周波数エンベロープベクトル量子化方法及び装置

 

本発明の実施例は、周波数エンベロープベクトル量子化方法及び装置を提案する。この方法は、1つのフレームにおけるN個の周波数エンベロープをN1個のベクトルに分割するステップであり、N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含むステップと、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードを取得するために、第1のコードブックを使用することにより、N1個のベクトルの中の第1のベクトルを量子化するステップであり、第1のコードブックは、2B1個の部分に分割されるステップと、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定するステップと、第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定するステップと、第2のコードブックに基づいてN1個のベクトルの中の第2のベクトルを量子化するステップとを含む。本発明の実施例では、周波数エンベロープは、より少ない次元を有する複数のベクトルに分割される。これにより、ベクトル量子化は、より少量のビットを有するコードブックを使用することにより、周波数エンベロープベクトルにおいて実行可能になる。従って、ベクトル量子化の複雑性が低減可能になり、ベクトル量子化の効果も確保可能になる。

 

 

本発明は、符号化及び復号化の分野に関し、特に、周波数エンベロープベクトル量子化方法及び装置に関する。
一般的に、入力信号の1つのフレームの周波数の周波数エンベロープを取得するために、これらの周波数の全部又は一部のエネルギー値が平均化され、平均エネルギー値の平方根が計算される。
現在では、コーデックにより周波数エンベロープを量子化する方法は、通常では簡単なスカラー量子化又はベクトル量子化を示す。しかし、或る特別な場合、例えば、多くの周波数エンベロープが1つのフレームから取得される必要があり、周波数エンベロープを量子化するために使用されるビット量が或る程度限られている場合、スカラー量子化が周波数エンベロープのそれぞれに使用される場合に大量のビットが消費される可能性がある。
既存のベクトル量子化方法は、以下のステップを含む。(1)ベクトルの次元に従って、量子化される必要がある周波数を複数のベクトルに分割する。(2)ベクトルのそれぞれを量子化するために、ビット量Bに従って大量のベクトルサンプルを使用することにより、2Bの長さを有するコードブックを予めトレーニングする。すなわち、このコードブックは2B個のベクトルを有し、これらのベクトルは、大量のベクトルサンプルに従って事前にトレーニングされる。(3)量子化される必要があるベクトルAと、コードブックのベクトルのそれぞれとを比較し、ベクトルAに最も近いベクトルBを探し出す。(4)コードブックにおけるベクトルBの位置インデックスが、ベクトルAの量子化された値である。従って、全ての周波数エンベロープがベクトル量子化のためにベクトルとして結合された場合、大きいコードブックが必要となり、これは、複雑性を増加させる。
簡単且つ効率的な周波数エンベロープベクトル量子化方法をどのように設計するか、及び量子化品質をどのように確保するかは、解決されるべき差し迫った課題である。
本発明は、コードブックにおける不十分なビット量及び比較的大量の周波数エンベロープによりもたらされる不十分な量子化精度及び過度に高い複雑性の問題を解決することを目的として、周波数エンベロープベクトル量子化方法及び装置を提案する。
第1の態様によれば、周波数エンベロープベクトル量子化方法が提案され、この方法は、1つのフレームにおけるN個の周波数エンベロープをN1個のベクトルに分割するステップであり、N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含み、N1、N及びMは正の整数であり、Mは2以上であり、NはN1より大きいステップと、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードを取得するために、Bビットを有する第1のコードブックを使用することにより、N1個のベクトルの中の第1のベクトルを量子化するステップであり、第1のコードブックは、2B1個の部分に分割され、Bは2以上の正の整数であり、B1は1以上の正の整数であるステップと、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定するステップであり、iは1以上且つ2B1以下の正の整数であるステップと、第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定するステップと、第2のコードブックに基づいてN1個のベクトルの中の第2のベクトルを量子化するステップとを含む。
第1の態様を参照して、第1の態様の第1の実現方式では、第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定するステップは、第1のコードブックの第iの部分を第2のコードブックとして使用するステップであり、第1のコードブックの第iの部分のビット量はB-B1であるステップを含む。
第1の態様を参照して、第1の態様の第2の実現方式では、第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定するステップは、予めトレーニングされたコードブックを第2のコードブックとして使用するステップであり、予めトレーニングされたコードブックのビット量と第1のコードブックの第iの部分のビット量とは同じであり、共にB-B1であるステップを含む。
第1の態様又は第1の態様の第1若しくは第2の実現方式を参照して、第1の態様の第3の実現方式では、B1が1である場合、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定するステップは、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に属する場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの前半部分に関連すると決定するステップ、又は量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に属する場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの後半部分に関連すると決定するステップを含む。
第1の態様又は第1の態様の第1若しくは第2の実現方式を参照して、第1の態様の第4の実現方式では、Mが2であり、B1が1である場合、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定するステップは、コードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第2の値に対するコードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第1の値の比が予め設定された範囲内にあるか否かを決定するステップと、比が予め設定された範囲内にあると決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に関連すると決定するステップ、又は比が予め設定された範囲内にないと決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に関連すると決定するステップとを含む。
第1の態様又は第1の態様の第1〜第4の実現方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の第5の実現方式では、1つのフレームにおけるN個の周波数エンベロープをN1個のベクトルに分割するステップであり、N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含むステップは、1つのフレームがM個のサブフレームを含み、M個のサブフレームの中の各サブフレームがN1個のエンベロープを含み、MとN1との積がNである場合、N1個のベクトルを取得するために、M個のサブフレームの中の各サブフレームに対応するエンベロープを1つのベクトルに結合するステップであり、N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含むステップを含む。
第2の態様によれば、周波数エンベロープベクトル量子化装置が提案され、この装置は、1つのフレームにおけるN個の周波数エンベロープをN1個のベクトルに分割するように構成されたベクトル分割ユニットであり、N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含み、N1、N及びMは正の整数であり、Mは2以上であり、NはN1より大きいベクトル分割ユニットと、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードを取得するために、Bビットを有する第1のコードブックを使用し、ベクトル分割ユニットによる分割によって取得されたN1個のベクトルの中の第1のベクトルを量子化するように構成された第1の量子化ユニットであり、第1のコードブックは、2B1個の部分に分割され、Bは2以上の正の整数であり、B1は1以上の正の整数である第1の量子化ユニットと、第1の量子化ユニットによる量子化によって取得された量子化された第1のベクトルに対応するコードワードに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定するように構成された第1の決定ユニットであり、iは1以上且つ2B1以下の正の整数である第1の決定ユニットと、第1の決定ユニットにより決定された第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定するように構成された第2の決定ユニットと、第2の決定ユニットにより決定された第2のコードブックに基づいてN1個のベクトルの中の第2のベクトルを量子化するように構成された第2の量子化ユニットとを含む。
第2の態様を参照して、第2の態様の第1の実現方式では、第2の決定ユニットは、第1のコードブックの第iの部分を第2のコードブックとして使用するように具体的に構成され、第1のコードブックの第iの部分のビット量はB-B1である。
第2の態様を参照して、第2の態様の第2の実現方式では、第2の決定ユニットは、予めトレーニングされたコードブックを第2のコードブックとして使用するように具体的に構成され、予めトレーニングされたコードブックのビット量と第1のコードブックの第iの部分のビット量とは同じであり、共にB-B1である。
第2の態様又は第2の態様の第1若しくは第2の実現方式を参照して、第2の態様の第3の実現方式では、B1が1である場合、第1の決定ユニットは、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に属する場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの前半部分に関連すると決定するように、或いは量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に属する場合、量子化された第2のベクトルが第1のコードブックの後半部分に関連すると決定するように具体的に構成される。
第2の態様又は第2の態様の第1若しくは第2の実現方式を参照して、第2の態様の第4の実現方式では、Mが2であり、B1が1である場合、第1の決定ユニットは、コードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第2の値に対するコードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第1の値の比が予め設定された範囲内にあるか否かを決定し、比が予め設定された範囲内にあると決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に関連すると決定し、或いは比が予め設定された範囲内にないと決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に関連すると決定するように具体的に構成される。
第2の態様又は第2の態様の第1〜第4の実現方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の第5の実現方式では、ベクトル分割ユニットは、1つのフレームがM個のサブフレームを含み、M個のサブフレームの中の各サブフレームがN1個のエンベロープを含み、MとN1との積がNである場合、N1個のベクトルを取得するために、M個のサブフレームの中の各サブフレームに対応するエンベロープを1つのベクトルに結合するように具体的に構成され、N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含む。
本発明の実施例では、周波数エンベロープを、より少ない次元を有する複数のベクトルに分割することにより、ベクトル量子化は、より少量のビットを有するコードブックを使用することにより、周波数エンベロープベクトルにおいて実行可能になる。従って、ベクトル量子化の複雑性が低減可能になり、ベクトル量子化の効果が確保可能になる。
本発明の実施例の技術的対策を明確に説明するために、以下に、本発明の実施例を説明するために必要な添付図面について簡単に紹介する。明らかに、以下の説明において、添付図面は、本発明の単にいくつかの実施例を示しているに過ぎず、当業者は、創造的取り組みを行うことなく、依然としてこれらの添付図面から他の図面を導き得る。
本発明の実施例による周波数エンベロープベクトル量子化方法のフローチャート 本発明の実施例による周波数エンベロープベクトル量子化装置の概略構成図 本発明の実施例による周波数エンベロープベクトル量子化方法を実現するコーデック
以下に、本発明の実施例の添付図面を参照して本発明の実施例の技術的対策を明確且つ完全に説明する。明らかに、説明する実施例は、本発明の実施例の全てではなく、一部である。創造的取り組みを行うことなく、本発明の実施例に基づいて当業者により得られる全ての他の実施例は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
特にベクトル量子化が周波数エンベロープにおいて実行される場合に合計のビット量が限られている場合、本発明の実施例は、符号化される必要のある周波数エンベロープの特徴に従って、サブフレームにおける周波数エンベロープの間の関連性のような関係を使用することにより、簡単であり、ビットを節約するものであり、量子化の効果が確保可能な周波数エンベロープベクトル量子化方法を提案する。本発明の実施例によるベクトル量子化方法は、1つのフレームが複数の周波数エンベロープを含む場合に特有のものである。
図1を参照して、以下に、本発明の実施例による周波数エンベロープベクトル量子化方法について説明する。ベクトル量子化方法は以下のステップを含む。
S101.1つのフレームにおけるN個の周波数エンベロープをN1個のベクトルに分割する。N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含み、N1、N及びMは正の整数であり、Mは2以上であり、NはN1より大きい。
例えば、1つのフレームにおけるN個の周波数エンベロープは、N1個のM次元ベクトルに分割される。従って、N1×M=Nである。次に、ベクトル量子化がN1個のベクトルにおいて実行される。このように、次元量が減少するため、適切な量子化精度を実現するために、単一のベクトルに必要なビット量も相応して減少し、ベクトル量子化の複雑性も低減される。
1つのフレームがM個のサブフレームを含み、M個のサブフレームの中の各サブフレームがN1個のエンベロープを含み、MとN1との積がNである場合、次元量を低減するために、M個のサブフレームの中の各サブフレームに対応するエンベロープは、1つのベクトルに更に結合されてもよい。ここで、対応するエンベロープは、対応する位置におけるエンベロープでもよい。例えば、M個のサブフレームの第1のエンベロープは、第1のベクトルに結合され、M個のサブフレームの第2のエンベロープは、第2のベクトルに結合され、残りは、類推によって推定可能である。最後に、N1個のベクトルが取得され、ベクトルのそれぞれは、M個の周波数エンベロープを含む。
一般的に、異なる周波数エンベロープの特徴について異なるベクトル結合方式が使用されてもよい。第1に、同じサブフレームが2つより多くの周波数エンベロープを有し、少量のサブフレーム、例えば、2つのみのサブフレームが存在する場合、複数の2次元ベクトルが取得され得るように、異なるサブフレームの同じ周波数エンベロープが結合されてもよい。第2に、2つより多くのサブフレームが存在する場合、サブフレームの第1の周波数エンベロープは、第1のベクトルに結合されてもよく、サブフレームの第Jの周波数エンベロープは、第Jのベクトルに結合されてもよい。
S102.量子化された第1のベクトルに対応するコードワードを取得するために、第1のコードブックを使用することにより、N1個のベクトルの中の第1のベクトルを量子化する。第1のコードブックにおけるBビットは、2B1個の部分に分割され、Bは2以上の正の整数であり、B1は1以上の正の整数である。
例えば、第1のベクトルにおいてベクトル量子化を実行するために必要なビット量はBである。この場合、2B個のコードワードを有する第1のコードブックがトレーニングによって取得される必要がある。N1個の周波数エンベロープベクトルは同じフレームに属するため、N1個のベクトルのコードブックのシーケンスは、これらのベクトルの順序に従って調整されてもよい。これにより、前のベクトルの量子化結果に従って後のベクトルの範囲を推定し、後のベクトルにおいてベクトル量子化を実行するために必要なビット量を低減する。
第1のコードブックが2つの部分に分割され、その後、第1のコードブックの1つの部分が後のベクトルを量子化するために使用される場合、後のベクトルを量子化するために使用される第1のコードブックの部分は、B-1ビットのみを有することを理解することは容易である。或いは、第1のコードブックが4つの部分に分割され、その後、第1のコードブックの1つの部分が後のベクトルを量子化するために使用される場合、後のベクトルを量子化するために使用される第1のコードブックの部分は、B-3ビットのみを有する。残りは、類推によって推定可能である。すなわち、より少量のビットを有するコードブックが、周波数エンベロープベクトルにおいてベクトル量子化を実行するために使用可能であり、これにより、ベクトル量子化の複雑性を低減し、ベクトル量子化の効果を確保する。
S103.量子化された第1のベクトルに対応するコードワードに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定する。iは1以上且つ2B1以下の正の整数である。
例えば、B1が1である場合、第1のコードブックは、2つの部分に分割される。従って、量子化された第1のベクトルは、第1のベクトルに最も近い第1のコードブックの中のベクトルを探し出すために、第1のコードブックの各ベクトルと比較される。第1のコードブックのベクトルの位置インデックスが、第1のベクトルの量子化された値である。
第1のベクトルの量子化された値が第1のコードブックの前半部分にあると決定された場合、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に属すると決定され、すなわち、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの前半部分に関連すると決定され、第1のコードブックの前半部分が第2のコードブックとして使用され得る。或いは、第1のベクトルの量子化された値が第1のコードブックの後半部分にあると決定された場合、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に属すると決定され、すなわち、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの後半部分に関連すると決定され、第1のコードブックの後半部分が第2のコードブックとして使用され得る。
或いは、例えば、Mが2であり、B1が1である場合、第1のコードブックは、2つの部分に分割され、各ベクトルは2次元である。従って、量子化された第1のベクトルは、第1のベクトルに最も近い第1のコードブックの中のベクトルを探し出すために、第1のコードブックの各ベクトルと比較される。第1のコードブックのベクトルの位置インデックスが、第1のベクトルの量子化された値である。
次に、コードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第2の値に対するコードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第1の値の比が予め設定された範囲内にあるか否かが決定される。比が予め設定された範囲内にあると決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に関連すると決定される。或いは、比が予め設定された範囲内にないと決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に関連すると決定される。ここで、予め設定された範囲は、経験に従って予め設定された閾値範囲である。
2次元ベクトルを含む第1のコードブックが{(a1,b1),(a2,b2),(a3,b3),(a4,b4)}であり、(a1,b1)のコードワード(すなわち、第1のコードブックの(a1,b1)の位置インデックス)が1であり、(a2,b2)のコードワードが2であり、(a3,b3)のコードワードが3であり、(a4,b4)のコードワードが4であることが仮定される。コードワードは、コードブックの中の位置インデックスであり、コードブックの各ベクトルに対応する。量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが3であると決定された場合、コードワードに対応する量子化された第1のベクトルは(a3,b3)である。次に、第2の値b3に対する第1の値a3の比は、予め設定された範囲[a,b]と比較される。比が範囲内にある場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に関連すると決定され、第1のコードブックの前半部分が第2のコードブックとして使用され得る。或いは、比が範囲内にない場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に関連すると決定され、第1のコードブックの後半部分が第2のコードブックとして使用され得る。
S104.第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定する。
例えば、前述のように、第1のコードブックの第iの部分が第2のコードブックとして使用されてもよい。第1のコードブックの第iの部分のビット量は、B-B1である。或いは、例えば、予めトレーニングされたコードブックが第2のコードブックとして使用されてもよい。予めトレーニングされたコードブックのビット量と第1のコードブックの第iの部分のビット量とは同じであり、共にB-B1である。
すなわち、第2のベクトルのコードブックは、第1のベクトルを量子化するコードブックの部分に従って直接決定され得る。実際の動作において、第1のコードブックにおいてコードワードのいくつかのみを含む1つ以上のコードブック(B-B1ビットを有する)は、異なるコーデックの要件に従って再トレーニングされ、第2のベクトル及び後のベクトルのコードブックとして使用されてもよい。これにより、量子化に必要なビット量を低減する効果を実現し、量子化品質を最適化する。
S105.第2のコードブックに基づいてN1個のベクトルの中の第2のベクトルを量子化する。
例えば、第2のベクトル及び後のベクトルは、第1のベクトルを量子化した結果に従って決定される第2のコードブックに基づいて量子化されてもよい。すなわち、Bビットを有する第1のコードブックは、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードを取得するために、N1個のベクトルの中の第1のベクトルを量子化するために使用される。次に、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に属すると決定される。次に、第2のコードブックは、第iの部分のコードブックに従って決定される。最後に、第2のコードブックは、第1のベクトルを除き、N1個のベクトルの中の他のベクトルを量子化するために使用される。
或いは、例えば、第2のベクトルはまた、第1のベクトルを量子化した結果に従って決定された第2のコードブックに基づいて量子化されてもよい。次に、第3のベクトルは、第2のベクトルを量子化した結果に従って決定された第3のコードブックに基づいて量子化され、残りは、類推によって推定可能である。
本発明の実施例では、周波数エンベロープを、より少ない次元を有する複数のベクトルに分割することにより、ベクトル量子化は、より少量のビットを有するコードブックを使用することにより、周波数エンベロープベクトルにおいて実行可能になることが分かる。従って、ベクトル量子化の複雑性が低減可能になり、ベクトル量子化の効果も確保可能になる。
実現方式では、B1が1である場合、ステップS103において量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に属すると決定すること、及びステップS104において第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定することは、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の第1の部分、例えば、前半部分に属するか否かを決定し、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に属すると決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に関連すると決定し、第2のコードブックが第1のコードブックの前半部分であると更に決定すること、又は量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に属さないことが決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に関連すると決定し、第2のコードブックが第1のコードブックの後半部分であると更に決定することを具体的に含む。
この場合、第2のコードブックは、B-1ビットのみを必要とする。
他の実現方式では、Mが2でありB1が1である場合、ステップ103において、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定すること、及びステップS104において第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定することは、コードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第2の値に対するコードワードに対応する量子化された第1のベクトル(2次元ベクトル)の第1の値の比が予め設定された範囲内にあるか否かを決定し、比が予め設定された範囲内にあると決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に関連すると決定し、第2のコードブックが第1のコードブックの前半部分であると更に決定すること、又は比が予め設定された範囲内にないと決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に関連すると決定し、第2のコードブックが第1のコードブックの後半部分であると更に決定することを具体的に含む。
この場合、第2のコードブックは、B-1ビットのみを必要とする。
前述の2つの実現方式では、Bビットを有する第1のコードブックが2つの部分に分割される場合について例示的に説明した。これらは、実現が容易な実現方式である。本発明のこの実施例では、第1のコードブックが分割される部分の量は2に限定されず、第1のコードブックは4つの部分、8個の部分、又は量が2の整数乗であるそれ以上の部分に分割されてもよいことが認識されるべきである。一般的に、第1のコードブックが分割される部分のより大きい量は、決定される第2のコードブックのより低い精度を生じる。従って、量子化精度が影響を受ける可能性がある。従って、B1の値は、実際に使用可能なビット量、すなわち、第1のコードブックが分割されて量子化品質を確保可能な部分の量を参照して決定されてもよい。
以下に、本発明のこの実施例による周波数エンベロープベクトル量子化方法を詳細に説明するために、いくつかの具体的な実施例を提供する。
第1の具体的な実施例は以下の通りである。1つのフレームがN個の周波数エンベロープを含み、フレームがN1個のサブフレームに分割され、サブフレームのそれぞれが同じ量Mの周波数エンベロープを有する場合、サブフレームのそれぞれの周波数エンベロープ(全体でM個の周波数エンベロープ)は、1つのベクトルにパッケージ化され、従って、N1個のベクトルが存在する。
まず、予めトレーニングされてソートされた2B個のコードワードを有する第1のコードブックAは、Bビットを使用することにより第1のベクトルに量子化するために使用され、量子化結果は、ind(1)である。
次に、量子化結果ind(1)が第1のコードブックAの前半部分にあるか否かが決定される。
量子化結果ind(1)が第1のコードブックAの前半部分にある場合、コードブックAの前半部分のコードワードは、B-1ビットを使用することにより第2のベクトル及び後のベクトルを量子化するために、新たなコードブック(すなわち、B-1ビットを含む第2のコードブック)として使用される。或いは、量子化結果ind(1)が第1のコードブックAの前半部分にない場合、コードブックAの後半部分のコードワードは、B-1ビットを使用することにより第2のベクトル及び後のベクトルを量子化するために、新たなコードブック(すなわち、B-1ビットを含む第2のコードブック)として使用される。
第1の具体的な実施例では、まず、一般的なコードブック(例えば、第1のコードブック)がソートされ、次に、第1のベクトルの量子化結果を参照して、後のベクトルの量子化結果が推定され、次に、後のベクトルを量子化するためにコードブックの範囲が絞り込まれることが分かる。
第2の具体的な実施例は以下の通りである。ベクトルが2次元である場合、この具体的な実施例の方法も使用されてもよい。
まず、予めトレーニングされてソートされた2B個のコードワードを有する第1のコードブックAは、Bビットを使用することにより第1のベクトルに量子化するために使用され、量子化結果は、ind(1)である。
次に、量子化された第1のベクトルの2つの値の間の比が予め設定された範囲[a,b]内にあるか否かが決定される。比は、量子化された第1のベクトルの第1の値を量子化された第1のベクトルの第2の値で割ることにより取得される。
比が予め設定された範囲[a,b]内にある場合、コードブックAの前半部分のコードワードは、B-1ビットを使用することにより第2のベクトル及び後のベクトルを量子化するために、新たなコードブック(すなわち、B-1ビットを含む第2のコードブック)として使用される。或いは、比が予め設定された範囲[a,b]内にない場合、コードブックAの後半部分のコードワードは、B-1ビットを使用することにより第2のベクトル及び後のベクトルを量子化するために、新たなコードブック(すなわち、B-1ビットを含む第2のコードブック)として使用される。
この具体的な実施例では、2次元ベクトルの特徴を参照して、後のベクトルの量子化結果が推定され、次に、後のベクトルを量子化するためにコードブックの範囲が絞り込まれることが分かる。
図2を参照して、以下に、本発明の実施例による周波数エンベロープベクトル量子化装置について説明する。
図2において、周波数エンベロープベクトル量子化装置20は、ベクトル分割ユニット21と、第1の量子化ユニット22と、第1の決定ユニット23と、第2の決定ユニット24と、第2の量子化ユニット25とを含む。
ベクトル分割ユニット21は、1つのフレームにおけるN個の周波数エンベロープをN1個のベクトルに分割するように構成される。N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含み、N1、N及びMは正の整数であり、Mは2以上であり、NはN1より大きい。
第1の量子化ユニット22は、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードを取得するために、Bビットを有する第1のコードブックを使用し、ベクトル分割ユニット21による分割によって取得されたN1個のベクトルの中の第1のベクトルを量子化するように構成される。第1のコードブックは、2B1個の部分に分割され、Bは2以上の正の整数であり、B1は1以上の正の整数である。
第1の決定ユニット23は、第1の量子化ユニット22による量子化によって取得された量子化された第1のベクトルに対応するコードワードに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定するように構成される。iは1以上且つ2B1以下の正の整数である。
第2の決定ユニット24は、第1の決定ユニット23により決定された第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定するように構成される。
第2の量子化ユニット25は、第2の決定ユニット24により決定された第2のコードブックに基づいてN1個のベクトルの中の第2のベクトルを量子化するように構成される。
具体的に、第2の決定ユニット24は、第1のコードブックの第iの部分を第2のコードブックとして使用するように構成されてもよい。第1のコードブックの第iの部分のビット量はB-B1である。或いは、第2の決定ユニット24は、予めトレーニングされたコードブックを第2のコードブックとして使用するように構成されてもよい。予めトレーニングされたコードブックのビット量と第1のコードブックの第iの部分のビット量とは同じであり、共にB-B1である。
具体的に、B1が1である場合、第1の決定ユニット23は、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に属する場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの前半部分に関連すると決定するように、或いは量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に属する場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの後半部分に関連すると決定するように構成されてもよい。
或いは、Mが2であり、B1が1である場合、第1の決定ユニット23は、コードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第2の値に対するコードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第1の値の比が予め設定された範囲内にあるか否かを決定し、比が予め設定された範囲内にあると決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に関連すると決定し、或いは比が予め設定された範囲内にないと決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に関連すると決定するように構成されてもよい。
具体的に、ベクトル分割ユニット21は、1つのフレームがM個のサブフレームを含み、M個のサブフレームの中の各サブフレームがN1個のエンベロープを含み、MとN1との積がNである場合、N1個のベクトルを取得するために、M個のサブフレームの中の各サブフレームに対応するエンベロープを1つのベクトルに結合するように更に構成されてもよい。N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含む。
本発明の実施例では、周波数エンベロープを、より少ない次元を有する複数のベクトルに分割することにより、ベクトル量子化は、より少量のビットを有するコードブックを使用することにより、周波数エンベロープベクトルにおいて実行可能になる。従って、ベクトル量子化の複雑性が低減可能になり、ベクトル量子化の効果も確保可能になる。
図3は、本発明の実施例による周波数エンベロープベクトル量子化方法を実現するコーデックを示している。コーデック30は、プロセッサ31と、メモリ32とを含む。プロセッサ31は、1つのフレームにおけるN個の周波数エンベロープをN1個のベクトルに分割し、N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含み、N1、N及びMは正の整数であり、Mは2以上であり、NはN1より大きく、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードを取得するために、Bビットを有する第1のコードブックを使用し、N1個のベクトルの中の第1のベクトルを量子化し、第1のコードブックは、2B1個の部分に分割され、Bは2以上の正の整数であり、B1は1以上の正の整数であり、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定し、iは1以上且つ2B1以下の正の整数であり、第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定し、第2のコードブックに基づいてN1個のベクトルの中の第2のベクトルを量子化するように構成される。メモリ32は、プロセッサ31により前述の方法を実行するために使用される命令を記憶するように構成される。
具体的に、1つのフレームがM個のサブフレームを含み、M個のサブフレームの中の各サブフレームがN1個のエンベロープを含み、MとN1との積がNである場合、プロセッサ31は、N1個のベクトルを取得するために、M個のサブフレームの中の各サブフレームに対応するエンベロープを1つのベクトルに結合してもよい。N1個のベクトルの中の 各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを含む。
プロセッサ31は、第1のコードブックの第iの部分を第2のコードブックとして使用してもよい。第1のコードブックの第iの部分のビット量はB-B1である。或いは、予めトレーニングされたコードブックを第2のコードブックとして使用してもよい。予めトレーニングされたコードブックのビット量と第1のコードブックの第iの部分のビット量とは同じであり、共にB-B1である。
B1が1である場合、プロセッサ31は、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に属することに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの前半部分に関連すると決定してもよく、或いは量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に属することに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの後半部分に関連すると決定してもよい。或いは、Mが2であり、B1が1である場合、プロセッサ31は、コードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第2の値に対するコードワードに対応する量子化された第1のベクトルの第1の値の比が予め設定された範囲内にあるか否かに従って、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの前半部分又は後半部分に関連すると決定してもよい。比が予め設定された範囲内にあると決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に関連すると決定してもよく、或いは比が予め設定された範囲内にないと決定された場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に関連すると決定してもよい。
本発明の実施例では、周波数エンベロープを、より少ない次元を有する複数のベクトルに分割することにより、ベクトル量子化は、より少量のビットを有するコードブックを使用することにより、周波数エンベロープベクトルにおいて実行可能になることが分かる。従って、ベクトル量子化の複雑性が低減可能になり、ベクトル量子化の効果も確保可能になる。
理解できるように、本発明の各請求項に記載の対策もまた実施例とみなされるべきであり、請求項の特徴が組み合わされてもよい。例えば、本発明において決定するステップの後の異なる支流の実行ステップは、異なる実施例としての役目をしてもよい。
当業者は、この明細書に開示された実施例に記載の例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムのステップが電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよいことを認識し得る。機能がハードウェアにより実行されるかソフトウェアにより実行されるかは、技術的対策の特定の用途及び設計上の制約条件に依存する。当業者は、特定の用途毎に記載の機能を実現するために異なる方法を使用してもよいが、この実現が本発明の範囲を超えるものと考えられるべきではない。
便宜的且つ簡潔な説明の目的で、前述のシステム、装置及びユニットの詳細な動作処理について、前述の方法の実施例の対応する処理を参照することが、当業者により明確に認識され得る。詳細はここでは再び説明しない。
この出願で提供される複数の実施例では、開示のシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよいことが認識されるべきである。例えば、記載の装置の実施例は、単なる例示である。例えば、ユニットの分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実現では他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは結合されてもよく、他のシステムに統合されてもよく、いくつかの機能が無視されてもよく実行されなくてもよい。更に、表示又は説明した相互結合若しくは直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを通じて実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形式で実現されてもよい。
別々の部分として記載したユニットは、物理的に別々でもよく別々でなくてもよい。ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットでもよく物理的なユニットでなくてもよく、1つの位置に存在してもよく、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施例の対策の目的を達成するために、実際のニーズに従って選択されてもよい。
更に、本発明の実施例における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、ユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立したプロダクトとして販売又は使用される場合、機能は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、基本的に本発明の技術的対策若しくは従来技術に寄与する部分、又は技術的対策のいくつかは、ソフトウェアプロダクトの形式で実現されてもよい。ソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワークデバイス等でもよい)に対して本発明の実施例に記載の方法のステップの一部又は全部を実行するように命令する複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶し得るいずれかの媒体を含む。
前述の説明は本発明の単に具体的な方式に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。本発明に開示された技術的範囲内で当業者により容易に認識される如何なる変更又は置換も、本発明の保護範囲内に入るものとする。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
第2の態様又は第2の態様の第1若しくは第2の実現方式を参照して、第2の態様の第3の実現方式では、B1が1である場合、第1の決定ユニットは、量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に属する場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの前半部分に関連すると決定するように、或いは量子化された第1のベクトルに対応するコードワードが第1のコードブックの2つの部分の中の後半部分に属する場合、量子化された第1のベクトルが第1のコードブックの後半部分に関連すると決定するように具体的に構成される。



  1. フレームにおけるN個の周波数エンベロープをN1個のベクトルに分割するステップであり、前記N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを有し、N1、N及びMは正の整数であり、Mは2以上であり、NはN1より大きいステップと、
    量子化された第1のベクトルに対応するコードワードを取得するために、Bビットを有する第1のコードブックを使用することにより、前記N1個のベクトルの中の第1のベクトルを量子化するステップであり、前記第1のコードブックは、2B1個の部分に分割され、Bは2以上の正の整数であり、B1は1以上の正の整数であるステップと、
    前記量子化された第1のベクトルに対応する前記コードワードに従って、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの前記2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定するステップであり、iは1以上且つ2B1以下の正の整数であるステップと、
    前記第1のコードブックの前記第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定するステップと、
    前記第2のコードブックに基づいて前記N1個のベクトルの中の第2のベクトルを量子化するステップと
    を有する周波数エンベロープベクトル量子化方法。

  2. 前記第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定するステップは、
    前記第1のコードブックの前記第iの部分を前記第2のコードブックとして使用するステップであり、前記第1のコードブックの前記第iの部分のビット量はB-B1であるステップを有する、請求項1に記載の方法。

  3. 前記第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定するステップは、
    予めトレーニングされたコードブックを前記第2のコードブックとして使用するステップであり、前記予めトレーニングされたコードブックのビット量と前記第1のコードブックの前記第iの部分のビット量とは同じであり、共にB-B1であるステップを有する、請求項1に記載の方法。

  4. B1が1である場合、前記量子化された第1のベクトルに対応する前記コードワードに従って、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの前記2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定するステップは、
    前記量子化された第1のベクトルに対応する前記コードワードが前記第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に属する場合、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの前記前半部分に関連すると決定するステップ、又は
    前記量子化された第1のベクトルに対応する前記コードワードが前記第1のコードブックの前記2つの部分の中の後半部分に属する場合、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの前記後半部分に関連すると決定するステップ
    を有する、請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の方法。

  5. Mが2であり、B1が1である場合、前記量子化された第1のベクトルに対応する前記コードワードに従って、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの前記2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定するステップは、
    前記コードワードに対応する前記量子化された第1のベクトルの第2の値に対する前記コードワードに対応する前記量子化された第1のベクトルの第1の値の比が予め設定された範囲内にあるか否かを決定するステップと、
    前記比が前記予め設定された範囲内にあると決定された場合、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に関連すると決定するステップ、又は
    前記比が前記予め設定された範囲内にないと決定された場合、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの前記2つの部分の中の後半部分に関連すると決定するステップと
    を有する、請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の方法。

  6. 1つのフレームにおけるN個の周波数エンベロープをN1個のベクトルに分割するステップであり、前記N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを有するステップは、
    前記1つのフレームがM個のサブフレームを有し、前記M個のサブフレームの中の各サブフレームがN1個のエンベロープを有し、MとN1との積がNである場合、N1個のベクトルを取得するために、前記M個のサブフレームの中の各サブフレームに対応するエンベロープを1つのベクトルに結合するステップであり、前記N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを有するステップを有する、請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の方法。

  7. 1つのフレームにおけるN個の周波数エンベロープをN1個のベクトルに分割するように構成されたベクトル分割ユニットであり、前記N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを有し、N1、N及びMは正の整数であり、Mは2以上であり、NはN1より大きいベクトル分割ユニットと、
    量子化された第1のベクトルに対応するコードワードを取得するために、Bビットを有する第1のコードブックを使用し、前記ベクトル分割ユニットによる前記分割によって取得された前記N1個のベクトルの中の第1のベクトルを量子化するように構成された第1の量子化ユニットであり、前記第1のコードブックは、2B1個の部分に分割され、Bは2以上の正の整数であり、B1は1以上の正の整数である第1の量子化ユニットと、
    前記第1の量子化ユニットによる前記量子化によって取得された前記量子化された第1のベクトルに対応する前記コードワードに従って、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの前記2B1個の部分の中の第iの部分に関連すると決定するように構成された第1の決定ユニットであり、iは1以上且つ2B1以下の正の整数である第1の決定ユニットと、
    前記第1の決定ユニットにより決定された前記第iの部分のコードブックに従って第2のコードブックを決定するように構成された第2の決定ユニットと、
    前記第2の決定ユニットにより決定された前記第2のコードブックに基づいて前記N1個のベクトルの中の第2のベクトルを量子化するように構成された第2の量子化ユニットと
    を有する周波数エンベロープベクトル量子化装置。

  8. 前記第2の決定ユニットは、
    前記第1のコードブックの前記第iの部分を前記第2のコードブックとして使用するように具体的に構成され、前記第1のコードブックの前記第iの部分のビット量はB-B1である、請求項7に記載の装置。

  9. 前記第2の決定ユニットは、
    予めトレーニングされたコードブックを前記第2のコードブックとして使用するように具体的に構成され、前記予めトレーニングされたコードブックのビット量と前記第1のコードブックの前記第iの部分のビット量とは同じであり、共にB-B1である、請求項7に記載の装置。

  10. B1が1である場合、前記第1の決定ユニットは、
    前記量子化された第1のベクトルに対応する前記コードワードが前記第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に属する場合、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの前記前半部分に関連すると決定するように、或いは
    前記量子化された第1のベクトルに対応する前記コードワードが前記第1のコードブックの前記2つの部分の中の後半部分に属する場合、前記量子化された第2のベクトルが前記第1のコードブックの前記後半部分に関連すると決定するように具体的に構成される、請求項7ないし9のうちいずれか1項に記載の装置。

  11. Mが2であり、B1が1である場合、前記第1の決定ユニットは、
    前記コードワードに対応する前記量子化された第1のベクトルの第2の値に対する前記コードワードに対応する前記量子化された第1のベクトルの第1の値の比が予め設定された範囲内にあるか否かを決定し、
    前記比が予め設定された範囲内にあると決定された場合、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの2つの部分の中の前半部分に関連すると決定し、或いは
    前記比が前記予め設定された範囲内にないと決定された場合、前記量子化された第1のベクトルが前記第1のコードブックの前記2つの部分の中の後半部分に関連すると決定するように具体的に構成される、請求項7ないし9のうちいずれか1項に記載の装置。

  12. 前記ベクトル分割ユニットは、
    前記1つのフレームがM個のサブフレームを有し、前記M個のサブフレームの中の各サブフレームがN1個のエンベロープを有し、MとN1との積がNである場合、N1個のベクトルを取得するために、前記M個のサブフレームの中の各サブフレームに対応するエンベロープを1つのベクトルに結合するように具体的に構成され、前記N1個のベクトルの中の各ベクトルは、M個の周波数エンベロープを有する、請求項7ないし11のうちいずれか1項に記載の装置。

 

 

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類似の特許
オーディオ信号分類方法が提供され、該方法は、現在オーディオフレームのボイス活性にしたがって、現在オーディオフレームの周波数スペクトル変動を得て該周波数スペクトル変動を周波数スペクトル変動メモリ内に記憶するべきかどうかを決定するステップ(101)と、オーディオフレームがパーカッションミュージックであるかどうかにしたがって又は履歴オーディオフレームの活性にしたがって周波数スペクトル変動メモリ内に記憶される前記周波数スペクトル変動を更新するステップ(102)と、周波数スペクトル変動メモリ内に記憶される周波数スペクトル変動の有効データの一部又は全部の統計値にしたがって現在オーディオフレームをスピーチフレーム又はミュージックフレームとして分類するステップ(103)とを含む。オーディオ信号分類装置が更に提供される。
【課題】
【解決手段】 符号化コア信号とパラメトリックデータとを含む符号化オーディオ信号を復号する復号装置であり、符号化コア信号を復号して復号化コア信号を得るコアデコーダ(600)と、周波数再生動作の前または後に復号化コア信号を解析して解析結果(603)を得るアナライザ(602)と、復号化コア信号のスペクトル部、パラメトリックデータ(605)および解析結果(603)を使用して、復号化コア信号に含まれないスペクトル部を再生成する周波数再生成器とを備える復号装置。
【選択図】図6A
【課題】
【解決手段】 符号化信号を復号する装置において、第1セットの第1スペクトル部の符号化表現を復号して、復号化された第1セットの第スペクトル部を得るオーディオデコーダ(1102)と、第2セットの第2スペクトル部の符号化パラメトリック表現を復号して、パラメトリック表現(1103)の復号化表現を得るパラメトリックデコーダ(1104)とを備え、パラメトリック情報は、各ターゲット周波数タイルに対して、ソース領域識別を整合情報として含み、第1セットの第1スペクトル部(1101)から整合情報により識別されるソース領域を用いてターゲット周波数タイルを再生する周波数再生器(1106)を備える。
【選択図】図11A
符号化音声信号を復号して再構成音声信号を得るための装置が提供される。当該装置は、1つ以上のフレームを受信するための受信インターフェース(1110)と、係数生成部(1120)と、信号再構成部(1130)とを備える。係数生成部(1120)は、1つ以上のフレームのうちの現在のフレームが受信インターフェース(1110)によって受信されており、且つ受信インターフェース(1110)によって受信されている現在のフレームが破損していない場合、現在のフレームに含まれる1つ以上の第1の音声信号係数を決定するように構成され、前記1つ以上の第1の音声信号係数は、符号化音声信号の特性を示し、1つ以上のノイズ係数が、符号化音声信号の背景ノイズを示す。更に、係数生成部(1120)は、現在のフレームが受信インターフェース(1110)によって受信されていない場合、又は受信インターフェース(1110)によって受信されている現在のフレームが破損している場合、1つ以上の第1の音声信号係数と1つ以上のノイズ係数とに応じて1つ以上の第2の音声信号係数を生成するように構成される。音声信号再構成部(1130)は、現在のフレームが受信インターフェース(1110)によって受信されており、且つ受信インターフェース(1110)によって受信されている現在のフレームが破損していない場合、1つ以上の第1の音声信号係数に応じて再構成音声信号の第1の部分を再構成するように構成される。更に、音声信号再構成部(1130)は、現在のフレームが受信インターフェース(1110)によって受信されていない場合、又は受信インターフェース(1110)によって受信されている現在のフレームが破損している場合、1つ以上の第2の音声信号係数に応じて再構成音声信号の第2の部分を再構成するように構成される。
【選択図】図11
音声信号を復号するための装置が提供される。当該装置は、受信インターフェース(110)を備え、受信インターフェースは、音声信号の第1の音声信号部分を含む第1のフレームを受信するように構成され、受信インターフェース(110)は、音声信号の第2の音声信号部分を含む第2のフレームを受信するように構成される。更に、当該装置は、ノイズレベルトレース部(130)を備え、ノイズレベルトレース部(130)は、第1の音声信号部分及び第2の音声信号部分のうちの少なくとも1つに応じてノイズレベル情報を決定するように構成され、ノイズレベル情報は、トレース領域において表される。更に、当該装置は、複数のフレームのうちの第3のフレームが受信インターフェース(110)によって受信されていない場合、又は前記第3のフレームが受信インターフェース(110)によって受信されているが破損している場合、ノイズレベル情報に応じて音声信号の第3の音声信号部分を第1の再構成領域において再構成するための第1の再構成部(140)を備え、第1の再構成領域は、トレース領域と異なる又は等しい。更に、当該装置は、複数のフレームのうちの第4のフレームが受信インターフェース(110)によって受信されていない場合、又は前記第4のフレームが受信インターフェース(110)によって受信されているが破損している場合、ノイズレベル情報をトレース領域から第2の再構成領域に変換するための変換部(121)を備え、第2の再構成領域は、トレース領域とは異なり、第2の再構成領域は、第1の再構成領域とは異なる。更に、当該装置は、複数のフレームのうちの前記第4のフレームが受信インターフェース(110)によって受信されていない場合、又は前記第4のフレームが受信インターフェース(110)によって受信されているが破損している場合、第2の再構成領域において表現されているノイズレベル情報に応じて音声信号の第4の音声信号部分を第2の再構成領域において再構成するための再構成部(141)を備える。
【選択図】図1a
オーディオ信号の置換フレーム(m)のためのスペクトル係数を得るアプローチが記載される。オーディオ信号のスペクトルの音の成分を、置換フレーム(m)に先行するフレームのスペクトルに存在するピークに基づいて検出する。スペクトルの音の成分について、置換フレーム(m)のスペクトルにおけるピーク(502)およびその周辺のスペクトル係数を予測し、かつスペクトルの非音の成分について、置換フレーム(m)のための非予測スペクトル係数または置換フレーム(m)に先行するフレームの対応するスペクトル係数を使用する。
【選択図】図1
1つ以上の符号化値からオーディオ信号包絡を生成する装置であって、この装置は、1つ以上の符号化値を受信する入力インターフェースと、1つ以上の符号化値に依存してオーディオ信号包絡を生成する包絡生成部とを含む。包絡生成部は1つ以上の符号化値に依存して集計関数を生成し、集計関数は複数の集計点を含み、集計点の各々は引数値と集計値とを含み、集計関数は単調増加し、1つ以上の符号化値の各々は集計関数の集計点の1つの引数値及び集計値の少なくとも1つを示す。包絡生成部はオーディオ信号包絡が複数の包絡点を含むようにオーディオ信号包絡を生成し、包絡点の各々が引数値と包絡値とを含み、包絡点の引数値が集計点の引数値と等しくなるようにオーディオ信号包絡の包絡点が集計関数の集計点の各々に割り当てられる。包絡生成部は、オーディオ信号包絡の包絡点の各々の包絡値が集計関数の少なくとも1つの集計点の集計値に依存するようにオーディオ信号包絡を生成する。
【選択図】 図16
全般に、音場の空間成分の圧縮のための量子化ステップサイズを決定するための技法が説明される。1つまたは複数のプロセッサを備えるデバイスが、本技法を実行するように構成され得る。言い換えれば、1つまたは複数のプロセッサは、音場の空間成分を圧縮するときに使用されるべき量子化ステップサイズを決定するように構成されてよく、空間成分は、複数の球面調和係数に関してベクトルベースの合成を実行することによって生成される。
【選択図】図4
全般に、球面調和係数の分解されたバージョンを取得するための技法が説明される。これらの技法によれば、1つまたは複数のプロセッサを備えるデバイスは、音場の明瞭な成分を表すベクトルの係数の第1の0ではないセットを決定するように構成されてよく、ベクトルは、音場を記述する複数の球面調和係数から分解されている。
【選択図】図4
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