押しつける。図19Bでは、弁フラップ2305が加圧端2307からの圧力で偏向している。
本発明のいくつかの実施形態では、弁フラップ2305が着用中の弁本体への流を防止する役目を果たす。いくつかの実施形態では、弁フラップ2305は弁アセンブリの主要なまたは唯一の封止部である。いくつかの実施形態では、弁フラップ2305は、内腔2308に当たる弁ステム/加圧端2307、2309による封止と協働する。
いくつかの実施形態では、弁フラップ2305は約40〜60、50〜70、70〜90、あるいは同一の、中間の、それより大きいおよび/または小さい範囲のショアAの可撓エラストマーから成る。いくつかの実施形態では、弁フラップ2305は封止面2310に通常は上向きに押しつけられるように構成される。フラップ2305と封止面2310との間の間隙は、加圧部材2307が押し込まれたときに開放される。いくつかの実施形態では、解除されるとフラップ2305は十分に弾性を有して封止位置へと戻る。
フラップ2305の潜在的な利点は、弁が動作時に開放されるときを除いて主要弁が排泄物による汚染から守られることである。もう1つの潜在的な利点は、より高い封止抵抗および/または封止冗長性を弁に提供することである。
次に、本発明のいくつかの例示の実施形態に係る、第2の封止部材2020、2022によってストーマ筐体領域2001に入る排泄物から守られる、弁部材1623を備えたストーマ装具を示す図20A〜20Cを参照する。
本発明のいくつかの実施形態では、弁部材1623はオストミーコンポーネントハウジング1621の内部とストーマ筐体との間を横断する。本発明のいくつかの実施形態では、封止部材2020、2022はストーマ自体と弁部材1623との間の空間を占める。いくつかの実施形態では、封止部材2020、2022はガス透過性である。弁部材2022、2020の近傍に達する前に液体および/または固体排泄物を吸収および/または遮断して、弁の閉塞を防止する、および/または弁部材1623が延在する弁孔からの漏れを防止する封止部材を提供することが潜在的な利点である。
本発明のいくつかの実施形態では、封止部材2020はストーマ筐体の周囲全体を延在する。いくつかの実施形態では、封止部材2022は、弁部材1623および/または弁フラップ2305の侵入端を収容する(たとえば、排気中)、および/またはガスが拡散することのできる弁部材1623周囲の空間を形成するために厚みを低減した間隙領域2022を含む。任意で、発泡体は非常に軟らかいために、特別な排気間隙が必要とされない、あるいは使用されない。
本発明のいくつかの実施形態では、封止部材2020、2022は発泡体部材(たとえば、軟質ポリエーテルベースのポリウレタンなどの発泡体ポリマーから成る)である。いくつかの実施形態では、発泡体は通気性を有するため、ガスがそこを通過して通気のために弁部材1623に達することができる。いくつかの実施形態では、フォームラバーのセルは非常に小さいために、発泡体に入る排泄物粒子がセルを塞ぎ、さらなる排泄物の通過を阻止する。いくつかの実施形態では、セルの平均径はたとえば50μm、100μm、200μm、300μm未満、あるいは他のより大きい、小さい、または中間の径未満である。発泡体の例示の密度はたとえば0.25kg/mである。いくつかの実施形態では、密度はたとえば、約0.10kg/m、0.20kg/m、0.15kg/m、0.30kg/m、あるいはより大きいまたは小さい、または中間の密度である。
本発明のいくつかの実施形態では、封止部材2020、2022は、ストーマチャンバ全体にわたって(チャンバの遠位床から近位端まで)延在してこの方向に完全な閉鎖を形成するようなサイズに設定される。いくつかの実施形態では、未圧縮の発泡体部材2020、2022は、遠位−近位チャンバの寸法よりも大きく、設置時に圧縮されて封止を確保するようなサイズに設定される。いくつかの実施形態では、封止部材2020、2022は接着剤または溶接によって少なくとも1つの側(たとえば近位壁2011)に結合される。いくつかの実施形態では、結合および/または配置は、封止部材2020、2022を中心に置くようにサイズを設定されるフランジ付きの近位コンポーネントを供給することによって達成される。封止部材2020、2022のストーマへの結合は、別途おそらくは厄介な修繕を必要とせずに、近位コンポーネントと共に(おそらくは汚れた)封止部材2020、2022をストーマ領域から取り外すことができるという潜在的な利点を提供する。
本発明のいくつかの実施形態では、封止部材2022はストーマの全周にわたって延在することなく、弁部材1623への排泄物のアクセスを防止するのに十分延在する部分的封止である。本発明のいくつかの実施形態では、封止部材2020、2022は、ストーマ筐体内を自由に動き回れないように、ストーマを出る排泄物を吸収する排泄物シンクとしての役割を果たす。いくつかの実施形態では、排泄物は(疎水性、および/または小セルサイズにより)封止部材によって締め出される。任意で、封止部材2020、2022は、ストーマ組織自体に圧力をかけずに近傍に位置するようなサイズに設定される。任意で、封止部材2020、2022は接触しないようにストーマから間隔をおく。いくつかの実施形態では、様々な内径および/または外径の封止部材が設けられて、オストメイトが自身のストーマに最も適したサイズを選択することができる。いくつかの実施形態では、封止部材は、オストメイトが自身のストーマに合わせて適切なサイズに破断する、一連の部分的に結合された発泡体リングを含む。
いくつかの実施形態では、封止部材2020、2022は、たとえば打抜きによって発泡体シートを切断することで製造される。もしくは、発泡体は所望の形状に鋳造される。
本文書で使用される際、「約」という文言は±10%以内を指す。
「備える」、「含む」、「有する」という文言およびその活用形は、「含むがそれらに限定されない」を意味する。
「から成る」という文言は、「含むがそれらに限定されない」を意味する。
「を主成分とする」という文言は、組成、方法、または構造が、請求される組成、方法、または構造の基本的かつ新規な特徴を実質上変更しない場合に限り、追加の成分、ステップ、および/または部品を含むことができることを意味する。
本文書で使用される際、単数形の「a」、「an」、「the」は、文脈上他に明示されない限り複数目計を含む。たとえば、文言「a合成物」または「少なくとも1つの合成物」はその混合物を含め、複数の合成物を含むことができる。
「例の」および「例示の」という文言は、本文書では「例、事例、例示として供する」ことを意味する。「例の」または「例示の」として記載される実施形態はいずれも、必ずしも他の実施形態よりも好適である、あるいは有益であると解釈されない、および/または他の実施形態の特徴の組み込みを排除しない。
「任意に」という文言は、本文書では「一部の実施形態では提供されるが、他の実施形態では提供されない」ことを意味するために使用される。本発明の特定の実施形態は、相反しない限り複数の「任意の」特徴を含むことができる。
本文書で使用される際、「方法」という文言は、化学、薬理学、生物学、生化学、医学の従事者にとって既知な、あるいは該従事者にとって既知な仕方、手段、技法、手順から容易に開発される仕方、手段、技法、手順を含むがそれらに限定されない、所与のタスクを達成する仕方、手段、技法、手順を指す。
本願全体を通じて、本発明の各種実施形態は、範囲形式で提示することができる。範囲形式での記載は単に簡便さと簡潔さを目的とすると理解すべきであり、発明の範囲の不可変の限定と解釈すべきではない。したがって、範囲の記載は、すべての採り得る部分範囲およびその範囲内の個々の数値を具体的に開示したものとみなすべきでる。たとえば、1〜6などの範囲の記載は、1〜3、1〜4、1〜5、2〜4,2〜6,3〜6などの部分範囲だけでなく、1、2、3、4、5、6などの範囲内の個々の数値を具体的に開示したものとみなすべきである。これは範囲の大きさにかかわらず適用される。
数値範囲が本文書で示される場合は常に、示される範囲内のどの数値(分数または整数)も含むことを意味する。1番目に指摘される数値と2番目に指摘される数値「〜の間に及ぶ」という句と、および1番目に指摘される数値「から」2番目に指摘される数値「まで及ぶ」という句は本文書では互換可能に使用されており、1番目および2番目に指摘される数値ならびにその間の分数および整数をすべて含むことを意味する。
本発明を具体的な実施形態と併せて説明したが、多くの変更および変形が当業者にとって自明となることは明かである。したがって、このような代替、変更、変形はすべて添付の請求項の精神および大まかな範囲に含まれると意図される。
本明細書で言及したすべての出版物、特許、特許出願は、個々の出版物、特許、特許出願が特定して個別に引用により本文書に組み込まれるかのように全文を引用により本明細書に組み込む。また、本願におけるどの参考文献の引用または特定も、このような参考文献が本発明に対する従来技術として適用可能であることの承認と解釈すべきではない。項の見出しの使用に関しては、必ずしも限定的に解釈すべきではない。
明瞭化のために別々の実施形態のコンテキストで説明される本発明の具体的な特徴は、単独の実施形態における組み合わせとしても提供することができると理解される。逆に、簡潔さのために単独の実施形態のコンテキストで説明される本発明の様々な特徴は、本発明に記載の他の実施形態において任意の適切な小組み合わせで、あるいは適宜別々に提供することができる。各種実施形態のコンテキストで説明される具体的な特徴は、それらの部材がなければ無効とならない限り、それらの実施形態の必須の特徴とみなすべきではない。





  1. ガス解放弁付きストーマ装具であって、
    ストーマ用の筐体の一部を形成し、前記側壁を貫通する孔を有するストーマ装具内腔側壁と、
    前記側壁孔の大半を横切る弁部材と、
    を備え、
    前記弁部材が、
    前記孔を通るガス流を遮断するように配置されるストッパと、
    前記ストーマ装具の外部から動作可能であり、前記孔の遮断を解除する制御部材と、
    を備える、ガス解放弁付きストーマ装具。

  2. 前記弁部材が、前記ストッパと前記孔を横切る前記制御部材とを接続する接続部材を含む、請求項1に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  3. 前記ストッパ、前記制御部材、前記接続部材が一体的に形成される、請求項2に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  4. 前記接続部材が弾性を有し、張力下で前記ストッパを遮断位置へと付勢する、請求項2または3に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  5. 前記内腔壁が前記遮断位置において前記ストッパに押しつけられて変形する、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  6. 前記ストッパを圧縮下で遮断位置に付勢するバネをさらに備える、請求項1に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  7. 前記ストッパを張力下で遮断位置に付勢するバネをさらに備える、請求項1に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  8. 前記ストッパ、前記制御部材、前記バネが一体的に形成される、請求項6または7に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  9. 前記ストッパが、前記内腔壁をわたるガス流用通路の一部を提供するフィルタ本体を含み、前記遮断位置が、ガス流が前記フィルタ本体の周囲を通過するのを防止する、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  10. 前記ガス流が安全内圧の所定の閾値未満でのみ遮断される、請求項1ないし9のいずれか一項に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  11. 前記ストーマ装具の内圧が前記ストッパに印加されて、所定の圧力閾値超で前記ストッパを遮断位置から移動させる、請求項10に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  12. 前記安全内圧の所定の閾値が50mmHg〜100mmHgである、請求項10または11に記載のいずれかのガス解放弁付きストーマ装具。

  13. 前記遮断位置が、前記ストッパが前記内腔壁の内面に押しつけられることを含む、請求項1ないし12のいずれか一項に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  14. 前記遮断位置が、前記ストッパが前記内腔壁の外面に押しつけられることを含む、請求項1に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  15. 前記ストッパが前記孔をほぼ延在する部材を含み、前記ストッパを前記遮断位置から離れさせる動作が回転を含む、請求項1に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  16. 前記制御部材が前記細長部材に装着される外部レバーを含み、ガスを開放させるように前記レバーが前記ストッパの前記延在部材を回転させるように動作可能である、請求項15に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  17. 前記ストッパが前記弁部材の1端に向かって張り出す領域を含み、前記遮断位置が、前記孔に少なくとも部分的に挿入されて封止を形成する前記張出領域の細端を含む、請求項1ないし14のいずれか一項に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  18. 前記ストーマがガス透過性封止部材によって前記ストッパから分離される、請求項1ないし17のいずれか一項に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  19. 前記分離されることが、固体および液体排泄物が前記ストーマから前記ストッパに到達するのを遮断することを含む、請求項18に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  20. 前記内腔壁が、前記接続部材が延在する少なくとも3mmの厚さを有する、請求項1ないし19のいずれか一項に記載のガス解放弁付きストーマ装具。

  21. フィルタ部材付きストーマ装具であって、
    ストーマを包囲する第1の内腔を画定する側壁と、
    少なくとも第2の内腔に保持されるフィルタ部材と、
    を備え、
    前記第2の内腔が、前記第1の内腔とストーマ装具外面とを接続する側壁の孔である、フィルタ部材付きストーマ装具。

  22. 前記第2の内腔の壁がベース部材の部分とカバー部材の部分とを含み、
    前記フィルタ部材が前記ベース部材とカバー部材の両方に接触し、
    前記ベース部材と前記カバー部材が前記フィルタ部材のいずれかの側に相互に直接結合される、請求項21に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  23. 前記第2の内腔がベース部材とカバー部材の部分によって覆われるポケット領域を含み、
    前記ベース部材と前記カバー部材が、少なくとも2つの外周側で閉鎖される円周方向に延在するポケット内に前記フィルタ部材を封入する、請求項21に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  24. 前記第1の内腔の1端が閉鎖され、前記側壁の前記孔が前記閉鎖端の内面と面一である、請求項21ないし23のいずれか一項に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  25. 前記カバー部材が前記ベース部材の凹部に挿入されて前記第2の内腔を形成する、請求項22に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  26. 前記フィルタ部材が前記ストーマ装具の動作中に前記第2の内腔で交換可能である、請求項21ないし25のいずれか一項に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  27. 前記フィルタ部材の入口面と流体連通する入口チャネルが前記入口面を前記第1の内腔から分離する、請求項21ないし26のいずれか一項に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  28. 前記入口チャネルがベース部材に結合される膜材を含む、請求項27に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  29. 前記入口チャネルが閉鎖部材によって覆われて内腔を形成する凹面を含む、請求項27に記載のいずれかのフィルタ部材付きストーマ装具。

  30. 前記入口チャネルが疎水面を含む、請求項27に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  31. 前記疎水面が、前記第1の内腔の半径の深さまで自重の圧力下で水を入らせないほど小さな孔を含む、請求項30に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  32. 前記入口チャネルが、入口チャネル外の圧力が入口チャネル内の圧力よりも上昇したときに閉鎖する少なくとも1つの弁を前記入口面と前記第1の内腔との間に含む、請求項27に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  33. 前記入口チャネルが、入口チャネル外の圧力が入口チャネル内の圧力よりも上昇したときに開放する少なくとも1つの弁を前記入口面と前記第1の内腔との間に含む、請求項27に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  34. 前記弁がフラッター弁である、請求項32ないし33のいずれか一項に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  35. フィルタ部材が前記第1の内腔に突出する、請求項32ないし34のいずれか一項に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  36. 前記フィルタ部材が、前記側壁ベース部材とカバー部材とが直接接触する開放領域を含む、請求項22ないし35のいずれか一項に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  37. ガスを前記第1の内腔から前記フィルタ部材に入れる入口面全体が、ガスを前記フィルタ部材から外部に逃がす出口面の最近部から放射方向に偏位する、請求項22ないし36のいずれか一項に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  38. 前記第2の内腔が前記フィルタ部材の周囲に成形される側壁の部分を含む、請求項21に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  39. 前記フィルタ部材の配置が前記第1の内腔を通る排泄物流を阻害しない、請求項21に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  40. 排泄物回収袋をさらに備え、前記第1の内腔が前記排泄物回収袋に入るように排泄物を方向付けるように構成され、前記第2の内腔が前記袋を回避するチャネルを提供する、請求項21に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  41. 前記第1の内腔の側部の前記フィルタ部材の入口面が該面の一方の方向に他方の方向よりも5倍以上延在する、請求項21に記載のフィルタ部材付きストーマ装具。

  42. 前記フィルタ部材の少なくとも1つの面が積層される、請求項21に記載のストーマ装具。

  43. フィルタ部材を保持するストーマ装具の製造方法であって、
    前記ストーマ装具に含まれる第1の保持部の内腔を画定する側壁の端部に接してフィルタ部材を配置することと、
    前記フィルタ部材と前記第1の保持部とに接して第2の保持部を配置することと、
    前記フィルタが前記第1の保持部と第2の保持部との間に保持されるように前記第1および第2の保持部を結合することと、
    を備える方法。

  44. 前記結合することが溶接ツールで前記第1および第2の保持部を加圧することによる、請求項43に記載の方法。

  45. 前記溶接ツールが、前記フィルタ部材の領域にわたって前記第1および第2の保持部の少なくとも一方を加圧しない、請求項44に記載の方法。

  46. 前記溶接ツールが前記フィルタ部材の領域にわたって前記第1および第2の保持部を低減した圧力で加圧する、請求項44に記載の方法。

  47. 前記溶接ツールが、前記第1の保持部の内腔から前記フィルタ部材につながる領域にわたって前記第1および第2の保持部を共に封止しない、請求項44または45に記載の方法。

  48. フィルタ部材を保持するストーマ装具の製造方法であって、
    前記ストーマ装具に含まれる第1の保持部の内腔を画定する側壁に接して第2の保持部を配置することと、
    前記第1および第2の保持部を結合して、前記フィルタ部材を保持するサイズの孔を両保持部の間に残すことと、
    前記フィルタ部材の本体が前記孔を通る主要なガス伝導路を含むように、前記フィルタ部材を前記孔に挿入することと、
    を備える方法。

  49. 前記結合することが溶接ツールで前記第1および第2の保持部を加圧することによる、請求項48に記載の方法。

  50. 前記溶接ツールが前記孔の領域にわたって低減された圧力で前記第1および第2の保持部を加圧する、請求項49に記載の方法。



 

 

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