Ipベースのデジタル放送システムにおける階層間シグナリングデータの処理方法および装置

 

【課題】IPベースのデジタル放送システムに適したシグナリングデータ処理方法および装置を実現する。
【解決手段】本発明の一実施例に係る、IP(Internet Protocol)ベースのデジタル放送送信器において、少なくとも1つのプロトコル層に有されるシグナリングデータを処理する方法は、層(N+M)のプロトコルに従う、層(N+M)パケットに有されたシグナリングデータを複写するステップと、複写されたシグナリングデータ、複写されたシグナリングデータの長さを識別する長さフィールドおよび複写されたシグナリングデータが存在することを示すシグナリング指示子を、層(N+M)パケットのペイロードの最後に挿入して、層(N+M)パケットを生成するステップと、層(N+L)のプロトコルに従って、層(N+L)ヘッダおよび層(N+M)パケットを有する層(N+L)パケットを生成するステップと、層(N)のプロトコルに従って、層(N)ヘッダおよび層(N+L)パケットを有する層(N)パケットを生成するステップであって、層(N)ヘッダは、層(N)パケットにシグナリング指示子が有されていることを識別する指示子フィールドを有するステップと、層(N)パケットを物理層のプロトコルに従って処理して、放送信号を生成するステップと、を有する。
【選択図】図5

 

 

本発明は、デジタル放送システムにおいて放送信号シグナリングデータを処理する方法および装置に関する。より詳細には、本発明は、インターネットプロトコル(Internet Protocol;IP)ベースのデジタル放送システムにおいて定義されたプロトコル階層(Protocol Layer)で放送シグナリングデータを処理する方法および装置に関する。
デジタル放送システムでは、IPベースの放送信号の送受信が拡張されている。特に、ヨーロッパ放送標準におけるDVB−NGHや、北米放送標準におけるATSC−MHなどのモバイルデジタル放送において、IPベースの放送信号送受信環境の重要性が強調されている。また、次世代放送システムでは、放送網とインターネットとが連動してサービスされる、いわゆる、ハイブリッド放送システムが構築される見込みである。
インターネットで主に使用されるIPは、放送よりむしろ汎用データ(data)の送信のために開発されてきたので、放送システムにおいてIPを使用するためには追加の技術開発が必要である。
一般に、ネットワーク構造はプロトコル階層で表現される。一例として、ネットワーク構造は、OSI(Open System Interconnection)参照モデルをベースとした階層構造を有することができる。OSI参照モデルは、7個の層(レイヤ)(layer)からなっているが、IPをベースとするデジタル放送システムでは、層(レイヤ)(layer)5以上の上位層に対しては、役割が互いに統合されていたり、区分が不明確な場合が多い。例えば、IPをベースとするデジタル放送システムでは、層4以下の層が放送データの送信を担当し得る。したがって、本願で説明するシグナリングデータ処理方法および装置は、OSI 7層において定義された層に該当されてもよいが、IPをベースとするデジタル放送システムにおいて新たに定義されるN個の層のネットワーク構造に適用可能であるということは明らかである。
一方、放送システムでは、視聴者が望む放送サービス、放送プログラム、放送チャネル、もしくは放送イベントなどを受信機で容易に獲得するために、シグナリングデータを放送信号に含ませて送信する。このようなシグナリングデータ(もしくはシグナリング情報)は、伝送パラメータ、放送システム情報、PSI(Program Specific Information)、PSIP(Program and Service Information Protocol)、DVB−SI、サービスシグナリングチャネル(service signaling channel)、もしくは上記放送サービスなどを受信機で迅速にアクセスするために必要な一連の情報を含む。
放送受信機は、一般に、リアルタイムで放送信号を受信し、これを処理するので、放送信号の処理に遅延(ディレイ)(delay)が発生することがあるが、このような遅延は避けなければならない。しかし、IPベースのデジタル放送システムでは、放送データを各層に該当するプロトコルに合わせて処理して送/受信しなければならないため、特定の層に含まれるシグナリングデータを当該層までにパージング(parsing)が行われない限り受信機で使用することができない。
一方、受信機のユーザは、頻繁に放送サービスもしくは放送チャネルなどを変更するので、受信機は、直ちにチャネル変更を行わなければならない。この処理(過程)(process)で受信機は、視聴者が選択した放送サービスもしくは放送チャネルを見つけるために、特定の層に含まれたシグナリングデータを獲得しなければならない。特定の層に含まれたシグナリングデータを獲得するためには、受信機は、当該層に至るまでの下位層のデータを処理しなければならないので、視聴者の選択がある度に、複数の層のデータを処理しなければならないという問題が発生することがある。
本発明が達成しようとする課題は、前述した問題点を解決するためのもので、IPベースのデジタル放送システムに適したシグナリングデータ処理方法および装置を提供することである。
さらに、本発明が達成しようとする課題は、IPベースのデジタル放送システムにおいて、受信機が視聴者の要求(リクエスト、要請)に直ちに応答する(promptly respond to a request)ことができるシグナリングデータ構造を提供することである。
上述した技術的課題を解決するための本発明の一実施例に係る、インターネットプロトコル(Internet Protocol;IP)ベースのデジタル放送送信器において、少なくとも1つのプロトコル層に有されるシグナリングデータを処理する方法は、層(N+M)のプロトコルに従う、層(N+M)パケットに有されたシグナリングデータを複写するステップと、複写されたシグナリングデータ、複写されたシグナリングデータの長さを識別する長さフィールドおよび複写されたシグナリングデータが存在することを示すシグナリング指示子を、層(N+M)パケットのペイロードの最後に挿入して、層(N+M)パケットを生成するステップと、層(N+L)のプロトコルに従って、層(N+L)ヘッダおよび層(N+M)パケットを有する層(N+L)パケットを生成するステップと、層(N)のプロトコルに従って、層(N)ヘッダおよび層(N+L)パケットを有する層(N)パケットを生成するステップであって、層(N)ヘッダは、層(N)パケットにシグナリング指示子が有されていることを識別する指示子フィールドを有するステップと、層(N)パケットを物理層のプロトコルに従って処理して、放送信号を生成するステップと、を有する。
好ましくは、層(N)パケットを生成するステップは、シグナリング指示子が有効であるか否かをチェックするステップを有する。
好ましくは、少なくとも1つのプロトコル層は、開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)参照モデルの7個の層のいずれか少なくとも1つの層に該当することを特徴とする。
好ましくは、Lは、Mよりも小さい整数であることを特徴とする。
好ましくは、Nは2に該当し、Mは3に該当し、Lは1および/もしくは2に該当することを特徴とする。
好ましくは、Lが1に該当する場合、層(N+L)はIP層に該当し、Lが2に該当する場合、層(N+L)は、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol;UDP)もしくは転送制御プロトコル(Transmission Control Protocol;TCP)に該当することを特徴とする。
上述した技術的課題を解決するための本発明の一実施例に係る、少なくとも1つのプロトコル層に有されるシグナリングデータを処理する、インターネットプロトコル(Internet Protocol;IP)ベースのデジタル放送受信器は、放送信号を受信し、放送信号を物理層のプロトコルに従って処理して、層(N+M)のプロトコルに従う層(N)パケットを獲得し、獲得した層(N)パケットにおいて、層(N)ヘッダをパージングし、層(N)ヘッダに有された、層(N)パケットにシグナリング指示子が有されていることを識別する指示子フィールドをパージングし、指示子フィールドが、層(N)パケットにシグナリング指示子が有されていることを示す場合、層(N)パケットの最後に有されたシグナリング指示子をパージングし、ここで、シグナリング指示子は、複写されたシグナリングデータが存在することを示し、層(N)パケット内で、シグナリング指示子に隣接して位置する(positioned)、複写されたシグナリングデータの長さを識別する長さフィールドをパージングし、
層(N)パケット内で、長さフィールドの開始点から、長さフィールドが示す複写されたシグナリングデータの長さ分のデータを獲得して、獲得したデータをシグナリングデータとして認識する、上位層シグナリング検出器を有し、ここで、シグナリングデータは、層(N+M)のプロトコルに従う層(N+M)パケットに有されるものであることを特徴とする。
好ましくは、デジタル放送受信器は、層(N)パケットを処理して、層(N+L)のプロトコルに従う、層(N+L)ヘッダおよび層(N+M)パケットを有する層(N+L)パケットを獲得するパーサ(parser)をさらに有する。
好ましくは、上位層シグナリング検出器は、複写されたシグナリングデータの長さを識別する長さフィールドをパージングする前に、シグナリング指示子が有効であるか否かをチェックすることを特徴とする。
好ましくは、少なくとも1つのプロトコル層は、開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)参照モデルの7個の層のいずれか少なくとも1つの層に該当することを特徴とする。
好ましくは、Lは、Mよりも小さい整数であることを特徴とする。
好ましくは、Nは2に該当し、Mは3に該当し、Lは1および/もしくは2に該当し、Lが1に該当する場合、層(N+L)はIP層に該当し、Lが2に該当する場合、層(N+L)は、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol;UDP)もしくは転送制御プロトコル(Transmission Control Protocol;TCP)に該当することを特徴とする。
上述した技術的課題を解決するための本発明の他の実施例に係る、IP(Internet Protocol)ベースのデジタル放送送信器において、少なくとも1つのプロトコル層に有されるシグナリングデータを処理する方法は、層(N+M)のプロトコルに従う、層(N+M)パケットの開始位置(a start of a packet)から、層(N+M)パケットに有されたシグナリングデータが始まるポイント(位置)(point)までのオフセット値を測定(導出、取得)する(measure)ステップと、測定されたオフセット値、複写されたシグナリングデータの長さを識別する長さフィールドおよび複写されたシグナリングデータが存在することを示すシグナリング指示子を、層(N+M)パケットのペイロードの最後に挿入して、層(N+M)パケットを生成するステップと、層(N+L)のプロトコルに従って、層(N+L)ヘッダおよび層(N+M)パケットを有する層(N+L)パケットを生成するステップと、層(N)のプロトコルに従って、層(N)ヘッダおよび層(N+L)パケットを有する層(N)パケットを生成するステップであって、層(N)ヘッダは、層(N)パケットにシグナリング指示子が有されていることを識別する指示子フィールドを有するステップと、層(N)パケットを物理層のプロトコルに従って処理して、放送信号を生成するステップと、を有する。
好ましくは、層(N)パケットを生成するステップは、シグナリング指示子が有効であるか否かをチェックするステップを有する。
好ましくは、少なくとも1つのプロトコル層は、開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)参照モデルの7個の層のいずれか少なくとも1つの層に該当することを特徴とする。
好ましくは、Lは、Mよりも小さい整数であることを特徴とする。
好ましくは、Nは2に該当し、Mは3に該当し、Lは1および/もしくは2に該当することを特徴とする。
好ましくは、Lが1に該当する場合、層(N+L)はIP層に該当し、Lが2に該当する場合、層(N+L)は、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol;UDP)もしくは転送制御プロトコル(Transmission Control Protocol;TCP)に該当することを特徴とする。
本発明によれば、IPを用いるデジタル放送システムにおいて、放送パケットのペイロード(payload)を介してもシグナリングデータを送信できるという効果がある。
本発明によれば、既存のフォーマットに合わないシグナリングデータの送信が必要な場合であっても、別個に(separately)プロトコルの修正を行わずにシグナリングデータを送信することができる。
本発明によれば、送信頻度の低いシグナリングデータのためのパケットフォーマット(packet format)などの規約を別個に設定しないことによって、送信の効率を向上させることができる。
本発明によれば、後で新しい上位層プロトコル(upper layer protocol)が適用されても、別個の(separate)インテグレーション(integration)処理を行わずに、直接IP層(IP layer)を介してシグナリングデータを送信することができる。
本発明が認識するIPベースの送受信端のプロトコルの階層構造を示した図である。 本発明が認識するIPベースの送受信端のプロトコルの階層構造においてシグナリングデータ(もしくはシグナリング情報)を伝達する処理を示した図である。 本発明の一実施例に係る、プロトコルの階層構造でのシグナリング情報の伝達を示した図である。 本発明の第1の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達処理における送信器、受信器の動作を示したフローチャートである。 本発明の第1の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達処理におけるパケット(もしくはデータパケット)の処理を示した図である。 本発明の第1の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達処理におけるパケット(もしくはデータパケット)の処理に関する他の実施例を示した図である。 本発明の第2の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達処理における送信器、受信器の動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達のためのパケット(もしくはデータパケット)の処理を示した図である。 本発明の第2の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達処理におけるパケット(もしくはデータパケット)の処理に関する他の実施例を示した図である。 本発明の第2の方式によるプロトコル階層でのシグナリングデータの伝達のためのパケット(もしくはデータパケット)の処理において、層2以上のそれぞれの上位層に対するヘッダの長さを見つける処理を示した図である。 本発明の第2の方式によるプロトコル階層でのシグナリングデータの伝達のためのパケット(もしくはデータパケット)の処理において、層2以上のそれぞれの上位層に対するヘッダの長さを見つける他の処理を示した図である。 本発明の実施例を行う受信器を示した図である。
以下、添付の図面および添付の図面に記載された内容を参照して本発明の実施例を詳細に説明するが、本発明が実施例によって制限もしくは限定されるものではない。
本明細書で使用される用語は、本発明における機能を考慮した上、できるだけ現在広く使用されている一般的な用語を選択したが、これは、当該分野に従事する技術者の意図、慣例もしくは新しい技術の出現などによって変わり得る。また、特定の場合、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合には、該当する発明の説明の部分にその意味を記載する。したがって、本明細書で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が持つ実際的な意味と本明細書の全般にわたる内容とに基づいて解釈されなければならないということは明らかである。
図1は、本発明が認識するIPベースの送受信端のプロトコルの階層構造を示した図である。
説明の便宜上、図1では、OSI−7層の上位層は層5まで表現した。送信器は、層5で送信するデータがあれば、送信器の層4から物理層(physical layer)に該当(対応)するプロトコルでデータを処理して受信器に送信する。受信器は、送信器の処理とは逆に、物理層から層4に該当するプロトコルでデータを処理し、層5に該当するプロトコルでデータを送信する。
物理的には、上述したようなデータ送信手順を経るが、論理的には、受信器が受信したデータは、送信端の層5から送信されて、受信端の層5に送信されたものと見なすことができる。
IPをベースとするデジタル放送システムにおいて、各層は、次のプロトコルのいずれか少なくとも1つのプロトコルとして定義することができる。
物理層(Physical Layer)は、DVB−NGH(Next Generation Handheld)の物理層、ATSC−MH(Mobile Handheld)の物理層もしくはATSC3.0の物理層などに該当してもよい。
層2(Layer 2)は、DVB−GSE(Generic Stream Encapsulation)、TLV(Type-Length-Value)、ATSC3.0のLink LayerもしくはULE(Unidirectional Lightweight Encapsulation)などに該当してもよい。
層3(Layer 3)は、IP(Internet Protocol)に該当してもよい。
層4(Layer 4)は、UDP(User Datagram Protocol)もしくはTCP(Transmission Control Protocol)などに該当してもよい。
層5(Layer 5)もしくはそれ以上の層(Upper layer)は、MT(MPEG Media Transport)、MPEG−DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)、もしくはFLUTE(File Delivery over Unidirectional Transport)などに該当してもよい。
図2は、本発明が認識するIPベースの送受信端のプロトコルの階層構造においてシグナリングデータ(もしくはシグナリング情報)を伝達する処理を示した図である。
IPをベースとするデジタル放送システムの受信端(もしくは受信器)において、プログラムの構成情報(放送プログラムを説明する情報)などのシグナリングデータは、層2(Layer 2)で主に処理するようになる。そのために、上位層では、当該シグナリング(signaling)に合うフォーマット(format)を使用して別個のパケットタイプ(packet type)を指定したり、L2ヘッダ(Layer2 header)を拡張したりする方法などを用いてシグナリング情報を送信する。このようなパケットタイプ(packet type)やシグナリングフォーマット(signaling format)に関する情報は、各層がサポート(支援)する(support)方法を用いて下位層に伝達され、最終的に物理層を介して受信器に伝達される。
階層で構成されたプロトコルスタック(protocol stack)において、送信端(もしくは送信器)側では、上位層のヘッダとペイロード(payload)とは1つのPDU(Protocol Data Unit)として処理するので、下位層では、上位層のペイロード(payload)の情報に対しては関与せずに、そのまま当該層の処理を行うようになる。そのため、IP、UDPのように、層3、4でヘッダ(header)情報を容易に修正することが難しい場合には、ヘッダ(header)にシグナリングに関連する情報を含ませることができない。
図2の(a)を参照すると、前述したプロトコルスタック(protocol stack)において、受信器の下位層で必要とするシグナリング情報を、送信器で送信するためには、送信器で予め当該層に必要なシグナリング情報を含ませて送信しなければならない。このとき、上位層では、システムのプロセッサが制御する制御メッセージ(control message)などによって下位層に情報を伝達することができる。
すなわち、図2の(a)の構造では、層5でのシグナリング情報(もしくはシグナリングデータ)を受信器が層2で利用できるように、送信器は、層5のシグナリング情報が層2に含まれるように放送データを処理して、受信器に当該放送データを送信しなければならない。
図2の(b)を参照すると、前述した図2の(a)の手順を経ることなく、ペイロード(payload)を介してシグナリング情報(もしくはシグナリングデータ)を送信することができる。受信器では、当該ペイロード(payload)が下位層で必要な情報であったとしても、下位層ではそれを知ることができず、上位層の処理が終了した後、システムで内部的に当該情報が伝達される。すなわち、プロトコル(protocol)上では当該シグナリング情報は処理することができず、受信器のシステムのプロセッサが制御する制御メッセージ(control message)などによって、シグナリング情報を獲得できる情報を伝達することができる。
すなわち、図2の(b)の構造では、送信器は、層5にシグナリング情報を含ませて放送データを処理し、受信器では、物理層から層5までのデコーディング処理を行い、層5に含まれたシグナリング情報を参照して層2のシグナリング情報を獲得することができる。
図3は、本発明の一実施例に係る、プロトコルの階層構造でのシグナリング情報の伝達を示した図である。
本発明において、シグナリング情報はシグナリングデータと呼び、あるいはシグナリングデータはシグナリング情報と呼ぶことができる。
本発明では、IPをベースとするデジタル放送システムにおいて、受信器がより迅速にデータに対するアクセスを行うことができるようにサポートするシグナリング方法を提示しようとする。
一例として、本発明では、層5(L5)において構成されるシグナリング情報を層2(L2)に伝達することによって、受信器による迅速なアクセスを可能にする方法を提案する。また、層5(L5)パケット(packet)の一部分のみが層2(L2)によって必要とされるシグナリング情報である場合、別個のシグナリングのためのパケット(packet)を用いることなく、ペイロード(payload)を介してそのまま層2(L2)に伝達する方法を提案する。
本発明によれば、層5(L5)で生成される情報を層2(L2)に伝達する際に、ヘッダに情報を追加することができない層4もしくは層3(L4もしくはL3)を経るとしても、受信器においてシグナリング情報を層2(L2)で確認できるようにする方法を提案する。
前述した、もしくは後述する、本発明の、階層間の情報伝達は、上記に例示した階層に限定されるものではない。例えば、OSI−7層の構造が適用される場合、層2、層3、層4、層5、層6、もしくは層7に含まれるシグナリング情報がその下位層(物理層、層2、層3、層4、層5、もしくは層6)で使用されなければならない場合にも、本発明で提示する方法および装置を適用することができる。本発明は、送信端で処理する上位層に含まれたシグナリング情報を受信端の下位層で用いるために使用することができる。
本発明で提案する方式は、次の通りである。
第1の方式としては、層5(Layer 5)で送信しようとするシグナリングデータを複写(copy)し、これをペイロード(payload)の特定の部分に追加して送信し、これを受信器で抽出する方式を提案する。
第2の方式としては、層5(Layer 5)で送信しようとするシグナリングデータに対してパケット(packet)のある一部分を基準としたオフセット(offset)値を求め、これをパケット(packet)の特定の部分に追加してペイロード(payload)として送信した後、これを受信器で抽出する方式を提案する。
このような方式でシグナリングデータを送信する場合、In−bandで全てのシグナリングが処理され得るという利点がある。これは、既存のプロトコル階層において、階層間シグナリングデータの接続のために、OOB(Out Of Band)で追加のシグナリング情報を送信しなければならないという問題点が解決されるものである。
図4は、本発明の第1の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達処理における送信器、受信器の動作を示したフローチャートである。
図4を参照して、本発明の第1の方式である、送信器において、層5(Layer 5)で送信しようとするシグナリングデータを複写し、これをペイロード(payload)の特定の部分に追加して送信し、これを受信器で抽出する方式を説明する。
図4の(a)を参照すると、送信器は、次のように動作する。
送信器は、層5(L5)で送信するシグナリングデータがあるか否かを判断する(S4010)。
送信するシグナリングデータがある場合、送信器は、当該データをパケット(packet)の最後の部分に複写する(S4020)。
送信器は、複写されたデータの長さを確認し、この値を長さ(Length)フィールド(L)として示す(indicates)。L値をパケット(packet)の最後の部分に追加する(S4030)。このとき、Lの単位は、bitもしくはbyte単位であってもよく、このような単位は予め決定されなければならない。
送信器は、送信されるシグナリングデータがあることを示すシグナリング指示子Iをパケット(packet)の最後の部分に追加する(S4040)。したがって、本実施例において、層5(L5)の最終ペイロード(payload)は、元のペイロード(original payload)、複写されたシグナリングデータ、長さフィールドL、および/もしくはシグナリング指示子Iを含むことができる。この場合、前述した順序でペイロードが生成され得る。長さフィールドL、シグナリング指示子Iには、常に一定のbitもしくはbyteを割り当てることができる。この場合、層5、層2(L5、L2)において長さフィールドL、シグナリング指示子Iの位置(position)を送/受信器が知ることができるように設定することができる。また、シグナリング指示子Iの値は、送/受信器が互いに知っているビット列で構成することができる。
送信器は、パケットに対して、層4ヘッダ(L4 header)を追加したり、層4プロトコルに合うデータ処理(プロセシング)を行う(S4050)。
送信器は、パケットに対して、層3ヘッダ(L3 header)を追加したり、層3プロトコルに合うデータ処理を行う(S4060)。
送信器は、層2(L2)プロトコルの処理手順において、上位層からPDUが伝達されると、PDUの最後の部分を検討(check)してシグナリング指示子Iを確認する(S4070)。
送信器は、確認したシグナリング指示子Iが適しているか否かを検討し(S4080)、適したシグナリング指示子Iである場合、層2ヘッダ(L2 header)の特定の部分に、シグナリングデータが含まれた層2パケット(L2 packet)であることを示す指示子フィールドIL2を設定する(S4090)。
一方、送信器が、シグナリング指示子Iが適していないと判断するか、もしくはシグナリング指示子Iがないと判断する場合(S4080)、送信器は、当該パケット(packet)はシグナリングデータがないと見なす。
送信器は、前述した処理の全部もしくは一部を通じて処理されたシグナリングデータ(もしくはパケット)を物理層(physical layer)に伝達する(S4100)。
送信器は、シグナリングデータ(もしくはパケット)を物理層のプロトコルに従って処理する。
図4の(b)を参照すると、受信器は、次のように動作する。
受信器は、物理層(Physical layer)のプロトコルに従って、シグナリングデータを処理する(S4510)。
受信器は、パケット(packet)が物理層から層2(L2)に伝達されると、層2ヘッダを読み出す(S4520)。
受信器は、層2ヘッダ情報を確認し、指示子フィールドIL2が含まれたパケット(packet)であるか否かを確認する(S4530)。
受信器は、指示子フィールドIL2が含まれた層2のパケット(packet)である場合、シグナリング指示子Iが位置するパケット(packet)の最後の部分を確認し、当該部分がシグナリング指示子Iに該当するビット列であるか否かを確認することができる(S4540)。受信器は、層2パケット(L2 packet)がCRCなどの方法を用いてエラーがないと判断すると、ビット列の確認手順を省略することができる。
受信器は、シグナリング指示子Iが有効なものであるか否かを確認する(S4550)。
受信器は、シグナリング指示子Iがあることを確認すると、当該パケット(packet)の特定の位置で長さフィールドL値を確認し、シグナリングデータの長さを見つけることができる(S4560)。
受信器は、シグナリングデータの長さが確認されると、長さフィールドLの直前に位置するデータを長さフィールドLだけ読み出し、複写されたシグナリングデータを抽出することができる(S4570)。
受信器は、層3(L3)以上の上位層に対しては、当該層に合う一般的なプロトコルに従って、パケットおよび/もしくはシグナリングデータを処理する(S4580)。
図5は、本発明の第1の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達処理におけるパケット(もしくはデータパケット)の処理を示した図である。
送信器は、層5のデータパケット内に含まれたシグナリングデータを複写して、データパケットのペイロードの最後の部分に追加し、長さフィールドL、および/もしくはシグナリング指示子Iを挿入する。
送信器は、層4のプロトコルに従って、層4ヘッダを挿入してデータパケットを処理する。
送信器は、層3のプロトコルに従って、層3ヘッダを挿入してデータパケットを処理する。
送信器は、データパケットに含まれたシグナリング指示子Iを参照して、層2のプロトコルに従った層2ヘッダに指示子フィールドIL2を追加してデータパケットを処理する。
送信器は、物理層のプロトコルに従って、データパケットを処理し、受信器に送信する。
一方、受信器は、物理層のプロトコルに従って、データパケットをデコーディング、パージング、もしくは処理する。
受信器は、層2のプロトコルに従って層2ヘッダをパージングし、指示子フィールドIL2を用いてシグナリング指示子Iの存在を確認する。このとき、指示子フィールドIL2は、シグナリング指示子Iが存在するか否かのみを識別する情報に該当し得、この場合、シグナリング指示子は、データパケットの最後の部分に常に含まれるものとしてプロトコルを定めることができる。または、指示子フィールドIL2は、シグナリング指示子Iが存在するか否か、およびシグナリング指示子Iがデータパケット内で位置する位置を識別する情報を含んでいてもよい。この場合、受信器は、指示子フィールドIL2を用いてシグナリング指示子Iを獲得する。
受信器は、シグナリング指示子Iを確認し、シグナリング指示子Iのすぐ隣のデータ(ビットもしくはバイト)をパージングする。このとき、シグナリング指示子Iのすぐ隣のデータは、長さフィールドLに該当し得る。受信器は、長さフィールドLが終わる(もしくは始まる)位置から、長さフィールドLが示す長さ分のデータをシグナリングデータとして認識し、当該データを獲得することができる。
その後、受信器は、層3、層4、層5、もしくはそれ以上の上位層のプロトコルに従って、当該データパケットを処理する。この処理において、受信器は、層2で獲得したシグナリングデータを用いて、上位層のデータパケットに対して、選択的な処理が可能である。例えば、シグナリングデータにおいて、受信器の所望のデータの位置もしくは受信器の所望のサービス/プログラムの位置を把握し、当該位置のデータを選択的に処理することができる。
このような方式で、受信器は、層5に対する処理を行う前に、層2に対する処理のみで、層5のパケットに存在するシグナリングデータを予め獲得することができるという効果がある。
図6は、本発明の第1の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達処理におけるパケット(もしくはデータパケット)の処理に関する他の実施例を示した図である。
図6に示されたデータパケットの処理は、図4もしくは図5に示されたデータパケットの処理に関する説明を前提として説明する。図6に示されたデータパケットの処理は、図5で説明されたデータパケットの処理において、DVB−GSEのように層2(L2)のデータパケットのフラグメンテーション(fragmentation)をサポートする場合、シグナリングデータを送信するために、送信器および/もしくは受信器で処理されるデータパケットの構造を示した図である。
送信器でのデータパケットの処理において、層5、層4、層3および/もしくは物理層に関する説明は、図5で説明した内容で代替する。
図6を参照すると、送信器は、層2(L2)においてフラグメンテーション(fragmentation)をサポートするとき、最後のフラグメント(fragment)にのみ指示子フィールドIL2を追加したり、もしくは全てのフラグメント(fragment)に指示子フィールドIL2を追加してもよい。この場合、シグナリング指示子Iが含まれたフラグメント(fragment)には、指示子フィールドIL2が常に追加されるようにする必要がある。
受信器でのデータパケットの処理において、層5、層4、層3、および/もしくは物理層に関する説明は、図5で説明した内容で代替する。
送信器が層2の全てのフラグメントに指示子フィールドIL2を追加する場合、受信器は、各フラグメントのヘッダにおいて指示子フィールドIL2をパージングして、層2の最後のフラグメントの最後の部分にシグナリング指示子Iがあることを知ることができる。受信器は、最後のフラグメントでシグナリング指示子Iを獲得し、シグナリング指示子Iのデータに隣接する長さフィールドLをパージングする。受信器は、長さフィールドLが終わる(もしくは始まる)位置から、長さフィールドLが示す長さ分のデータをシグナリングデータとして認識し、当該データを獲得することができる。このとき、長さフィールドが示すシグナリングデータの長さが、層2の最後のフラグメントに属するペイロードの長さよりも長い場合、受信器は、層2の最後のフラグメントの前のフラグメントに含まれるペイロードに残りの長さ分のシグナリングデータが含まれると認識することができる。
送信器が層2の最後のフラグメントに指示子フィールドIL2を追加する場合、受信器は、最後のフラグメントのヘッダにおいて指示子フィールドIL2をパージングして、層2の最後のフラグメントの最後の部分にシグナリング指示子Iがあることを知ることができる。受信器は、最後のフラグメントでシグナリング指示子Iを獲得し、シグナリング指示子Iのデータに隣接する長さフィールドLをパージングする。受信器は、長さフィールドLが終わる(もしくは始まる)位置から、長さフィールドLが示す長さ分のデータをシグナリングデータとして認識し、当該データを獲得することができる。このとき、長さフィールドが示すシグナリングデータの長さが、層2の最後のフラグメントに属するペイロードの長さよりも長い場合、受信器は、層2の最後のフラグメントの前のフラグメントに含まれるペイロードに残りの長さ分のシグナリングデータが含まれたものと認識することができる。
図7は、本発明の第2の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達処理における送信器、受信器の動作を示したフローチャートである。
本発明の第2の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達は、層5(Layer 5)で送信しようとするシグナリングデータのオフセット(offset)値をパケット(packet)(もしくはデータパケット)の特定の部分に追加して送信し、これを受信器で抽出する方式である。
前述したオフセット値は、層5のデータパケットの開始位置(もしくは層5のデータパケットのペイロードの開始位置)から、シグナリングデータが始まる部分までの長さを示すことができる。
図7の(a)を参照すると、送信器は、層5(L5)で送信するシグナリングデータがあるか否かを判断する(S7010)。
送信しなければならないシグナリングデータがある場合、送信器は、層5(L5)のパケット(packet)の開始位置もしくはペイロード(payload)の開始位置から、シグナリングデータが始まる位置までの長さを見つけ、これをオフセット値Oとして決定する(S7020)。
送信器は、送信するシグナリングデータの長さを求め、この値を長さフィールドL(Length)として示す(S7030)。このとき、長さフィールドLの単位は、ビット(bit)もしくはバイト(byte)単位であってもよい。このような単位は予め決定されてもよい。
送信器は、オフセット値O、長さフィールドLを層5のパケットの最後の部分に追加し、送信するシグナリングデータがあることを示すシグナリング指示子Iをパケットの最後の部分に追加する(S7040)。この場合、層5(L5)の最終ペイロード(もしくはパケット)は、元のペイロード(original payload)、オフセット値O、長さフィールドL、シグナリング指示子Iの順にデータを含むことができる。オフセット値O、長さフィールドLおよび/もしくはシグナリング指示子Iは、常に一定のbit数だけ割り当てられてもよく、層5および/もしくは層2に対するプロトコルとして予め定められていてもよい。また、シグナリング指示子I値は、送/受信器で互いに知っているビット列で構成されてもよい。
送信器は、パケットに対して、層4ヘッダ(L4 header)を追加したり、層4のプロトコルに従ってパケットを処理することができる(S7050)。
送信器は、パケットに対して、層3ヘッダ(L3 header)を追加したり、層3のプロトコルに従ってパケットを処理することができる(S7060)。
送信器は、層2(L2)のプロトコルの処理において、上位層からPDUが伝達されると、PDUの最後の部分をチェックしてシグナリング指示子Iを確認する(S7070)。
送信器は、確認したシグナリング指示子Iが適しているか否かを確認し(S7080)、適したシグナリング指示子Iである場合、層2ヘッダ(L2 header)の特定の部分に、シグナリングデータが含まれた層2パケット(L2 packet)であることを示す指示子フィールドIL2を追加する(S7090)。シグナリング指示子Iが適していないと判断されるか、もしくはシグナリング指示子Iがないと判断される場合、送信器は、当該パケットはシグナリングデータを含まないものと見なす。
送信器は、処理されたパケット(packet)を物理層(physical layer)に伝達する(S7100)。
送信器は、パケットを物理層のプロトコルに従って処理して受信器に送信する(S7110)。
図7の(b)を参照すると、本発明の第2の方式による受信器は、次のように動作する。
受信器は、受信したパケットに対して、物理層のプロトコルに従ってデコーディング、パージングもしくは処理を行う(S7510)。
受信器は、物理層(Physical layer)から伝達されたパケット(packet)が層2(L2)に伝達されると、層2ヘッダ(L2 header)を読み出す(S7520)。
受信器は、層2ヘッダに指示子フィールドIL2が含まれたパケット(packet)であるか否かを確認する(S7530)。
指示子フィールドIL2が含まれたパケット(packet)である場合、受信器は、シグナリング指示子Iが位置するパケットの最後の部分を確認し、シグナリング指示子Iに該当するビット列であるか否かを確認することができる(S7540)。受信器は、層2のパケット(L2 packet)がCRCなどの方法を用いてエラーがないと判断すると、ビット列の確認手順を省略することができる。
受信器は、シグナリング指示子Iが有効であるか否かを判断する(S7550)。
シグナリング指示子Iが有効である場合、受信器は、当該パケット(packet)の特定の位置で長さフィールドLを確認し、シグナリングデータの長さを見つけることができる(S7560)。
受信器は、長さフィールドLのすぐ隣に位置するオフセット値Oを読み出す(S7570)。
受信器は、層3ヘッダ(Layer3 header)の長さHLL3および/もしくは層4ヘッダ(Layer4 header)の長さHLL4を見つけたり、これらを計算する(S7580)。層3ヘッダ(Layer3 header)の長さHLL3および/もしくは層4ヘッダ(Layer4 header)の長さHLL4を見つけたり、これらを計算する詳細な方法については後述する。
受信器は、層2(Layer 2)でのシグナリングデータの位置に対するオフセットOL2を計算する(S7590)。層2(Layer 2)でのシグナリングデータの位置に対するオフセットOL2は、層3ヘッダ(Layer3 header)の長さHLL3と層4ヘッダ(Layer4 header)の長さHLL4とオフセット値Oとの和で計算され得る。(OL2=HLL3+HLL4+O)
受信器は、層2(Layer 2)でのシグナリングデータの位置に対するオフセットOL2と長さフィールドLとを用いて、シグナリングデータを抽出することができる(S7600)。
受信器は、層3(L3)以上の上位層に対して、当該層の一般的なプロトコルに従ってパケットに対する処理を行う(S7610)。
図8は、本発明の第2の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達のためのパケット(もしくはデータパケット)の処理を示した図である。
送信器は、層5のパケットの開始位置もしくは層5のパケットのペイロードの開始位置から、シグナリングデータが始まる位置までの長さをオフセット値Oとして設定し、この情報を層5のパケットの最後の部分に挿入する。送信器は、シグナリングデータの長さを示す長さフィールドLをオフセット値Oの次に挿入する。送信器は、シグナリングデータが含まれていることを示すシグナリング指示子Iを長さフィールドLの次に挿入する。
送信器は、層4のプロトコルに従って、層4ヘッダを挿入してデータパケットを処理する。
送信器は、層3のプロトコルに従って、層3ヘッダを挿入してデータパケットを処理する。
送信器は、データパケットに含まれたシグナリング指示子Iを参照して、層2のプロトコルに従った層2ヘッダに指示子フィールドIL2を追加してデータパケットを処理する。
送信器は、物理層のプロトコルに従って、データパケットを処理し、受信器に送信する。
一方、受信器は、物理層のプロトコルに従って、データパケットをデコーディング、パージング、もしくは処理する。
受信器は、層2のプロトコルに従って層2ヘッダをパージングし、指示子フィールドIL2を用いて、シグナリング指示子Iの存在を確認する。このとき、指示子フィールドIL2は、シグナリング指示子Iが存在するか否かのみを識別する情報に該当し得、この場合、シグナリング指示子は、データパケットの最後の部分に常に含まれるものとしてプロトコルを定めることができる。または、指示子フィールドIL2は、シグナリング指示子Iが存在するか否か、およびシグナリング指示子Iがデータパケット内に位置する位置を識別する情報を含んでいてもよい。この場合、受信器は、指示子フィールドIL2を用いてシグナリング指示子Iを獲得する。
受信器は、シグナリング指示子Iを確認し、シグナリング指示子Iのすぐ隣のデータ(ビットもしくはバイト)をパージングする。このとき、シグナリング指示子Iのすぐ隣のデータは、長さフィールドLに該当し得る。受信器は、長さフィールドLのすぐ隣のデータであるオフセット値Oをパージングする。受信器は、層2のパケットのペイロードの開始位置から、層3ヘッダの長さHLL3と層4ヘッダの長さHLL4とオフセット値Oとを加算した長さ分のオフセットに位置するシグナリングデータを獲得する。層3ヘッダの長さHLL3と層4ヘッダの長さHLL4とオフセット値Oとを加算した値を、層2のパケット内でのシグナリングデータのオフセット値OL2として定義することができる。
その後、受信器は、層3、層4、層5、もしくはそれ以上の上位層のプロトコルに従って、当該データパケットを処理する。この処理において、受信器は、層2で獲得したシグナリングデータを用いて、上位層のデータパケットに対して、選択的な処理が可能である。例えば、シグナリングデータにおいて、受信器の所望のデータの位置もしくは受信器の所望のサービス/プログラムの位置を把握し、当該位置のデータを選択的に処理することができる。
このような方式で、受信器は、層5に対する処理を行う前に、層2に対する処理のみで、層5のパケットに存在するシグナリングデータを予め獲得することができるという効果がある。
図9は、本発明の第2の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達処理におけるパケット(もしくはデータパケット)の処理に関する他の実施例を示した図である。
図9に示されたデータパケットの処理は、図7もしくは図8に示されたデータパケットの処理に関する説明を前提として説明する。図9に示されたデータパケットの処理は、図8で説明されたデータパケットの処理において、DVB−GSEのように層2(L2)のデータパケットのフラグメンテーション(fragmentation)をサポートする場合、シグナリングデータを送信するために、送信器および/もしくは受信器で処理されるデータパケットの構造を示した図である。
送信器でのデータパケットの処理において、層5、層4、層3および/もしくは物理層に関する説明は、図8で説明した内容で代替する。
図9を参照すると、送信器は、層2(L2)においてフラグメンテーション(fragmentation)をサポートするとき、最後のフラグメント(fragment)にのみ指示子フィールドIL2を追加したり、全てのフラグメント(fragment)に指示子フィールドIL2を追加してもよい。この場合、シグナリング指示子Iが含まれたフラグメント(fragment)には、指示子フィールドIL2が常に追加されるようにする必要がある。
受信器でのデータパケットの処理において、層5、層4、層3、および/もしくは物理層に関する説明は、図8で説明した内容で代替する。
送信器が層2の全てのフラグメントに指示子フィールドIL2を追加する場合、受信器は、各フラグメントのヘッダにおいて指示子フィールドIL2をパージングして、層2の最後のフラグメントの最後の部分にシグナリング指示子Iがあることを知ることができる。受信器は、最後のフラグメントでシグナリング指示子Iを獲得し、シグナリング指示子Iのデータに隣接する長さフィールドLをパージングする。受信器は、長さフィールドLに隣接するオフセット値Oをパージングする。受信器は、層2のペイロードの開始位置から、層3ヘッダの長さHLL3と層4ヘッダの長さHLL4とオフセット値Oとを加算した値だけの長さをオフセットとして始まる、長さフィールドLの大きさ分のシグナリングデータを獲得することができる。
このとき、長さフィールドが示すシグナリングデータの長さが、層2の特定のフラグメントに属するペイロードの長さよりも長い場合、受信器は、層2の特定のフラグメントの後のフラグメントに含まれるペイロードに残りの長さ分のシグナリングデータが含まれると認識することができる。
送信器が層2の最後のフラグメントに指示子フィールドIL2を追加する場合、受信器は、最後のフラグメントのヘッダにおいて指示子フィールドIL2をパージングして、層2の最後のフラグメントの最後の部分にシグナリング指示子Iがあることを知ることができる。受信器は、最後のフラグメントでシグナリング指示子Iを獲得し、シグナリング指示子Iのデータに隣接する長さフィールドLをパージングする。受信器は、長さフィールドLに隣接するオフセット値Oをパージングする。受信器は、層2のペイロードの開始位置から、層3ヘッダの長さHLL3と層4ヘッダの長さHLL4とオフセット値Oとを加算した値だけの長さをオフセットとして始まる、長さフィールドLの大きさ分のシグナリングデータを獲得することができる。
図10は、本発明の第2の方式による、プロトコル階層でのシグナリングデータの伝達のためのパケット(もしくはデータパケット)の処理において、層2以上のそれぞれの上位層に対するヘッダの長さを見つける処理を示した図である。
一般に、受信器は、層2(Layer 2)で、層3(Layer 3)がどのようなプロトコルを使用しているかを知ることができる。例えば、IPベースのデジタル放送システムにおいて、層3(Layer 3)のプロトコルとしてIPが使用されており、IPベースのシステムでは、層4(Layer 4)のプロトコルとして、通常、UDPやTCPを使用するようになる。
オプション(Option)が付いていないIPヘッダ(IP header)の場合、20byteの長さを有しており、オプション(option)が付いていないTPCヘッダ(TCP header)の場合にも20byteの長さを有している。UDPの場合は、8byteの固定された長さのヘッダ(header)を有する。
オプション(option)の追加によって、IP、TCPなどのヘッダの長さが20byteではない場合には、次のようにヘッダの長さを求めることができる。
図10は、一例として、層3(Layer 3)のプロトコルがIPであり、層4(Layer 4)のプロトコルがUDPである場合、受信器が、層2(Layer 2)において上位層のヘッダ(header)の長さを見つける処理について示す。本一例に関する説明では、受信器は、層2(Layer 2)で層3(Layer 3)のプロトコルタイプ(protocol type;例えば、IP)のみを知っていると仮定する。
追加のシグナリング処理を用いるか、もしくはシステムの内部情報交換などの方法により、受信器が層2(Layer 2)でさらに多くの上位プロトコルの情報を有していれば、本処理をより簡素化することができる。
物理層(Physical layer)から層2(Layer 2)にパケットが伝達されると、受信器は、層2(L2)において、層2パケット(L2 packet)のヘッダ部分とペイロード(payload)部分とを区分することができる。このとき、層2パケットヘッダ(L2 packet header)には、上位層のプロトコルがIPであることを示すフィールドが存在するようになり、これによって、受信器は、ペイロード(payload)部分をIP層(IP layer)に伝達する準備をする。
層2(L2)のペイロード(payload)において特定のビット(例えば、4bit)がシフト(shift)された部分から特定の長さ(例えば、4bit)に該当するデータは、IPヘッダ(IP header)の長さ情報を有することができる。受信器は、この部分を確認することによってIPパケットのヘッダの長さを知ることができる。オプション(Option)が付いていないIPヘッダ(IP header)は、20byteの長さを有することができる。
層2のペイロード(L2 payload)において、特定のバイト(例えば、9byte)がシフト(shift)された部分から特定の長さ(例えば、1byte)に該当するデータは、層4(Layer 4)のプロトコル情報を示すことができる。例えば、当該部分のデータが0x11(10進数:17)値を有する場合、層4(Layer 4)はUDPに該当することを意味する。
UDPのヘッダ(header)の長さは8byteに固定されているので、受信器は、この値を層4ヘッダ(layer4 header)の長さとして参照する。層4のプロトコルが、UDPではなく、他のプロトコルとして定義される場合にも、それぞれのプロトコルにおいて定められた規則によって、当該プロトコルにおける層4のヘッダの長さを知ることができる。
図11は、本発明の第2の方式によるプロトコル階層でのシグナリングデータの伝達のためのパケット(もしくはデータパケット)の処理において、層2以上のそれぞれの上位層に対するヘッダの長さを見つける他の処理を示した図である。
図11は、層3(Layer 3)のプロトコルがIPであり、層4(Layer 4)のプロトコルがTCPである場合、受信器が、層2(Layer 2)において上位層のヘッダ(header)の長さを見つける処理について示した図である。
本処理に関する説明は、一例として、受信器は、層2(Layer 2)で、層3(Layer 3)のプロトコルタイプ(protocol type;例えば、IP)のみを知っていると仮定する。シグナリング方法やシステムの内部情報交換などの方法により、層2(Layer 2)でさらに多くの上位プロトコルの情報を有していれば、本処理をより簡素化することができる。
物理層(Physical layer)から層2(Layer 2)にパケット(packet)が伝達されると、受信器は、層2(L2)において、層2パケット(L2 packet)のヘッダ部分とペイロード(payload)部分とを区分することができる。このとき、層2パケットヘッダ(L2 packet header)には、上位層がIPであることを示すフィールド(field)が存在するようになり、受信器は、ペイロード(payload)部分をIP層(IP layer)に伝達する準備をする。
層2(L2)のペイロード(payload)において特定のビット(例えば、4bit)がシフト(shift)された部分から特定の長さ(例えば、4bit)に該当するデータは、IPヘッダ(IP header)の長さ情報を有することができる。受信器がこの部分を確認して、IPパケット(IP packet)のヘッダ(header)の長さを知ることができる。オプション(Option)が付いていないIPヘッダ(IP header)は、20byteの長さを有することができる。
層2ペイロード(L2 payload)において特定の長さ(例えば、9byte)がshiftされた部分から特定の長さ(例えば、1byte)に該当するデータは、層4(Layer 4)のプロトコル情報を示し、このとき、当該部分のデータが0x06(10進数:6)値を有する場合、層4(Layer 4)はTCPに該当することを意味する。
IPヘッダ(IP header)の長さを知っているので、層2ペイロード(L2 payload)からIPヘッダ(IP header)の長さ分シフト(shift)された位置から、TCPヘッダ(TCP header)が始まる。TCPヘッダ(TCP header)の開始点から特定の長さ(例えば、12byte)がシフト(shift)された部分から特定の長さ(例えば、4bit)に該当するデータは、TCPヘッダ(TCP header)の長さ情報を有しているので、この部分を確認してTPCパケット(TCP packet)のヘッダ(header)の長さを知ることができる。オプション(Option)が付いていないTCPヘッダ(TCP header)は、20byteの長さを有することができる。
受信器は、確認されたTCPヘッダ(TCP header)の長さ情報を層4ヘッダ(L4 header)の長さ情報として参照することができる。
図12は、本発明の実施例を行う受信器を示した図である。
本発明の一実施例に係る受信器は、RFチャネルインターフェース(RF channel I/F)12010、NGHレシーバ(NGH receiver)12020、GSEデキャプシュレータ(GSE decapsulator)12030、12032、上位層シグナリング検出器(upper layer signaling detector)12040、シグナリング制御器(signaling controller)12050、IP/UDPパーサ(IP/UDP parser)12060、上位層プロセッサ(upper layer processor)12070、ファイルハンドラ(file handler)12080、ストリーミングハンドラ(streaming handler)12090、格納(記憶)装置(storage device)12100および/もしくはAVデコーダ(AV decoder)12110を含むことができる。
RFチャネルインターフェース(RF channel I/F)12010は、送信器で処理されたデジタル放送信号を受信する。
NGHレシーバ(NGH receiver)12020は、放送信号に含まれたデータを逆多重化する。NGHレシーバ12020は、名称に関係なく、放送信号から特定のデータを区分して出力する役割を果たす。この処理でシグナリング情報を用いることができる。シグナリング情報は、前述した処理を通じて獲得されたシグナリングデータに該当し得る。または、NGHレシーバ12020は、伝送パラメータ(例えば、DVBにおいてL1もしくはL2シグナリング、ATSCにおいて伝送パラメータ)を用いて、放送信号においてデータを逆多重化することができる。NGHレシーバ12020はPLP(Physical Layer Pipe)選択器を含むことができ、PLP選択器は、共通PLP(common PLP)とデータPLPとを区分することができる。PLPは、放送信号において特定のデータを含む論理的な集合を意味する。
GSEデキャプシュレータ(GSE decapsulator)12030、12032は、それぞれ共通PLPおよびデータPLPをデキャプシュレーションする。
上位層シグナリング検出器(upper layer signaling detector)12040は、前述した階層間のシグナリングデータの伝達が行われる場合、下位層から、上位層で定義されたシグナリングデータを抽出する役割を果たす。上位層シグナリング検出器(upper layer signaling detector)12040は、本発明の詳細な説明で前述された動作を行うことができる。
シグナリング制御器(signaling controller)12050は、上位層シグナリング検出器(upper layer signaling detector)12040および/もしくは伝送パラメータなどのシグナリング情報を制御し、受信器の他のパートに伝達する役割を果たす。
IP/UDPパーサ(IP/UDP parser)12060は、IPおよび/もしくはUDPのプロトコルに従って、データをパージングする。
上位層プロセッサ(upper layer processor)12070は、IPおよび/もしくはUDPの上位層のプロトコルに対する処理を行う。
ファイルハンドラ(file handler)12080は、ファイルオブジェクトを受信し、これを処理する。
ストリーミングハンドラ(streaming handler)12090は、ストリーミングのためのデータに対する処理を行う。
格納装置(storage device)12100は、一連の必要なデータを格納する。
AVデコーダ(AV decoder)12110は、AVデータをデコーディングする。
以上、本発明は、IPを用いるデジタル放送システムにおいて、放送パケットのペイロード(payload)を介してもシグナリングデータを送信できるという効果がある。
さらに、本発明によれば、既存のフォーマットに合わないシグナリングデータの送信が必要な場合にも、別個に(separately)プロトコルの修正を行わずに、シグナリングデータを送信することができる。
また、本発明によれば、周期的に送信せず、送信の頻度数の低いシグナリングデータに対して、本発明で説明する方法を用いれば、送信頻度の低いシグナリングデータのためのパケットフォーマット(packet format)などの規約を別個に設定しないことによって、送信の効率を向上させることができる。
また、本発明によれば、後で新しい上位層プロトコル(upper layer protocol)が適用されても、別個の(separate)インテグレーション(integration)処理を行わずに、直接IP層(IP layer)を介してシグナリングデータを送信することができる。
説明の便宜のため、各図を分けて説明したが、各図に述べられている実施例を併合して新しい実施例を具現するように設計することも可能である。そして、当業者の必要に応じて、以前に説明された実施例を実行するためのプログラムが記録されているコンピュータで読み取り可能な記録媒体を設計することも本発明の権利範囲に属する。
本発明に係る装置および方法は、上述したように説明された実施例の構成および方法が限定されて適用されるものではなく、上述した実施例は、様々な変形が可能なように、各実施例の全部もしくは一部が選択的に組み合わされて構成されてもよい。
一方、本発明のデータ処理方法は、ネットワークデバイスに備えられたプロセッサが読み取り可能な記録媒体に、プロセッサが読み取り可能なコードとして具現することが可能である。プロセッサが読み取り可能な記録媒体は、プロセッサが読み取り可能なデータが格納されるいかなる種類の記録装置をも含む。プロセッサが読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピディスク(登録商標)、光データ格納装置などがあり、また、インターネットを介した送信などのキャリアウェーブ(搬送波(carrier-wave))の形態で具現されるものも含む。また、プロセッサが読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで接続されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でプロセッサが読み取り可能なコードが格納され、実行されてもよい。
また、以上では、本発明の好ましい実施例について図示し、説明したが、本発明は、上述した特定の実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって、様々な変形実施が可能であることはもちろんであり、このような変形実施は、本発明の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならない。
そして、当該明細書では、物の発明および方法の発明が全て説明されており、必要に応じて、両発明の説明は補充的に適用されてもよい。
発明の実施のための形態は、前述したように、発明を実施するための最良の形態で詳述された。
本発明は、放送産業全般において利用可能である。



  1. インターネットプロトコル(IP)ベースのデジタル放送送信器において、少なくとも1つのプロトコル層に有されるシグナリングデータを処理する方法であって、
    層(N+M)のプロトコルに従う、層(N+M)パケットに有されたシグナリングデータを複写するステップと、
    前記複写されたシグナリングデータ、前記複写されたシグナリングデータの長さを識別する長さフィールドおよび前記複写されたシグナリングデータが存在することを示すシグナリング指示子を、前記層(N+M)パケットのペイロードの最後に挿入して、前記層(N+M)パケットを生成するステップと、
    層(N+L)のプロトコルに従って、層(N+L)ヘッダおよび前記層(N+M)パケットを有する層(N+L)パケットを生成するステップと、
    層(N)のプロトコルに従って、層(N)ヘッダおよび前記層(N+L)パケットを有する層(N)パケットを生成するステップであって、前記層(N)ヘッダは、前記層(N)パケットに前記シグナリング指示子が有されていることを識別する指示子フィールドを有するステップと、
    前記層(N)パケットを物理層のプロトコルに従って処理して、放送信号を生成するステップと、を有する、方法。

  2. 前記層(N)パケットを生成するステップは、
    前記シグナリング指示子が有効であるか否かをチェックするステップを有する、請求項1に記載の方法。

  3. 前記少なくとも1つのプロトコル層は、
    開放型システム間相互接続(OSI)参照モデルの7個の層の少なくとも1つの層に該当する、請求項1に記載の方法。

  4. 前記Lは、前記Mよりも小さい整数である、請求項3に記載の方法。

  5. 前記Nは2に該当し、前記Mは3に該当し、前記Lは1および/もしくは2に該当する、請求項3に記載の方法。

  6. 前記Lが1に該当する場合、前記層(N+L)はIP層に該当し、
    前記Lが2に該当する場合、前記層(N+L)は、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)もしくは転送制御プロトコル(TCP)に該当する、請求項5に記載の方法。

  7. 少なくとも1つのプロトコル層に有されるシグナリングデータを処理する、インターネットプロトコル(IP)ベースのデジタル放送受信器であって、
    放送信号を受信し、前記放送信号を物理層のプロトコルに従って処理して、層(N+M)のプロトコルに従う層(N)パケットを獲得し、
    前記獲得した層(N)パケットにおいて、層(N)ヘッダをパージングし、前記層(N)ヘッダに有された、前記層(N)パケットにシグナリング指示子が有されていることを識別する指示子フィールドをパージングし、
    前記指示子フィールドが前記層(N)パケットに前記シグナリング指示子が有されていることを示す場合、前記層(N)パケットの最後に有された前記シグナリング指示子をパージングし、前記シグナリング指示子は、複写されたシグナリングデータが存在することを示し、
    前記層(N)パケット内で、前記シグナリング指示子に隣接して位置する、前記複写されたシグナリングデータの長さを識別する長さフィールドをパージングし、
    前記層(N)パケット内で、前記長さフィールドの開始点から、前記長さフィールドが示す前記複写されたシグナリングデータの長さ分のデータを獲得して、前記獲得したデータをシグナリングデータとして認識する、上位層シグナリング検出器を有し、
    前記シグナリングデータは、層(N+M)のプロトコルに従う層(N+M)パケットに有されるものである、IPベースのデジタル放送受信器。

  8. 前記層(N)パケットを処理して、層(N+L)のプロトコルに従う、層(N+L)ヘッダおよび前記層(N+M)パケットを有する層(N+L)パケットを獲得するパーサをさらに有する、請求項7に記載のIPベースのデジタル放送受信器。

  9. 前記上位層シグナリング検出器は、
    前記複写されたシグナリングデータの長さを識別する長さフィールドをパージングする前に、前記シグナリング指示子が有効であるか否かをチェックする、請求項7に記載のIPベースのデジタル放送受信器。

  10. 前記少なくとも1つのプロトコル層は、
    開放型システム間相互接続(OSI)参照モデルの7個の層の少なくとも1つの層に該当する、請求項7に記載のIPベースのデジタル放送受信器。

  11. 前記Lは、前記Mよりも小さい整数である、請求項10に記載のIPベースのデジタル放送受信器。

  12. 前記Nは2に該当し、前記Mは3に該当し、前記Lは1および/もしくは2に該当し、
    前記Lが1に該当する場合、前記層(N+L)はIP層に該当し、
    前記Lが2に該当する場合、前記層(N+L)は、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)もしくは転送制御プロトコル(TCP)に該当する、請求項10に記載のIPベースのデジタル放送受信器。

  13. インターネットプロトコル(IP)ベースのデジタル放送送信器において、少なくとも1つのプロトコル層に有されるシグナリングデータを処理する方法であって、
    層(N+M)のプロトコルに従う、層(N+M)パケットの開始位置から、前記層(N+M)パケットに有されたシグナリングデータが始まるポイントまでのオフセット値を測定するステップと、
    前記測定されたオフセット値、複写されたシグナリングデータの長さを識別する長さフィールドおよび前記複写されたシグナリングデータが存在することを示すシグナリング指示子を、前記層(N+M)パケットのペイロードの最後に挿入して、前記層(N+M)パケットを生成するステップと、
    層(N+L)のプロトコルに従って、層(N+L)ヘッダおよび前記層(N+M)パケットを有する層(N+L)パケットを生成するステップと、
    層(N)のプロトコルに従って、層(N)ヘッダおよび前記層(N+L)パケットを有する層(N)パケットを生成するステップであって、前記層(N)ヘッダは、前記層(N)パケットに前記シグナリング指示子が有されていることを識別する指示子フィールドを有するステップと、
    前記層(N)パケットを物理層のプロトコルに従って処理して、放送信号を生成するステップと、を有する、方法。

  14. 前記層(N)パケットを生成するステップは、
    前記シグナリング指示子が有効であるか否かをチェックするステップを有する、請求項13に記載の方法。

  15. 前記少なくとも1つのプロトコル層は、
    開放型システム間相互接続(OSI)参照モデルの7個の層の少なくとも1つの層に該当する、請求項13に記載の方法。

  16. 前記Lは、前記Mよりも小さい整数である、請求項15に記載の方法。

  17. 前記Nは2に該当し、前記Mは3に該当し、前記Lは1および/もしくは2に該当する、請求項15に記載の方法。

  18. 前記Lが1に該当する場合、前記層(N+L)はIP層に該当し、
    前記Lが2に該当する場合、前記層(N+L)は、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)もしくは転送制御プロトコル(TCP)に該当する、請求項17に記載の方法。

 

 

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