不均質表面官能化

著者らは特許

B01J - 化学的または物理的方法,例.触媒,コロイド化学;それらの関連装置(特定の適用に関する方法または装置は,それらの方法または装置に関連する箇所,例.F26B3/08,を参照)
B01L - 一般的に使用される化学または物理研究装置(医学および薬学用装置A61;工業用装置,または工業用装置に類似する構造および性能を有する研究装置は,工業用装置の関連するサブクラス,特にB01およびC12を参照;分離または蒸留装置B01D;混合または攪拌装置B01F;アトマイザーB05B;ふるいB07B;栓B65D;一般的な液体の取扱いB67;真空ポンプF04;サイホンF04F10/00;タップ,止めコックF16K;管,管継手F16L;材料の調査または分析に特に適した装置G01,特にG01N;電気的または光学的装置はGおよびHセクションにおける関連したクラスを参照)
B01L3/00 - 実験用容器または実験用皿,例.実験用ガラス器具(ビンB65D;酵素学または微生物学のための装置C12M1/00);点滴器(容積測定用容器G01F)
G01N33/543 - 免疫化学物質を固定化するための不溶性担体によるもの

の所有者の特許 JP2016528510:

ミカルティス エヌブイMycartis Nv

 

本発明は、アッセイを実行するための少なくとも検出面を備えたマイクロキャリアであって、前記検出面が、少なくとも化学的および/または生物学的相互作用を検出するために第1官能基により官能化された第1領域を含み、前記第1領域が第1シグナルを提供するように設計されてなるマイクロキャリアに関する。マイクロキャリアは、検出面が、第1シグナルとは異なる第2シグナルを提供するように設計された第2領域をさらに含み、前記第2シグナルがアッセイ中に放出されることを特徴とする。こうして、第1シグナルと第2シグナルとの比較によって、少なくとも化学的および/または生物学的相互作用の存在に関する情報が提供される。

 

 

本発明は、少なくとも化学的および/または生物学的相互作用を検出する検出面を備えたマイクロキャリアに関する。本発明はまた、化学的および/または生物学的アッセイを実行するための方法に関する。
化学的および/または生物学的相互作用の検出は一般的に、官能化検出面を備えたマイクロ粒子を必要とする。溶液が検出面に触れると、溶液に含まれる目的成分は、検出面にグラフトされた官能基との化学的および/または生物学的相互作用を形成する。そのような相互作用は通常、目的成分が蛍光標識されている場合には直接的に、あるいは第三蛍光標識成分により反応が明らかになる場合には間接的に、組成物における目的成分の存在を示す蛍光シグナルの放出を導く。
しかし、官能化表面と、溶液中に存在する目的成分ではない成分との間に、非特異的および特異的な化学的および/または生物学的相互作用が生じることがある。この理由から、そのような検出アッセイは往々にして、結果の精度および信頼性の両方を確実にする対照シグナルをもたらすために、対照実験を必要とする。実際には、そのような対照実験は典型的には、その場合に対照シグナルに取り込まれた背景雑音の決定を可能にする。本明細書で使用する場合、「背景雑音」という用語は、官能化表面が目的化合物を含む溶液と接触したときに発生する非特異的相互作用を定義することが意図されている。
国際公開WO2012/106827号公報に記載されたようなマイクロ粒子の場合、目的成分を検出するための典型的な実験プロトコルは、2つのシグナルを提供するために2つの異なる検出面を備えた2つのマイクロ粒子を含む。第1のマイクロ粒子は、蛍光シグナルを提供するために、目的成分の特異的および非特異的相互作用を検出するように設計されるが、両方の相互作用を区別することはできない。他方、対照マイクロ粒子は、対照シグナルを提供するために背景雑音のみを検出するように設計される。したがって、蛍光シグナルと対照シグナルとの比較によって、目的成分と検出面との間の特異的な化学的および/または生物学的相互作用の近似を推定することができる。
そのような実験プロトコルは、各マイクロ粒子が予め定められた均一な環境と接触するという意味で均質組成物の溶液を分析するために使用可能である。しかし、分析対象の組成物が、例えば国際公開WO2010/072011号公報に記載されているように、マイクロ粒子を含むマイクロチャネルを流動している場合、上記のプロトコルは再現性を欠く。実際、前記マイクロチャネルの2つの異なるセクションに配置された2つのマイクロ粒子によって放出されるシグナルを比較することになったときに、特に目的成分の濃度が低くしかもマイクロチャネルに沿ってかつ/またはマイクロチャネル全体にわたって変化する場合、各マイクロ粒子は異なる環境に遭遇する。
国際公開WO2012/106827号公報 国際公開WO2010/072011号公報
本発明は、上述した不利点の全部または一部を改善することを目的とする。
本発明は、少なくともアッセイを実行するための検出面を備えたマイクロキャリアであって、前記検出面が、少なくとも化学的および/または生物学的相互作用を検出するための第1官能基により官能化される第1領域を含み、前記第1領域が第1シグナルを提供するように設計されてなるマイクロキャリアにおいて、前記検出面が、第1シグナルとは異なる第2シグナルを提供するように設計された第2領域を更に含み、前記第1シグナルおよび第2シグナルの比較によって、少なくとも化学的および/または生物学的相互作用の存在に関する情報が提供されるように、前記第2シグナルがアッセイ中に放出されることを特徴とするマイクロキャリアを提供することによって、これらの目的を達成する。
本発明はまた、少なくとも化学的および/または生物学的相互作用を検出するための方法であって、以下の連続的な工程を含む方法にも関する。
−本発明に係るマイクロキャリアを提供する工程。
−第1領域および/または第2領域との少なくとも化学的および/または生物学的相互作用をもたらすように設計された組成物と前記マイクロキャリアとを接触させる工程。
−第1領域によって放出される第1シグナルおよび第2領域によって放出される第2シグナルを測定する工程。
−第1シグナルと第2シグナルとの間の差分解析によって、第1領域における少なくとも化学的および/または生物学的相互作用の存在を定量化する工程。
こうして、本発明に係るマイクロキャリアは、同様の環境から第2シグナルを放出するように設計された第2領域をさらに含む検出面を設けることによって、上述した問題を解決する。第2領域は、第1領域で検出された化学的および/または生物学的相互作用に関する補完情報を提供することを目的とする。本発明に係る独自のマイクロキャリアは、マイクロキャリアと接触する溶液の組成物に直接関連する2つの異なるシグナルを提供する。2つの異なるシグナルは、それらが濃度に関して同一の環境から生じるため、特に前記濃度がマイクロチャネル内の位置に依存する場合でも、直接比較することができる。これは、先行技術のマイクロ粒子では不可能であった。こうして、本発明に係るマイクロキャリアは、流体の流れにおける目的化合物の検出に関する上述した問題に解決策を提供し、背景雑音の発生源を考慮することによって再現性の向上および感度の向上をもたらす。
一実施形態によれば、第1領域は第2領域とは少なくとも部分的に異なり、第1領域が第2領域とは異なることが好ましい。これは、2つのシグナルの放出源が少なくとも部分的に物理的に分離しているので、第1シグナルと第2シグナルとの比較を容易にする。
一実施形態によれば、第1領域および/または第2領域は完全に切り離された領域である。
一実施形態によれば、第1領域および/または第2領域は経路接続された領域である。
一実施形態では、第1領域は検出面の約50%を表し、かつ/または第2領域は検出面の約50%を表す。
一実施形態によれば、第1領域および/または第2領域はいくらかの経路接続された副部分を含む。
一実施形態では、第1領域および第2領域は一緒に少なくとも市松模様を形成する。
一実施形態によれば、第1シグナルおよび第2シグナルは蛍光シグナルである。
一実施形態では、第1領域および/または第2領域は少なくとも金属を含む。実際、金属グラフト面の官能化の方法は、最新技術によく記載されている。
一実施形態によれば、第1領域は抗体を含む。
一実施形態では、マイクロキャリアはウェハの形状を有する。
一実施形態によれば、第1領域および第2領域はウェハの同一面上に存在する。
本発明の一実施形態では、第2シグナルは、前記第1官能基と検出対象の目的分子との間の少なくとも特異的な化学的および/または生物学的相互作用を示す。第2シグナルは、第2領域と少なくともアッセイに存在する分子との間の非特異的な化学的および/または生物学的相互作用を示すことが有利である。
一実施形態では、マイクロキャリアは円筒状ウェハの形状を有する。
一実施形態によれば、化学的および/または生物学的相互作用は、組成物に含まれる少なくとも目的分子と少なくとも第1官能基との相互作用を含む。
一実施形態では、第1領域は、組成物に含まれる少なくとも目的分子を検出するために、少なくとも第1官能基により官能化される。目的分子は生体分子、例えばタンパク質または核酸とすることができる。
一実施形態によれば、第1シグナルは、少なくとも目的分子と第1領域との少なくとも化学的および/または生物学的相互作用を示す。
一実施形態では、第1シグナルは、少なくとも目的分子と第1領域との特異的な化学的および/または生物学的相互作用と共に、前記目的分子と前記第1領域との非特異的な化学的および/または生物学的相互作用の検出を示す。
一実施形態によれば、第2領域は、組成物に含まれる少なくとも目的分子の非特異的な化学的および/または生物学的相互作用を検出するために官能化される。
一実施形態では、マイクロキャリアは、組成物に含まれる少なくとも目的分子と少なくとも第1官能基との特異的な化学的および/または生物学的相互作用の定量化を可能にするように設計される。
一実施形態によれば、組成物に含まれる少なくとも目的分子と少なくとも第1官能基との特異的な化学的および/または生物学的相互作用の定量化は、第1シグナルと第2シグナルとの差分解析によって実行される。
一実施形態では、マイクロキャリアは符号化される。
本発明の符号化マイクロキャリアはさらに、可読コードを含むことが有利である。それにより、符号化マイクロキャリアは、その官能化がそのコードを読み取ることによって決定されるように、符号化されかつ官能化される。1組のマイクロキャリアは、同一コードにより符号化された1つ以上のマイクロキャリアによって規定され、前記コードは第1領域における特定の第1官能基に対応し、各組のマイクロキャリアは特定の第1官能基を担持する。数組のマイクロキャリアが使用される場合、1つ以上のマイクロキャリアの各組の第1領域の第1官能基は、前記マイクロキャリアのコードを読み取ることによって決定することができる。
一実施形態によれば、第1官能基は、組成物に含まれる少なくとも目的分子を認識するように設計される。
本発明はまた、少なくとも目的分子と本発明に係るマイクロキャリアの第1領域との特異的な化学的および/または生物学的相互作用を定量化するための方法にも関し、前記第1領域は少なくとも第1官能基により官能化され、該方法は以下のステップを含む。
−少なくとも目的分子を含む少なくとも組成物を提供するステップ。
−本発明に係る少なくともマイクロキャリアに前記組成物を接触させるステップ。
−第1領域によって放出される第1シグナルおよび第2領域によって放出される第2シグナルを測定するステップ。
−第1シグナルと第2シグナルとの間の差分解析によって、第1領域における少なくとも目的分子の特異的な相互作用を定量化するステップ。
この方法はまた、複数の目的分子とそれらに対応する第1官能基との特異的な化学的および/または生物学的相互作用を定量化するために使用することもできる。この目的のために、複数の組の符号化マイクロキャリアが使用され、各組の符号化マイクロキャリアは特定の目的分子を認識するように設計された少なくとも第1官能基を含み、1つの組の各マイクロキャリアの第1領域の第1官能基は、前記符号化マイクロキャリアのコードを読み取ることによって決定される。
一実施形態では、第1および第2シグナルは、ルミネセンスシグナルまたは化学ルミネセンスシグナルの中から選択される。
一実施形態では、第1および/または第2領域は表面増強蛍光分析法が可能になるように設計される。
本発明に係るマイクロキャリアまたは本発明に係る方法は、本願に開示する各実施形態または前記実施形態の組合せとすることができる。
本発明をさらに、アッセイを実行するための検出面を備えたマイクロキャリアの例示的実施形態を提示する添付の図面に照らして記載する、以下の詳細な説明によって解説する。
2つの領域に分割された検出面を備えた、第1実施形態に係るマイクロキャリアの略図である。 幾つかの副部分に分割された第1領域と経路接続された第2領域とを持つ検出面を備えた、第2実施形態に係るマイクロキャリアの略図である。 第1領域と抗原を検出するように設計された第2領域とを持つ検出面を備えた、第3実施形態に係るマイクロキャリアの略図である。
本発明に係るマイクロキャリア10、100、200は、図1、図2、および図3によって示されるように、円筒面12、102、202および2つの主面13、14、103、104、203、204によって描かれた円筒状ウェハの形状を有する本体11、101、201を備える。すなわち、円筒状ウェハの高さは主面13、14、103、104、203、204の半径より明らかに(少なくとも2分の1より)小さい。図1〜図3に示した実施形態では、ウェハは、自然酸化物層で被覆されたシリコンウェハ16、116、216である。主面14、104、204の少なくとも1つは、少なくとも化学的および/または生物学的相互作用を検出するために官能化された検出面15、115、215を含む。図1〜図3に示した実施形態では、主面14、104、204は、分析対象の組成物に含まれる目的分子を検出するために官能化され、前記実施形態では、目的分子は抗原24、124、224である。図1、図2、図3に示される実施形態では、検出面15、115、215は円板状の領域である。マイクロキャリア10、100、200はさらに、可読コード17、117、217を備える。したがって、各マイクロキャリア10、100、200をその検出面15、115、215の官能化に対応する一意の可読コード17、117、217により符号化し、複数のマイクロキャリア10、100、200を使用することによって、複数の化学的および/または生物学的相互作用を検出することができる。可読コード17、117、217は複数の貫通孔18、118、218の特有のパターンを含む。図1、図2、および図3に提示する実施形態では、可読コード17、117、217は4つの貫通孔から構成される。そのような可読コード17、117、217はさらに、図1〜図3に示すL字形の孔のような非対称な方位マーク19、119、219を含むことが好ましい。非対称な方位マーク19、119、219は、主面13、14、103、104、203、204を互いに区別することを意図している。可読コード17、117、217は、組成物に含まれる1つ以上の目的分子の検出および/または定量化を実行することを可能にし、各目的分子は、対応するマイクロキャリア10、100、200の検出面15、115、215と相互作用することによって検出および/または定量化される。
検出面15、115、215は2つの異なる領域、すなわち第1領域20、120、220および第2領域21、121、221を含む。第1領域20、120、220および第2領域21、121、221は、それぞれ第1シグナルおよび第2シグナルをもたらすように官能化される。第1領域20、120、220および/または第2領域21、121、221の官能化は金属を含むことができる。図1、図2、および図3に提示する実施形態では、第1領域20、120、220および第2領域21、121、221は、シリコンウェハ16、116、216の同一面上に位置する。図1および図3に示す実施形態および図2の実施形態は、検出面15、120、220上の第1領域20、120、220および第2領域21、121、221の2つの異なるレイアウトを示す。図1および図3に示す第1および第3の実施形態では、円板状の検出面15、215は、2つの半円板状領域を構成する2つの半円板状の領域、すなわちそれぞれ第1領域20、220および第2領域21、221に分割される。第1領域20は検出面15、215の約50%を表し、第2領域21、221は検出面15、215の約50%を表す。そのような実施形態では、第1領域20、220および第2領域21、221は両方とも経路接続された領域である。図2に示す第2実施形態では、第1領域120は、第1領域121を形成する複数の経路接続された副部分122を含む。各経路接続された副部分122は例えば円板状領域である。
第1領域20、120、220は図1、図2、および図3に示すようにスペーサ22、123、222により官能化される。そのようなスペーサ22、123、222は、例えば、両端に末端シラノール基を含むシリコン誘導体によるシリコンウェハ16、116、216の第1領域20、120、220の表面シラノール基のシラン化を暗示する、周知の化学を用いて第1領域20、120、220に取り付けることができる。シラン化によって生じた末端シラノール基は次いで、末端シラノール基をカルボキシル基に変換する酸化に提供される。結果的に得られたカルボキシル基は各々、古典的ペプチド結合化学を用いてタンパク質免疫グロブリンG抗体(IgG)23、124、223に共有結合される。こうして、図1〜図3に示した実施形態では、第1官能基はタンパク質免疫グロブリンG抗体(IgG)23、124、223を含み、前記タンパク質免疫グロブリンG抗体(IgG)23、124、223は抗原24、124、224を認識するように設計される。
アッセイを実行するときに、マイクロキャリア10、100、200はマイクロチャネル内に配置される。抗原24、125、224、ビオチン標識抗体25、126、225、および蛍光ストレプトアビジン26、127、226を含む溶液が、マイクロキャリア10、100、200を含むマイクロチャネル内に流される。タンパク質免疫グロブリンG抗体(IgG)23、124、223は、抗原24、125、224と相互作用するように設計される。ビオチン標識された抗体25、126、225は、蛍光ストレプトアビジン26、127、226と相互作用するように設計される。アッセイ中に、前記抗原24、125、224はビオチン標識抗体25、126、225によって認識され、蛍光ストレプトアビジン26、127、226と相互作用し、抗原24、125、224とIgG23、124、223との相互作用を少なくとも示す第1シグナルを提供する。さらに、図1および図3に示す実施形態では、抗原24、125はまた、第1領域20、120との非特異的な相互作用を介して、非特異的に相互作用することもある。この場合、第1シグナルは、抗原24、125とIgG23、124との特異的な相互作用と共に、前記抗原24、125と第1領域20、120との間に起きることのある非特異的な相互作用を示す。
マイクロキャリア10、100、200の第2領域21、121、221は、第2シグナルを提供することを目的とし、前記第2シグナルは第1シグナルとは異なる。図1および図2に示す実施形態では、抗原24、125を検出するためのアッセイにマイクロキャリア10、100が関与する場合に、第2領域21、121は、背景雑音を提供する内部対象として使用される。そのようなアッセイでは、第2領域21、121は、組成物の目的分子と検出面15、215との間で発生することのある非特異的な相互作用を評価することを目的とする。この目的のために、第2領域21、121は、チオール化学を用いてオリゴまたはポリ(エチレングリコール)単位28、129(PEG単位28、129)をグラフトした金(Au)誘導体27、128により官能化される。第1領域20、120によって提供される第1シグナルは、抗原24、125と検出面15、115の特異的な相互作用を評価するために、第2領域21、121における第2シグナルによって測定される背景雑音を考慮に入れることによって補正することができる。
図3に示す別の実施形態では、第2領域221は、抗原224をも検出するように設計された第2抗体228に結合された金誘導体227により官能化される。アッセイ中に、前記抗原224はビオチン標識された抗体225によって認識され、前記ビオチン標識された抗体225は、蛍光ストレプトアビジン226と相互作用するように設計される。したがって、第1シグナルと第2シグナルとの比較によって、2つの異なる抗体すなわち免疫グロブリンG抗体(IgG)223および同一マイクロキャリア200の検出面215にグラフトされた第2抗体228に対する抗原224の親和性の測定が可能になる。
本発明はまた、少なくとも化学的および/または生物学的相互作用を検出するための方法にも関する。図1および図2に示す実施形態では、該方法は、抗原24、125を検出するために使用される。該方法は以下の連続的ステップを含む。
−本発明に係るマイクロキャリア10、100を提供するステップ。
−第1領域20、120および/または第2領域21、121との少なくとも化学的および/または生物学的相互作用をもたらすように設計された組成物に前記マイクロキャリア10、100を接触させるステップ。
−第1領域20、120によって放出される第1シグナルおよび第2領域21、121によって放出される第2シグナルを測定するステップ。この場合、第1シグナルおよび第2シグナルは蛍光シグナルである。
−第1シグナルと第2シグナルとの間の差分解析によって第1領域121、120における少なくとも化学的および/または生物学的相互作用の存在を定量化するステップ。この場合、該方法は、抗原24、125とタンパク質免疫グロブリンG抗体(IgG)23、124の特異的な相互作用を定量化することを可能にする。
本発明の他の実施形態は、本明細書の検討および本明細書に開示した発明の実施から当業者には明らかであろう。明細書および実施例は単なる例示とみなされるべきであり、本発明の真の範囲は添付の特許請求の範囲によって示される。



  1. 少なくともアッセイを実行するための検出面(15、115、215)を備え、前記検出面(15、115、215)が、少なくとも化学的および/または生物学的相互作用を検出するために第1官能基により官能化された第1領域(20、120、220)を含み、前記第1領域(20、120、220)が第1シグナルを提供するように設計されてなるマイクロキャリア(10、100、200)であって、
    前記検出面(15、115、215)が、前記第1シグナルとは異なる第2シグナルを提供するように設計された第2領域(21、121、221)を更に含み、
    前記第1シグナルおよび前記第2シグナルの比較により、少なくとも化学的および/または生物学的相互作用の存在に関する情報が提供されるように、前記第2シグナルがアッセイ中に放出されることを特徴とする、マイクロキャリア(10、100、200)。

  2. 前記第1領域(20、120、220)は、少なくとも部分的に前記第2領域(21、121、221)とは異なり、好ましくは、前記第1領域(20、120、220)は第2領域(21、121、221)と異なる、請求項1に記載のマイクロキャリア(10、100、200)。

  3. 前記第1領域(20、120、220)および/または前記第2領域(21、121、221)は完全に切り離された領域である、請求項1または2に記載のマイクロキャリア(10、100、200)。

  4. 前記第1領域(20、120、220)および/または前記第2領域(21、121、221)は経路接続された領域である、請求項1または2に記載のマイクロキャリア(10、100、200)。

  5. 前記第1領域(20、220)は前記検出面(15、215)の約50%であり、かつ/または第2領域(21、221)は前記検出面(15、215)の約50%である、請求項4に記載のマイクロキャリア(10、200)。

  6. 前記第1領域(120)および/または前記第2領域(121)は幾つかの経路接続された副部分(122)を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のマイクロキャリア(100)。

  7. 前記第1領域(120)および前記第2領域(121)は一緒に少なくとも市松模様を形成する、請求項6に記載のマイクロキャリア(100)。

  8. 前記第1シグナルおよび第2シグナルは蛍光シグナルである、請求項1〜7のいずれか1項に記載のマイクロキャリア(10、100、200)。

  9. 前記第1領域(20、120、220)および/または前記第2領域(21、121、221)は少なくとも金属を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のマイクロキャリア(10、100、200)。

  10. 前記第1領域(20、120、220)は抗体を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載のマイクロキャリア(10、100、200)。

  11. 前記マイクロキャリア(10、100、200)はウェハの形状である、請求項1〜10のいずれか1項に記載のマイクロキャリア(10、100、200)。

  12. 前記第1領域(20、120、220)および前記第2領域(21、121、221)は、前記ウェハの同一面上に存在する、請求項11に記載のマイクロキャリア(10、100、200)。

  13. 少なくとも化学的および/または生物学的相互作用を検出するための方法であって、
    a.請求項1〜12のいずれか1項に記載のマイクロキャリア(10、100)を提供する工程と、
    b.前記第1領域(20、120)および/または前記第2領域(21、121)との少なくとも化学的および/または生物学的相互作用をもたらすように設計された組成物と前記マイクロキャリア(10、100)とを接触させる工程と、
    c.前記第1領域(20、120)によって放出される前記第1シグナルおよび前記第2領域(21、121)によって放出される前記第2シグナルを測定する工程と、
    d.前記第1シグナルと前記第2シグナルとの間の差分解析によって、前記第1領域(20、121)における少なくとも化学的および/または生物学的相互作用の存在を定量化する工程と、
    の連続的な工程を含む方法。

 

 

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【選択図】図1
収容させるべき携帯電話10に適合する形態を有する任意の適切な材料でできている本体1によって形成された携帯電話又は類似のデバイス10用のケースであって、前記ケースは、前記ケースの前記本体1の下側部分から突出する折り畳み式のハンドル2を備えており、ユーザが電話又は携帯デバイス10をある特定の状態で使用するのを可能にする。
結合親和性の検出に用いる装置(1)は、導波路がない基板(2)を含む。基板(2)は、対象分子(32)と結合可能な複数の結合サイト(31)がその表面に配置された平坦面(21)を有する。結合サイト(31)は、複数の隣接配置された曲線(4)に沿って配されている。これらの線は、動作時に、対象分子(32)を結合させている結合サイト(31)に入射する所定波長のコヒーレント光(51)の光線が回折して、回折部分(61)が所定の検出域(62)において当該コヒーレント光の所定波長の整数倍の光路差で干渉するように、一定間隔を空けて相互に離間している。装置は、さらに、コヒーレント光(51)の入射光の非回折部分(63)が検出域(62)に伝播することがないように配置されたビームストップ(7)を含む。
分子サイトメトリー // JP2016526162
本発明は、分子サイトメトリーの方法及び装置に関連する。分子サイトメーターは、分子タグで標識された粒子の分析に用いられる。分子サイトメーターでは、細胞のような粒子に付着した揮発性分子タグは、分子タグのグループとして放出され、分子イオンの対応するグループを生成するためにソフトイオン化法でイオン化される。分子サイトメーターは、2つの検出器を有し、一方の検出器は分子イオンのグループの存在を検出し、他方の検出器は移動度分離された分子イオンを検出する。移動度分離された分子イオンは、分子イオンのグループに対応するように同期される。
【選択図】図1
本発明はヒト血小板上のヒト血小板同種抗原(HPAs)を検出する方法、HPAsに対するヒト抗体を検出する方法及び該方法を行うための診断試験デバイスに関する。
【選択図】なし
本発明は、異常にフォールディングされたタンパク質の凝集体が役割を果たす疾患を決定するための指標(疾患指標)を測定する方法、並びにこの疾患指標を選択的に定量化する及び/又は特性決定する方法に関する。
サンプルを収容するピペットチップ(208)を受け入れることができる光を通さない光学箱(110)と、光学箱(110)内に配置され、発光読み取り位置(326)と蛍光読み取り位置(330)の両方に配置されることができる光学センサ(316)と、励起光ファイバ束(1216)及びサンプル伝送光ファイバ束(1214)と、励起光を励起光ファイバ束の第1終端(1204)に放射する励起光アセンブリ(1106、1108、1110)と、サンプル伝送光ファイバ束に沿って設けられた直列なフィルタ(1212)と、を備えるサンプルの発光及び蛍光を測定するための装置。
【選択図】図3
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