ムーブメントを腕時計ケースに組み付けるための方法及びデバイス

著者らは特許

G04B37/05 - 懐中または腕時計の固定組込み
G04G17/08 - ハウジング

の所有者の特許 JP2016528475:

ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス

 

時計ムーブメント(3)を腕時計ケース(1)に取り付けるためのデバイス。上記デバイスは、上記ケース(1)の軸方向支承表面(11)に当接して位置決めされた上記ムーブメント(3)の周縁取り付け要素を含む。上記デバイスは、上記デバイスが、ムーブメント(3)の周縁取り付け要素をケース(1)の軸方向支承表面(11)に対して保持するためのリベットとして作用する軸方向保持表面(21)を提供するキノコ形状(20)を端部に有する、上記ケース(1)と一体の熱成形されたスタッド(2)を含むことを特徴とする。
【選択図】図2

 

 

本発明は、ムーブメントを腕時計ケースに取り付けるための方法及びデバイスに関する。
従来の腕時計製作においてムーブメントは、スレッドに挿入され、ムーブメントのスレッドをミドルケースの肩部に対して押圧するクランプ及びねじを用いて、ミドルケースに取り付けられることが多い。このタイプの取り付けは、信頼性が高く可逆的であるという利点を有するが、実装が比較的複雑であるという欠点も有する。というのは、ねじ及びクランプに様々な操作が必要となり、これは生産性に深刻な影響を及ぼし、またこれによりこの方法は、大量生産を意図した腕時計の製造には不適切なものとなるためである。
ムーブメントをケースに取り付けるために、ケーシングリング等の中間圧入部品も公知であり、この中間圧入部品によっても、小さな較正済みのムーブメントをより大きなケースに嵌め込むことができる。しかしながらこの方法は依然として、複数の組み付けステップ及び取り付けのための追加の部品を必要とするという欠点を有する。従ってこのタイプの取り付け方法は、より大きな柔軟性を可能とするが、大幅なコストの節約をもたらさない。
本出願人による特許文献1に記載されているもの等のいくつかの解決策は、軸方向位置決め手段をケースの横方向位置決め手段から分離することである。軸方向位置決めは常に、ムーブメントのフレームのフランジをミドルケースの肩部に配置することによって達成されるが、横方向位置決めのためにオリフィス及びセンタリング用スタッドが設けられ、これらはそれぞれケースの背面及びムーブメントのフレーム内に配設され、ムーブメントの軸に沿った摺動によって相互に係合する。変形例によると、時刻設定用ステムを設置する前の、ムーブメントのおおよその角度的位置決めのために、ピンも提供される。しかしながらこの解決策は、フレームの形状の調整が必要になり、また必要となる多数の組み付けステップが原因で全体的な組み付け時間がかなり長くなるという欠点を有する。
更に、保持用プレートの補助によりケースの背面に組み付けられたフックを用いた、電子モジュールのための別のタイプの取り付けが、特許文献2から公知である。縁部に肩部が配設された複数の凹部を含むモジュールがケースに挿入されると、フックはモジュールをケースの背面に対して押圧する銛のように動作する。この解決策は効果的であり、またいずれの分解作業を容易にするが、これもまた、組み付けを必要とするモジュールのための極めて特殊なフレーム構造を必要とし、これには固定用フックの挿入のための貫通孔を設けなければならず、そしてこれは(例えば記載されている好ましい実施形態では保持用プレートを案内スタッドに熱溶着することによって)、固定用フックを裏蓋に固定するために追加の部品を組み付けるステップも必要とする。これもまた、生産速度を大幅に低下させる影響を有する。
欧州特許第0770938号 欧州特許第1365295号
従って、これらの公知の制約を有しない、ムーブメントをケースに組み付けるための方法及びデバイスに関するニーズが存在する。
本発明の目的は、公知の解決策とは異なり、ねじ、クランプ又はケーシングリングを必要としない、ムーブメントをケースに取り付けるための方法及びデバイスを提案することである。
このような目的は、ムーブメントの周縁取り付け要素がケースの軸方向支承表面に当接して係合する、時計ムーブメントを腕時計ケースに取り付けるための方法によって達成される。上記方法は、上記方法が、ケースと一体のスタッドを熱成形するステップを含み、これにより各スタッドの端部を局所的に変形させることによって、ムーブメントの周縁取り付け要素をケースの軸方向支承表面に対して垂直に保持する軸方向保持表面を含むリベットを形成することを特徴とする。
このような目的はまた、時計ムーブメントを腕時計ケースに取り付けるためのデバイスを用いて達成され、このデバイスは、ケースの軸方向支承表面に当接して位置決めされたムーブメントの周縁取り付け要素を含む。上記デバイスは、上記デバイスが、ムーブメントの周縁取り付け要素をケースの軸方向支承表面に対して保持するためのリベットとして作用する軸方向保持表面を有するキノコ型の端部を有する、ケースと一体の熱成形されたスタッドを含むことを特徴とする。
このような目的はまた、上記組み付け方法を実施するために別個に作製されたミドルケース及びムーブメントを用いて達成される。上記ミドルケースは、上記ミドルケースが、ムーブメントの重量に適合された固定用リベットを形成するための、直径1〜2ミリメートルの少なくとも6つの熱成形可能な取り付けスタッドを含むことを特徴とし、周上記ムーブメントは、縁取り付け要素が複数のオリフィス又は複数のラグを備えるカラーで構成され、上記ラグ又はカラーの孔がスタッドの挿入のために設けられた、好ましい実施形態に対応する。
提案する解決策の1つの利点は、この解決策が組み付け作業を容易にし、生産速度を向上させ、生産コストを最小化する点である。ムーブメントを永久的に取り付けるためにスタッドを熱成形する作業は、面倒な操作を必要とすることなく極めて迅速に実施でき、これにより生産性が向上する。更に、ムーブメントを文字盤側に組み付けることができ、これはケースの背面を通した従来の組み付けのように、ケースを反転させる必要がないことを意味する。
提案する解決策の別の利点は、この解決策はフレームのいずれの調節を必要とせず、単に周縁取り付け部品の調整だけが必要であるため、この解決策が多数のムーブメントの種類に適合する点である。この解決策は特に、スレッドを有するムーブメント及びスレッドを有しないムーブメントの両方に適合する。
更に、特に有利な好ましい実施形態によると、追加の取り付け部品が不要であり、全ての取り付け要素がムーブメント及びケースに直接一体化される。
他の利点は、詳細な説明に挙げられ、かつ添付の図面に図示されている、本発明の例示的な実装形態から明らかになるであろう。
図1は、本発明の好ましい実施形態による、ケースに組み付けられたムーブメントの上面図である。 図2は、図1の本発明の好ましい実施形態によるムーブメント及びケースの、軸A−Aに沿った断面図である。 図3は、図2に示した本発明の好ましい実施形態による、ミドルケースへのムーブメントの取り付けの詳細図である。 図4は、図1の本発明の好ましい実施形態による、ケースに組み付けられたムーブメントを含む完成状態の腕時計の、3時‐9時軸に対応する軸C−Cに沿った断面図である。 図5は、本発明の代替的な実施形態による、ケースに組み付けられたムーブメントの断面図である。 図6は、本発明の代替的な実施形態による、ミドルケースにおけるムーブメントの取り付けの代替的なモードの断面図である。 図7は、着脱式部品上に配設されたスタッドを用いた、ミドルケースにおけるムーブメントの取り付けの代替的なモードの断面図である。
以下の説明において、本発明によるケース1内にムーブメント3を組み付けるためのデバイスの好ましい実施形態の異なる図を示す図1、2、3と、この組み付けデバイスを用いた完成状態の腕時計を示す図4とについてまとめて言及する。ムーブメント3は固定用スレッドを備えていないが、その周縁部に取り付け要素としてカラー32を含む。このカラー32は、スタッド2を受承するよう構成された複数(図1に示すように合計10個)のオリフィス321を含む。この好ましい数のスタッド2は、スタッドがプラスチック材料で形成される場合、最高20グラムの質量を有するムーブメント3の地板を受承するために設けられる。特にスタッドの直径及びスタッドが提供する軸方向保持表面21の面積等の、ムーブメントの保持に関する他のパラメータは、図3を参照して以下に議論する。
この好ましい実施形態によると、ムーブメント3の周縁取り付け要素として使用されるカラー32は好ましくは、ムーブメント3の残りの部分と一体であり、これにより、構成部品全体を、取り付け要素に対するいかなる追加の専用の組み付け作業も必要とせずに、成形によって直接製造できる。同様に、いかなる特定の穿孔作業も必要とせずに、オリフィス321を直接得ることができる。同様に、スタッド2をミドルケース10に直接配設することにより、ケースのこれら取り付け要素の組み付けステップ又は追加の機械加工を省くことができる。このような場合、ムーブメント3及びミドルケース10の両方を、好ましくは変形特性が熱成形作業に適している塑性材料で作製することにより、単純な成形作業、特に射出成形によって製造できるようする。しかしながら、金属、セラミック又は木材でさえある異なる材料で作製された、カラー32等の周縁取り付け要素も使用してよい。
本発明によると、スタッドの端部の熱成形は、リベット留めと同様の機能を満たすために提供される。即ち、軸方向支承表面11のスタッド2の端部上に形成された軸方向保持表面21は必ずしも取り付けなくてよい。しかしながら、ミドルケース10及びスタッド2に使用される材料によっては上記ミドルケース及びスタッドの接触表面の接合を必ずしも伴わない、熱溶着についても言及する。しかしながら当業者には、取り付け要素のいずれの上記のような接合は、本発明の実装に有害ではないことが理解されるだろう。
図1では、文字盤はその上面においてまだ組み付けられていないが、ムーブメント3は文字盤側を上にして示されている(以下に詳述する図4は、ムーブメント3に固定された文字盤7と、裏蓋14及び風防9といったケース1を閉鎖する要素とを有する、完全に組み付けられた腕時計の断面図を示す)。インデクシングピン13が並列に配設される直径の両側に分配された2連の5つの固定用スタッドに加えて、日付リング37をカラー32の内側に見ることができる。図示した好ましい実施形態によると、インデクシングピン13は、これもまたミドルケース10に直接配設される雄型部材である。これらは、所定の位置におけるムーブメント3の位置決め及び角度的ロックを保証するために、スタッド2よりも精密に機械加工される。従ってムーブメント3は固定用スタッド2によって、文字盤側を通してカラー32のオリフィスに挿入され、同時にインデクシングピン13は、好ましくはムーブメント3の周縁部、この場合はカラー32上に配設された対応する雌型要素に挿入される。
図2は、ムーブメントがケース1内に組み付けられた後、即ち熱成形作業後の、2つの正反対位置のスタッド2の、図1に示した軸A−Aに沿った断面図を示す。ケース1はここでは、その裏蓋14(図4で確認できる)を有さず、即ちミドルケース10によってのみ表わされ、その突出部分100上にはスタッド2が配設されている。ムーブメント3の底部とケースの背面14との間の空間を解放し、例えば図4に示すような回転錘36等の他の構成部品をその中に収容でき、一方で通常は文字盤のみが配置されるムーブメント3の上面に構成部品を重ねることはできず、時刻を読み取るのに視覚的な障害物はないと考えられるため、この実施形態は有利である。しかしながら代替的な実施形態によると、スタッド2をケース1の別の部分に形成すること、例えば図4に見られるように裏蓋14上に直接形成すること等も想定できる。しかしながらこの変形例は、スタッド2の高さを最小化するために固定用カラー32をより低く位置決めする必要があり、背面がミドルケース10と単一部品として形成されない場合、センタリングに関して効果的でなくなる。
図2は、熱成形作業によって既に変形され、従ってカラー32を腕時計の針のホイール30の軸Z−Z上に垂直に保持できる、スタッド2を示す。円Bの内側の組み付け部分の詳細を図3に示す。ムーブメントの上面において、図1に示す日付リング37は依然として確認できるものの、ムーブメントの外側側壁33及びこの外側側壁33と接触してもしていなくてもよいケース1の内側側壁12の一部分しか見ることができない。ムーブメントの基部35もまた、もはやケース1の裏蓋14(この図には図示せず)上に支承されておらず、ムーブメント3はミドルケース10の軸方向支承表面11に当接して位置決めされ、カラー32のオリフィス321が固定用スタッド2に対して係合すると、軸方向支承表面11はカラー32の下側表面を支承する。
図3は、図2の好ましい実施形態による、ケース1へのムーブメントの取り付けの詳細図であり、カラー32は、ミドルケース10の軸方向支承表面11に当接し、上記軸方向支承表面11はここではミドルケース10の突出内側部分100上に配設される。カラー32のオリフィス321に係合するスタッド2は、熱成形作業によって変形され、その上側端部においてキノコ形状20を有し、これにより、その下側表面は、ミドルケース10の軸方向支承表面11に対して垂直に押圧された状態にカラー32を保持するための軸方向保持表面21を提供できる。このようにして形成されたキノコ部分20は従って、ここではカラー32によって形成されたムーブメントの周縁取り付け部分のためのリベットのように作用する。この図面において観察できるように、ムーブメントの外側側壁33とミドルケースの内側側壁12との間にいずれの接触が存在する必要はなく、これによりこの平面における機械加工公差を増大させることができ、地板及びムーブメント3は好ましくはインデクシングピン13によって十分にセンタリングされる。しかしながら、カラー32のオリフィス321の直径とスタッド2の直径との差は好ましくは0.2mm未満となるよう選択され、これによりキノコ部分20の底面と軸方向支承表面21との間の接触表面が過度に低減されることを回避する。
この図において、スタッド2の半径とキノコ部分20の半径との比は略1.5に等しく、キノコ部分20の厚さはスタッド2の半径に略等しい。図1の好ましい実施形態は、好ましくは1〜2mmの直径を有するスタッド2のためにこのキノコ形状20を使用し、これは6つ以上の個数のプラスチックスタッドを用いて、10グラム超の重量を有するムーブメント3を支持できる。スタッドの数に応じた、各スタッド2に印加される応力の大幅な低減により、経済的な理由から、スタッド2の数を最大15個となるように制限してもよい。スタッド2の数を最小限とするために、スタッドを形成する材料を、腕時計のミドルケースに通常使用されるプラスチックよりも剛性である材料を選択することにより、変更してよい。
図4は、上述の図1〜3に記載される組み付け方法及びデバイスを用いた完全な腕時計の、3時‐9時軸に対応する図1に示した切断軸C−C(これは図2、3の切断軸とは異なり、熱成形されたスタッド2を通過しない)に沿った図である。ここでは取り付けカラー32が再び示されており、この取り付けカラー3は、この角度において環状肩部の形態をとり、ミドルケース10の突出内側部分100の上側表面に配設された軸方向支承表面11に支承される。文字盤側のムーブメントの上面には、日付リング37が再び示されているが、今回は文字盤7がその上に載置されており、この文字盤7上で、ムーブメント3の二番車30によって駆動される秒針301、分針302、時針303が回転し、また文字盤7は、現在の日付の値を示す窓部71も備える。文字盤の周縁部分72は、ベゼル91を載置する風防9によってクランプ留めされ、またこれは、例えば超音波溶接を用いて、ミドルケース10の肩部15に組み付けられる。ユーザが簡単に操作できるようにクラウン61を従来の様式でその遠位端に含むステム6が、ミドルケース10を横断する。ケース1は裏蓋14によって閉鎖され、裏蓋14の上方において、ムーブメント3の自動巻き上げのためにムーブメント3に連結された回転錘36が収容され、回転錘36の側辺361は、ミドルケース10の突出内側部分100の下側平面まで上昇する。
このようにして、提案する取り付けデバイス及び方法は、クォーツ腕時計及び完全に機械式の腕時計の両方である、あらゆるタイプの腕時計に適用される。
周縁取り付け要素を作製するための他の取り付け変形例が可能であり、周縁取り付け要素は例えば、スタッド2を収容するための孔あきカラー32の代わりに取り付けラグ31を有してよい。1つのこのような変形例を図5に示す。図5は、スタッドの端部においてリベットとして作用するキノコ形状20をよりはっきりと示した、腕時計の図1と同様の上面図であり、ここでラグ31の形状はスタッド2の形状と略一致している。この場合ラグ31は、針用ホイール30の垂直軸に対応する垂直軸上での軸方向保持のための上側及び下側支承表面に加えて、単に中央固定用孔を有するよう配設され、熱成形作業前にこの中央固定用孔にスタッド2を挿入しなければならない。従ってラグ31は、ムーブメントの取り付け要素を形成するのに必要な材料の量を減らし、これによってコストを最適化する。この代替的な実施形態によると、回転の自由度は好ましくは、インデクシングピン13を用いてロックされたままである。そうでない場合、図5は、ムーブメント3の周縁部の日付リング37に加えて、ケース1の3時位置にある把持用クラウン61も示す。
図6は、ムーブメントを取り付けるための方法及びデバイスの別の代替的な実施形態を示す。この代替的な実施形態によると、スレッド及び保持用リング4を有していなかった好ましい実施形態のムーブメント3とは異なり、ムーブメント3は再びスレッド34を有する。取り付け要素として使用されるムーブメントのスレッド34は、好ましくはミドルケース10と一体であるスタッド2に固定され、上記スレッドの下側表面341はミドルケース10の軸方向支承表面11に当接して位置決めされ、かつ保持用リング4は複数の孔41を含む。スタッド2の熱成形作業は、保持用リング4の上方にキノコ部分20を形成し、これによって生成された軸方向保持表面21は、保持用リング4をムーブメントの肩部34の上側表面342に対して押圧し、スレッド34はミドルケース10の軸方向支承表面11に対してクランプ留めされたままである。この代替的な変形例の利点は、スレッド34を有する従来のムーブメント3を使用できるようになることであるが、欠点は、追加の部品(保持用リング4)の使用を必要とし、これにより取り付け要素をもはやそれぞれケース1及びムーブメント3に直接一体化できないことである。
図7は、スタッド2に関する本発明の別の代替的な実施形態を示し、これらのスタッドはブッシュ5上に配設され、ブッシュ5は、ケース1の、好ましくはミドルケース10の孔内へのブッシュ5の圧入を促進するために配設された溝51を備える。ブッシュのこのモジュール式構成により、ミドルケース10のために選択される材料を、スタッドのために選択される材料と無関係とすることができる。従って、例えばプラスチックのブッシュ5と、その一方で金属のミドルケース10とを選択できる。着脱式スタッド2のこの変形例は、図1〜6を参照して上述した他の全ての実施形態に適合することが理解されるだろう。
本発明は、ムーブメントを腕時計ケースに取り付けるための方法及びデバイスに関する。
従来の腕時計製作においてムーブメントは、スレッドに挿入され、ムーブメントの肩部をミドルケースの肩部に対して押圧するクランプ及びねじを用いて、ミドルケースに取り付けられることが多い。このタイプの取り付けは、信頼性が高く可逆的であるという利点を有するが、実装が比較的複雑であるという欠点も有する。というのは、ねじ及びクランプに様々な操作が必要となり、これが生産性に深刻な影響を及ぼし、これによりこの方法は、大量生産を意図した腕時計の製造には不適切なものとなるためである。
ムーブメントをケースに取り付けるために、ケーシングリング等の中間圧入部品も公知であり、この中間圧入部品によっても、小さな較正済みのムーブメントをより大きなケースに嵌め込むことができる。しかしながらこの方法は依然として、複数の組み付けステップ及び取り付けのための追加の部品を必要とするという欠点を有する。従ってこのタイプの取り付け方法は、より大きな柔軟性を可能とするが、大幅なコストの節約をもたらさない。
本出願人による特許文献1に記載されているもの等のいくつかの解決策は、軸方向位置決め手段をケースの横方向位置決め手段から分離することである。軸方向位置決めは常に、ムーブメントのフレームのフランジをミドルケースの肩部に配置することによって達成されるが、横方向位置決めのためにオリフィス及びセンタリング用スタッドが設けられ、これらはそれぞれケースの背面及びムーブメントのフレーム内に配設され、ムーブメントの軸に沿った摺動によって相互に係合する。変形例によると、時刻設定用ステムを設置する前の、ムーブメントのおおよその角度的位置決めのために、ピンも提供される。しかしながらこの解決策は、フレームの形状の調整が必要になり、また必要となる多数の組み付けステップが原因で全体的な組み付け時間がかなり長くなるという欠点を有する。
更に、保持用プレートの補助によりケースの背面に組み付けられたフックを用いた、電子モジュールのための別のタイプの取り付けが、特許文献2から公知である。縁部に肩部が配設された複数の凹部を含むモジュールがケースに挿入されると、フックはモジュールをケースの背面に対して押圧する銛のように動作する。この解決策は効果的であり、またいずれの分解作業を容易にするが、これもまた、組み付けを必要とするモジュールのための極めて特殊なフレーム構造を必要とし、これには固定用フックの挿入のための貫通孔を設けなければならず、そしてこれは(例えば記載されている好ましい実施形態では保持用プレートを案内スタッドに熱溶着することによって)、固定用フックを裏蓋に固定するために追加の部品を組み付けるステップも必要とする。これもまた、生産速度を大幅に低下させる影響を有する。
欧州特許第0770938号 欧州特許第1365295号
従って、これらの公知の制約を有しない、ムーブメントをケースに組み付けるための方法及びデバイスに関するニーズが存在する。
本発明の目的は、公知の解決策とは異なり、ねじ、クランプ又はケーシングリングを必要としない、ムーブメントをケースに取り付けるための方法及びデバイスを提案することである。
このような目的は、ムーブメントの周縁取り付け要素がケースの軸方向支承表面に当接して係合する、時計ムーブメントを腕時計ケースに取り付けるための方法によって達成される。上記方法は、上記方法が、ケースと一体のスタッドを熱成形するステップを含み、これにより各スタッドの端部を局所的に変形させることによって、ムーブメントの周縁取り付け要素をケースの軸方向支承表面に対して垂直に保持する軸方向保持表面を含むリベットを形成することを特徴とする。
このような目的はまた、時計ムーブメントを腕時計ケースに取り付けるためのデバイスを用いて達成され、このデバイスは、ケースの軸方向支承表面に当接して位置決めされたムーブメントの周縁取り付け要素を含む。上記デバイスは、上記デバイスが、ムーブメントの周縁取り付け要素をケースの軸方向支承表面に対して保持するためのリベットとして作用する軸方向保持表面を有するキノコ型の端部を有する、ケースと一体の熱成形されたスタッドを含むことを特徴とする。
このような目的はまた、上記組み付け方法を実施するために別個に作製されたミドルケース及びムーブメントを用いて達成される。上記ミドルケースは、上記ミドルケースが、ムーブメントの重量に適合された固定用リベットを形成するための、直径1〜2ミリメートルの少なくとも6つの熱成形可能な取り付けスタッドを含むことを特徴とし、周上記ムーブメントは、縁取り付け要素が複数のオリフィス又は複数のラグを備えるカラーで構成され、上記ラグ又はカラーの孔がスタッドの挿入のために設けられた、好ましい実施形態に対応する。
提案する解決策の1つの利点は、この解決策が組み付け作業を容易にし、生産速度を向上させ、生産コストを最小化する点である。ムーブメントを永久的に取り付けるためにスタッドを熱成形する作業は、面倒な操作を必要とすることなく極めて迅速に実施でき、これにより生産性が向上する。更に、ムーブメントを文字盤側に組み付けることができ、これはケースの背面を通した従来の組み付けのように、ケースを反転させる必要がないことを意味する。
提案する解決策の別の利点は、この解決策はフレームのいずれの調節を必要とせず、単に周縁取り付け部品の調整だけが必要であるため、この解決策が多数のムーブメントの種類に適合する点である。この解決策は特に、肩部を有するムーブメント及び肩部を有しないムーブメントの両方に適合する。
更に、特に有利な好ましい実施形態によると、追加の取り付け部品が不要であり、全ての取り付け要素がムーブメント及びケースに直接一体化される。
他の利点は、詳細な説明に挙げられ、かつ添付の図面に図示されている、本発明の例示的な実装形態から明らかになるであろう。
図1は、本発明の好ましい実施形態による、ケースに組み付けられたムーブメントの上面図である。 図2は、図1の本発明の好ましい実施形態によるムーブメント及びケースの、軸A−Aに沿った断面図である。 図3は、図2に示した本発明の好ましい実施形態による、ミドルケースへのムーブメントの取り付けの詳細図である。 図4は、図1の本発明の好ましい実施形態による、ケースに組み付けられたムーブメントを含む完成状態の腕時計の、3時‐9時軸に対応する軸C−Cに沿った断面図である。 図5は、本発明の代替的な実施形態による、ケースに組み付けられたムーブメントの断面図である。 図6は、本発明の代替的な実施形態による、ミドルケースにおけるムーブメントの取り付けの代替的なモードの断面図である。 図7は、着脱式部品上に配設されたスタッドを用いた、ミドルケースにおけるムーブメントの取り付けの代替的なモードの断面図である。
以下の説明において、本発明によるケース1内にムーブメント3を組み付けるためのデバイスの好ましい実施形態の異なる図を示す図1、2、3と、この組み付けデバイスを用いた完成状態の腕時計を示す図4とについてまとめて言及する。ムーブメント3は固定用肩部を備えていないが、その周縁部に取り付け要素としてカラー32を含む。このカラー32は、スタッド2を受承するよう構成された複数(図1に示すように合計10個)のオリフィス321を含む。この好ましい数のスタッド2は、スタッドがプラスチック材料で形成される場合、最高20グラムの質量を有するムーブメント3の地板を受承するために設けられる。特にスタッドの直径及びスタッドが提供する軸方向保持表面21の面積等の、ムーブメントの保持に関する他のパラメータは、図3を参照して以下に説明する。
この好ましい実施形態によると、ムーブメント3の周縁取り付け要素として使用されるカラー32は好ましくは、ムーブメント3の残りの部分と一体であり、これにより、構成部品全体を、取り付け要素に対するいかなる追加の専用の組み付け作業も必要とせずに、成形によって直接製造できる。同様に、いかなる特定の穿孔作業も必要とせずに、オリフィス321を直接得ることができる。同様に、スタッド2をミドルケース10に直接配設することにより、ケースのこれら取り付け要素の組み付けステップ又は追加の機械加工を省くことができる。このような場合、ムーブメント3及びミドルケース10の両方を、好ましくは変形特性が熱成形作業に適している塑性材料で作製することにより、単純な成形作業、特に射出成形によって製造できるようする。しかしながら、金属、セラミック又は木材でさえある異なる材料で作製された、カラー32等の周縁取り付け要素も使用してよい。
本発明によると、スタッドの端部の熱成形は、リベット留めと同様の機能を満たすために提供される。即ち、軸方向支承表面11のスタッド2の端部上に形成された軸方向保持表面21は必ずしも取り付けなくてよい。しかしながら、ミドルケース10及びスタッド2に使用される材料によっては上記ミドルケース及びスタッドの接触表面の接合を必ずしも伴わない、熱溶着についても言及する。しかしながら当業者には、取り付け要素のいずれの上記のような接合は、本発明の実装に有害ではないことが理解されるだろう。
図1では、文字盤はその上面においてまだ組み付けられていないが、ムーブメント3は文字盤側を上にして示されている(以下に詳述する図4は、ムーブメント3に固定された文字盤7と、裏蓋14及び風防9といったケース1を閉鎖する要素とを有する、完全に組み付けられた腕時計の断面図を示す)。位置合わせ部材又はインデクシングピン13が並列に配設される直径の両側に分配された2連の5つの固定用スタッドに加えて、日付リング37をカラー32の内側に見ることができる。図示した好ましい実施形態によると、位置合わせ部材13は、これもまたミドルケース10に直接配設される雄型部材である。これらは、所定の位置におけるムーブメント3の位置決め及び角度的ロックを保証するために、スタッド2よりも精密に機械加工される。従ってムーブメント3は固定用スタッド2によって、文字盤側を通してカラー32のオリフィスに挿入され、同時に位置合わせ部材13は、好ましくはムーブメント3の周縁部、この場合はカラー32上に配設された対応する雌型要素に挿入される。
図2は、ムーブメントがケース1内に組み付けられた後、即ち熱成形作業後の、2つの正反対位置のスタッド2の、図1に示した軸A−Aに沿った断面図を示す。ケース1はここでは、その裏蓋14(図4で確認できる)を有さず、即ちミドルケース10によってのみ表わされ、その突出部分100上にはスタッド2が配設されている。ムーブメント3の底部とケースの背面14との間の空間を解放し、例えば図4に示すような回転錘36等の他の構成部品をその中に収容でき、一方で通常は文字盤のみが配置されるムーブメント3の上面に構成部品を重ねることはできず、時刻を読み取るのに視覚的な障害物はないと考えられるため、この実施形態は有利である。しかしながら代替的な実施形態によると、スタッド2をケース1の別の部分に形成すること、例えば図4に見られるように裏蓋14上に直接形成すること等も想定できる。しかしながらこの変形例は、スタッド2の高さを最小化するために固定用カラー32をより低く位置決めする必要があり、背面がミドルケース10と単一部品として形成されない場合、センタリングに関して効果的でなくなる。
図2は、熱成形作業によって既に変形され、従って固定用カラー32を腕時計の針のチューブ30の軸Z−Z上に垂直に保持できる、スタッド2を示す。円Bの内側の組み付け部分の詳細を図3に示す。ムーブメントの上面において、図1に示す日付リング37は依然として確認できるものの、ムーブメントの外側側壁33及びこの外側側壁33と接触してもしていなくてもよいケース1の内側側壁12の一部分しか見ることができない。ムーブメントの基部35もまた、もはやケース1の裏蓋14(この図には図示せず)上に支承されておらず、ムーブメント3はミドルケース10の軸方向支承表面11に当接して位置決めされ、カラー32のオリフィス321が固定用スタッド2に対して係合すると、軸方向支承表面11はカラー32の下側表面を支承する。
図3は、図2の好ましい実施形態による、ケース1へのムーブメントの取り付けの詳細図であり、カラー32は、ミドルケース10の軸方向支承表面11に当接し、上記軸方向支承表面11はここではミドルケース10の突出内側部分100上に配設される。カラー32のオリフィス321に係合するスタッド2は、熱成形作業によって変形され、その上側端部においてキノコ形状20を有し、これにより、その下側表面は、ミドルケース10の軸方向支承表面11に対して垂直に押圧された状態にカラー32を保持するための軸方向保持表面21を提供できる。このようにして形成されたキノコ部分20は従って、ここではカラー32によって形成されたムーブメントの周縁取り付け部分のためのリベットのように作用する。この図面において観察できるように、ムーブメントの外側側壁33とミドルケースの内側側壁12との間にいずれの接触が存在する必要はなく、これによりこの平面における機械加工公差を増大させることができ、地板及びムーブメント3は好ましくは位置合わせ部材13によって十分にセンタリングされる。しかしながら、カラー32のオリフィス321の直径とスタッド2の直径との差は好ましくは0.2mm未満となるよう選択され、これによりキノコ部分20の底面と軸方向支承表面21との間の接触表面が過度に低減されることを回避する。
この図において、スタッド2の半径とキノコ部分20の半径との比は略1.5に等しく、キノコ部分20の厚さはスタッド2の半径に略等しい。図1の好ましい実施形態は、好ましくは1〜2mmの直径を有するスタッド2のためにこのキノコ形状20を使用し、これは6つ以上の個数のプラスチックスタッドを用いて、10グラム超の重量を有するムーブメント3を支持できる。スタッドの数に応じた、各スタッド2に印加される応力の大幅な低減により、経済的な理由から、スタッド2の数を最大15個となるように制限してもよい。スタッド2の数を最小限とするために、スタッドを形成する材料を、腕時計のミドルケースに通常使用されるプラスチックよりも剛性である材料を選択することにより、変更してよい。
図4は、上述の図1〜3に記載される組み付け方法及びデバイスを用いた完全な腕時計の、3時‐9時軸に対応する図1に示した切断軸C−C(これは図2、3の切断軸とは異なり、熱成形されたスタッド2を通過しない)に沿った図である。ここでは取り付けカラー32が再び示されており、この取り付けカラー3は、この角度において環状肩部の形態をとり、ミドルケース10の突出内側部分100の上側表面に配設された軸方向支承表面11に支承される。文字盤側のムーブメントの上面には、日付リング37が再び示されているが、今回は文字盤7がその上に載置されており、この文字盤7上で、ムーブメント3の二番車30によって駆動される秒針301、分針302、時針303が回転し、また文字盤7は、現在の日付の値を示す窓部71も備える。文字盤の周縁部分72は、ベゼル91を載置する風防9によってクランプ留めされ、またこれは、例えば超音波溶接を用いて、ミドルケース10の肩部15に組み付けられる。ユーザが簡単に操作できるようにクラウン61を従来の様式でその遠位端に含むステム6が、ミドルケース10を横断する。ケース1は裏蓋14によって閉鎖され、裏蓋14の上方において、ムーブメント3の自動巻き上げのためにムーブメント3に連結された回転錘36が収容され、回転錘36の側辺361は、ミドルケース10の突出内側部分100の下側平面まで上昇する。
このようにして、提案する取り付けデバイス及び方法は、クォーツ腕時計及び完全に機械式の腕時計の両方である、あらゆるタイプの腕時計に適用される。
周縁取り付け要素を作製するための他の取り付け変形例が可能であり、周縁取り付け要素は例えば、スタッド2を収容するための孔あきカラー32の代わりに取り付けラグ31を有してよい。1つのこのような変形例を図5に示す。図5は、スタッドの端部においてリベットとして作用するキノコ形状20をよりはっきりと示した、腕時計の図1と同様の上面図であり、ここでラグ31の形状はスタッド2の形状と略一致している。この場合ラグ31は、針用ホイール30の垂直軸に対応する垂直軸上での軸方向保持のための上側及び下側支承表面に加えて、単に中央固定用孔を有するよう配設され、熱成形作業前にこの中央固定用孔にスタッド2を挿入しなければならない。従ってラグ31は、ムーブメントの取り付け要素を形成するのに必要な材料の量を減らし、これによってコストを最適化する。この代替的な実施形態によると、回転の自由度は好ましくは、位置合わせ部材13を用いてロックされたままである。そうでない場合、図5は、ムーブメント3の周縁部の日付リング37に加えて、ケース1の3時位置にある把持用クラウン61も示す。
図6は、ムーブメントを取り付けるための方法及びデバイスの別の代替的な実施形態を示す。この代替的な実施形態によると、肩部及び保持用リング4を有していなかった好ましい実施形態のムーブメント3とは異なり、ムーブメント3は再び肩部34を有する。取り付け要素として使用されるムーブメントの肩部34は、好ましくはミドルケース10と一体であるスタッド2に固定され、上記肩部の下側表面341はミドルケース10の軸方向支承表面11に当接して位置決めされ、かつ保持用リング4は複数の孔41を含む。スタッド2の熱成形作業は、保持用リング4の上方にキノコ部分20を形成し、これによって生成された軸方向保持表面21は、保持用リング4をムーブメントの肩部34の上側表面342に対して押圧し、肩部34はミドルケース10の軸方向支承表面11に対してクランプ留めされたままである。この代替的な変形例の利点は、肩部34を有する従来のムーブメント3を使用できるようになることであるが、欠点は、追加の部品(保持用リング4)の使用を必要とし、これにより取り付け要素をもはやそれぞれケース1及びムーブメント3に直接一体化できないことである。
図7は、スタッド2に関する本発明の別の代替的な実施形態を示し、これらのスタッドはブッシュ5上に配設され、ブッシュ5は、ケース1の、好ましくはミドルケース10の孔内へのブッシュ5の圧入を促進するために配設された溝51を備える。ブッシュのこのモジュール式構成により、ミドルケース10のために選択される材料を、スタッドのために選択される材料と無関係とすることができる。従って、例えばプラスチックのブッシュ5と、その一方で金属のミドルケース10とを選択できる。着脱式スタッド2のこの変形例は、図1〜6を参照して上述した他の全ての実施形態に適合することが理解されるだろう。



  1. 時計ムーブメント(3)を腕時計ケース(1)に取り付けるための方法であって、
    前記ムーブメント(3)の周縁取り付け要素は、前記ケース(1)の軸方向支承表面(11)に当接して係合する、方法において、
    前記方法は、前記方法が、前記ケース(1)と一体のスタッド(2)を熱成形するステップを含み、これにより各前記スタッド(2)の端部を局所的に変形させることによって、前記ムーブメント(3)の前記周縁取り付け要素を前記ケース(1)の前記軸方向支承表面(11)に対して垂直に保持する軸方向保持表面(21)を含むリベットを形成することを特徴とする、時計ムーブメント(3)を腕時計ケース(1)に取り付けるための方法。

  2. 前記ムーブメント(3)は、文字盤(7)側から挿入される、請求項1に記載の時計ムーブメント(3)を腕時計ケース(1)に取り付けるための方法。

  3. 前記方法は、前記熱成形ステップの前に、前記周縁取り付け要素に配設された貫通孔に前記スタッド(2)を挿入する予備ステップを含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の時計ムーブメント(3)を腕時計ケース(1)に取り付けるための方法。

  4. 時計ムーブメント(3)を腕時計ケース(1)に取り付けるためのデバイスであって、
    前記デバイスは、前記ケース(1)の軸方向支承表面(11)に当接して位置決めされた前記ムーブメント(3)の周縁取り付け要素を含む、デバイスにおいて、
    前記デバイスは、前記デバイスが、前記ムーブメント(3)の前記周縁取り付け要素を前記ケース(1)の前記軸方向支承表面(11)に対して保持するためのリベットとして作用する軸方向保持表面(21)を有するキノコ型(20)の端部を有する、前記ケース(1)と一体の熱成形されたスタッド(2)を含むことを特徴とする、時計ムーブメント(3)を腕時計ケース(1)に取り付けるためのデバイス。

  5. 前記ケース(1)内での前記ムーブメント(3)の角度的位置決めのために、ミドルケース(10)上にインデクシングピン(13)が配設されることを特徴とする、請求項8に記載の時計ムーブメント(3)を腕時計ケース(1)に取り付けるためのデバイス。

  6. 前記デバイスは保持用リング(4)を含み、
    前記ムーブメント(3)は更にスレッド(34)を含み、
    前記スタッド(2)の前記軸方向保持表面(21)は、前記保持用リング(4)を前記スレッド(34)の上側表面(342)に対して押圧する
    ことを特徴とする、請求項4又は5に記載の時計ムーブメント(3)を腕時計ケース(1)に取り付けるためのデバイス。

  7. 請求項1〜3に記載の取り付け方法を実装するためのミドルケース(10)であって、
    前記ミドルケース(10)は、前記ミドルケースが、それぞれ直径1〜2ミリメートルの少なくとも6つの熱成形可能な固定用スタッド(2)を含むことを特徴とする、ミドルケース(10)。

  8. 前記スタッド(2)は、前記ミドルケース(10)と単一部品として形成されることを特徴とする、請求項7に記載のミドルケース(10)。

  9. 前記スタッド(2)は、前記ケース(1)に圧入された着脱式ブッシュ(5)上に配設されることを特徴とする、請求項7に記載のミドルケース(10)。

  10. 請求項1〜3に記載の取り付け方法を実装するためのムーブメント(3)であって、
    前記ムーブメント(3)は、周縁取り付け要素が、複数のオリフィス(321)又は複数のラグ(31)を備えるカラー(32)によって形成されることを特徴とする、ムーブメント(3)。

  11. 前記カラー(32)又は前記ラグ(31)は、前記ムーブメント(3)と単一部品として形成されることを特徴とする、請求項10に記載のムーブメント(3)。

 

 

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本発明は、裏蓋(3)によって閉じられるケース中間部(2)を有する携行可能な物(1)に関し、当該携行可能な物(1)内には、電子モジュール(10)が配置されており、プリント回路基板(6)が固定されるプレート(4)を有し、プリント回路基板は、少なくとも1つの集積回路(7)の少なくとも1つの入力に接続されている少なくとも1つの接触領域(8)を支えており、集積回路は、電子的信号処理デバイスに少なくとも1つの信号を供給し、当該携行可能な物は、さらに、少なくとも、裏蓋(3)がケース中間部(2)に固定されていることを表す第1の位置から、裏蓋がケース中間部に固定されていないことを表す第2の位置への移行を検出する検出メンバー(9)を有する。
【選択図】 図1
情報をユーザに表示するディスプレイを収容する表示筐体(504)と、ウォッチを制御するタッチセンシティブ入力手段を有するユーザインタフェース(506)とを含むフィットネスウォッチケース(502)が開示される。ユーザインタフェース(506)が表示筐体(504)から離間されることにより、ユーザは、1本の指のみを使用してユーザインタフェースを操作できる。ウォッチケース(502)は、ユーザの手首で着用されうるフィットネスウォッチ(500)を形成するようにバンド(508)に挿入可能である。
情報を生成することができる携行可能な可撓性電子デバイスであって、当該携行可能な可撓性電子デバイス(10)は、ユーザーの体の一部に取り付けられることができるように構成する可撓性本体を有し、この可撓性本体は、当該携行可能な可撓性電子デバイス(10)に厚み及び機械的耐久性を与える下側可撓性バンド(16)と、及び前記下側可撓性バンド(16)の外周部(20)に固定される上側可撓性バンド(18)を有し、当該携行可能な可撓性電子デバイス(10)は、情報を生成する電子アセンブリを有し、この情報を生成する電子アセンブリは、前記可撓性本体の前記下側可撓性バンド(16)と前記上側可撓性バンド(18)の間に収容され、当該携行可能な可撓性電子デバイスにおいては、前記可撓性本体の対称軸(X−X)を横断するように延在する少なくとも1つの補強要素(24)が、前記下側可撓性バンド(16)に固定され、少なくとも1つの折り目(32)を有する少なくとも1つのベロー(30)が、前記下側可撓性バンド(16)の長さ上の1つの位置において設けられ、このベロー(30)は、当該携行可能な可撓性電子デバイス(10)の長手方向の対称性を構成する方向(X−X)にて収縮し緩むことができる。
【選択図】 図3
パーソナル情報システムを提供する。システムは、ハウジングを有するポータブル情報デバイスを含むことができ、ハウジングは、少なくとも部分的にディスプレイにより定められた上面と、中央領域を有するように構成された底面とを含み、中央領域には、光学センサ、電気コネクタ及びデータ・コネクタが位置し、ハウジングは、プロセッサが設けられる内部容積を囲み、上面及び底面は、それらの間にわたる周囲側端により結合され、マウンティング構造がハウジングの周囲側端の周りの少なくとも部分に形成される。システムは更にフレームを含むことができ、フレームは、バンドに接続することができ、空洞を取り囲み、マウンティング構造を受けるように構成され、フレーム及びマウンティング構造は、隆起と溝の接続を介して解除可能なように固定可能である。システムは更にドックを含むことができ、ドックには情報デバイスを接続することができる。
【課題】外部からの衝撃などの振動を効率良く良好に緩衝することができる緩衝構造および電子機器を提供する。
【解決手段】腕時計ケースとこの腕時計ケース内に配置される時計モジュール4との間に側部緩衝部材5を配置した緩衝構造において、側部緩衝部材5は、予め定められた周波数に対する振動伝達率がそれぞれ異なる複数の緩衝層21、22を積層させて形成されている。従って、腕時計ケースが外部から衝撃などの振動を受けた際に、側部緩衝部材5の複数の緩衝層21、22によって周波数の低い振動と周波数の高い振動とをそれぞれ減衰させて緩和することができるので、外部からの衝撃などの振動に対して時計モジュール4を良好に保護することができる。
【選択図】図3
【課題】不浸透性であり、かつ必要な場合は高温オーバー成形技術の使用も可能である可撓性携帯用電子デバイスを提供する。
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【選択図】図2
【課題】可読性と信頼性の高い方法で高度を表示できる携帯品を提供する。
【解決手段】第1の材料で作られたフレームを含み、さらに少なくとも1つの圧力センサまたは高度センサを含む時計の外部要素であって、圧力センサまたは高度センサ120が、少なくとも1つのディスクまたはプレートから形成されており、ディスクまたはプレートがバインダーとピエゾクロミック顔料とから形成されているか、またはバインダーとピエゾクロミック顔料とでコーティングされており、ピエゾクロミック顔料が、特定の圧力で反応するよう選択されることにより、特定の圧力に達すると、顔料が第1の色から第2の色に変化する。
【選択図】図3
オーステナイト面心立方構造のステンレス鋼合金であって、上記合金は質量値で以下を含む:
‐0.5%質量%未満のニッケル、
‐クロム:16%〜20%;
‐追加の金属:30%〜40%(銅、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、金から選択される):
‐銅:0%〜2%;
‐金:0%〜2%;
‐炭素:0%〜0.03%;
‐モリブデン:0%〜2%;
‐マンガン:0%〜2%;
‐ケイ素:0%〜1%;
‐窒素:0%〜0.1%;
‐タングステン:0%〜0.5%;
‐バナジウム:0%〜0.5%;
‐ニオブ:0%〜0.5%;
‐ジルコニウム:0%〜0.5%;
‐チタン:0%〜0.5%;
‐鉄及び不可避不純物:100%への不足分。
【選択図】図2
入力装置 // JP2015531527
本発明は、ディスプレイの周りにおいて位置決めされた2つ以上の対向する接触パッド表面を使用した小型のスマート装置上における新しい接触タイプ入力の方法を特徴とするデータ入力装置であり、前記表面は、ハウジングを有する。隆起部又はその他の接触感知形状が、装置上のデジタルディスプレイの周辺部の周りに配列されている。隆起部又はその他の接触感知形状は、指配置用の検出手段と圧力点のシフトを検知するための又は表面に沿った指の運動を検知するためのゾーンの両方を提供しており、好ましい方向におけるシフト又は運動は、表示されたメニューからの選択が指を接触状態から持ち上げることによって実施されたことを通知する。隆起部を指で操作しつつ、その手首バンド又はハンドル又はストラップによって装置を保持する新しい方法は、電話機として且つインターネット対応型のテキスト入力装置として使用される、キー入力機能の変化可能な方法をもたらす。
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【選択図】図7
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